1950年のメジャーリーグベースボール

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。116.64.57.96 (会話) による 2014年4月7日 (月) 04:46個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (→‎外部リンク)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

以下は、メジャーリーグベースボール(MLB)における1950年のできごとを記す。1950年4月18日に開幕し10月7日に全日程を終えた。ナショナルリーグフィラデルフィア・フィリーズが、アメリカンリーグニューヨーク・ヤンキースが優勝。ワールドシリーズはフィラデルフィア・フィリーズが制した。

できごと

規則の改訂

  • 投手のマウンドの高さが一律15インチと規定された。
  • 首位打者及び長打率1位の資格者の条件が、「所属チームの試合の2/3以上に出場」に変更された。
  • 罰金の裁定はリーグ会長のみの権限となり、審判員が直接罰金の裁定を下すことはなくなった。

最終成績

レギュラーシーズン

アメリカンリーグ

チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
1 ニューヨーク・ヤンキース 98 56 .636 --
2 デトロイト・タイガース 95 59 .617 3.0
3 ボストン・レッドソックス 94 60 .610 4.0
4 クリーブランド・インディアンス 92 62 .597 6.0
5 ワシントン・セネタース 67 87 .435 31.0
6 シカゴ・ホワイトソックス 60 94 .390 38.0
7 セントルイス・ブラウンズ 58 96 .377 40.0
8 フィラデルフィア・アスレチックス 52 102 .338 46.0

ナショナルリーグ

チーム 勝利 敗戦 勝率 G差
1 フィラデルフィア・フィリーズ 91 63 .591 --
2 ブルックリン・ドジャース 89 65 .578 2.0
3 ニューヨーク・ジャイアンツ 86 68 .558 5.0
4 ボストン・ブレーブス 83 71 .539 8.0
5 セントルイス・カージナルス 78 75 .510 12.5
6 シンシナティ・レッズ 66 87 .431 24.5
7 シカゴ・カブス 64 89 .418 26.5
8 ピッツバーグ・パイレーツ 57 96 .373 33.5

オールスターゲーム

  • ナショナルリーグ 4 - 3 アメリカンリーグ

ワールドシリーズ

  • フィリーズ 4 - 0 ヤンキース
10/4 – ヤンキース 1 - 0 フィリーズ
10/5 – ヤンキース 2 - 1 フィリーズ
10/6 – フィリーズ 2 - 3 ヤンキース
10/7 – フィリーズ 2 - 5 ヤンキース

個人タイトル

アメリカンリーグ

打者成績

項目 選手 記録
打率 ビリー・グッドマン (BOS) .354
本塁打 アル・ローゼン (CLE) 37
打点 ウォルト・ドロポ (BOS) 144
バーン・スティーブンス (BOS)
得点 ジョー・ディマジオ (BOS) 131
安打 ジョージ・ケル (DET) 218
盗塁 ドム・ディマジオ (BOS) 15

投手成績

項目 選手 記録
勝利 ボブ・レモン (CLE) 23
敗戦 アレックス・ケルナー (PHA) 20
防御率 アーリー・ウィン (CLE) 3.20
奪三振 ボブ・レモン (CLE) 170
投球回 ボブ・レモン (CLE) 288
セーブ ミッキー・ハリス (WS1) 15

ナショナルリーグ

打者成績

項目 選手 記録
打率 スタン・ミュージアル (STL) .346
本塁打 ラルフ・カイナー (PIT) 47
打点 デル・エニス (PHI) 126
得点 アール・トーギソン (BSN) 120
安打 デューク・スナイダー (BRO) 199
盗塁 サム・ジェスロー (BSN) 35

投手成績

項目 選手 記録
勝利 ウォーレン・スパーン (BSN) 21
敗戦 ボブ・ラッシュ (CHC) 20
防御率 サル・マグリー (NYG) 2.71
奪三振 ウォーレン・スーパン (BSN) 191
投球回 バーン・ビックフォード (BSN) 311⅔
セーブ ジム・コンスタンティー (PHI) 22

表彰

全米野球記者協会(BBWAA)表彰

シーズンMVP

最優秀新人賞

その他表彰

ベーブ・ルース賞

関連項目

外部リンク