魔法少女・オブ・ジ・エンド

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
魔法少女・オブ・ジ・エンド
ジャンル スプラッター
パニックホラー
漫画
作者 佐藤健太郎
出版社 秋田書店
掲載誌 別冊少年チャンピオン
レーベル 少年チャンピオン・コミックス
発表号 2012年7月号 -
巻数 既刊6巻
テンプレート - ノート

魔法少女・オブ・ジ・エンド』(まほうしょうじょ・オブ・ジ・エンド、Magical Girl of the End)は、佐藤健太郎による日本漫画作品。『別冊少年チャンピオン』(秋田書店)にて、2012年7月号(創刊号)から連載中。

魔法少女の出現によって日常が破壊され、魔法少女に殺害された者も魔法少女と化すという展開から、『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』をはじめとするゾンビ映画を下敷きとしていることが窺える。

単行本の巻末には、事件の関係者と思われる何者かの視点からのシーンが描き下ろしで掲載されている。

あらすじ[編集]

どこにでもいる普通の高校生・児上貴衣は、いつものように登校し、昨日と同じ日常を過ごすはずだった。しかし、その日常は一瞬にして血塗れの非日常へと変わった。

撲殺・爆殺・焼殺…突如、学校に乱入してきた魔法少女による虐殺の宴。魔法少女に殺された者もまた魔法少女に変化し、新たな犠牲者を求めて生き残った人間を襲う。貴衣は幼馴染の福本つくね達と共に学校から脱出するが、町は何人もの魔法少女が暴れまわる阿鼻叫喚の地獄と化していた。

理不尽と不条理がまかり通る、魔法少女による暴虐のスプラッター・パニックホラー。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

児上 貴衣(こがみ きい)
本作の主人公。平凡な高校1年生。どこか冷めた性格の少年。幼い頃は父からの家庭内暴力に苦しめられ、それが原因で貴衣が小学3年生の時点で母は自殺。母の死後、窃盗で何度も刑務所に収監された父も獄中で自殺。以後は、母方の祖母の家で暮らし、何も無い普通の日常を望み、トラブルを避けストレスとは無縁でいるよう心がけて過ごしてきた。疎遠になっていたつくねと和解した後、楓からつくねへのいじめの真相を聞くが信じられず、一度は拒絶してしまう。しかしその後、過去に飛ばされた際につくねの秘密を知ってしまい、彼女への想いと葛藤の板挟みになる。
4月2日生まれのおひつじ座。身長168センチメートル。体重49キログラム。O型。東京都出身。趣味はゲーム・バラエティ鑑賞。特技は持久走。好きなものはお笑い番組・映画・ゲーム・カレーライス・スイカ。苦手なものはめんどくさいこと。極度なめんどくさがり屋だが、ここぞという時は行動力が高い。女の子を前にすると少し緊張してしまう。一人でいると割とダラダラ過ごしている。普通より身体能力が高い[1]
福本 つくね(ふくもと つくね)
高校1年生。小柄な少女。貴衣の幼馴染でクラスメイト。その名前から、芥からは「焼鳥」と呼ばれる。昔は貴衣と親しかったが、疎遠になっていた。幼い頃に何故か魔法少女たちにそっくりな絵やぬいぐるみを所持していた。致命傷を受けている状態で、芥から自分がこの惨事の原因であり、自身が死ねば魔法少女の存在をなかったことに出来ると知り、あすかを抑え込んで貴衣に自分を殺すように望む。
「魔法少女が出現しない世界」では、入学式当日に脇見運転していた車によって事故死したことになっているが、後に遺体をある場所の地下(ラボ)に運び出され、母・ことねによってそこで遺体を保管されるが、ことね曰く「つくねの魂は別の場所へ移動している状態」。
6月6日生まれのふたご座。身長148センチメートル。体重43キログラム。A型。東京都出身。趣味はお絵描き・ピアノ。特技は裁縫・手芸・書道。好きなものは小動物・桃・お昼寝・飲み物全般・甘いもの。苦手なものはスポーツ・虫。引っ込み思案で大人しい性格。家事全般は何でもこなせる家庭的な一面もある。絵を描くことが好きで人に絵をプレゼントすることが好き。よく飲み物を飲むので朝起きるとむくんでいることが多い[1]
あすか
物語のキーパーソンと思われる「もう1人のつくね」。二重人格者風でつくねの体から出没し、魔法少女の出現に深く関わっている。また、魔法少女出現以前には誠一・楓・みきを脅してきた。つくねが作り出した人格ではなく、外部から植え付けられた人格である模様。
鞘野 楓(さやの かえで)
高校1年生。ロングヘアでヘアピンをつけている女子。みきと共につくねをいじめていた。実は小学生の頃から貴衣のことが好きで、いつも身に付けてるヘアピンは貴衣からバレンタインのお返しに貰ったもの。
かつてはつくねと仲が良かったが、高校生になった頃、突然豹変したつくね(あすか)に「(自分をいじめないと)殺す」と脅され、その直後から自分やみきの身内に悲惨な事件が頻発したため、仕方なくつくねへのいじめを行うようになった[2]。何らかの特殊な立場にあるらしく、パラサイト・M(マジカル)は取り憑いてしまったことを「寄りにも寄って」と言っている。
7月20日生まれのかに座。身長154センチメートル。体重45キログラム。O型。東京都出身。趣味はカラオケ・音楽鑑賞・お風呂。特技はスノーボード。好きなものはショッピング・洋服・菓子パンシチュー。苦手なものはコーヒー。見た目は今時のギャル風だが、内面は非常に優しい女の子で、幼少期に雑誌のモデルを一度経験したことがある[1]
芥 倫太郎(あくた りんたろう)
警察官。通称「ポリ公」。階級は巡査。好色でタガの外れた性格の持ち主であり、警察官としての本分に反し魔法少女の襲来によって社会秩序が崩壊したことを受け、好き放題しようと考える。巨乳好きらしく、夜華を気に入り「パイパイちゃん」というあだ名で呼び執着する。言動や品格が醜悪であるが、かなり頭の回転は速く行動力もあるため、物語上において重要な役割を果たすことが多い。
偶然にも魔法少女を殺す方法を発見して魔法少女を単身で打倒し、魔法少女のステッキが人間でも使いこなせることに気付く。病院内でパワーアップしたパラサイト・M(マジカル)に体を貫かれた際に魔法少女の粒子が体内に混入したことで、魔法少女と同じ回復力と人間離れした身体能力を一時的に身につける。
ショッピングモールでの初登場時、下半身丸出しで裸の女性の近くにいたが、彼がモールについた時点で死亡していたので何もしていないことが番外編で明かされた。また、モラルなし・性欲丸出しなキャラだが実は童貞
11月11日生まれのさそり座。身長175センチメートル。体重65キログラム。AB型。東京都出身。趣味はDVD鑑賞・ドライブしながら女の子を物色・2ちゃんねる。特技はスポーツ全般・射撃。好きなものは女子高生・巨乳・ラーメン・オムライス・お風呂・トレーニング。苦手なものは家事・ピーマン。性欲過多の変態であるゆえ、女性と会話しているだけで相手に嫌悪感を抱かれてしまう。幼い頃から英才教育を強いられていたために頭はいいが、一癖ある性格に歪んでしまった。日々のトレーニングを欠かさないために身体能力は非常に高い。『一度決めたら曲げない、折れない、立ちっぱなし』がモットー[1]
穴井 美羽(あない みう)
母親とはぐれた小学生の女の子。ショッピングモール内においてパラサイト・M(マジカル)に目を付けられ、体を操られてしまう。貴衣たちが魔法少女を倒したため無事解放され、その後は貴衣らと行動を共にしている。
後に病院内でクロノス・M(マジカル)に遭遇して、20年前に飛ばされてしまう。魔法少女襲撃のトラウマを抱えながら過去の世界を一人彷徨い、20歳の頃に生まれたばかりの自身の姿を見たことで「もう一人の自分を不幸にさせたくない」と誓った後、パラサイト・M(マジカル)とある人物に出会い、魔法少女に関して学ぶ。その8年後、貴衣達と再会を果たす。
病院内での死闘で、圧倒的なパワーでパラサイト・M(マジカル)を倒した倫太郎を「かみたま(神様)」と呼び崇拝し、恋心を抱いてるが、倫太郎本人には煙たがられている[3]。また、倫太郎に振り向いてもらうためにと夜華と同じくらいの巨乳の持ち主となり、性格も以前と打って変わってハイテンションになっているが、言動が痴女のような有り様で、倫太郎に変態扱いされてしまう。パラサイト・M(マジカル)には「みうみう」と呼ばれている。
8月24日生まれのおとめ座。身長160センチメートル。体重52キログラム。スリーサイズB95(G)/W53/H89。B型。神奈川県出身。趣味はヨガ。特技は剣術・サーフィン。好きなものは芥倫太郎・からあげ・海水浴。苦手なものは家事・料理・野菜。倫太郎を崇拝しているため前髪をずっと揃えているが、少し性格が歪んでしまったのは倫太郎の影響。結婚願望が強く、子供は5人希望している[1]

主要人物の家族[編集]

福本 誠一(ふくもと せいいち)
つくねの父親。大学病院に勤める外科医で、神の手と呼ばれるほどの世界的な名医。毒ガスを操る魔法少女によって倒れたつくね・夜華・蓮・美羽を助ける。楓・みき同様、つくねのもうひとつの人格・あすかから脅迫を受け、協力させられていた。
福本 ことね(ふくもと ことね)
つくねの母親。病院に勤めている。
実は自身と娘のつくねは、魔女の血族の一人で、ことね自身は第七世代、つくねは第八世代にあたる。有する能力は治癒力が常人よりも高く、つくね出産後にその能力に目醒めた[4]
真咲 薫(まさき かおる)
ことねの母親で、つくねの母方の祖母。旧姓は明日乃。魔女の血族の一人で、つくねが産まれる前のある日、娘のことねに魔女の血族の事実を伝えた。ことねによると、幼少期から能力が備わっていたらしい[5]
真咲 金弥(まさき きんや)
ことねの父親で、つくねの母方の祖父。

高校の生徒達[編集]

半沢 夜華(はんざわ よるか)
高校2年生。髪をツインテールにした巨乳の少女。気風が良い姉御肌。痴漢撃退用にスタンガンを所持。
中学入学以前は、両親と兄の4人家族だったが、父の浮気が原因で離婚。その後は母と2人暮らしを始めるが、母は仕事であまり家にいなかったために寂しさを紛らわそうと、夜の街を一人出歩き、自身に声をかけてくる男達と遊んできた[6]
逃走中に引力を操る魔法少女の魔法で高所から落ちたため、胃にダメージを受ける。その後はつくねの父の病院で治療を受けるものの、パワーアップして襲撃してきたパラサイト・M(マジカル)に惨殺される。
7月21日生まれのかに座。身長162センチメートル。体重54キログラム。スリーサイズB102(K)/W56/H90。A型。東京都出身。趣味は料理・睡眠・ダンス。特技は歌・家事・バスケ。好きなものは焼肉・食べ歩き・少女漫画。苦手なものは変態・占い・虫。男勝りでボーイッシュな性格だが面倒見が良く乙女な一面もある。バツグンのプロポーションだが本人は少しコンプレックスを抱いており、グラビアのスカウトを何度も受けているも全て断り続けている。一度夜道で変質者に襲われかけスタンガンで撃退するものの警察に注意を受け、口論になったことがある[1]
乾 なつき(いぬい なつき)
高校1年生。貴衣やつくねのクラスメイトの女子。貴衣には当初好意を抱かれていた。エクスプロド・M(マジカル)に襲われそうになった所を貴衣に助けられ、一旦は難を逃れるが、生きていたエクスプロド・M(マジカル)に顔半分を爆破され死亡。
「魔法少女が出現しない世界」で、貴衣に告白する[7]
大月 みき(おおつき みき)
高校1年生。髪をシニヨンにしてまとめている女子。楓の親友。楓と共につくねをいじめていたが、彼女と共につくねのもうひとつの人格・あすかに脅され、仕方なくつくねをいじめていただけだった。芥の銃撃を受け負傷した後、ショッピングモール内に出現したパラサイト・M(マジカル)に殴殺される。
2月23日生まれのうお座。身長157センチメートル。体重45キログラム。B型。千葉県出身。趣味はプリクラ・自撮り・音楽番組鑑賞・カラオケ・ブログ。特技はバレー。好きなものは韓流アイドル・K-POPファミレス 。苦手なものはホラー映画。韓流アイドルにお金をつぎ込もうと考えているのでバイトを掛け持ちしようと考えている。身体はものすごく柔らかい[1]
澤田、玉井(さわだ、たまい)
高校1年生。貴衣の友人達。坊主頭が特徴の男子が澤田、糸目が特徴の男子が玉井。2人共、エクスプロド・M(マジカル)に殺害されてしまう。
吾代(ごだい)
高校3年生。行動力のある熱血漢。彼女がいたが、魔法少女に殺害されている。学校から脱出後、霧の中で魔法少女に殺害される。
河西(かさい)
高校1年生。伸ばした前髪で片目を隠すようにしている、斜に構えた少年。スマートフォンで外部の情報を探っていた。吾代と共に霧の中にいた魔法少女に殺害される。
姫路 弥(ひめじ わたる)
高校1年生。貴衣やつくねのクラスメイトの男子。聾唖者であり、つくねとは手話を通じて親しい関係。逃走中に四足歩行する魔法少女に串刺しにされ死亡したと思われたが、後に生き返っていたことが判明。
実はパペットマスターと深い繋がりを持ち、大惨事の真の黒幕。魔法少女たちにより引き起こされた惨劇をビデオカメラで撮影していた。手で触れたスマートフォンや他人(死体であっても可)の口を通じて健常者と同じように会話をすることが可能。

その他[編集]

久代 蓮(くしろ れん)
就職活動中の大学生。所属は医学部。夜華とは親密な関係になっていたが、打ち抜く魔法少女から身を挺して夜華を守り、絶命。
5月3日生まれのおうし座。身長182センチメートル。体重62キログラム。AB型。北海道出身。趣味は睡眠・ギター・カメラ・廃墟巡り。特技はテコンドー・バスケ・ビリヤード。好きなものはタピオカ・旅行・コーヒー。苦手なものは就職活動・パクチー。非常にマイペースな性格だが、人に合わせることが苦手で、我が道を通してしまう。月に一回は風邪を引く[1]
梅村 ひかる(うめむら ひかる)
貴衣が過去に飛ばされた際に出会った漫画家志望の女性。2002年時点で24歳。
芦屋(あしや)
無精ひげを生やした男性の自衛官。出産直後に妻が亡くなり、一人息子と二人暮らし。夏川に惚れている。過去から帰還した直後に魔法少女たちの襲撃を受けた貴衣たちを救助する。貴衣たちの話を聞いてつくね達がいるはずの病院に向かうが、そこで遭遇した6本腕の魔法少女に殺害される。
夏川(なつかわ)
女性の自衛官。芦屋と行動を共にする。大学病院での戦闘中に芦屋に想いを伝えるが、その直後6本腕の魔法少女に殺害される。
堤(つつみ)
警察官。倫太郎の上司で、「堤パイセン」と呼ばれている。倫太郎の異常な好色ぶりには、つくづく呆れている。よくカップラーメンを食べている。
魔法少女襲撃では、倫太郎と行動を共にしてたが、その途中で蝋を操る魔法少女に拘束され、倫太郎に銃を取られて見捨てられてしまい、円状に打ち抜く魔法少女の攻撃で死亡。
仮面の人[8](仮称)
貴衣達の行動を監視し、仮面で顔を覆い隠す謎の人物。貴衣を「あたしの旦那」と呼び、後述の着ぐるみの少女からは「お姉さま」と呼ばれている。病院内で魔法少女達の襲撃を受ける貴衣を救い、ステッキを託す。
つくねの死による世界の崩壊直前で、着ぐるみの少女と共に裏切り者としてパペットマスターに殺された。その時割れた仮面から壊れたヘアピンは楓が持っているものと似ている。
着ぐるみの少女(仮称)
仮面の人と行動を共にする小柄な少女。世界の崩壊直前で、仮面の人と共にパペットマスターに殺された。
殿ヶ谷 悠二(とのがや ゆうじ)
仮面の人と協力関係にある中年の男性。

魔法少女[編集]

魔女の血族[編集]

かつてある人間が悪魔と契りを交わしたことによって産まれた子供が不思議な力を持ち、周囲の人々はその少女を“魔女”と呼んで気味悪がり、時代(とき)の権力者によって魔女は処刑の対象となり、魔女狩りが行われ、魔女達は逃亡。魔女と疑わしき者達は次々迫害され、虐殺されていくが、一人の魔女がある男と出会って恋に落ち、二人は結ばれ、子供が産まれるものの、その子供も魔女の血が流れているゆえ、魔女の力が備わり、魔女と人間の子であることから、その二人はその子供を“魔法少女”と呼ぶ。 そうして、魔法少女と人間の間に産まれる子供は必ず女の子、そして魔法少女として産まれ、子孫を繁栄し、代々魔女の血族が次の世代へと繁栄していった。ただし同じ血族でも能力の種類はそれぞれ異なり、同じ血が流れる者といえど、能力の発生期には個人差がある。 現在現存している血族の家系は“13”存在し、ことねの血族は第七世代、娘のつくねはその次の第八世代だが、敵のある目的によって、第九世代の魔法少女の10子が行方を眩ましている。

亜種魔法少女[編集]

通称「オルタナティブ・マジカル」 遥か上空から開いた時空通路(ワームホール)から、突如として出現した不思議な力を使う謎の少女たち。それぞれが個性的な魔法を使い、必ず「まじかるー」と発言する(言い方は魔法少女によって異なる)。様々な手段で多くの人間を虐殺するが、その目的は不明。芥の尋問により、20年後の未来から来たこと、その創生に未来のつくねの体が関わっていることが明かされた。 その正体は魔法少女の血で生成され、破壊と殺戮を目的として作られた未来兵器。「魔法少女が出現しない世界」では、美羽とある人物によって、新たに作られた亜種魔法少女たちは貴衣たちの仲間として動いている。

魔法はそれぞれが手に持つステッキにより行われており、そのほとんどが直接的・間接的に致命傷を与える能力を持つ。ステッキを所持している間はどれだけダメージを負っても再生してしまうが、ステッキを壊されると粉々になって死亡する。

まじかるゾンビ[編集]

魔法少女に殺害され、黒いドレスを着飾った魔法少女として蘇った者達(ただし、まじかるゾンビと化す者は“魔法で殺された”者だけで、パラサイト・M(マジカル)の格闘術による攻撃や、魔法少女の攻撃で頭部や上半身を失った一部の者[9]は例外)。オリジナルの魔法少女同様、「まじかるー」と発言する。驚異的な身体能力で生存者を惨殺していくが、オリジナルの魔法少女とは違ってステッキが無いので魔法は使えず、再生能力も持っていないため、頭などに致命的な物理攻撃を加えれば倒せる。

なお、本編では「まじかるゾンビ」の表記は出てこないが、単行本で紹介されている。

その他の関連用語[編集]

魔法少女・オブ・ジ・エンド計画
パラサイト・M(マジカル)が語った魔法少女達が動く計画[10]。「ハッピーエンドを迎える」ことが目的だが、その内容は一切不明。
魔法少女が出現しない世界
「つくねの死によって魔法少女が生み出されなかった世界」、「魔法少女襲来の事実が消失した世界」。一種のパラレルワールド。作中で魔法少女襲来が起きたのは5月20日だが、「魔法少女が出現しない世界」では5月23日が過ぎている。その時の惨事で命を落とした者はその時の記憶を失っているが、貴衣や楓、倫太郎、誠一などといった一部の者達はその時の惨事を覚えており、記憶と共に所持していた物まで、この世界に反映された。

作中に登場した亜種魔法少女[編集]

  • エクスプロド・M(マジカル) - 単行本の第1巻表紙に描かれた、爆発を操る魔法少女。掠れた吹き出しと文字で「まじかるー」と喋る。ステッキは傘の柄にダイナマイトのようなものが付き、そしてその先に黒い球体が付いたデザイン。杖が触れた物を爆発させる。物語序盤で倒されたが「死んだ魔法少女を生き返らせる6本腕の魔法少女」の力により再び貴衣達の前に姿を現し、パワーアップを施された後には杖で直接触れなくとも対象を爆発できるようになっていた。
  • 火炎を吐く犬を操る魔法少女 - 「まじかるウウウウ」と叫ぶ。最初の「う」が平仮名であったり「ウ」の数が上下したりしている。ステッキはリールに繋がれた犬のようなデザイン。
  • 霧の中に潜み、かまいたちで攻撃する魔法少女 - 黒いフキダシに「まじかるー♪」と喋る。ステッキは不明。貴衣達が校舎を脱出した後遭遇した霧の中に潜んでいた。貴衣達と共に校舎を脱出した吾代と河西を霧の中で首から上を切断して殺害した。
  • 引力を操る魔法少女 - 単行本第3巻の表紙に描かれた魔法少女。丸っこい文字で「まじかるー♥」と喋る。ステッキは棒の先にハート型の物が付いたデザイン。強力な引力で生存者をビルの屋上まで引き寄せ、能力を解除して転落死させていた。倫太郎を引き寄せて殺害を試みたが、反撃されステッキを奪われてしまった。
  • 斥力を操る魔法少女 - 単行本第3巻の表紙に描かれた魔法少女。 丸っこい文字で「まじかるー(下向きの)♥」と喋る。ステッキは棒の先に下を向いたハート型の物が付いたデザイン。衣装にあしらわれているハートも杖同様、引力を操る魔法少女と逆向きになっている。倫太郎が「引力を操る魔法少女」からステッキを奪った後に、彼女の力で遥か彼方へ飛ばされてしまう。
  • パラサイト・M(マジカル) - 単行本の第2巻表紙に描かれた、人体に寄生して支配する魔法少女。世界再構築後の通称は「ハナちゃん[11]。ステッキはメカニカルな形状。後述の能力により間接的に脳を有するので、他の魔法少女と違って人語による意思疎通能力を有する。人間の脳に寄生して身体能力を限界まで引き出し、それを駆使した格闘術で攻撃してくる[12]。本体は虫のように小型で、主に人間の口から侵入する(前述の疎通能力や知能は寄生しないと発揮できない)。初めは楓に寄生していたが、彼女は何らかの理由で寄生してはいけない対象だったらしくショッピングモールに侵入した後は楓から美羽に移動し、モール内の生存者を虐殺した。一度は貴衣たちに倒されたが「死んだ魔法少女を生き返らせる6本腕の魔法少女」の力により復活し、寄生した人間の力を限界以上に引き出すパワーアップも施される。病院内で夜華を殺害、それに激昂した倫太郎も殺害する[13]が、その際に魔法少女の粒子が混入して復活した倫太郎に敗れ、拷問を受ける羽目になったが、世界崩壊直前にある人物に助けられ、その者に対する恩義から「魔法少女が出現しない世界」では美羽と行動を共にし、パペットマスターの襲撃を受ける貴衣達を救った[14]
  • パペットマスター - 単行本の第5巻表紙に描かれた魔法少女。殿ヶ谷には「お面の者」と呼ばれている。魔法少女のあらゆる姿と能力を利用できる力を持つ。また、パラサイト・M(マジカル)同様、人語による意思疎通能力を有する。姫路の配下にあたる魔法少女で、彼と行動することも少なくない。
  • クロノス・M(マジカル) - 光線で当たったものを過去に飛ばす魔法少女。貴衣たち4人を10年前の過去へ飛ばした。本来とは別の目的を持って作られた特殊な魔法少女で、破壊されると過去に飛ばされた人間は現代に戻る。ステッキは星のついた大型光線銃。「死んだ魔法少女を生き返らせる6本腕の魔法少女」の力により再び貴衣達の前に姿を現した。ゆえにパワーアップを施されたことで能力も強化され、10年上乗せになっていたため、病院内で遭遇した美羽を20年前に飛ばした[15]
  • 一瞬にして足を切断する魔法少女[16] - 「まじかるーっ」と喋る。魔法少女を中心に円が広がりその中に入った人の足を切断している。ステッキは傘。
  • 毒ガスを操る魔法少女 - 「まじかるーw」と笑う。ステッキはタンクにホースが付き、その先にいくつかの突起が付いたハートがあり、そこに射出口と思われる物が2つ付いたデザイン。
  • 巨大化する魔法少女 - 下向きの文字で「まじかるー。」と喋る。ステッキはペンを縮めたようなデザイン。声で攻撃することもでき、叫んで貴衣たちが潜んでいたショッピングモールを破壊している。自衛隊が戦闘ヘリで攻撃を仕掛けたが撃墜された。
  • 人体をバラバラにして、それぞれのパーツをでたらめに付け替える魔法少女[16] - 「まじかる〜」と喋る。ステッキは手元が根っこのようになっていて、先は5股に分かれそれぞれに黒い点が3つ付いているデザイン。
  • 人体の皮を一瞬にして剥ぎ取る魔法少女 - ドットの様な吹き出しと文字で「まじかるー↑」と喋る。ステッキは銃のようなデザイン。
  • 光線に触れたものを消滅させる魔法少女 - おしゃれな雰囲気で「まじかるー?」と喋る。ステッキは細長い円錐のようなデザイン。きらきらという効果音と共に光線のような物を出し、触れた人の上半身を消滅させている。
  • 光弾を放つ魔法少女 - 杖の先端から街をひとつ破壊するほどの巨大な光弾を放つ。掠れた吹き出しとおしゃれな文字で「まじかるー☆」と喋る。ステッキは茨のついたデザイン。
  • 死んだ魔法少女を生き返らせる魔法少女 - 単行本の第4巻表紙に描かれた魔法少女。掠れたフキダシと小さな文字で「まじかるー」と喋る。6本の腕を持ち、4つのステッキから魔法少女を召喚する。飛来する銃弾をステッキで弾き無効化するなど物理的な戦闘能力も高い。ステッキから放たれる光線を魔法少女に浴びせることで、以前よりパワーアップさせることも可能[17]
  • 攻撃を受けるとそのままそっくり相手に返す魔法少女-「死んだ魔法少女を生き返らせる6本腕の魔法少女」により、病院に出現した魔法少女の一体。フキダシを4つ使って「まじかるー」と喋る。ステッキはリモコンのようなデザイン。
  • 一瞬にして無数の棘を発生させ串刺しにする魔法少女 - 吹き出しの中一杯に「まじかる」と連呼する。ステッキはタンポポのようなデザインで腰の辺りに付いている。四つん這いで移動する。
  • 床に異次元空間を作り出し、入った人間を骨だけにする魔法少女 - 最後の「るー」を長く伸ばして「まじかるー」と喋る。杖ステッキは扇子のようなデザイン。
  • 吸い込んで殺害する魔法少女 - 「魔慈華流ー」と喋る。ステッキは筒状で、口の中にある。
  • 溶解液を操る魔法少女 [16] - 「ま・じ・か・るー」と喋る。ステッキは先端がラッパ状になっているデザイン。
  • 人体を切り取る魔法少女 [16] - 「まじかるー#」と喋る。ステッキはハサミのようなデザイン。
  • 一瞬にして壁や人体を打ち抜く魔法少女 - 「ま…じ…か…る…」と喋る。ステッキは先端が動物のようになっているデザイン。
  • 植物を操る魔法少女 - 何重にも書かれたフキダシと丸い文字で「マジカルー」と喋る。ステッキは右肩の上にあるぬいぐるみらしきもので、口から巨大な植物を召喚する。
  • 一瞬にして顔や人体を打ち抜く魔法少女[18] - ステッキを向けた先のものを一瞬で円状に打ち抜く。太い文字で「まじかるぅー」と喋る。ステッキはクラッカー。
  • 特殊な蝋で相手を拘束する魔法少女 [18] - サンタクロースのような姿で、「まじかる…………」と喋る。ステッキは蝋燭。

単行本[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ a b c d e f g h 単行本6巻末に記載された、登場人物のプロフィールより。
  2. ^ そのように脅してきた理由を「貴衣の気を引くため」と推測している。
  3. ^ 倫太郎曰く、「BBA(ババア)に興味ねぇから」とのこと。
  4. ^ 但しつくね自身は未だ能力に目覚めていないため、詳細は不明。
  5. ^ ことね自身は母から教えられるまで、自身の血族については知らなかった。
  6. ^ 但し「変なことは一切していない」と語る。
  7. ^ 貴衣が世界再構築から復帰した直後の出来事のため、経緯不明。
  8. ^ 単行本の登場人物紹介では、「黒服の仮面」と紹介されている。
  9. ^ 作中で魔法少女に殺害されても、まじかるゾンビ化しなかった者は夜華、みき、吾代、河西の4人。また、貴衣たちの通う高校の教師のゲジ先(本名不明)は、エクスプロド・M(マジカル)最初の被害者だが、頭部を半分爆破されたことで、まじかるゾンビと化すことはなかった。
  10. ^ 倫太郎は魔法少女襲撃を「まじかるパニック 」と呼んでいる。
  11. ^ 名付け親は美羽で、主に彼女が多用するが倫太郎には「ムチ子」と呼ばれる。
  12. ^ ただし殺害しても、“魔法で殺された”ということにはならないため、殺された人間はまじかるゾンビにならない。
  13. ^ 美羽は以前ショッピングモールで身体を貸してくれたよしみとして、見逃している。
  14. ^ だが本人は「美羽のため」に戦っていると語り、過去の一件から倫太郎に対しては未だに強い憎悪を抱いているため、彼を嫌っている。
  15. ^ その直後の世界崩壊によって、戻るべき世界が消失したため、美羽はそのまま過去の時間軸で生きるしかなくなった。
  16. ^ a b c d 読者投稿から採用された魔法少女。
  17. ^ この能力でパワーアップした魔法少女は個々に違いがあるが、黒いフキダシで「まじかるー」と喋る。
  18. ^ a b 特別読みきりで登場した魔法少女。