機動戦士ガンダム00シリーズの登場兵器

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機動戦士ガンダム00 > 機動戦士ガンダム00シリーズの登場兵器

機動戦士ガンダム00シリーズの登場兵器(きどうせんしガンダムダブルオーシリーズのとうじょうへいき)では、日本のテレビアニメ機動戦士ガンダム00』およびアニメーション映画劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』、関連メディアミックス作品『機動戦士ガンダム00外伝』など、世界設定を共有する一連の作品に登場するモビルスーツ (以下MS) やモビルアーマー (以下MA)、艦船などの架空の兵器について解説する。

当記事では、各作品を以下のような略称で表記する。

機体の登場作品名は原則として1機ごと、あるいは系列ごとの解説文冒頭に記しているが、おもに本編で登場する機体、特に『1st』から登場する機体に関してはこの限りではない。

ソレスタルビーイング[編集]

ガンダム[編集]

本作におけるガンダムとは、私設武装組織「ソレスタルビーイング」(以下CB)が「武力による戦争根絶」という目的を達成するための手段として開発したMSの総称である。「GNドライヴ」、通称「太陽炉」と呼ばれる半永久機関を搭載していることが最大の特徴である。

太陽炉は起動開始から常に「GN粒子」と呼ばれる特殊粒子を生成し、機体の稼動エネルギーのほかに、高濃度圧縮した粒子による強力なビーム兵器、飛行用の推進剤(GNバーニア)などさまざまな用途に利用される。また、GN粒子には見かけ上の重量を増減させる重力制御に似た作用があり、これを利用して機体の重心を各部に偏向・分散させることで、既存のMSにはない高い運動性を与えている。また、装甲表面にGN粒子の防護幕を形成したり、高圧縮してバリアのように固定する「GNフィールド」を展開することで高い防御力を得ることができる。さらに、空間に放出されたGN粒子は既存のレーダーシステムや通信機器の使用を不可能にする。これにより、ガンダムは既存の兵器に対して圧倒的な優位に立つことが可能となっている。

恒久的なエネルギーをもたらす太陽炉だが、時間単位で生成できる粒子量には限度があり、これを上回るペースで粒子を消費していけば、新たに粒子が生成されるまで一時的にエネルギー切れとなる弱点を持つ。これを軽減するべく、生成された粒子を一時的に貯蔵するために開発された機器が「GNコンデンサー」である。コンデンサーは主に胸部中央や肘、膝などの関節部に搭載されるほか、武装自体に内蔵された物もある。大抵の物は半球状のレンズのような形状を持つ。太陽炉の代替の主機関として搭載される大型品もあり、こちらは「GN粒子貯蔵タンク」とも呼ばれる。タンクでは自力での粒子生成はできないため、活動時間や各種機能・装備の使用には大きな制約が課せられる。

物語開始時点で、オリジナルの太陽炉は5基しか存在しないとされる[1]。 再生産も事実上不可能なオーバーテクノロジーの結晶であり、万一他国の手に渡った場合、軍事的均衡が崩れ、世界に更なる混乱をもたらす恐れがある。このため、ガンダムには外部への技術漏洩を防止するために、機体を秘匿する際に用いる光学迷彩「GNステルス[注 1][2]やコックピット内の生体認証システムなど、さまざまなセキュリティが講じられている。また、戦闘による損傷で飛散した部品からデータを解析されないよう、装甲などには既存のMSも使用している素材を使用するなど、可能な限り既存技術によって構成されている。

メカニックデザインは複数のデザイナーによって手がけられ、0ガンダムは長年ガンダムを描いてきた大河原邦男。第2世代以降のガンダムのうち、アストレアからダブルオークアンタまでの4機とその支援機、母艦プトレマイオスは海老川兼武。その他のガンダムと支援機は柳瀬敬之。スローネ系列とその母艦は鷲尾直広がそれぞれ担当した[3]

第1世代ガンダム[編集]

GN-000 0ガンダム(オーガンダム)
諸元
0ガンダム
0 GUNDAM
型式番号 GN-000
頭頂高 18.0m
重量 53.4t
動力源 GNドライヴ
GN粒子貯蔵タンク(実戦配備型)
武装 ビームガン
ビームサーベル
ガンダムシールド
搭乗者 リボンズ・アルマーク
ラッセ・アイオン(実戦配備型)
フルアーマー0ガンダム
FULL ARMOR 0 GUNDAM
型式番号 GN-000FA
重量 84.9t
武装 2連装ビームガン
ビームサーベル
ガンダムバルカン
ビームバズーカ
最初に開発されたガンダムであり、のちに開発されるすべての太陽炉搭載型MSの原型となった機体。後継機に比べ技術的に未成熟な部分があり、太陽炉の周辺機器やコーン型スラスターが大型となっている。それでも、GN粒子による慣性制御を取り入れた高い機動性と運動性、旧来兵器を上回る攻撃力を持つビーム兵器の搭載など、この時点でガンダムとしての基本的な能力はほぼ備わっている。本機の武装はGN粒子系兵器の試作型であるため、各武装の名称には後継機に見られる「GN」の文字が冠されていない。
テストパイロットは、ガンダムマイスター候補として生み出されたマイスタータイプのイノベイド(人造人間)の1人で、のちにイノベイター[注 2]と称してCBと敵対するリボンズ・アルマークが務め、性能実験のために度々搭乗。第2、第3世代機の開発時はその演習パートナーやアグレッサーを務め、運用データの収集に貢献した。
第3世代機による武力介入開始後は支援組織「フェレシュテ」に一時保管され、太陽炉はフェレシュテ管理下の各第2世代機に使い回された。国連軍との決戦後はCBの実行部隊に戻され、その太陽炉は開発中であった第4世代機ダブルオーの左肩に搭載された。
デザインモチーフは『機動戦士ガンダム』に登場するRX-78-2 ガンダム(ファーストガンダム)。
  • ビームガン - 圧縮されたGN粒子を発射する携行式ビーム砲。後継機が装備するビーム兵器と違いGNコンデンサーを内蔵していないが、その分軽量で取り回しに優れる。
  • ビームサーベル - 柄の形をした発振器から、GN粒子の刀身を形成する接近戦用武装。他国のMSが装備する実体剣武装を上回る攻撃力を持つが、磁場や大気などの外的影響によって本来の性能を発揮できない場合がある。本機は背部に1基のみを装備するが、後継機では予備を含めて2基以上の装備が一般的となった。
  • ガンダムシールド - 強靭なEカーボン製の防御装備。表面にGNフィールドを展開することで、完全防御の盾としている。試作型であるため、後継機が装備するGNシールドに比べフィールド発生器が大型で、やや取り回しに難がある。
  • GNフェザー - 背部スラスターから放出した大量のGN粒子を巨大な光の翼のように展開し、機体の防御や姿勢制御、電波撹乱、敵への威嚇などに使用する。しかし得られる効果に対して粒子消費量が大きいという欠点を持つため、1ガンダム以外の後継機には採用されなかった。
GN-000 0ガンダム(実戦配備型)
『2nd』に登場。イノベイター勢力との最終決戦直前に、改修を施された上で予備戦力としてプトレマイオス2に配備された。太陽炉の代わりにGN粒子貯蔵タンクを搭載し、機体色も従来のグレー基調からトリコロールに変更されている。武装に変更はない。
イノベイター勢力の本拠地「ソレスタルビーイング号」への突入後、予備マイスターのラッセ・アイオンが搭乗してプトレマイオス2の防衛を行ったが、貯蔵粒子が尽きたため機体はそのまま放棄。その後、リボンズによって発見されダブルオーライザーの左肩から奪取した太陽炉を搭載されて再稼動し[注 3]、刹那のエクシアRIIと最後の戦いを繰り広げた。激しい格闘戦の末GNソード改で胴体を貫かれ機体は爆散。太陽炉も破壊された。
GN-000FA フルアーマー0ガンダム
『00V』に登場。CBのサポート組織フェレシュテに所属するシェリリン・ハイドによって設計された装備。フェレシュテによって管理されていた0ガンダムは、第2世代機と同じく実戦運用が想定されていたため、専用装備の開発も並行して行われていた。全身の追加装甲には、第2世代機プルトーネからの流用技術である「GN複合装甲」を採用している。これは複層装甲の合間にGNフィールドを展開するというシステムで、開放式のフィールドに比べ防御力は劣るが、粒子制御が容易で信頼性に優れる。また、GN粒子の慣性制御効果によって追加された装備の重量を相殺することで、機動性の低下を最小限に抑えている。火力面も増強され、頭部にガンダムバルカン2門、右前腕装甲に固定式2連装ビームガン、背部に太陽炉直結の固定式ビームバズーカが装備されている。
最終決戦を前に0ガンダムとともに本装備もCBに引き渡されたが、GN粒子貯蔵タンクを搭載しての出撃となったため粒子消費の激しいこの装備の使用は見送られた。
デザインモチーフはFA-78-1 フルアーマーガンダム

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第2世代ガンダム[編集]

『00P』『00F』『00I』に登場。第3世代機開発のための実働データ収集を目的に開発された実験機。各機体がタロットカードにちなんだ名称と機能を持っている[4]。 背中のメインスラスターに三つの粒子噴射口を持つスリースラスター型を採用。この構造は第1世代機より向上した推力を発揮し、太陽炉の換装が容易となっている。しかし太陽炉本体への負担が大きく、安定制御が困難という欠点が判明した。テスト終了後は0ガンダムと共にフェレシュテに配備され、プルトーネ以外の3機はより実戦に適したTYPE-F(タイプ・エフ)仕様に改修された。 『1st』終了後にイノベイター勢力がこの代2世代の4機すべてを(内プルトーネを除く3機はTYPE-F仕様で)複製。擬似太陽炉を搭載しカラーリングが黒を基調に変更されている。 フォン・スパークとの戦闘で全機が撃破されたが、その後彼に回収・修復されている。

GNY-001 ガンダムアストレア
諸元
ガンダムアストレア
GUNDAM ASTRAEA
型式番号 GNY-001
頭頂高 18.3m
重量 57.2t
動力源 GNドライヴ
武装 GNビームライフル
GNビームサーベル×2
プロトGNソード
プロトGNランチャー
プロトGNブレイド×2
GNシールド
搭乗者 ルイード・レゾナンス
第2世代ガンダム1号機。機体名は「正義」のカードに描かれる「正義の女神(アストレア)」に由来する[5]。0ガンダムの汎用性を強く受け継いだ機体で、フレームを複雑化することで人間と同様の可動範囲が実現されている。また他のガンダムよりも機体外部に多くのコードが展開されているため、機体制御をしやすい。
共通のフレーム構造を持つ後継機のエクシアとは高い互換性を持ち、専用武装である「セブンソード」の運用試験も本機で行われている。
  • GNビームライフル - GNコンデンサーが内蔵されたことで0ガンダムのビームガンよりも大きさと威力が増している。また銃身後部を前腕中央の粒子供給コネクターに接続する方式が初めて採用され、以降の機体にも継承されることとなる。
  • GNビームサーベル - 腰背部に2基を装備。
  • GNシールド - GNビームライフルと同じく、前腕のコネクターに接続して使用。
  • プロトGNソード - 前腕に装備される折り畳み式の実体剣。刀身をGNフィールドで覆うことで高い切断力を発揮する。粒子の相互干渉により、同じ原理を持つビームサーベルやユニオン・AEU製MSが装備するプラズマソードと「斬り結ぶ」ことも可能。純粋なエネルギーの塊であるそれらの武装と異なり、粒子の定着に「芯」を用いるため安定化が容易で信頼性に優れている。本来は射撃用のビームライフルとしての機能も付加される予定だったが、これは後継機のエクシアが装備するGNソードに持ち越されることとなる。
  • プロトGNランチャー - 高濃度圧縮したGN粒子を撃ち出す大型火器。肩のクラビカルアンテナを外して太陽炉に直結する構造のため粒子制御能力が低下し、出力が不安定。さらにそれによって銃身の隙間から粒子が漏れるという欠点を持つ。太陽炉には2基まで直結できるため、同時使用(ダブルランチャーモード)することも可能。後の第3世代機ヴァーチェのGNバズーカの原型となる。後にGNコンデンサーの改良によって太陽炉に直結せずとも使用できるようになったため、太陽炉直結分2基と両手持ち2基の計4基(クアッドキャノン)での射撃実験も行われた。この実験によって同時に撃ち出された粒子が一つに収束して高威力のビームとなる現象が確認され、後の武装開発(特にセラヴィーのGNキャノン)に大きく役立つこととなった。
GNY-001B ガンダムアストレアTYPE-B(アストレア改)
背部スラスターを改良型のコーン型に換装した「試験型」[6]。スラスター自体のテストは良好だったが、機体自体のバランスが崩れたため、元のスリースラスター型に戻された。
GNY-001F ガンダムアストレアTYPE-F
『00F』に登場。第3世代機の技術を用いた改良が行われているほか、機体色がトリコロールから深紅へと変更されている。第3世代機以外のガンダムの存在を隠すため、仮面型センサーマスクを装着して特徴的なツインアイを隠している。
GNY-001F2 ガンダムアストレアTYPE-F2(TYPE-F改)
『00F』2ndに登場。完成から15年以上を経て老朽化した部分を、フェレシュテが回収したエクシアの予備パーツに交換した姿。頭部アンテナの改良やGNコンデンサーの交換、腰部など一部装甲形状の変更といった改修が施され、全体的な性能が向上している。頭部の仮面はフォンの嗜好で取り外されることが多い。
フェレシュテがCBに合流し、第4世代ガンダムの運用が開始された後は、太陽炉に代わってGN粒子貯蔵タンクを搭載して運用されている。
  • GNリフレクション - シェリリンの手により追加された防御機能。トランザムによる粒子開放時に機体周辺の粒子をコントロールする機能で、敵からのビーム攻撃を曲げることができる。しかし、使用タイミングの見極めが困難な上に機体への直撃を回避することが限界で、ある程度のダメージは免れない。
GNY-001FB ガンダムアストレアTYPE-Fブラック(ブラックアストレア)
『00F』に登場。月面にあるヴェーダを狙うフォンを迎撃するために出撃したが、トランザムを起動したアストレアTYPE-F改によって一撃で撃破された。戦闘後、フォンによって回収された。
GNY-001F ガンダムアストレアTYPE-F フォン・スパーク専用機
『00I』に登場。フォンが回収し、修復したブラックアストレアを自分専用に改修した機体。カラーリングがオリジナルと同じ深紅に戻されており、同じく頭部に仮面型センサーマスクを装備している。さらにフォンは各地に存在するCBに関係した施設からさまざまな武装を手に入れており、また地球連邦軍の機体からも奪った武装を本機に取り付けた「重武装タイプ」で出撃することが多い。擬似太陽炉搭載機であるため活動時間の制限があり、トランザムは使用不可となっている。
  • GNハンマー - ハナヨの頼みによりシェリリンがアストレア用に開発した新武装。モーニングスターのような形状の質量兵器で、ワイヤーでつながれた金属球を敵機に投げ放って叩きつける。金属球内部にはGNコンデンサーが内蔵されており、目標に到達する瞬間にGN粒子の重量増減効果で金属球の慣性重量を増大させることで破壊力を高める。先端のスパイク部分はGNソードIIIやGNカタールと同じ新素材が使用されており[注 4]、このスパイクから粒子を放出することも可能。テストをアストレアTYPE-F改で行った後でフォンの下へと届けられた。ちなみにフォンはこの武装を「敵に屈辱を与える」という理由で高い頻度で使用している。
  • GNビームピストル、GNハンドミサイルユニット、NGNバズーカ - ビームピストルはデュナメス、ハンドミサイルユニットはキュリオス、バズーカは地球連邦軍のジンクス、アヘッドの装備をそれぞれ流用している。
GNY-001F/hs-A01D ガンダム アヴァランチアストレアTYPE-Fダッシュ
『00P SE』『00I』に登場。ガンダムアストレアTYPE-Fのフォン専用機にエクシアのアヴァランチダッシュユニットを装着した姿で、機体カラーに合わせユニットも深紅に再塗装されている。背部のオプションアームや腰部GNバーニアなどの接合部の形状が異なるため一部装着不可能なパーツも存在するが、GNコンデンサーの性能向上により機動性の強化・限界稼働時間の延長など、総合性能は向上している。
  • GNソード - カラーリング以外はエクシアと同一の装備。プロトGNソードでは腕部追加ユニットと接続部が干渉するため、本装備が選択された。
  • GNビームサーベル - 両肩ユニットに2基を装備。エクシアと違いGNビームダガーは装備されない。
GNY-002 ガンダムサダルスード
諸元
ガンダムサダルスード
GUNDAM SADALSUUD
型式番号 GNY-002
頭頂高 18.2m
重量 49.9t
動力源 GNドライヴ
武装 リボルバーバズーカ
GNビームサーベル×2
大型センサーシールド
第2世代ガンダム2号機。機体名は「」のカードに描かれた水を汲む女神に由来する[5]。サダルスードとはみずがめ座β星の名。索敵・情報戦に特化したMSで、全身各所に高精度Eセンサーを設置している。あらゆる状況下におけるセンサーの動作試験を目的としているため直接的な戦闘力は非常に低く、装甲はセンサーが正常に機能しうる最低限の厚さしか施されていない。唯一有効な防御力を発揮するのは左肩の大型センサーシールドのみ。武装は6連の回転式弾倉を持つリボルバーバズーカと、腰のGNバーニア両側面にマウントされたGNビームサーベル。バズーカの弾頭は複数の種類が用意されており、異なる弾頭を混在して装填することもできる。この機体のテストで得られたデータは、第3世代機デュナメスの照準システムにフィードバックされることとなった。
GNY-002F ガンダムサダルスードTYPE-F
『00F』に登場。大型センサーシールドが右肩にも装備され、防御力が強化されている。センサーシールドはスラスターとしても機能する。アストレアTYPE-Fと同じく、任務の際は複眼型センサーマスクを装着する。CB壊滅後はフェレシュテによって更なる改修が加えられ、局所的ながらGNフィールドの展開機能が追加された。パイロットの技量次第では、敵の攻撃タイミングに合わせ展開位置を移動させることで、全面展開時とほぼ同等の効果を得ることができる。回収したデュナメスのGNスナイパーライフルも使用する。ヒクサー・フェルミによって一時奪取されたが、ヒクサー自身がフェレシュテ所属となり機体も戻っている。
GNY-002FB ガンダムサダルスードTYPE-Fブラック(ブラックサダルスード)
『00F』に登場。ブラックアストレアと同じくフォンに破壊された後に回収された。
GNY-002F ガンダムサダルスードTYPE-F フォン・スパーク専用機
『00I』に登場。フォンが回収し、修復したブラックサダルスードを自分専用に改修した機体。カラーリングがオリジナル仕様に戻されている。エウクレイデスに保管されていたが、ビサイドとの戦いでラジエルを失ったヒクサーに貸与され再戦を挑むものの、リジェネの能力で太陽炉を強制停止させられ、1.5ガンダムのアルヴァアロンキャノンの直撃を受けて爆散した(ただしハロによる自動操縦であり、ヒクサーはその隙を突いてビサイドを倒すことに成功した)。
GNY-003 ガンダムアブルホール
諸元
ガンダムアブルホール
GUNDAM ABULHOOL
型式番号 GNY-003
頭頂高 16.0m
重量 39.3t
動力源 GNドライヴ
武装 GNバルカン
GNビームサーベル×2
GNミサイルポッド
テールユニット
第2世代ガンダム3号機[注 5]。機体名は「戦車」のカードに描かれたスフィンクスのアラビア語エジプト方言での呼び名。ユニオン、AEUの航空可変MSへの対抗兵器として開発された可変MSで、GN粒子を推進剤とするGNバーニアと従来の水素プラズマジェットの二つの機関を任意に切り替えて飛行することができる。GN粒子の効果により円滑な空中変形が可能だが、可変システム自体が未熟だったためMS形態は航空機にそのまま頭部と脚を生やしたような奇妙な姿となる。腰アーマーには作業アームが内蔵されているが、通常のMSの腕よりも貧弱で格闘戦などには向かない。ただし脚部は姿勢制御用のAMBAC作動肢として機能するため、充分な運動性を発揮する。通常見られる頭部はダミーであり、機首内に本来のガンダムヘッドが隠されている。
  • GNバルカン - 機首のガンダムヘッドに固定装備された小型ビーム砲。威力と射程距離では通常のビームライフルにはおよばないが、連射性能が高くミサイルなどの迎撃や威嚇・牽制に有効である。以降に開発される機体にも、同様の目的で装備される場合が多い。
  • GNビームサーベル - 作業アーム内に内蔵しているが本機の特性上予備といった感が強い。
  • GNミサイルポッド - 主翼に懸架されるオプション火器。圧縮されたGN粒子を推進剤と炸薬に利用する特殊ミサイルを射出し、着弾した目標の内部に粒子を送り込んで破壊する。ほかのガンダムや他勢力の擬似太陽炉搭載機の多くにも同原理の火器が装備されている。
  • テールユニット - 巡航形態時の後部に追加装備される武装コンテナユニット。対空用GNミサイルや対地用爆雷など任務に応じた複数の種類が存在し、使用後にデッドウェイトとなるユニットは速やかに切り離される。切り離し後の情報流出を防ぐためユニットそのものは一般的な技術のみで作られている。キュリオス以降の直系の可変機やほかのガンダムにも装着可能。
GNY-003F ガンダムアブルホールTYPE-F
『00F』に登場。機体色を白から視認性の低い黒に変更。その異様からガンダムと認識されづらいため、比較的外界への露出が多い任務に重宝される。アストレアTYPE-Fの次にフォンがよく搭乗した機体でもある。
GNY-003FB ガンダムアブルホールTYPE-Fブラック(ブラックアブルホール)
『00F』に登場。ブラックアストレアと同じくフォンに破壊された後に回収された。
GNY-003F ガンダムアブルホールTYPE-F フォン・スパーク専用機
『00I』に登場。フォンが回収し、修復したブラックアブルホールを自分専用に改修した機体。カラーリングがオリジナル仕様に戻されている。
GNY-004 ガンダムプルトーネ
諸元
ガンダムプルトーネ
GUNDAM PLUTONE
型式番号 GNY-004
頭頂高 18.4m
重量 60.9t
動力源 GNドライヴ
武装 GNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNシールド
搭乗者 シャル・アクスティカ
フォン・スパーク
第2世代ガンダム4号機。機体名は「審判」のカードに西洋占星術上で結びつけられる冥王星に由来する[5]。GNフィールドの制御テストを目的に製造されたが、当時の技術レベルではGN粒子の制御に難航したため、装甲内部の中空スペースに粒子を展開する代替案を採用している。太陽炉とパイロットを回収するため、胴体部が分離し、自力航行能力を持つ脱出ポッドコアファイター」に変形する機能を持っている。当初はトライアルシステムの搭載テストも予定されていたが、マイスターの適性を含むさまざまな問題があったため、実際のテストは第3世代機のナドレに持ち越された。
人革連の軌道エレベーターに対するテロ阻止のために出撃し、GNコンデンサーを自爆させることでテロリストのMS部隊を行動不能に追い込むことに成功したが、コアファイターの分離をビサイド・ペインに妨害され、マイスター2名が死亡した(プルトーネの惨劇)。その後、運用プランから外れた事で、第2世代機では唯一TYPE-Fへの改修が行われなかった。
「プルトーネの惨劇」後はフェレシュテにて修復・保管されていたが、0ガンダムの引渡し要請にやってきたトリニティに反抗しフォンが独断で出撃。スローネツヴァイの集中攻撃で大破するが、ハナヨの判断でコアファイターを射出し、太陽炉とフォンは無事に戦域を離脱。それと同時に自爆システムが作動したため本機は失われた。
GNY-004B ガンダムプルトーネブラック(ブラックプルトーネ)
『00F』に登場。後にイノベイター勢力によって開発されるガルムガンダムの試作機にあたる機体である。ヴェーダ内の最新技術によりオリジナル機では未完成であったGNフィールドが使用可能になっているが、擬似太陽炉で稼動しているため仕様には制限が付く。
2機製造され、いずれの機体もブリング・スタビティが搭乗している。2機目の機体はフォンに破壊された後に回収された。
GNY-004 ガンダムプルトーネ フォン・スパーク専用機
『00I』に登場。フォンが回収し、修復したブラックプルトーネを自分専用に改修した機体。カラーリングがオリジナル仕様に戻されている。

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第3世代ガンダム[編集]

『1st』『00P』『00F』に登場。テレビアニメ本編である『1st』に登場する、エクシア、デュナメス、キュリオス、ヴァーチェ(ナドレ)はここに含まれる。第2世代機のデータを基に開発され、CBによる本格的な武力介入に投入された実戦機。ユニオン、AEU、人類革新連盟といった超国家の最新鋭機を遥かに凌ぐ圧倒的な性能を見せつけ、CBの存在と意思、そして「ガンダム」の名を世界に知らしめた。

背部のメインスラスターにはアストレアで試験された高推力と安定性を併せ持つ新型のコーン型スラスターを採用。物語終盤までCBのガンダムは全てヴェーダによる操縦支援を受けていたが、ヴェーダとのリンクが断たれた後はプトレマイオスチームが独自に開発した操縦支援システムに切り替えられている。

この第3世代機の運用時に初めて明らかになったシステムが「トランザムシステム」である。CBの創設者イオリア・シュヘンベルグがオリジナルの太陽炉のブラックボックスに隠していたシステムで、「機体に蓄積した高濃度圧縮粒子を全面開放し、一定時間スペックの3倍に相当する性能を得られる」というものである。システム使用中は機体が赤く発光し驚異的な性能を得られるが、この第3世代の機体は構造や制御システムがトランザムシステムの存在を前提とした設計でなかったため、粒子の再充填まで機体性能が極端に低下するという欠点を持つ。

GN-001 ガンダムエクシア
諸元
ガンダムエクシア
GUNDAM EXIA
型式番号 GN-001
頭頂高 18.3m
重量 57.2t
動力源 GNドライヴ
武装 GNソード(GNビームライフル)
GNロングブレイド・GNショートブレイド
GNビームサーベル×2
GNビームダガー×2
GNバルカン
GNシールド
搭乗者 刹那・F・セイエイ
ガンダム アヴァランチエクシア
GUNDAM AVALANCHE EXIA
型式番号 GN-001/hs-A01
重量 62.1t
ガンダム アヴァランチエクシアダッシュ
GUNDAM AVALANCHE EXIA'
型式番号 GN-001/hs-A01D
重量 65.9t
武装 追加武装:GNクロー(GNビームサーベル)×2
ガンダムエクシアリペア
GUNDAM EXIA REPAIR
型式番号 GN-001RE
重量 50.9t
武装 GNソード(GNビームライフル)
GNバルカン
ガンダムエクシアリペアII
GUNDAM EXIA REPAIR II
型式番号 GN-001REII
重量 56.9t
武装 GNソード改(GNビームライフル)
GNビームサーベル(GNビームダガー)×2
GNバルカン
ガンダムエクシアリペアIII
GUNDAM EXIA REPAIR III
型式番号 GN-001REIII
頭頂高 18.3m
重量 58.7t
動力源 GN粒子貯蔵タンク
武装 GNソード改(GNビームライフル)
GNビームサーベル(GNビームダガー)×2
GNバルカン
GNロングライフル
TV本編の主人公、刹那・F・セイエイが搭乗するガンダム。運動性に優れたアストレアのフレームを基に近接格闘用として発展・特化させたMS。最大の特徴は各部に装備された5種7本の剣「セブンソード」で、開発時のコード名もこれにちなんで「ガンダム・セブンソード」と呼ばれる。
この機体にはGNフィールドを貫徹可能な実体剣武装を多数装備しており、組織の内紛などで敵対したほかのガンダムや同能力の敵機を駆逐するための抑止力としての側面を持つ。また、その躍動感ある派手な戦い方からガンダムの性能と畏怖を民衆に知らしめるプロパガンダ的な役を担っており、AEU領内の軌道エレベーター「ラ・トゥール」近隣における初の公式的な武力介入に投入された[7]
海老川が描いた初期稿では無数の粒子供給コードが筋肉のように全身に巻き付けられている[8]など、格闘家を思わせる筋肉質で重量感のあるイメージでデザインされていた。
  • GNソード - 右前腕に装備される斬撃兵装。プロトGNソードでは見送られたビームライフルとしての機能が追加されており、刀身を折り畳むことで銃身を展開するライフルモードになる。プロトGNソードは左右兼用の装備だったのに対してこちらは完全な右腕専用となっているが、グリップの角度変更によって固定式と手持ち式に切り替えることができる。長大な刀身と高い攻撃力を持つ反面、取り回しではほかの武装よりも劣る。
  • GNロングブレイド・GNショートブレイド - 両腰の武装ラッチに装備される大小2振りの実体剣。装備箇所やサイズによりGNソードよりも取り回しに優れており、厚さ3mのEカーボンをたやすく切断するほどの切れ味を誇る。ラッチに固定された状態で刀身を前方に回転させることも可能で、接近してきた敵への奇襲にも対応できる[注 6]。対ガンダム戦における「鍵」として開発された装備であり、調整の難航からセブンソードの中では最も完成に時間が掛かった。本格的な配備はモラリア共和国での任務以降となる。
  • GNビームサーベル・GNビームダガー - アストレアのサーベルと同型の装備。パイロットの操作により、投擲用に刀身を短く調節することでビームダガーとしても使用可能[7]。通常は両肩後部に装備された2基をサーベル、腰背部に装備された2基をダガーとして使用する。
  • GNバルカン - 両手首付近に1門ずつを内蔵する牽制射撃武装。出力は控えめだが、旧世代機には充分な威力を誇る。
  • GNシールド - アストレアのシールドと似た形状だが、接近戦用により小型軽量化され先端部が打突に適した鋭い形状となっている。
GN-001/hs-A01 ガンダム アヴァランチエクシア
『00V』『00V戦記』に登場。高機動オプション「アヴァランチ」を装着した姿。機体各部に大容量のGNコンデンサーが追加されており、チャージされたGN粒子を一気に放出することでユニオンやAEUの飛行型MSでさえ追撃不可能なほどの爆発的な加速力を発揮する。しかし粒子消費量が激しい上に再充填に1時間を要するため、短時間での連続使用は不可能となっている。GNソードなどの実体剣武装は背中のジョイントアーム、ビームサーベル系武装は両肩に装備される。
「アヴァランチ(雪崩)」という名称は、進路上の敵を雪崩のごとく一瞬で蹴散らす姿になぞらえて付けられた。また型式番号の「hs-A01」は「ハイスピード - アヴァランチ型1号機」を意味する。
GN-001/hs-A01D ガンダム アヴァランチエクシアダッシュ
『00V戦記』に登場。アヴァランチユニットに脚部用推進ユニット「ダッシュユニット」を追加した宇宙戦仕様。ふくらはぎのGNバーニアユニットをスキー板のように足裏に配置した高機動モードに変形することで格闘戦時の運動性を向上させる。また、ユニット先端にはGNクローと内蔵式のGNビームサーベルが装備され、蹴打と連動した攻撃が可能となっている。大気圏内仕様の高速移動モードでは、空気抵抗による高負荷に備え両肩ユニットを関節ごと固定する必要があったが、ダッシュ仕様の場合は真空の宇宙で運用されるためその必要がない。
GN-001RE ガンダムエクシアリペア(エクシア改)
『2nd』に登場。『1st』終盤でのGNフラッグとの戦闘で損傷したエクシアを刹那が自ら修理した姿。CBと接触できない状態に陥っていたため、ビームサーベルで抉られた右カメラアイをティエレンのパーツで代用。切断された左腕部分にカモフラージュ用のマントを被せているが、物資不足でその他装甲などの欠損部分はほとんどそのままにされている。武装は刃先が折れたGNソードとGNバルカンのみで、残る6本の剣とGNシールドは失われている。
コロニー「プラウド」に侵攻したアロウズ部隊を迎え撃つべく出撃したが、最新鋭機アヘッドとの性能差の前に再び大破。その後はプトレマイオス2に収容され、太陽炉をダブルオーの右肩に移した後に修復のためCBのラボへと送られた。
GN-001REII ガンダムエクシアリペアII(エクシアRII)
『2nd』に登場。大破したエクシアリペアを第4世代機の技術で修復・改良した機体。内部の粒子経路が整理されたことで露出していた各部の粒子供給コードが内蔵化され、肩や腰、脹脛部に増設されたGNバーニアにより機動性も向上している。武装のセブンソードは個々の装備の性能が強化されたことで3本に減らされている。最大出力時には背部コーンスラスターの安全装置が解除され、内部のフライホイールを展開した「オーバーブーストモード」となる。この機能自体は改修前のエクシアに当初から搭載されていたものであるが、安定しないために使用は推奨されておらず、この形態になって初めて使用された。
イノベイター勢力との最終決戦を前に、予備機としてプトレマイオス2に配備。リボーンズガンダムとの戦いで大破したダブルオーライザーの右肩から太陽炉を移設し、リボンズの駆る0ガンダムと対峙。最後は太陽炉を貫かれながらも0ガンダムを撃破した。
  • GNソード改 - 刃の部分にダブルオーのGNソードIIIと同じ半透明の新素材が採用され、切断力が大幅に強化されている。
  • GNビームサーベル・GNビームダガー - GNブレイド用ラッチであった腰に2基を装備している。また、以前の装備位置はGNバーニアに変更されている。
GN-001REIII ガンダムエクシアリペアIII(エクシアRIII)
『00V戦記』に登場。対0ガンダム戦で受けた損傷の修復と同時に、三度目の改修を行ったエクシア。破壊された太陽炉に代わりGN粒子貯蔵タンクを動力源としているが、各部のGNバーニアを高効率の最新型に換装することで、粒子消費を抑えつつ加速・運動性能のさらなる向上を実現している。RIIでは肩にあったGNバーニアは廃止され、腰部にジンクスIVと同形状のGNスラスターを新設する。肩と膝の装甲が新設されたタンクを内蔵する為に大型化している。CBの所持する太陽炉の大半が失われ公然とした武力介入が出来なくなり狙撃能力が必要となった為、従来のエクシアにはなかった長距離射撃武装の拡充も図られている。
地球連邦の監視体制が強化されたことで軌道エレベーターを利用したガンダムの移送が困難となった為、宇宙ではダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク型)を使用し、地上専門の予備戦力として再配備された[9]
本機は『劇場版』公開時に展開されていた「量子型演算処理システム ヴェーダのツイッターの『10月6日付』」で存在は語られており、ムック『GUNDAM WEAPONS 機動戦士ガンダム00編IV MGダブルオークアンタ & MGダブルオーライザー/機動戦士ガンダム00V戦記編』にて設定画とエピソードが新規に描き下ろされた。
  • GNロングライフル - 右腕のGNソード改と対をなす形で、左腕に装備される遠距離狙撃用武装。GNソードと同じく、銃身を二つ折りにした収納形態に変形する。CBの独自技術が使用されている為に近接戦闘時に破棄する事が出来ず、取り回しが悪くなるがこの方法を採用した。
GN-002 ガンダムデュナメス
諸元
ガンダムデュナメス
GUNDAM DYNAMES
型式番号 GN-002
頭頂高 18.2m
重量 59.1t
動力源 GNドライヴ
武装 GNスナイパーライフル
GNビームピストル×2
GNビームサーベル×2
GNミサイル
GNシールド・GNフルシールド
高高度狙撃銃
搭乗者 ロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ)
ガンダムデュナメストルペード
GUNDAM DYNAMES TORPEDO
型式番号 GN-002/DG014
重量 66.0t
武装 追加武装:DG014
ガンダムデュナメスリペア
GUNDAM DYNAMES REPAIR
型式番号 GN-002RE
重量 61.3t
動力源 GN粒子貯蔵タンク
武装 GNスナイパーライフル
GNビームサーベル×2
GNミサイル
GNフルシールド
搭乗者 ロックオン・ストラトス(ライル・ディランディ)
ロックオン・ストラトス(ニール・ディランディ)が搭乗する機体。第2世代機サダルスードのセンサー性能を高精度射撃に転用した遠距離戦用MS。シールドで守りを固めつつ各種任務に適した様々な銃器を使い分ける。精密射撃時は頭部アンテナがツインアイを覆うように下降し、額の高精度ガンカメラが露出する。その際パイロットは、生身に近い感覚での射撃を行うため、専用のライフル型コントローラーを用いて射撃操作を行う。コックピットには独立支援AI「ハロ」が搭載され、狙撃モード時の回避や防御行動を代行する。
テレビ版ではトランザムを使用する場面が一度もなかったが、その再構成であるスペシャルエディション版ではGNアーマーTYPE-D形態でのトランザム使用が新規カットとして追加されている[10]
  • GNスナイパーライフル - 遠距離狙撃に適した長銃身を持つ専用ビームライフル。銃身下部に姿勢安定用のバイポッドが備えられている。不使用時は肩部アタッチメントに懸架される。
  • GNビームピストル - 両ふくらはぎのホルスターに格納される拳銃型ビーム砲。GNスナイパーライフルとは逆に威力と射程距離で劣る分、連射性能と取り回しに優れる。ホルスターは着脱が可能で、任務内容によっては装備されない場合もある。
  • GNビームサーベル - 腰背部のGNバーニア側面に計2基を装備する。機体の特性から積極的な攻撃には使用されず、敵の接近を許した場合の自衛が主な用途となる。ニールは不要な装備として撤廃を進言しており、後継機のケルディムとサバーニャでは銃器自体に接近戦能力を付加する形で廃止された。
  • GNミサイル - 腰部フロントアーマー内に計16基、両膝部に計8基を格納する。
  • GNシールド - 初期は左肩アタッチメントに1枚、GNフルシールド装備時は両肩に計2枚装備される。ハロからの操作によってアタッチメントごと装甲板の角度を変え、多方向からの攻撃に対処する。
  • GNフルシールド - 両肩アタッチメントに追加装備される外套状の大型GNシールド。片方のシールドにつき2段階のヒンジを持ち、アタッチメントの可動部を含めて装甲板を3段階に開閉させることができる。
  • 高高度狙撃銃 - 高高度狙撃用大型ビーム砲。腰のGNバーニアに安定脚代わりのテールユニットを装着し、スコープを頭部ガンカメラに直結して使用する。銃に搭載された大型GNコンデンサーにGN粒子をチャージし、高濃度圧縮・加速させることで驚異的な射程距離と威力を発揮する。『1st』の第5話において使用され、大気圏に落下寸前の目標を見事撃ち抜いている。
GN-002/DG014 ガンダムデュナメストルペード
『00V』『00F』に登場。デュナメスが水中狙撃用銃を装備した姿。型式番号の「DG014」は「デュナメス専用銃・No.14」を意味する。左肩と頭部にセンサーを追加し、専用の大型ランチャーで地上からGN魚雷を高速で発射することでデュナメス自体は水中に入らずに水中の敵を撃破することができる。トルペードとはドイツ語で「魚雷」を意味する。
GN-002RE ガンダムデュナメスリペア
『劇場版』に登場。6年前のスローネツヴァイとの戦闘で破損したデュナメスを修復・改修した機体。腰背部のGNバーニアが片側2発ずつ、計4発に増設されて推力と航続性能が強化されている。搭載されていた太陽炉は現行機のサバーニャに受け継がれたため、GN粒子貯蔵タンクを動力源とする。エクシアと違い各部粒子供給コードの内装化は行われていない。
エクシアRIIIと同じく地上用の戦力として再配備されており、旅の道中でELSの襲撃を受けたアレルヤとピーリス(マリー)を救うべくロックオン(ライル)が搭乗して現場に駆け付けた。
  • GNスナイパーライフル - 改修前と異なり、右側の腰背部GNバーニア側面に懸架される。
  • GNビームサーベル - 格納位置が従来の腰背部GNバーニア側面から、大腿を挟んだ前面側に変更されている[9]
  • GNフルシールド - メインシールドは2段開閉機構が省略され、下部分の装甲を半透明素材に変更。サブシールド(改修前のGNシールドにあたる部分)はやや厚みを増した長方形状となっている。
GN-003 ガンダムキュリオス
諸元
ガンダムキュリオス
GUNDAM KYRIOS
型式番号 GN-003
頭頂高 18.9m
重量 54.8t
動力源 GNドライヴ
武装 GNビームサブマシンガン
GNハンドミサイルユニット
GNビームサーベル×2
GNシールド(GNシールドニードル)
テールユニット
搭乗者 アレルヤ・ハプティズム
ガンダムキュリオス ガスト
GUNDAM KYRIOS GUST
型式番号 GN-003/af-G02
全高 31.2m
全長 47.7m(巡航形態時)
重量 84.2t
武装 GNロングバレルキャノン
GNビームサーベル×2
アレルヤ・ハプティズムが搭乗する機体。第2世代機アブルホールから発展した可変MSだが完全な人型への変形が可能であり、構造上の共通点もほぼ皆無である。加速力に優れた巡航形態による一撃離脱戦法を得意とするが、MS形態でも他のガンダムに引けを取らない攻撃力を有する。また『1st』で重力ブロックが漂流した際には上半身のみをMS形態に変形させて救助に当たった。
可変機構に加えミッションに応じて武装コンテナのテールユニットを換装する事で幅広い運用が可能であり、機動性と汎用性の高さは第3世代のガンダムの中でも随一である。
巡航形態時のノーズユニット(機首)にはGNフィールド発生器が内蔵されており、主に単独での大気圏突入時に展開される。防御にも使用できるが、発生器の規模や機体に内蔵されたGNコンデンサーの容量の差からヴァーチェのGNフィールドには大きく劣る。両膝の主翼にちなみ、人革連からは「羽付き」の通称で呼ばれる。国連軍との決戦で大破。太陽炉の放出後にアレルヤと共に人革連に鹵獲され、後のアヘッド開発の礎となった[3]。なお、その後の機体の去就は描かれていない。
  • GNビームサブマシンガン - 高い連射性能を持つ2連装ビーム砲。巡航形態では銃身がマニピュレーターで保持されたグリップ部を残して分離し、右翼部に固定される。
  • GNハンドミサイルユニット[注 7] - オプションとして両腕に装備される大型ミサイルランチャー。片腕ごとに3連装式の発射筒を2基、両腕合わせて12発のミサイルを装填する。GNミサイルではなく旧来の炸薬式弾頭を使用する。『1st』の第11話で使用され、人革連の超人機関施設を完全に破壊した。
  • GNビームサーベル - 腰部後方の装甲裏に2基を格納する。
  • GNシールド - 高速戦闘に対応した専用シールド。先端部は開閉構造となっており、打突や捕獲用のクローとしても使用される(この形態は「GNシールド・クローモード」と呼称される)。またクローの間には隠し武器として伸縮式の短剣「GNシールドニードル」が内蔵されている。
  • テールユニット - アブルホールと共通規格の武装コンテナで、巡航形態時に両脚で挟み込むように装着される。
    • テールブースター - 国連軍との最終決戦で投入された新型テールユニット。大型GNビームキャノン2門と大推力GNバーニアを備え、巡航形態時の火力と推力を大幅に向上させる。
GN-003/af-G02 ガンダムキュリオス ガスト
『00V』『00V戦記』に登場。脚部に大型GNバーニアユニットを追加した成層圏離脱用仕様で、型式番号の「af-G02」は「atmospace fighter(大気圏用戦闘機)-Gust(突風)2型」を意味する。アビオニクスを強化した大型機首ユニット、超遠距離射撃に主眼を置いたGNロングバレルキャノンなど、機体や装備の一部が換装され、単独での大気圏離脱が可能となっている。主に地球規模のテロ災害に使用された。
GN-005 ガンダムヴァーチェ
諸元
ガンダムヴァーチェ
GUNDAM VIRTUE
型式番号 GN-005
頭頂高 18.4m
重量 66.7t
動力源 GNドライヴ
武装 GNバズーカ
GNキャノン×2
GNビームサーベル
搭乗者 ティエリア・アーデ
ガンダムヴァーチェ フィジカル
GUNDAM VIRTUE PHYSICAL
型式番号 GN-005/PH
重量 69.8t
武装 GNフィジカルバズーカ
GNパンツァーファウスト×2
GNビームサーベル
GNミサイルコンテナ
GNビームキャノン
ティエリア・アーデが搭乗する機体。大出力ビーム兵器を主体とし、艦隊戦や要塞攻略戦を想定した重砲撃型MS。4機の中では最も強固な装甲を持ち、他のガンダムに比べ二回り以上はある重厚なフォルムが特徴。そのため機動性や対MS戦能力は劣るものの、GN粒子の重量軽減効果により重量自体は空戦型のフラッグよりも軽量となっている。
この機体は全身各所に大型のGNコンデンサーを内蔵し、背部と両脚部に大型のGNフィールド発生器を備えているため他の機体よりも強力で広範囲のGNフィールドを展開することが可能となっている。劇中では通常兵器に対してはきわめて強固な防御力を発揮した。
この機体の最大の特徴は、「ガンダムナドレ」というもう一つの姿が外装の下に隠されていることである。ヴァーチェという機体を重砲撃型にすることによって、ナドレの存在を秘匿する役目を担っている。
その巨躯から3国家群からは「デカブツ」と呼ばれる。
  • GNバズーカ - 主武装の大型ビーム砲。両手で構え発射する。砲身後部を胸部の太陽炉と直結することで戦艦をも破壊可能な威力を発揮する。さらにこの状態でGNバズーカを変形させ、バーストモードに移行することで、より強力な砲撃を行うことができる。ただしGNコンデンサーに貯蔵されたGN粒子を大量に消費するため、短時間での連射は不可能。
  • GNキャノン - 背部に2基装備された可動式2連装ビーム砲塔。グリップが備えられており、外装排除後のナドレでも手持ち火器として使用可能。GNフィールド発生器と一体化した構造になっている。
  • GNビームサーベル - ナドレの両膝装甲内に格納されているため、外装排除後も使用可能。
GN-005/PH ガンダムヴァーチェ フィジカル
『00P』に登場。実戦投入前のヴァーチェの外装には2通りのプランが提示されており、最終的に採用され劇中に登場したのはビーム砲による砲撃に特化した「パーティクル(粒子)」と呼ばれるタイプである。この「フィジカル(物理的)」は採用されなかったもう一つの外装プランで、実体弾による砲撃に特化している。後方からの砲撃というコンセプトは「パーティクル」と同様だが「フィジカル」は攻撃に消費するGN粒子が少ないため、より強固なGNフィールドを展開することが可能となっている。
  • GNフィジカルバズーカ - 主武装の実弾式バズーカ砲。右腕で保持して使用する。
  • GNパンツァーファウスト - 左腕に2発装備されている大型ロケット弾。
  • GNミサイルコンテナ - 脚部装甲はミサイルコンテナを兼ねており、大量のGNミサイルが搭載されている。
  • GNビームキャノン - 左肩に固定装備されている本機唯一のビーム砲。太陽炉直結型となっており、高い威力を誇る。
GN-004 ガンダムナドレ
諸元
ガンダムナドレ
GUNDAM NADLEEH
型式番号 GN-004
頭頂高 18.1m
重量 54.0t
動力源 GNドライヴ
武装 GNビームライフル
GNキャノン×2
GNビームサーベル
GNシールド
搭乗者 ティエリア・アーデ
ガンダムナドレ アクウオス
GUNDAM NADLEEH AKWOS
型式番号 GN-004/te-A02
頭頂高 18.7m
重量 57.3t
武装 GNマスクソード
GNビームサーベル
GNシールド
ヴァーチェの外装の下に隠された真の姿。第2世代機プルトーネの発展機であり、CBのメンバーでもごく一部の者しかその存在を知らされていない極秘の機体。女性を思わせる細身の体型と、頭部の赤い長髪のようなGN粒子供給コードが特徴。機体名はナバホ族の精霊の名に由来する[11]
外装を排除したことで機動性は向上しているが、武装・装甲ともに最低限のものとなりGNフィールドも展開できないため、戦闘能力は低い。
最大の特徴は、トライアルシステムを搭載していることである。ガンダムの鹵獲や組織内の裏切りによる「対ガンダム戦」を想定したシステムの一つで、「有効範囲内に存在するヴェーダとリンクする全ての機体を、強制的に制御下に置く」というものである。劇中ではトリニティのガンダムスローネに対して使用され、その活動を停止させたが、ティエリアより上位のイノベイドであるリボンズによって直後にキャンセルされたためすぐに効力を失い、以後使用することは不可能となった。 国連軍との最終決戦では直前の戦闘でヴァーチェの外装が破損したため、やむなくこの姿で出撃している。
  • GNビームライフル - プルトーネの装備を改良した、高出力のビームライフル。銃口から接近戦用のビームサーベルを発生させることもできる。
  • GNシールド - プルトーネの装備を改良した細身のシールド。取り回しに優れている。
GN-004/te-A02 ガンダムナドレ アクウオス
『00V』に登場。ナドレがトライアルシステムの有効範囲を拡張するための追加装備を装着した姿。型式番号の「te-A02」は「Trial Enhancing(審判拡張)-AKWOS型2号機」を意味する。両手足に装着されたブレードアンテナと、コントロールユニットを兼ねた巨大な剣「GNマスクソード」が大きな特徴で、ナバホ語の「首」を意味する「AKWOS(アクウオス)」と命名された[11]。トライアルシステム使用時は、GNマスクソードをGNシールドに装着した状態で背中に装備し、刀身を展開してガンダムマスクを開放する[注 8]。これにより、トライアルシステムの有効範囲を通常の数十倍に拡張することが可能となる。ナドレの特徴でもあった頭部の粒子供給コードは取り外され、代わりにクラビカルアンテナが装備されている。
ヴェーダが掌握されたことでトライアルシステムが使用不可能になったために実戦投入されることはなかったが、ラグランジュ1の補給基地に残されていたそのパーツはのちにフェレシュテによって回収された。
GN-XXX ガンダムラジエル
諸元
ガンダムラジエル
GUNDAM RASIEL
型式番号 GN-XXX
頭頂高 18.1m
重量 56.8t
動力源 GNドライヴ
武装 GNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNシールド
搭乗者 グラーベ・ヴィオレント
『00P』『00F』に登場。スカウト担当のグラーベ・ヴィオレントが搭乗する探索活動に特化した特殊な機体。機体名は「秘密と領域と至高の神秘の天使」の称号を持つ7大天使の名に由来する[6]。人間社会に溶け込んだ無数のイノベイドによってヴェーダは情報を得ているが、戦場のような特殊な環境での情報収集はイノベイドには困難であるため、この機体が用いられた。あくまで「戦場の監視者」という目的で開発されたため、武装は最低限のものしかない。その分GN粒子の消費量は抑えられており、活動時間は長い。ほかの第3世代機と違い、正確な型式番号は伏せられている。最大の特徴は両肩に設置された大型GNバーニアで、個別に推力を偏向することで高い機動性を発揮する。この構造は後にダブルオー開発の参考ともなった。太陽炉は0ガンダムに搭載されていたものを使用している。
ビサイド・ペインによる反乱の際にはセファーラジエル第2形態にて出撃し、アルテミーの救援を行っている。このとき太陽炉はアルテミーに移されていたためGNセファーおよびプロトビットに搭載されている大型GNコンデンサーで稼動させていた。その戦闘で1ガンダムを撃破するものの帰還は果たせず、機体は宇宙の深遠へと消えていった。後にイノベイター勢力の手によって、第2世代の4機およびGNセファーと共に複製された。
  • GNビームライフル - ラジエル専用の装備。直接的な戦闘を想定していないため、やや出力が抑えられている。
  • GNシールド - 左腕を覆う様に装備された小型のシールド。左腕のみを覆うだけの大きさのために機体の動きに干渉しない。
  • GNビームサーベル - シールドの裏に収納されている。発振器はデュナメス、キュリオスのものと同形状である。
GN-XXX+GNR-000 セファーラジエル
ラジエルが支援機GNセファーと合体した形態。この形態の名称は「天使の書」の意味を持つ[6]。最大の特徴は、それまでの常識を超えた遠隔攻撃が可能な兵器「GNプロトビット」を装備していることである。
複数のGNセファーがラジエルと合体することも可能で、GNセファー1機のみの状態を第1形態、2機合体した状態を第2形態、3機合体した状態は第3形態と呼ばれる。さらに第3形態のレイアウトを変更することで、本来のセファーラジエルである第4形態となる。また、GNセファー4機と合体する第5形態もテストされていた。GNプロトビットを受け渡したGNセファーのGNポッドは、GN粒子を散布することで通信を広範囲で遮断し、ラジエルの活動の支援を行う。
  • GNプロトビット - GNビットおよびGNファングのプロトタイプにあたる遠隔誘導兵器。本機の開発当時は技術が未成熟であったため、端末が大型化している。複数のビットをチャージを行いながら交替で展開することで間断なく攻撃を続けることが可能である。
GN-XXXB ガンダムラジエルブラック(ブラックラジエル)
『00F』に登場。擬似太陽炉を搭載し、黒を基調としたカラーリングに変更されている。イノベイター勢力により複製されたヒクサーが搭乗し、ブラックGNセファーと共にヒクサー(オリジナル)が搭乗するサダルスードTYPE-Fと交戦したが、撃墜された。その後フェレシュテによって回収され、CBが接収した。
GN-XXX ガンダムラジエル ヒクサー・フェルミ専用機
『00I』に登場。フェレシュテによって回収されたブラックラジエルをヒクサー・フェルミ用に改修した機体。カラーリングはオリジナル同様の白系統に変更され、GN粒子貯蔵タンクが搭載されている。グラーベの仇であるビサイドが再び現れた事を知ったヒクサーが仇討ちのため、CBで保管されていた本機を借り受け出撃したが敗北。本機は大破しそのまま遺棄されたとされていたが、『00I 2314』で回収・修復されてヒクサーと共に木星圏に向かった。
GNY-0042-874 ガンダムアルテミー
諸元
ガンダムアルテミー
GUNDAM ARTEMIE
型式番号 GNY-0042-874
頭頂高 17.3m
重量 29.4t
動力源 GNドライヴ
武装 GNビームスプレーガン
GNビット×4
搭乗者 ガンダムマイスター874
『00P』に登場。ガンダムマイスター874の専用機として他の第3世代機と共に開発された。ほかのガンダムよりも一回り小型で、女性的なシルエットが特徴。背中に翅のように配置された4基のGNビットや、腰に外付けされた楕円状のドライヴユニットによって蜂の妖精を模したような愛らしいデザインになっており、名称もパイロットである874が蜂と豊穣を象徴する女神「アルテミス」にちなんで命名した。トライアルシステムも搭載されている。
874が肉体を持つことを拒否したために正式採用されることはなかったが、ヒクサーによるグラーべ殺害の知らせを受けて急遽組み立てられ、ラジエルの太陽炉を搭載し実戦投入された。のちにその素体は第4世代機アリオスの支援機「GNアーチャー」に転用された。
  • GNビームスプレーガン - 機体サイズに合わせた小型のビーム火器。トライアルシステムの拡張機能を持つ2基のブレードアンテナを持つ。
  • GNビット - 背部に4基マウントされている遠隔誘導兵器。ビーム砲のほかにビームサーベルを発生させる機能も搭載されている。機体にマウントされた状態ではスラスターとして機能する。
  • トライアルシステム - ナドレに搭載されているものと同様の装備。

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第4世代ガンダム[編集]

『2nd』に登場。新生CBが開発した新世代MS。しかし実際に第4世代に相当する機体はダブルオーのみで、ほかの3機は開発期間の制約から第3世代機を順当に発展させた第3.5世代に相当する機体である[12]。 最大の特徴はトランザムシステムの使用を前提として設計されていることで、発動時間を任意に調節することが可能で、粒子消費量の制御によりシステム終了後の性能低下をある程度抑制している。太陽炉はそれぞれ直系の第3世代機の物を引き継いでいる。各機の武装には、新開発されたクリスタルセンサーを採用。アロウズとの最終決戦直前には、ダブルオー以外の3機に専用の強化武装「GNヘビーウェポン(GNHW)」が装備された。

GN-0000 ダブルオーガンダム
諸元
ダブルオーガンダム
00 GUNDAM
型式番号 GN-0000
頭頂高 18.3m
重量 54.9t
動力源 GNドライヴ×2(ツインドライヴ)
武装 GNソードII×2
GNビームサーベル×2
GNシールド
搭乗者 刹那・F・セイエイ
刹那・F・セイエイが搭乗するエクシアの後継機。2基の太陽炉を同調稼動させることで、粒子生成量を2倍ではなく2乗化[注 9]するという「ツインドライヴシステム」を初めて搭載した機体である。
ツインドライヴシステムは過去に第2世代機プルトーネへの搭載が検討されていたが、各太陽炉ごとの微細な個体差による同調の困難さや、システムが大規模なものとなることから採用を見送られた経緯を持つ。のちにトランザムとともにイオリアからもたらされた理論を基に研究が再開されたが、炉の同調問題は依然として解決していなかった。最も同調率が高いとされるエクシアと0ガンダムの太陽炉を使用しても起動には至らなかったが、トランザムによって強制的に同調率を高めることで一応の起動には成功した。しかし安定稼動にはほど遠く、アロウズとの戦闘で再びトランザムを行った際には、オーバーロードを起こして機体が戦闘不能になる事態も招いた。そのため、ツインドライヴの安定制御機能を持つ支援戦闘機「オーライザー」が配備されるまで、トランザムの使用は不可能であった。
太陽炉はバックパックと繋がるドライヴアームによって支持され、両肩に配置されている。炉を覆うコーン型スラスターは、第2世代機のスリースラスター型の機能を盛り込んだ新型が採用されており[13]、粒子の噴射方向を自由に変えることで高い機動性を発揮する。機体前面に向けた場合は、防御用のGNフィールドとなる。外見から太陽炉が2基搭載されていることが分かることもあり、アロウズからは「2個付き」の通称で呼ばれる。
最終決戦で機体は大破したが後に修復され、太陽炉とGN粒子貯蔵タンクの併用かタンクのみでの運用の下で後述されているセブンソード/G装備かオーライザー装備かを選択して宇宙での任務に使用されている[14]
  • GNソードII - GNロングブレイドに似た長さと形状を持つ実体剣。左右の腰に計2基を装備する。2本の柄を連結させた双刀の剣「GNツインランス」として使用できるほか、銃口から大型のビームサーベルを発生させることもできる。二つの銃口を持つライフルモードでは、通常の射撃のほか、バルカンなど、状況に応じてさまざまな攻撃を行うことが可能となっている。MSの手持ち型火器としては標準的なサイズだが、ツインドライヴの高出力によって、劇中では大型砲にも匹敵する威力と射程を発揮している。
  • GNビームサーベル - 腰背部に2基を装備する。出力調整することで投擲用のビームダガーとしても使用される。
  • GNシールド - 先端に伸縮式のブレードを内蔵した専用シールド。2枚を連結させた大型シールド、両肩に1枚ずつ装着した形態の他、両腕に1枚ずつ装着して斬撃に使用することもできる。
GN-0000+GNR-010 ダブルオーライザー
諸元
ダブルオーライザー
00 RAISER
型式番号 GN-0000+GNR-010
GN-0000RE+GNR-010(粒子貯蔵タンク型)
頭頂高 18.3m
重量 75.1t
動力源 GNドライヴ×2(ツインドライヴ)
GN粒子貯蔵タンク×2(粒子貯蔵タンク型)
武装 GNソードII×2
GNビームサーベル×2
GNシールド
GNビームマシンガン×2
GNマイクロミサイル
GNソードIII
搭乗者 刹那・F・セイエイ
沙慈・クロスロード
ダブルオーに支援機であるオーライザーを合体させた形態。オーライザーに内蔵された安定器の作用によってツインドライヴの完全な同調を果たし、トランザムシステムの使用も可能となっている。合体後のオーライザーの各パーツは、中央ブロックがメインスラスター兼複合センサーユニットとして背中に、両翼のバインダーは各種武装を備えた大型クラビカルアンテナとして両肩の太陽炉に装着される。合体後のダブルオーはガンダムを超越したMSであるとして、名前にガンダムとは付けず、「ダブルオーライザー」と呼ばれる。合体後のオーライザーはダブルオー側からの制御が可能だが、「ライザーシステム」を使用する場合はオーライザーにもパイロットが搭乗し、ジェネレーターの微調整を行う必要がある。
ツインドライヴによって通常時でも膨大な粒子生成量を誇るダブルオーライザーだが、トランザムモードでは通常時の7倍以上もの粒子放出量を記録している。その際には、機体の「量子化」や、GN粒子を媒介に人々の意識を感応させるなど、未知の現象も引き起こしている。トランザム状態のダブルオーライザーはまったく別次元のMSへと変化することから、「トランザムライザー」という別名で呼ばれる。
元来GN粒子には脳量子波レベルの拡張を促す力があったが、ツインドライヴが生み出すGN粒子はパイロットの遺伝子にも影響をおよぼし、人間が遺伝子レベルで眠らせている能力の発現を促す力を持っていた。その力によって刹那は毒性のあるGN粒子による細胞異常から回復し、イノベイドと同様に脳量子波を操るなど徐々に変革していった。そして最終的に高い相互理解能力を持つ進化した人類「純粋種のイノベイター」へと革新を果たした[13]
そしてこの機体には、イオリアによって意図されていた「人類を革新に導く」ための機能として[3]、純粋種が搭乗することで起動するシステム「トランザムバースト」が秘匿されていた。最終決戦において刹那が純粋種として覚醒したことに伴いシステムが起動し、七色の輝きを放つ膨大なGN粒子が戦場全域に放出された。その力をリジェネは「純粋なるイノベイターの脳量子波がツインドライヴ[注 10]と連動し、純度を増したGN粒子が人々の意識を拡張させる」ものであると語り、イノベイドの脳量子波を乱したほか、MSを吹き飛ばすなど物理的な力も見せた。また、毒性のあるGN粒子によって身体を蝕まれていたラッセやルイスを回復させ、『劇場版』に登場する地球連邦軍大尉デカルト・シャーマンはこの力により刹那と同じく純粋種へと覚醒するなど[15]、その戦場にいるさまざまな人間に影響を与えた。
  • GNソードIII - 最終決戦直前に配備された新武装。エクシアのGNソードに近い形状の実体剣で、刃の部分にセブンソード(後述)のGNカタールに採用された緑色の半透明素材が採用されている。エクシアのGNソードと同様に、刀身を畳むことでライフルモードに変形、3つの砲口による高い連射性能や、3門のビームを収束させた強力な砲撃を行うことができる。トランザムライザーの膨大な出力を前提に設計されており、GNソードIIよりもライザーソードの運用能力が上がっている(後述)。劇中ではGNソードIIと入れ替わる形で装備されたが、スカートアーマーのハードポイントは活きているためGNソードIIとGNソードIIIを同時に装備することも可能である。
  • ライザーソード - トランザムを起動し、ライザーシステムを作動させることで使用可能となる特大ビームサーベル。使用時には、両肩のバインダーとGNソードII2基を機体前方に向けるなどの発動形態をとる必要がある。その刃の長さは数千kmに及び、GNフィールドを展開したエンプラスを両断した上ではるか彼方に位置するメメントモリの強固な装甲を切り裂いた。ダブルオーライザーの持つ最強の攻撃手段だが、トランザム状態で発動させるため貯蔵粒子を完全に使い果たしてしまうことや、発動中は一切の回避・防御行動が行えないという欠点も存在する。後に装備されたGNソードIIIでは発動形態が不要となったほか、粒子消費量の調整も可能となったため運用面での欠点はほぼ解消されている。
GN-0000RE+GNR-010 ダブルオーライザー(粒子貯蔵タンク型)
『劇場版』に登場。イノベイター勢力との最終決戦で大破したダブルオーライザーを修復した機体。破壊された2基の太陽炉に代わり新開発のGN粒子貯蔵タンクを両肩に搭載しているほか、オーライザーの機首センサーが新型に換装され、キャノピーの色もオレンジから乳白色に変更されている。稼働時間は太陽炉搭載時よりも大幅に劣るが、基本性能自体は太陽炉搭載時と同等の機体に仕上がっており、トランザムシステムやライザーシステムなどの各機能は、タンクの容量が許す限り使用可能である。しかし、純粋種のイノベイターとして覚醒した刹那の能力には追従し切れておらず、更なる高性能機ダブルオークアンタとその専用太陽炉の開発が急がれた。
修復以前は、母艦のプトレマイオス2が合体状態での運用に対応していなかったため[注 11]、それぞれ分離して出撃・帰還を行う必要があったが、艦内設備の改装によりこの欠点は修正された。このため、オーライザーにパイロットを搭乗させる必要はなくなったが、ライザーシステムなど各機能の制御は引き続き赤ハロが行っている。
GN-0000/7S ダブルオーガンダム セブンソード
諸元
ダブルオーガンダム セブンソード
00 GUNDAM SEVEN SWORD
型式番号 GN-0000/7S
頭頂高 18.3m
重量 65.1t
動力源 GNドライヴ×2(ツインドライヴ)
武装 GNソードIIロング・GNソードIIショート
GNカタール×2
GNビームサーベル×2
GNバスターソードII(GNシールド)
ダブルオーガンダム セブンソード/G
00 GUNDAM SEVEN SWORD/G
型式番号 GN-0000/7SG
武装 追加武装:GNソードIIブラスター
搭乗者 刹那・F・セイエイ
『00V』に登場。ツインドライヴの完全起動以前に検討されたダブルオーの武装強化案の一つ。刹那・F・セイエイが搭乗することを前提として、エクシアのセブンソードを発展させた7本の剣を装備する。ツインドライヴを安定制御するためにオーライザーの重要性が高まったため、同時運用が不可能なこの装備が実際に製造されることはなかった。本装備のシミュレーションデータ収集には、エイミー・ジンバリストがそれとは知らずに関わっている。
  • GNソードIIロング - GNソードIIの改良型。刀身が延長されており、ビームライフルとしての機能が高められている。その反面、消費粒子量も増大し、連射性能が落ちている。
  • GNソードIIショート - 射撃性能が強化されたロングに対し、近接戦闘における性能が強化されている。刀身は短くなり、先端をアンカーとして射出できるようになっている。
  • GNバスターソードII - ジンクスIIから奪取したGNバスターソードを解析し、改良した大型実体剣。通常は左肩のコーンスラスターにマウントされ粒子の充填を行う。GNフィールド発生機能を備えた大型GNシールドとしても使用可能。
  • GNカタール - インドの刀剣カタール(厳密にはジャマダハル)をモチーフとした短剣。刃にクリアグリーンの新素材を採用した試作兵器で、GN粒子を熱変換することで超高温を生み出し、その熱を瞬間的に対象に伝導させることで高い切断力を発揮する。この素材は、GNソードIIIを初め以降に開発される武装にも採用された。左右のふくらはぎに増設されたハードポイントに1基ずつを懸架する。
GN-0000GNHW/7SG ダブルオーガンダム セブンソード/G
『00V戦記』に登場。イノベイター勢力との最終決戦後、資金・物資の両面で大きく疲弊したCBが[14]、新たなガンダムが完成するまでのダブルオーの延命策として製作した武装強化仕様。一度は採用を見送られたセブンソードに、銃としての機能を強化した新装備「GNソードIIブラスター」が追加されている。機体名の「G」はこの「銃(GUN)」を指している。また、GNバスターソードIIには新たにオーライザーと同様のツインドライヴ安定制御装置が搭載されている。
イノベイター勢力との最終決戦によって搭載されていた太陽炉が両方とも大破したため、ケルディム又はアリオスから移植された太陽炉とGN粒子貯蔵タンクで代用している(スラスターの形状は同じであり、外見上は判別不能)。タンクを両肩に搭載してトランザムを行う実験も行われたが、その時の起動時間はわずか0.03秒であった。
『2nd』最終回の後に秘密裏に行われていた武力介入において使用され、戦闘の状況によってオーライザー装備とこの装備を選び分けていた。
  • GNソードIIブラスター - GNソードIIの機関部を基に、新技術を投入して開発された装備。他の装備に比べ銃としての機能に特化しており、純粋種である刹那の能力次第で性能が大きく上昇する可能性も秘めている。半透明素材製の銃剣が下部に設置されているほか、腕との接続部分にはGNソードIIIに似たパーツが採用されている。未使用時は右肩に懸架される。
GN-0000GNHW/7SGD2 ダブルオーガンダム セブンソード/G インスペクション
『00V戦記』に登場。『2nd』期以降、ガンダムを実際に運用してテストすることには危険が伴うため、シミュレーションでデータ取得を行うために、仮想空間に建造されたプログラムの機体。担当であるシェリリンの趣味により、実機では青く塗装された部分が朱色に変更されているのが特徴。武装やその他の仕様は実機と同じだが、各種再点検の結果、基本性能は実機から約5%の増加に成功(ヴェーダの演算能力を利用した現実とほとんど差のないデータであり、実機に反映しても相応の結果が得られる)している。更なる性能アップの可能性を見せていたが、ダブルオークアンタ開発の目処が立ったため開発を打ち切り、得られたデータは新型ガンダムの開発に利用された。
本機はキャラホビ2010で発売された限定プラモデルに設定を付記した機体である。
GN-0000+GNR-010/XN ダブルオーザンライザー
『00V』に登場。ザンライザー(ザンユニット装備型オーライザー)と合体した姿。ダブルオーライザーの時点で要求値を大きく上回る能力を獲得できたため、計画のみに終わった幻の究極形態である。オーライザーと違い、パーツを分離することなくそのまま背中に合体するのが特徴。2本のGNバスターソードIIIは、合体させることで巨大な両刃の剣としても使用できる。ザンライザーの2本のアームは、武装を保持した状態でそのまま第3、第4の腕として機能する。通常はGNソードIIがマウントされ、センサーの色が緑に変化する。
GN-0000/XN ザンダブルオーガンダム
ザンユニットのみをダブルオーと合体させた姿。ユニットの武装とダブルオーの直接的な相性を検証すべく構想された。
GN-006 ケルディムガンダム
諸元
ケルディムガンダム
CHERUDIM GUNDAM
型式番号 GN-006
頭頂高 18.0m
重量 58.9t
動力源 GNドライヴ
武装 GNスナイパーライフルII
GNビームピストルII×2
GNミサイル
GNシールドビット×9
搭乗者 ロックオン・ストラトス(ライル・ディランディ)
ケルディムガンダムGNHW/R
CHERUDIM GUNDAM GN-HEAVY WEAPON/RIFLE
型式番号 GN-006GNHW/R
武装 追加武装:GNビームピストルII×2
GNライフルビット×6
ケルディムガンダム サーガ
CHERUDIM GUNDAM SAGA
型式番号 GN-006/SA
重量 62.7t
武装 GNアサルトカービン
GNビームピストルII×2
GNビームピストル×2
GNサブマシンガン×2
GNミサイルコンテナ
GNスモールシールド
搭乗者 レオ・ジーク
2代目のロックオン・ストラトス(ライル・ディランディ)が搭乗するデュナメスの後継機。頭部ガンカメラやライフル型コントローラー、ハロによる制御サポートなどの主だった機能が受け継がれている。頭部ガンカメラはカバー開閉式に変更され、デュナメスのようにガンカメラ使用時に頭部が変形し、ツインアイが隠されることはなくなった。
射撃性能をさらに強化する機能として、バックパックにはトランザム時にのみ使用可能な照準用フォロスクリーンが新たに搭載されている。頭部前面に展開され、ここからもたらされる膨大な情報を高速演算処理し敵機の動きを予測することで、驚異的な命中精度を発揮する。劇中では、長距離射撃に特化したイノベイター勢力のMS「ガデッサ」の射程をも上回る遠距離から正確な狙撃を行い、多くの敵機を撃破した。また、太陽炉内部のトポロジカル・ディフェクトによる空間への微細な影響を考慮し、太陽炉は尻部分に外付けされている。
デュナメスにおいても予備的な位置付けであった格闘戦専用装備は、この機体では完全に非搭載となっている。代わりにその予備的役割はGNビームピストルと複合されることとなった。
  • GNスナイパーライフルII - デュナメスのスナイパーライフルの発展型。銃身を折りたたむことで、取り回しと連射性能に優れた3連バルカンモードに変形する。不使用時は右肩に折りたたまれた状態でマウントされる。
  • GNビームピストルII - 背部GNバーニアの左右に1挺ずつ懸架された新型ビームピストル。威力は低く、至近距離でもない限りはMSの装甲に満足なダメージを与えられない。生前のニールが提案したアイデアを取り入れ、接近戦用に耐ビームコーティングを施した銃剣が設置されている。このコーティングにより敵のビームサーベルを受け止めることができるほか、グリップを垂直に立てて手斧のように使うこともでき、白兵戦もある程度こなすことができる。
  • GNミサイルポッド - 腰部フロントアーマーに内蔵されているミサイルポッド。2連装のポッドを左右各2基ずつの4基、合計8発のミサイルを内蔵している。
  • GNシールドビット - 遠隔操作が可能なGNシールド。シールドを自在に分散、密集させることで、多方向からの攻撃に対応できるほか、僚機や母艦の防御にも使用できる。左肩に2基、両膝に2基、太陽炉に5基の計9基が装備され、ハロが全ての制御を担当する。各ビットにビーム砲が内蔵されており、4基を格子状に配置した「アサルトモード」では、より強力なビームを発射することができる。ビットの貯蔵粒子が少なくなった場合、太陽炉付近のプラットフォームにマウントすることで急速なチャージが行われ、素早い再展開が可能となる。
GN-006GNHW/R ケルディムガンダムGNHW/R
新兵器「GNライフルビット」を装備したケルディムの武装強化形態。機体名の「R」はライフルを指している。ライフルビットをマウントするために、両膝の2基を除く7基のシールドビットは左肩に装備されている。また、GNビームピストルIIは太陽炉側面に2挺追加され、計4挺になっている。
  • GNライフルビット - シールドビットよりも大型の遠隔誘導兵器。右肩に2基、太陽炉に4基の計6基を装備する。1基でスナイパーライフルと同等の威力と射的距離を持ち、右肩の2基は固定砲塔としても機能する。シールドビットと同様に、盾としても使用できる。
GN-006/SA ケルディムガンダム サーガ
『00V』に登場。敵基地などへの突入作戦のために開発されたケルディムの特殊仕様。機体名のサーガ(SAGA)は「Special Assault GUNDAM Arms(特殊急襲ガンダム武装)」を意味する。狭い場所での戦闘を想定しているため、GNシールドビットは搭載されておらず、装備された7挺の銃もすべて銃身が短いものとなっている。また、頭部のガンカメラには近〜中距離戦闘に対応した専用のクリスタルセンサーが装備されている。7挺という銃の数はエクシアの「セブンソード」を意識したもので、開発段階での名称も「セブンガン」であった。複数の銃器は使い分けのほか、銃身が焼けて使えなくなったものから破棄してデッドウェイトとなるのを避ける運用も想定されていた。
『00I 2314』において『2nd』で大破したケルディムを修復し、GN粒子貯蔵タンク搭載型として、フェレシュテによって宇宙用の機体として運用されている。
  • GNアサルトカービン - GNスナイパーライフルIIに代わり右肩に懸架される。
  • GNサブマシンガン - 両膝に懸架される。
  • GNビームピストル - デュナメスと同型の装備。腰部ホルスターに収納されている。
  • GNスモールシールド - 左肩に設置される。小型で取り回しに優れている。
  • GNミサイルコンテナ - 太陽炉上部に設置される。撤去されたGNシールドビットに代わる太陽炉の防護装甲としての役割を兼ねている。
GN-007 アリオスガンダム
諸元
アリオスガンダム
ARIOS GUNDAM
型式番号 GN-007
頭頂高 19.1m
重量 55.4t
動力源 GNドライヴ
武装 GNツインビームライフル
GNサブマシンガン
GNビームサーベル×2
GNバルカン
GNビームシールド
搭乗者 アレルヤ・ハプティズム
アリオスガンダムGNHW/M
CHERUDIM GUNDAM GN-HEAVY WEAPON/MISSILE
型式番号 GN-007GNHW/M
武装 追加武装:GNミサイルコンテナ
GNキャノン(GNバルカン)
GNビームライフル
アリオスガンダム アスカロン
ARIOS GUNDAM ASCALON
型式番号 GN-007/AL
重量 81.5t
武装 GNツインビームライフル
GNサブマシンガン
GNビームサーベル×2
GNバルカン
GNミサイルコンテナ
GNソード
GNビームキャノン
搭乗者 レオ・ジーク
アレルヤ・ハプティズムが搭乗するキュリオスの後継機。変形方法はほぼキュリオスと同様だが、ノーズユニットは両肩のGNビームシールド発生器を頭上で組み合わせることで形成される。キュリオスと同様、アロウズからは「羽付き」と呼称されている。太陽炉は股間フレーム内部に配置されており、GNアーチャーの機首を直結することで、戦闘中でも同機への迅速な粒子供給が可能となっている。
  • GNツインビームライフル - 主武装の垂直2連装ビームライフル。GNビームサブマシンガンの連射性能を維持しつつ、弱点であった単発の威力不足が改善されている。上部の銃身は可動式で、巡航形態時の対地攻撃が容易な設計となっている。任務に応じて2挺を携行することもある。
  • GNサブマシンガン - キュリオスのGNビームサブマシンガンを両前腕内蔵式に改修した装備。
  • GNビームサーベル - キュリオスとは逆に、左右フロントアーマー裏に1基ずつ格納されている。
  • GNバルカン - 機首に内蔵された迎撃用火器。巡航形態時のみ使用可能。
  • GNビームシールド - 盾を持たないアリオスの防御兵装。両肩の羽状ユニットから、粒子ビームの盾を展開して機体を防御する。ユニットは巡航形態時に大型クローとして使用され、敵に突進し胴体を鋏み切る戦法を多用する。
GN-007GNHW/M アリオスガンダムGNHW/M
アリオスの武装強化形態。機体名の「M」はミサイルを指している。当初のアリオスの武装強化案「アスカロン」(後述)からGNミサイルコンテナのみが採用されている。
  • GNミサイルコンテナ - アスカロンからの流用装備。MS形態時は背部に2基、巡航形態時は両腕側に配置される。
  • GNキャノン - GNツインビームライフルに代わり装備される大型ビーム砲。威力に反比例して連射性能が低下しているため、GNバルカン2門を銃身側面に設置して欠点をカバーしている。
  • GNビームライフル - 新型ノーズユニットに内蔵されたビーム砲。巡航形態時のみ使用可能。
GN-007+GNR-101A アーチャーアリオス
巡航形態のアリオスとGNアーチャーが前後に連結した形態。GNアーチャーの推力・火力が追加されることで、機動性と火力が大幅に強化されている。この思想は、キュリオスのテールブースターの発展系である。合体時のGNアーチャーは無人でも運用が可能だが、その場合、戦闘中の分離が不可能となり、アリオスがMS形態に変形できなくなるというリスクもある。GNアーチャーにもパイロットが搭乗することで戦闘中の分離・再合体が可能となり、より柔軟な戦術展開が可能となる。また、有人時のGNアーチャーの武装は、GNアーチャー側からのコントロールが優先されるため、性能を最大限に発揮するためには、両機のパイロットの高度な連携が求められることになる。
GN-007/AL アリオスガンダム アスカロン
『00V』に登場。初期に構想されたアリオスの武装強化案。第3世代ガンダムの武装を参考に開発が進められた。しかし、追加武装による機動性の低下はGNアーチャーとの連携に支障をきたすと判断されたため、機動力の低下に繋がるとされたGNソードを排除したGNHW/Mが実戦運用された。機体名は龍殺しの剣「アスカロン」に由来する。両肩のパーツがGNビームキャノン用のものに交換されているため、GNビームシールドは装備されていない。
『00I 2314』において『2nd』で大破したアリオスをアスカロン仕様で修復[注 12]し、GN粒子貯蔵タンク搭載型として、フェレシュテによって地上用の機体として運用されていたが、アーミア・リーを侵食したELSに侵食されたため、ティエレンチーツーによって撃破される。
  • GNソード - 機首に装備された折り畳み式GNソード。巡航形態での体当たり攻撃に使用される。
  • GNビームキャノン - ノーズユニットに内蔵された大型ビーム砲。両肩のパーツが砲身としての役割を持ち、粒子を圧縮誘導することで高威力を発揮する。
GN-008 セラヴィーガンダム
諸元
セラヴィーガンダム
SERAVEE GUNDAM
型式番号 GN-008
頭頂高 18.2m
重量 67.2t
動力源 GNドライヴ
武装 GNバズーカII×2
GNキャノン×4(隠し腕)
GNビームサーベル×6
搭乗者 ティエリア・アーデ
セラヴィーガンダムGNHW/B
SERAVEE GUNDAM GN-HEAVY WEAPON/BEAM
型式番号 GN-008GNHW/B
武装 追加武装:GNキャノン×2
セラヴィーガンダムGNHW/3G
SERAVEE GUNDAM GN-HEAVY WEAPON/3G
型式番号 GN-008GNHW/3G
重量 121.2t
武装 GNバズーカII×2
GNキャノン×8(隠し腕)
GNビームサーベル×10
ティエリア・アーデが搭乗するヴァーチェの後継機。 搭載火器、GNフィールドの更なる強化とともに、GNキャノンに内蔵されている「隠し腕」など、ヴァーチェでは重視されていなかった近接格闘能力の向上も図られている。この機体には背部にもガンダムフェイスが存在しており、最大出力時にはその顔が現れ、「フェイスバーストモード」と呼ばれる状態になる。この時に展開される頭部の大型ブレードアンテナはクラビカルアンテナであり、粒子コントロール能力は飛躍的に上昇し、攻撃、防御ともに強化することが可能となる。
この機体の最大の特徴は、「セラフィムガンダム」がバックパックとして隠されていることである。セラフィムとは太陽炉を共有しており、コックピットはセラヴィーの胸部にある[16]
  • GNバズーカII - ヴァーチェのGNバズーカの発展型。連射性能が向上しており、2基を合体させた「ダブルバズーカ」形態、両肩のGNキャノンと接続した「ツインバスターキャノン」形態など、多様な攻撃法が可能となっている。ダブルバズーカと4門のGNキャノンを連動させることで、セラヴィー最大の攻撃「ハイパーバースト」を使用することができる。
  • GNキャノン - ヴァーチェのGNキャノンの発展型。両肩、両膝に2門ずつ、計4門を装備する。両肩の2門はセラフィムの両腕でもある。4門の同時斉射は「クアッドキャノン」と呼ばれる。腕に変形させることが可能で、内蔵したGNビームサーベルによる奇襲を行うこともできる。なお、砲口部から現れる手には、人間でいう親指にあたる可動枝が片手につき2本あり、展開時の方向に合わせてどちらか1本は畳まれたままである[16]。このため、バックパック時とセラフィム時とで左右の手の反転は起こらない[注 13]
  • GNビームサーベル - ヴァーチェとは異なり格納箇所が両前腕部に変更されている。GNキャノン内に格納されているものを含めると計6本を装備しており、すべてを同時に使用することができる。
  • GNフィールド - 改良され、GNフィールド発生までの時間が短縮されたほか、GNバズーカIIやGNキャノンの粒子圧縮をサポートし、より強力な攻撃を可能にする機能も加えられた。
GN-008GNHW/B セラヴィーガンダムGNHW/B
セラヴィーの武装強化形態。砲撃力と防御力のさらなる向上が図られている。機体名の「B」はビームを指している。取り外された腰のGNフィールド発生器の代わりに、両肩と両脚部にGNコンデンサー内蔵のフィールド発生器が装備され、より強力なGNフィールドの展開が可能となっている。また、肩のGNキャノンには大型のGNバーニアが搭載され、機動力の向上も図られている。GNキャノン、GNバーニアはセラフィムに接続されているため、分離後もそのまま使用出来る。
  • GNキャノン - 新たに腰に装備された大型ビーム砲。砲身を展開し、より威力の高い砲撃も可能となっている。
GN-008GNHW/3G セラヴィーガンダムGNHW/3G
『00V』に登場。初期に構想されたGNヘビーウェポンプランの一つ。背部のセラフィムの左右に、無人型セラフィム「セム」が2機追加されている。セラフィムと2機のセムが連動することで、トライアルフィールドの効力を数百kmに及ぶ広範囲に及ぼすことが可能となる。しかし、ヴェーダとのリンクが絶たれている現状では、セムは単なるデッドウェイトでしかなく、ヴェーダ奪還前にセラヴィーが撃破されるような事態を招きかねなかった。そのため、総合性能の向上が図られたセカンドプランであるGNHW/Bが最終的に採用された。セラヴィーとセラフィムにも若干の改装が加えてられており、腰のGNフィールド発生器がセムに干渉しないよう小型化されているほか、セラフィムの両肩にはセムとドッキングするためのパーツが追加されている。ちなみに、セムの1号機がセラヴィーの左肩側に、2号機が右肩側に合体している。
GN-009 セラフィムガンダム
諸元
セラフィムガンダム
SERAPHIM GUNDAM
型式番号 GN-009
頭頂高 16.6m
重量 27.4t
動力源 GNドライヴ
武装 GNバズーカII×2
GNキャノン×2
GNビームサーベル×2
GNビームマシンガン
搭乗者 ティエリア・アーデ
セム
SEM
型式番号 GN-00902
頭頂高 16.6m
重量 27.0t
動力源 GN粒子貯蔵タンク
武装 GNキャノン×2
GNビームサーベル×2
GNビームマシンガン
GNシールド
セラヴィーの背部に隠されている機体でナドレの後継機。セラヴィーからの分離後は、中央ガンダムフェイス[注 14]内から本来の頭部がせり上がり、2門のGNキャノンと2基のGNバーニアがそれぞれ両腕と両脚に変形する。分離後のコックピットはセラフィム胸部[注 15]にあり、太陽炉はセラヴィーから切り離され本機に格納される。分離後のセラヴィーは各部の大型GNコンデンサーによって稼動し、劇中では描写がないものの、セラフィムから遠隔操作することも可能とされている[17]。ダブルオーライザーのトランザムバーストによってリボンズの脳量子波が乱され、その間に意識体となったティエリアがヴェーダを奪還したことにより、トライアルフィールド[18]を発動。イノベイター勢力の機体を停止状態に追い込んだ。直後にリボーンズキャノンの攻撃で機体は破壊されたが、ティエリアがヴェーダを完全に掌握したため、イノベイター勢力の機体の停止状態は継続された。
  • トライアルフィールド - ナドレ アクウオスの開発を経て、トライアルシステムの有効範囲がより広範囲に拡張されたもの。アクウオスのマスクソードの機能は胸部(セラヴィー時は背部)の大型ガンダムフェイスとして内蔵されている。その有効範囲は最終決戦の場となったラグランジュ2の宙域一帯をカバーできるほどである。使用するためにはヴェーダとのリンクが必要となる[16]
  • GNキャノン・GNビームサーベル - 両腕は変形させることでGNキャノンとなり、内部にはビームサーベルも格納されている。本機の無人型であるセムも同様の装備を持つ。
  • GNビームマシンガン - セラフィム及びセム用に開発された小型ビーム砲。セラヴィーとの合体時には脚部にマウントされる。セラフィムでは戦闘が可能な限り避けられたこともあり、未使用。
GN-00902 セム
『00V』に登場。セラヴィーGNHW/3Gに搭載される無人型セラフィム。名称はセラフィムの略とともに、聖書のノアの息子の1人のセムに由来している。ヴェーダを介した量子通信によって、理論上、遠隔操作が可能な距離は無制限となっている。頭部カメラがバイザー型であることと、GN粒子貯蔵タンクを動力とする以外は、セラフィムとほぼ同形状、同性能の機体である。マシンガン、シールドといった武装は膝のハードポイントにマウントされる。胸部クラビカルアンテナが右側に付いているのが1号機、左側に付いているのが2号機となっている。GNキャノンの数と向きの都合、セラフィムと本機2機を全て装備した状態のセラヴィーは幅広い方向への同時攻撃が可能となる。セラフィムとほぼ同コストを要するこの機体の製造が困難なことも「GNHW/3G」が廃案となった理由の一つである。
  • GNシールド - ケルディムのシールドビットをベースに、遠隔誘導機能を撤廃した装備。内蔵ビーム砲は残されているため、攻撃にも使用できる。

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第5世代ガンダム[編集]

『劇場版』に登場。第5世代[9]に分類されるガンダム。イノベイター勢力との最終決戦から2年後に開発された機体。機体設計は第4世代機に引き続き、イアン・ヴァスティが担当した。なお、ティエリア・アーデが搭乗するラファエルのみは、イノベイター勢力のGNZシリーズを母体に彼が独自開発した機体である[19]。2年前の戦いで大きく疲弊し、更に最大のスポンサーである王商会の支援を失ったCBの資金難により[14][注 16]、イアン設計のガンダムはそれぞれ直系の第4世代機の設計を流用する形で開発されている[9]。よって本質的な性能は第4世代相当のままだが、遠隔誘導式のビット兵器など多彩な火器で重武装化することで総合的な戦闘力を高めている。

GNT-0000 ダブルオークアンタ
諸元
ダブルオークアンタ
00 QAN[T]
型式番号 GNT-0000
頭頂高 18.3m
重量 63.5t
動力源 GNドライヴ×2(ツインドライヴ)
武装 GNソードV
(GNバスターソード)
(GNバスターライフル)
GNソードビット×6
GNシールド(GNビームガン)
搭乗者 刹那・F・セイエイ
ダブルオークアンタ フルセイバー
00 QAN[T]FULL SABER
型式番号 GNT-0000/FS
重量 70.1t
武装 追加武装:GNソードIVフルセイバー(GNガンブレイド×3)
ツインドライヴシステムを搭載するダブルオーの後継機。純粋種へと進化し、ダブルオーライザーの限界性能を超える能力を得た刹那・F・セイエイのために開発された、「真のイノベイター専用機」である。機体名の「クアンタ」は「Quantum(クォンタム、量子)」の複数形である「Quanta」[20][注 17]、型式番号の「T」は「Twin(ツイン)」を意味する[21]
2年前の戦いでダブルオーの太陽炉が全て喪失したため、本機は木星で製造された2基の新型太陽炉を搭載。この太陽炉は製造時からツインドライヴ用の調整が施されているため、起動開始の時点で既に完全な同調を果たしている。
機体への搭載位置は胸部と左肩のGNシールドに各1基ずつを内蔵する左右非対称の配置に変更されており、これに伴いダブルオーでは胸部に位置していたコックピットは腹部に移設され、コンソールなどの内装品も一新されている。出撃時には、コックピットの後方にELSから来る莫大な情報量に対し、完全リンクを果たしているティエリアとヴェーダが対応するためにヴェーダのターミナルユニットが取り付けられた[注 18]。機体の内部フレームはダブルオーと同一構造だが、これは開発費の都合だけでなく、ダブルオーの設計が既に完成の域に達していたという理由による[22]。ただし内装機器などは、イノベイターの力を最大限に発揮するために新開発された物が多く採用されている[22]。外観の造形はエクシアに似せてあるが、これは刹那に対するイアンからの配慮によるものである[22]
ダブルオーライザーではトランザム中のみの副次的な現象であった量子テレポート(量子化)[注 19]を標準システムとして搭載するほか[23]、単独でELSの軍勢を全滅させることが可能なほどの戦闘能力を秘めているが[22]、その本質は刹那の純粋種としての能力に反応する特殊システム「クアンタムシステム」にある。このシステムは、ダブルオーライザーのトランザムバーストをはるかに上回る高濃度粒子領域を展開する「クアンタムバースト」によって人々の意識共有と相互理解をより強く促し、最終的には「戦いそのものを止めさせる」という刹那自身の想いを体現したシステムである。クアンタムバーストには複数のレベルが存在し[23]、最高レベルではGNシールドを背中に引き込んで2基の太陽炉を直結し、次いで全身の装甲を排除して各部のGNコンデンサーを露出させ、貯蔵された全粒子を開放する。
クアンタムシステム発動は一度トランザムシステムの発動を経由してから移行する[24]ため、クアンタムシステム発動時に一瞬だけトランザム同様の赤色に発光した後、GN粒子と同じ緑色となる。
ELSとの最終決戦では超大型ELSの中枢にて、イオリアの予測した異星体との「来るべき対話」を果たすべくクアンタムバーストを発動。情報の奔流の中でELSの旅の目的と地球圏に来訪した理由を垣間見る。そして刹那は人類同士の相互理解の可能性を示すと同時に自らはELSとの相互理解を果たすべく、クアンタの量子テレポートを発動させてELSの母星へと旅立っていった。
  • GNソードV - エクシアのGNソードから通算5代目のモデル。形状やライフルモードへの変形方式はGNソードIIを踏襲しているが、刀身全体がGNソードIIIと同じクリアグリーンの半透明素材で成形されている。GNソードビット6基を刀身に合体させることで、ソードモードはバスターソード、ライフルモードはバスターライフルへとそれぞれ強化される。バスターライフルモードでは、ダブルオーライザーと同じくライザーソードの使用も可能。
  • GNシールド - 太陽炉の1基を内蔵する専用シールド。背中のアームで左肩側に連結され、胸部側の太陽炉とツインドライヴを構築する。アームは柔軟に可動し、左腕の動きを妨げることなく広い防御範囲を確保している。これに関連し、左肩の装甲も右肩側の先端を切り欠いた形状をしている。GNソードビットのキャリアを兼ねており、内蔵された太陽炉から粒子を急速充填することができる。表面には粒子散布用の開閉カバーが備えられ、上部に迎撃用のGNビームガンを内蔵する。
  • GNソードビット - GNソードVと同素材の刃が採用されたビット兵器。形状と大きさの異なるA・B・Cの3種のビットを各2基ずつ、計6基装備する[注 20]。各ビットに手持ち用のグリップが格納されており、AビットとBビットは連結させて1本の長剣としても使用される[22]。またCビットのみ先端にビームサーベルを発生させる機能を有する[注 21]。全ビットを円環状に配置することで任意の範囲にGNフィールドを展開可能で、この展開方式はビット自体が攻撃を受ける必要がないため他機のビットに比べ撃墜されるリスクが低い[22]。また、量子テレポート時には次元ゲート形成の役割を担う。
GNT-0000/FS ダブルオークアンタ フルセイバー
『00V戦記』に登場。GNソードVに先行して開発されていた専用武装「GNソードIVフルセイバー」を装備した姿。かつてのダブルオーのようにツインドライヴの同調に不具合が生じた場合の保険に、オーライザーと同じ稼動安定器としての機能を盛り込んで設計された。しかし、完成したクアンタの太陽炉は問題なく同調していたため実際に使用されることはなかった。
それでも、純粋な強化武装として見た場合でもその性能は極めて高く、ELSとの最終決戦後にヴェーダが行ったシミュレーションでは、単機で地球圏に飛来したELSの大群を1週間で壊滅させるという驚異的な結果を残している。ただし、新たな敵の増援やパイロット側のミスなどの不確定要素は考慮されていないうえ、使用されたデータは地球圏での最終防衛戦のものであり、全力で戦闘行動を取るELSを相手にしているわけではない点に加え、CBの他メンバーや連邦軍が戦闘に参加していない点には留意する必要がある。
本装備は背中の太陽炉に取り付けられる専用接続ユニットを介し、左肩側のGNシールドとシルエットの均整を取る形で右肩側に配置される。接続ユニット基部には、従来の太陽炉搭載機と同じコーン型スラスターが備えられている。
  • GNソードIVフルセイバー - 本装備は、刀身である「メインブレイドユニット」と持ち手である「メイングリップユニット」、その間に接続される「マルチカウンター」から成る「メインソード」、ガンモード・ブレイドモードへの変形機能を持つ3基の「GNガンブレイド」で構成され、これらを組み替えることで多彩な戦闘スタイルを展開する。不使用時の基本形態でもある大型剣「フルセイバーモード」、GNソードVのバスターライフルモードに相当する大型砲「GNランチャーモード」、GNガンブレイドにメインブレイドユニットの前後を入れ替えて合体させた2種類の「ライフルモード」、フルセイバーモードから2基のGNガンブレイドを外した「GNセイバーモード」、GNガンブレイド2基を合体させた「GNガンブレイド ツインエッジ」。これにGNガンブレイド単体の変形モードを含めれば、その数は8種類にも上る[注 22]
ELSクアンタ
『劇場版』エピローグに登場。相互理解の過程でELSと融合し、地球に帰還したダブルオークアンタ。
クアンタムバーストの際に排除した装甲はELSによって再構築されており、背中には8枚の発光する翼のようなパーツが形成されている。 通常時や飛行時など機体の状況に適した形に変わるため、固定されたシルエットを持たない[3]
GN-010 ガンダムサバーニャ
諸元
ガンダムサバーニャ
GUNDAM ZABANYA
型式番号 GN-010
頭頂高 18.0m
重量 86.8t
動力源 GNドライヴ
武装 GNホルスタービット×10(最終決戦時は×14)
GNピストルビット・GNライフルビットII×10(最終決戦時は×14)
GNミサイルポッド
搭乗者 ロックオン・ストラトス(ライル・ディランディ)
ケルディムの後継機。従来の狙撃型ガンダムは全てニール・ディランディのパイロット特性に合わせて設計されていたが、本機はライル・ディランディが得意とする乱戦下での銃撃戦(つまり「乱れ撃ち」)を重視して設計されている。機体名はコーランに記される「地獄の管理人」に由来する[25]
合計20基を超える多数のビット兵器と全身に内蔵された無数のGNミサイルにより、「移動武器庫」と形容される大火力を持つ。反面、機体制御や火器管制はハロ1体が賄える限界を超えているため、新たに同乗する青ハロとの2体体制で運用される。ケルディムで尻に外付けされていた太陽炉は、デュナメス以来の胸部内蔵式に戻されている。狙撃機の特徴である額のガンカメラは、ケルディムのカバー開閉方式にデュナメスのアンテナ下降方式を取り入れた複合方式を採用している。両肩や両脚にもガンカメラと同機能のカメラが内蔵されており、全火器を使用した複数目標への同時攻撃を可能としている。この際、コックピットのモニターにはマルチロック専用のディスプレイが表示され、ホルスタービットの連結器は切り離される。精密射撃用のライフル型コントローラーは本機では廃止され、代わりに通常の操縦桿を銃の形をした専用品とすることで、操縦系の切り替えなしに即座に狙撃モードに移行することができる[26]
  • GNホルスタービット - ケルディムのGNシールドビットの発展型。「ホルスター」の名の通り[注 23]、内部に銃器の格納スペースが設けられている。通常は左右の腰のアームに片方5基ずつ、計10基を装備するが、ELSとの最終決戦時には更に両肩に4基を増設して出撃した。シールドとして使用する場合は2基を連結させ、表面にGNフィールドを展開して攻撃を防ぐ。格納されているGNライフルビットIIと組み合わせて展開することにより、シールドビットのアサルトモードを凌駕する大出力ビームも発射可能。
  • GNピストルビット・GNライフルビットII - GNホルスタービットに各1基ずつ格納される射撃用ビット。GNホルスタービットから引き出される際、速射性に優れたGNピストルビット、先端に遠距離用バレルを追加したGNライフルビットIIのどちらかを選択する。格納されたセンサーとグリップを展開することで、手持ち火器としても使用可能。ピストルモードの銃身下端には、接近戦用のブレードが設置されている。
  • GNミサイルポッド - 胸部・両肩・腰部装甲・両脚各部に、迎撃や弾幕形成用のマイクロミサイルを大量に格納する。発射後空になったミサイルポッドは順次排除される。
GN-011 ガンダムハルート
諸元
ガンダムハルート
GUNDAM HARUTE
型式番号 GN-011
頭頂高 19.0m
重量 77.1t
動力源 GNドライヴ
武装 GNソードライフル×2
GNキャノン×2
GNシザービット×10(最終決戦時は×20)
GNミサイルコンテナ
GNバーニアユニット
搭乗者 アレルヤ・ハプティズム
ソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)
アリオスの設計を基に、GNアーチャーと開発が中断されたザンライザーの設計を統合した可変型ガンダム。ガンダムとしては初の複座機であり、アレルヤ・ハプティズムとソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)がそれぞれ機体操作と火器管制を分担して行う。機体名はコーランに記される2人組の堕天使の片割れに由来する[25]
腰部後方にGNアーチャーに類似した折り畳み式ノーズユニットと左右の大型サイドコンテナを持ち、キュリオスと同型のテールユニットなど従来機のオプション武装の多くを標準装備している[27]。その上で、更なる装備追加が可能なほどの搭載量も有している。太陽炉はアリオスと同じく股間部に内蔵されている。巡航形態への変形は、頭部前面が胸部装甲で隠される以外はキュリオスやアリオスとほぼ同様の方式が採用され、変形後は大型の前進翼が特徴の重厚な三胴機となる。
そして、超兵であるアレルヤとピーリスに対応した独自の機能として、機体の潜在能力の全てを解放するリミッター解除モード「マルートモード」が設定されている。この機能は各パイロット用の3種類のOSを同時に起動するというもので、アレルヤとハレルヤの2つの人格による「反射と思考の融合」、そしてピーリスを加えた三位一体の連携が実現して初めて真価を発揮する。モード移行時は頭部カメラアイを覆うバイザーが収納され(ただし劇中ではすでにバイザーは破壊されていた)、額とマスクに隠されたカメラアイが展開し、赤く輝く6つの目、紫色のマスクを持つ禍々しい顔付きとなる。
  • GNソードライフル - ザンライザーのデータが反映された複合武装[27]。小型の粒子ビーム連射と、高威力ビームの照射を使い分け可能。銃身下端に半透明素材製の刃を持ち、銃口とグリップを収納して銃尻のキャリングハンドルを握ることで、接近戦用のソードモードとなる。銃身は縦に開閉し、敵の捕獲や切断に適した大型クローとなる。巡航形態時は左右のサイドコンテナに設置され、大型前進翼として機能する。左右に装備したソードライフルは母艦への格納時、狭い艦内に干渉しないように折り畳むことができる。
  • GNキャノン - サイドコンテナ先端に内蔵された主砲。大量の粒子消費と引き換えに絶大な威力を持つ。基本的に巡航形態用の装備だが、MS形態でも接続アームを可動させて構えることで発砲可能。GNソードライフルとの一斉掃射は、圧倒的な破壊力を発揮する。
  • GNシザービット - サイドコンテナに内蔵されたビット兵器。「シザー(ハサミ)」の名の通り、GNフィールドを展開した2つの半透明素材製の刃で敵を鋏み切る。ミサイルなどの単純追尾兵器では対処し切れない敵に使用される。
  • GNミサイルコンテナ - キュリオスと共通のテールユニットで、本機では標準装備される。コンテナ自体が爆弾になっており、ミサイルを撃ち尽くして排除された後は自動で爆破される。
  • GNバーニアユニット - ELSとの最終決戦時に追加された脚部の大型ブースター。装着後はキュリオスのガスト仕様に似た姿となり、そのままでの変形も可能。両膝部分には武装コンテナが増設されており、サイドコンテナと同じくGNシザービットを格納する。なお、コンテナ1基につき5基のビットが搭載されている。
CB-002 ラファエルガンダム
諸元
ラファエルガンダム
RAPHAEL GUNDAM
型式番号 CB-002
全高 25.9m
頭頂高 21.7m
重量 102.3t
動力源 GNドライヴ[T]×3
武装 GNビッグキャノン(GNビッグクロー)×2
GNビームサーベル×2
GNバズーカ×2
搭乗者 ティエリア・アーデ
セラヴィーガンダムII
SERAVEE GUNDAM II
型式番号 GN-008RE
頭頂高 18.5m
重量 65.7t
ラファエルガンダム ドミニオンズ
RAPHAEL GUNDAM DOMINIONS
型式番号 CB-002/GD
全高 24.4m
頭頂高 21.7m
重量 102.2t
武装 GNバズーカ×3
肉体的に死亡し人格データのみをヴェーダへ移したティエリア・アーデが、ソレスタルビーイング号内のファクトリーで独自開発した専用機[注 24]。また、本機の操縦用に以前と同じ生体端末の肉体も造り出された[注 25]
火力と防御力に特化した機体特性は過去のティエリア機に通ずるが、同時期のイアン設計機と異なり、実際の設計は1ガンダムやGNZシリーズなどのイノベイド専用機を母体としている。このため、型式番号は1ガンダムからの通し番号となるCBナンバーを使用している。機体の基本フレームはGNZシリーズからの流用で、過去のティエリア機と異なり最初からスマートな体型をしている。背部には、破損したセラヴィーのパーツを再利用した巨大な武装モジュールを頭上に纏うように装備する。このモジュールは分離して無人型MS「セラヴィーガンダムII」への変形が可能で、ラファエル側から脳量子波を介して遠隔操作される[注 26]。武装の大半はセラヴィーII側に集約されており、ラファエル本体は手持ちの火器を除く一切の武装を持たない。
2年前の戦いでセラフィムに搭載された太陽炉が機体ごと失われたため、本機はセラヴィーII側に内蔵された3基の擬似太陽炉によって稼動する[19]。このために活動時間の制約は生じたものの、オリジナルの太陽炉と同様にトランザムシステムの使用が可能となっている。ラファエル本体には太陽炉が搭載されていないため、分離状態では内蔵されたGN粒子貯蔵タンクを動力源とする[28]
  • GNビームライフル - ナドレのビームライフルの発展型で、ラファエル本体としては唯一の武装。
GN-008RE セラヴィーガンダムII[注 27]
破損したセラヴィーと、ソレスタルビーイング号内に残されたイノベイド専用機のパーツを用いて製造された無人型MS。黒一色のセラフィムに近いグレー一色の配色が特徴で、通常はラファエルの武装モジュールとして運用される。胸部と両脚に擬似太陽炉を各1基ずつ、計3基を内蔵する。ELSとの戦闘では無人機ゆえに脳量子波を発しないため、イノベイドのティエリアが乗るラファエルへELSを引き付けた後、無人機のこちらを運用する形が取られた。
  • GNビッグキャノン(GNビッグクロー) - 脚部に内蔵される大型ビーム砲で、ラファエルとの合体時における主砲。左右のユニットごとに内蔵された擬似太陽炉を直結し、大量の圧縮粒子を一度に放出する。格闘戦時は大型マニピュレーター「GNビッグクロー」へ変形し、機体から独立したビット兵器としての機能も持つ。クローはMSの腕を引きちぎるほどのパワーを持つ。
  • GNバズーカ - 改修前の主武装であるGNバズーカIIの改良型で、分離状態では引き続き主武装として使用される。ラファエルとの合体時は、腕に直接接続された状態で砲口を下方に向けて配置される。
  • GNビームサーベル - 改修前と同様、両腕に1基ずつを格納する。劇中では未使用。
CB-002/GD ラファエルガンダム ドミニオンズ
『00V戦記』に登場。地上戦用の無人機「セラ」と合体した姿。セラヴィーIIは合体位置の関係から機体重心が上方に偏るため、重力下での運用に難を抱えていた。セラの場合は、機体のパーツを分割してラファエル本体の増加装甲とすることで、重心の分散化と防御力の向上を両立させている。対ELS戦後に勃発した旧人類対純粋種の紛争の最中、エイミー・ジンバリストが偶然本機の姿を目撃している。
  • GNバズーカ - ラファエル本体用の携行型1基と、セラ用の背部砲塔型2基を装備する。携行型はヴァーチェ用GNバズーカの後部に擬似太陽炉を設置した改良型で、背部砲塔型はセラヴィーIIのGNバズーカと同型である。
GN-00802 セラ
『00V戦記』に登場。地上において、セラヴィーIIに代わりラファエルと合体する無人機。基本形状はセラヴィーIIに準ずるが、頭部が簡易型のセンサーユニットとなっている、GNビッグクローがラファエルの脚部追加装甲となっているのが主な相違点である。
MS形態は連載時には画稿が公開されておらず、ムック『GUNDAM WEAPONS 機動戦士ガンダム00編IV MGダブルオークアンタ & MGダブルオーライザー/機動戦士ガンダム00V戦記編』が初出である。

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ガンダムスローネ[編集]

『1st』に登場(ドライのみ『2nd』にも登場)。イオリア計画の改変を目論むCBの監視者アレハンドロ・コーナーとラグナ・ハーヴェイが、ヴェーダから入手したデータを基に独自に開発した機体。機体名の「スローネ」は「座天使」に由来する[29]。装備違いの同型機が3機製造され、ヨハン、ミハエル、ネーナの3兄妹のガンダムマイスター「チームトリニティ」がそれぞれパイロットを務める。プトレマイオスチームのガンダムよりも苛烈で徹底的な武力介入を行い、ガンダムに対する世界の敵意を増幅させた。

プトレマイオスチームのガンダムと違い、動力はGNドライヴ[T](擬似太陽炉)である。トランザムシステムを持たないなど[注 28]、多くの面でオリジナルに劣っているが、TDブランケットを省いたことでオリジナルの欠点である生産性の低さを克服しており、後に登場する地球連邦などの擬似太陽炉搭載機開発の礎となる。

スローネの機体は、プトレマイオスチームのガンダムのように機体フレーム内に太陽炉や各種機器を内蔵するのではなく、炉や機器自体がフレームと一体化した独自の構造を持つ。これは部品点数の削減など大量生産に有利な構造であり、このスローネの構造を基に開発された量産型MSが、国連軍に提供された「ジンクス」である。スローネは野戦での単独行動も想定しているため、有事の際などに即起動できるよう太陽炉に外付けの始動機が設置されているが、ジンクスは母艦との連携運用を前提としているため、この始動機は設置されていない。 付属の始動機は待機状態からの起動を行うものであり炉心への電力チャージは出来ない。

GNW-001 ガンダムスローネアイン
諸元
ガンダムスローネアイン
GUNDAM THRONE EINS
型式番号 GNW-001
頭頂高 18.6m
重量 67.1t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNランチャー
GNシールド
搭乗者 ヨハン・トリニティ
ガンダムスローネアイン トゥルブレンツ
GUNDAM THRONE EINS TURBULENZ
型式番号 GNW-001/hs-T01
全高 27.9m
頭頂高 18.6m
重量 139.2t
動力源 GNドライヴ[T]×2
武装 GNブラスター
GNビームサーベル×2
GNミサイルコンテナ
GNファングコンテナ
長男ヨハン・トリニティが搭乗する1号機。アインはドイツ語の「1」を意味する。デュナメスの精密射撃能力とヴァーチェの大火力を融合させた重砲撃型MSである。
  • GNランチャー - 右背に装備された太陽炉直結の大型ビーム砲。通常の速射モードから折り畳まれた砲身を展開した長射程モードに変形する。更に他のスローネから有線で粒子供給を受けることで、より強力な砲撃が可能となるが、発射までの隙が大きいため、乱戦での使用には適さない。2機連結では「GNメガランチャー」、3機連結では「GNハイメガランチャー」と名称も変化する。
  • GNビームライフル - 中・近距離用の主力火器で、GNランチャーに比べ火力は劣るが連射が可能。GNランチャー長射程モード時の砲架を兼ねており、後部のアームが起立しランチャー下部に接続される。銃口の下部にはスモーク弾を発射する機能もある。
  • GNビームサーベル - 両肩に装備されたスローネ共通の接近戦用装備。プトレマイオスチームのガンダムが装備するものとほぼ同じ構造だが、より大型で高出力の刀身を形成する。GNコンデンサーを内蔵しているため、手元から離れても短時間ならビーム刃を維持する事が可能。
  • GNシールド - 左肩に接続される小型シールド。バックパックに接続されたベルトケーブルによって粒子供給を行う。表面にGN粒子のフィールドを形成することで高い防御力を発揮するが、使用中は武器への粒子供給量が減ってしまう。
GNW-001/hs-T01 ガンダムスローネアイン トゥルブレンツ
『00V』に登場。スローネアインに追加武装ユニット「トゥルブレンツ(乱気流の意)」を装着した形態。当初から大規模な武力介入を行っていたトリニティだが、その規模をさらに拡大するために開発された。スローネ本体の擬似太陽炉に加え、トゥルブレンツ側にも擬似太陽炉が搭載されているため、活動時間の大幅な延長が可能となっている。ユニットは戦闘機形態への変形機構も備え、独立した支援機として運用することもできる。他のスローネ用のユニットも開発されていたが、アレハンドロの計画が予想以上に早く進行したため、制作されたのはアイン用のみとなった。
  • GNブラスター - GNランチャーに代わり装備される大出力ビーム砲。肩ではなく右腕下部に装備される。GNランチャーと違い、他のスローネとの連結機構はない。
  • GNミサイルコンテナ - 背部に装備されるミサイルコンテナ。ドライ用のユニットの場合、この部分にGNステルスフィールド発生器が装備される。
  • GNファングコンテナ - 両脚に装備されるメインスラスターを兼ねたコンテナ。ユニットがツヴァイへ装着される場合のみ、GNファングが格納される。
GNW-002 ガンダムスローネツヴァイ
諸元
ガンダムスローネツヴァイ
GUNDAM THRONE ZWEI
型式番号 GNW-002
頭頂高 18.6m
重量 67.1t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバスターソード
GNビームサーベル×2
GNハンドガン
GNファング×8
搭乗者 ミハエル・トリニティ
アリー・アル・サーシェス
次男ミハエル・トリニティが搭乗する2号機。ツヴァイはドイツ語の「2」。巨大な「GNバスターソード」を装備した格闘型の機体で、両腰に内蔵された遠隔誘導兵器「GNファング」により対多戦でも高い能力を発揮する。後にサーシェスがミハエルを殺害し本機を強奪、国連軍所属の機体としてCBのガンダムと敵対する。小説版では「スカート付き」の通称で呼ばれている。
  • GNバスターソード - 右肩に懸架される巨大な実体剣。GN粒子の作用によって刀身の慣性質量を制御し、斬撃の瞬間に質量を最大にすることで高い威力を発揮する。また、刀身に内蔵されたGNコンデンサーからGN粒子を放出することで、ビームサーベルと同様の特性も併せ持っている。
  • GNハンドガン - 左腕下部に固定装備されている小型ビーム砲。攻撃力、射程距離ともに特筆すべき点はないが、連射性は高い。アインへの粒子供給用ケーブルを内蔵している。
  • GNファング - 「ファング」の名の通り「牙」のような形状をした遠隔操作が可能な移動ビーム砲。先端部にビームサーベルを発生させ、敵機を貫くこともできる。両腰バインダーに8基を搭載するが、通常は6基のみを使用し、残りの2基は予備として緊急時や奇襲に用いる。
GNW-003 ガンダムスローネドライ
諸元
ガンダムスローネドライ
GUNDAM THRONE DREI
型式番号 GNW-003
頭頂高 19.4m
重量 67.7t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNビームサーベル×2
GNハンドガン
GNシールド
GNシールドポッド(GNミサイル)
GNステルスフィールド
搭乗者 ネーナ・トリニティ
末妹ネーナ・トリニティが搭乗する3号機。ドライはドイツ語の「3」。機体各部に大容量のGNコンデンサーを搭載しており、スローネアインへの粒子供給や、GNステルスフィールドによるジャミングなどの戦闘支援を主任務とする。あくまで支援用の機体であるため、強力な火器は搭載しておらず、単体での戦闘能力はスローネの中で最も低い。コックピット内部には、AIロボット「HARO」を設置するための台座が用意されており、操縦支援を行う。
  • GNステルスフィールド - バックパックやシールドのGNコンデンサーを開放し、GN粒子を広範囲に散布することでジャミングを行う。GNフェザーを発展させたもので、出力を調整することで防御にも使用できる。
  • GNハンドガン - ツヴァイと同一の装備。アインへ粒子供給を行う際、ツヴァイとの競合を避けるため右腕に装備されている。
  • GNシールド - 左肩のGNコンデンサー内蔵型シールド。ステルスフィールド使用時は表面のカバーが展開する。
  • GNシールドポッド - 右肩に装備される武装コンテナ兼用シールド。各種ミサイルや予備のビームサーベルなど、作戦に応じた装備を収納する。
GNW-003/SH リィアン
『2nd』に登場。4年前の戦いで唯一残存したスローネドライを、王商会が用意した輸送機型の外装ユニットで秘匿した姿[30]。名前の由来は女王蜂の英訳から。ユニット自体に擬似太陽炉を搭載しており、宇宙、重力下での運用が可能。ステルス性の高さから主に偵察に用いられるが、下部に設置されたビーム砲によってある程度の戦闘もこなせる。
  • GNロングライフル - 下部に装備されたビーム砲。砲塔を取り外しスローネドライのGNハンドガンと連結させて使用することもできる。

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イノベイド専用MS[編集]

『00P』に登場。人工生命体「イノベイド」の搭乗を前提に開発された機体。元々ヴェーダのプランには、マイスターに人間を採用する案とイノベイドのみで構成する案の2通りが存在し、搭乗機となるガンダムも別々に開発されていた。マイスター874や古参イノベイドの意見により人間をマイスターとして採用することが決定された後も、第1〜3世代機が製造された場所とは異なる、月面の極秘ファクトリーで開発が続けられた。

後にイノベイドによるイオリア計画の遂行を目論むビサイド・ペインが、完成した機体に調整中のエクシア・デュナメス・キュリオスから盗み出した太陽炉を搭載し、アルテミーやラジエルと敵対するという事態に発展する。

CBY-001(CB-001[注 29]1ガンダム(アイガンダム)
諸元
1ガンダム
1 GUNDAM
型式番号 CBY-001
頭頂高 23.3m
重量 71.8t
動力源 GNドライヴorGNドライヴ[T]
武装 GNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNシールド
搭乗者 ビサイド・ペイン
1.5ガンダム
1.5 GUNDAM
型式番号 CB-001.5
頭頂高 23.3m
重量 68.9t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバスターライフル
GNビームサーベル×2
バインダーライフル×2
GNシールド
搭乗者 ビサイド・ペイン
レイヴ・レチタティーヴォ
アストレア系列のデータが反映された汎用機。機体の「1」は、「0」をアルファベットの「O(オー)」と読む0ガンダムの後継機という意味から、同じくアルファベットの「I(アイ)」と読ませている[31]。装備変更や各種支援機との連携により様々な戦場に対応する。背部スラスターにはエクシアと同型のコーン型スラスターを採用している。両肘には大型GNコンデンサーが搭載され、各武装へ大容量の粒子供給が行われる。 本機のデータは後のアルヴァアロンの開発に活かされたほか、リボンズ・アルマークはこの機体を基に、GNキャノンの機能を統合した専用機リボーンズガンダムを開発した。
『00P』では、マイスタータイプのイノベイドであるビサイド・ペインが搭乗し[注 30]、2機のGNキャノンを率いてアルテミーと交戦するが、援護に現れたラジエルにより撃破された。
『00I』では、ビサイドの人格データを内包した擬似太陽炉搭載の同型機が登場する。また『00V戦記』ではリボンズ保有の機体もあるとされている。
  • GNビームライフル - 長銃身を持つ専用ビームライフル。銃尻のコネクターを肘の大型GNコンデンサーと接続することで、高い威力を発揮する。
  • GNビームサーベル - 他の機体の物よりも大型の発振器を持つ専用ビームサーベル。両腕の大型GNコンデンサー付近に1基ずつ装備される。GNシールドを装備する場合は、装備する腕側のサーベルをシールドの裏面に格納する。
  • GNシールド - アストレア、エクシアのシールドを一回り大型化したような形状を持つ[31]
  • GNフェザー - 0ガンダムから受け継いだ機能。GNフィールドとしての機能も併せ持ち、粒子を一方向に集中させることで「メメントモリ」の高出力レーザーをも遮断する防御力を発揮する。ただし、擬似太陽炉で使用した場合は炉が焼き切れるほどの多大な負荷が掛かる。
CB-001.5 1.5ガンダム(アイズガンダム)
『00I』『00V戦記』『00P SE』に登場。フォン専用アストレアTYPE-Fとの戦闘で損傷した1ガンダムを、軌道エレベーター内の秘密工場で修復・強化した機体。「アイズ」とは数字の「1.5」をアルファベットの「I.S」に見立てた呼称であり、機体性能が改修前の1.5倍に強化されたことから命名された。
背部コーンスラスターに一対の粒子制御バインダーが追加され、これを状況に応じた適切な位置に移動、及び可変させることで、機体特性を変化させることができる。バインダーを大きく後方に向けた高速移動形態「ハイスピードモード」、翼のように水平に展開した大気圏内用高速飛行形態「フライトモード」、バインダーを左右片側に寄せた待機形態「スタンバイモード」、そこから攻防に転じる「アタックモード」「ディフェンスモード」など、複数のモードが存在する。機体外観は、頭部などのカメラ・センサーの発光色がピンクから緑となったのと追加バインダーを除けば変化が見られない。
ビサイドがヒクサーの手で直に討ち取られたことで無傷で回収され一時レイヴ・レチタティーヴォの乗機となるが、アロウズを引き連れて現われたイノベイター勢力との取引で機体を引き渡した。
  • GNバスターライフル - 銃身部は改修前に装備されていたライフルと同じだが、前腕と接続されるコネクターの位置が肘のGNコンデンサー付近に変更されている。バインダーを右側面に展開した「アタックモード」に変形することで、ビームの増幅やある程度の曲射が可能となる。
  • GNシールド - 改修前と同一の装備。左側面に展開したバインダーでシールドを挟み込む「ディフェンスモード」に変形することで、より強固なGNフィールドを形成する。
  • バインダーライフル - バインダー先端部に内蔵されるビームライフル。発砲時はバインダーを両脇に抱える形で構える。
  • アルヴァアロンキャノン - アルヴァアロンのデータが反映された武装。肩から前方に展開したバインダーの間にGNフィールドを発生させ、高濃度に圧縮された粒子を撃ち出す。本機の武装では最強の威力を誇るが、擬似太陽炉で使用した場合には2〜3射で貯蔵粒子の大半を使い切ってしまう。
CB-001.5D2 1.5ガンダム タイプ ダーク
『00P SE』に登場。1.5ガンダムの制式量産型で、機体色がオリジナル機の白・青紫と対照的な黒・赤に変更されている。ビサイドと対立関係にあったリボンズの勢力を排除するための兵力として大量生産が予定されていたが、この計画は既にリボンズに察知されていた。更にこの当時はガガの生産が行われていた時期と重なっていたため、ファクトリーの生産ラインを本機に振り向ける余裕がなく計画は一時頓挫する。
本機はキャラホビ2010で発売された限定プラモデルに設定を付記した機体である。
CBY-077 GNキャノン(ガンキャノン)
諸元
GNキャノン
GN CANNON
型式番号 CBY-077
頭頂高 21.8m
重量 75.3t
動力源 GNドライヴorGN粒子貯蔵タンク
武装 GNロングキャノン
GNミサイル
搭乗者 ビサイド・ペイン
ヴァーチェと共通のデータが反映された砲撃戦用MS。1ガンダムの後方支援を任務とする。粒子消費の激しい砲撃型であるため、腰と両肘に大型のGNコンデンサーを搭載している。リボーンズガンダムの砲撃形態「リボーンズキャノン」の原型となった機体であり、頭部のセンサーは後のジンクスIIキャノンにも採用される。アルテミーとの戦闘には2機が投入され、1ガンダムの援護を行う。
  • GNロングキャノン - 胸部から伸びる4門の大型ビーム砲。片方2門を合体させることでより強力な砲撃が可能。
  • GNミサイル - 両肩、両腰に内蔵されたランチャーに装填されている。ミサイルや接近した敵機の迎撃に用いられる。


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ガンダムの支援機[編集]

ガンダムの支援、性能強化を目的に開発された機動兵器。形態や運用法は多様だが、太陽炉の代わりに大型GNコンデンサーを内蔵し、ガンダムから供給されるGN粒子を貯蔵することで稼動する点は共通している。機体単独での運用には、武装や稼動時間等に様々な制限が課されるため、ガンダムとの合体、密接な連携が可能であることが、ガンダム支援機の前提となる。

GNR-000 GNセファー(プロトGNアームズ)
諸元
GNセファー(プロトGNアームズ)
GN SEFER
型式番号 GNR-000
全高 4.0m
全長 22.7m
重量 22.9t
動力源 GNコンデンサー
武装 GNクロー
GNプロトビット×2
搭乗者 ヒクサー・フェルミ
『00P』に登場。最初期に開発された支援機。GNポッドとコアブロック、機体両端の遠隔誘導兵器「GNプロトビット」から構成される3胴式の機体。ラジエルと合体し「セファーラジエル」となる。コアブロックの下に備えられたクローアームを展開することで、単体でモビルポッドとしても運用できる。エクシアやデュナメス、0ガンダムなど、コーン型スラスターを採用している機体との合体も可能である。通常はパイロットが乗り込むが、ハロによる無人運用も可能である。名称はヘブライ語の「本」に由来する[6]。後にイノベイター勢力の手によって、第2世代の4機およびラジエルと共に複製された。
GNR-000B ブラックGNセファー
『00F』に登場。黒を基調としたカラーリングに変更されている。イノベイター勢力により複製されたグラーベが搭乗し、ブラックラジエルと共にヒクサーが搭乗するサダルスードと交戦したが、撃墜された。本機もブラックラジエル同様に回収・修復され、ハヤナが搭乗する。
GNR-001 GNアームズ
諸元
GNアームズTYPE-E
GN ARMS TYPE-E
型式番号 GNR-001E
全高 15.3m
全長 47.4m
動力源 GNコンデンサー
武装 大型GNキャノン×2
大型GNソード(GNビームガン)
クロー
搭乗者 ラッセ・アイオン
GNアームズTYPE-D
GN ARMS TYPE-D
型式番号 GNR-001D
全高 15.3m
全長 47.0m
重量 22.9t
武装 大型GNキャノン×2
GNツインライフル
超大型GNミサイルポッド
クロー
『1st』に登場。国連軍との決戦に投入された大型支援機。単体でも戦闘は可能だが、性能を最大限に発揮し、長時間の戦闘を行うには、ガンダムとドッキングして「GNアーマー」となる必要がある。主な武装は大型GNキャノン2門、脚部クロー。左右のアームにはドッキングする機体に応じた武装が装備される。GNフィールド展開機能と大推力のGNバーニアを備え、ガンダムの火力、防御力、機動力を大幅に強化することができる。合体後のGNアームズはガンダムからの制御が可能だが、GNアームズが無人の場合、分離後の再合体は不可能となる。ガンダムとは背部コーン型スラスターと両脚部のみで接続されるため、ガンダム本体の武装は通常通り使用可能。強襲用コンテナの後部に接続された状態では、ガンダムを格納し、大気圏突入と離脱、重力下の飛行が可能な小型宇宙船としても運用できる。TYPE-E、TYPE-Dの2機が建造された。
GN-001+GNR-001E GNアーマーTYPE-E
エクシアとGNアームズTYPE-Eがドッキングした形態。近接戦闘を重視し、左右のアームにGNビームガンを内蔵した大型GNソードを装備している。国連軍との決戦ではラッセ・アイオンが搭乗し、刹那のエクシアとともにアレハンドロのアルヴァトーレと激戦を繰り広げた。戦闘により機体は大破したが、ラッセは生還を果たしている。
GN-002+GNR-001D GNアーマーTYPE-D
デュナメスとGNアームズTYPE-Dがドッキングした形態。砲撃戦を重視し、右アームにGNツインライフル、左アームに超大型GNミサイルポッドを装備している。ジンクス部隊を突破し、国連軍の艦隊を全滅寸前まで追い込むものの、サーシェスの操るスローネツヴァイの奇襲により機体が損傷、直後にバージニア級輸送艦のリニアキャノンを受け、破壊された。


GNR-010 オーライザー
諸元
オーライザー
0 RAISER
型式番号 GNR-010
全高 2.5m
全長 17.6m
重量 20.2t
動力源 GNコンデンサー
武装 GNバルカン
GNビームマシンガン×2
GNマイクロミサイル
搭乗者 沙慈・クロスロード
ザンライザー
XN RAISER
型式番号 GNR-010/XN
全高 9.8m
全長 26.1m
重量 40.3t
武装 追加武装:GNバスターソードIII
『2nd』に登場。ダブルオーの支援機で、ダブルオーとドッキングすることで「ダブルオーライザー」となる。当初は大型GNコンデンサーを搭載した通常の戦闘機として設計され、合体機能もダブルオーからGN粒子の供給を受けるためのもので、合体状態での戦闘は副次的な運用法となる予定であった[13]。しかしダブルオーのツインドライヴシステムを安定制御するために、オーライザーに搭載された制御システムが必要となり、合体状態での運用を重視した仕様に改められた[13]
コックピットのようにも見える機首部は複合センサーモジュールであり、ガンダムをしのぐ索敵、情報処理能力を持つが、完全に機能させるには、コックピットにハロを搭載する必要がある。両翼バインダーは、合体時にはGNフィールド発生器としての機能も持つ。偶発的な要因[13]からCBに保護された民間人・沙慈・クロスロードが搭乗するも、彼の戦うことに対する気の迷いから一時はパイロットが不在となり、出撃時はハロのみが搭乗してダブルオーに合体させていた。その後、メメントモリ2号基の破壊任務に当たり、ダブルオーライザーの性能を最大まで引き出すためにパイロットが必要となり、沙慈の戦いに対する心境が変化したこともあり、正式に彼の乗機となった。
  • GNビームマシンガン - 連射性能の高いビーム砲。両翼バインダーの内側に2門内蔵されている。
  • GNバルカン - 機体中央部に4門が内蔵されている。ダブルオーライザー時は砲門が後方に固定されるため、使用できなくなる。
  • GNマイクロミサイル - 小型のGNミサイル。通常サイズのGNミサイルと同等の威力を持つ。両翼バインダー側面に8基の発射管が内蔵されている。作品中全編を通して、沙慈が唯一使用した武装である。
GNR-010/XN ザンライザー
『00V』に登場。武装強化ユニット「GN-021XN ザンユニット」を装着した姿。初期案である戦闘機としての性能を追求した形態であり、オーライザー単体にダブルオー並の戦闘能力を付与することを目的としている。この形態でもダブルオーとの合体は可能で、ザンユニットのみをダブルオーに装着することもできる。
追加武装として、巨大な実体剣「GNバスターソードIII」2本を機体前方に突き出す形で装備している。この剣を用いた高速の突貫攻撃によって、戦闘機ながら高い近接戦闘能力を発揮する。底部に設置された2本のアームはMSの腕と同等の機能を持ち、保持した武装をそのまま使用することができる。ダブルオーライザーでの運用形態が確立されたため実際に製造されることはなかったが、その武装技術は後に開発される機体に生かされることとなった[13]
GNR-101A GNアーチャー(ガンアーチャー)
諸元
GNアーチャー
GN ARCHER
型式番号 GNR-101A
頭頂高 16.9m
重量 30.8t
動力源 GNコンデンサー
武装 GNバルカン
GNビームライフル×2
GNビームサーベル×2
GNミサイル
搭乗者 ソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)
巡航形態
全長 25.8m
全幅 11.6m
『2nd』に登場。アリオスの支援機。アルテミーの素体をベースに、合体機能を持つ可変MSとして再設計された。動力源は超大型GNコンデンサーだが、太陽炉を持つアリオスと合体し「アーチャーアリオス」となることで、長時間の戦闘を可能としている。合体時にはミサイルコンテナ、テールブースターとしての役割を担う。一見ガンダムと判別することは難しいが、頭部バイザー内には以前のガンダムフェイスが残されている。総合火力はアリオスを凌ぎ、他のガンダムとも遜色ない戦闘力を発揮する。
配備後しばらくは正式なパイロットが決定しておらず、アリオスの強化ユニットとしてのみ運用されていたが、CBに保護されていたソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)が、ブレイク・ピラー事件の際に臨時のパイロットとして出撃。その後はピーリスの意向から超兵仕様にカスタマイズされて正式に彼女の機体となり、アリオスのパートナーとして最終決戦まで運用された。
  • GNビームライフル - 両手に2挺保持される広射型ビームライフル。MS形態時のみ使用可能。サーベルを使用する場合などは腰に懸架される。
  • GNビームサーベル - 他のガンダムと同様に2基を装備する。
  • GNミサイル - 左右のメインスラスターユニットに合計16基の発射管が内蔵されている。
  • GNバルカン - 機首部に2門が内蔵されている。巡航形態時のみ使用可能。

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ソレスタルビーイングの艦船およびそのほかの兵器[編集]

CBS-68 エウクレイデス
『00F』『00I』に登場。CBの支援組織「フェレシュテ」が保有する宇宙ファクトリー艦。愛称はエウクレイデスの英語読みでもある「ユークリッド」。プトレマイオスのドック艦も兼ねており、船体前部そのものが計8基の巨大な作業用アームで構成されている。プトレマイオスと同様にGNフィールド発生機能を備えている。GNバーニア4基の他にプラズマエンジン4基を搭載しているため、ガンダム(太陽炉)が無くとも航行が可能。長く秘密ドックに秘匿されていたが、フォン・スパークの手で起動。以降のエピソードにおいてフォンの行動拠点となった。『00I』時点で、艦内には『00F』最終話にてフォンが月の裏側から回収・再起動したヴェーダのターミナルコアが設置されている。
CBS-70 プトレマイオス
『1st』に登場。4機のガンダムを搭載するCBの宇宙輸送艦。全長251m。乗員からは「トレミー」の愛称で呼ばれている。同年代の3大国家や国連軍の宇宙艦とは違いGN粒子による推進装置を持つが、粒子タンクおよび搭載ガンダムからの供給に頼っており、艦船自体にGNドライブは搭載していない。全てのガンダムが出撃した状態で艦内の貯蔵粒子を使い切ると、航行不能に陥る恐れもあった。船体周囲に4基の回転式コンテナブロックを持ち、それぞれのコンテナにガンダムを1機ずつ格納している。艦首部には、展開式のリニアカタパルトを持ち、出撃させるガンダムのコンテナを艦上部に固定、機体を直接艦内の射出スペースに移動することで、迅速な出撃を可能としている。また、コンテナのハッチを開放することで、カタパルトを使用せずそのまま出撃させる事も可能。
ガンダムの輸送や後方支援を目的として建造されたため、艦自体にはGNフィールド展開機能があるのみ、それも着弾前に手動で動作させるほどで武装は全く装備されていなかった。国連軍との決戦時には、2基の通常コンテナを武装を搭載した強襲用コンテナに換装し、単独での戦闘もある程度可能となっている。最終的に、戦闘でブリッジを破壊され、艦は大破した。
強襲用コンテナ
国連軍との決戦を前にして、プトレマイオスに配備された武装コンテナユニット。大型GNキャノン2門、GNビーム砲2門、GNミサイル発射口8門を備えている。また、後部にGNアームズをドッキングすることで、大気圏突入と離脱、重力下での飛行が可能な小型宇宙船としても運用できる。単独での戦闘も可能だが、GN粒子の消費が激しい武装の使用や長時間の戦闘を行うには、ガンダムを格納し、粒子供給を受ける必要がある。2基が配備され、それまで艦自体は全くの非武装であったプトレマイオスの貴重な戦力となった。
最終決戦では、1基はエクシアとGNアームズを格納して出撃。もう1基はプトレマイオスに固定され、大破したデュナメスを格納して艦の防衛を行ったが、最終的には生き残ったクルーの脱出艇としての役割を果たすこととなった。
CBS-74 プトレマイオス2
『2nd』に登場。国連軍との戦いで大破したプトレマイオスの後継艦で、愛称は引き続き「トレミー」。宇宙だけでなく、GNフィールドを展開しての大気圏突入、重力下の飛行のほか、海中航行も可能となっており、ほぼ全領域での活動が可能な万能艦となっている。回転式のコンテナは廃止され、代わりにリニアカタパルト3基、固定式大型コンテナ2基が設けられている。左舷第一デッキはダブルオーとアリオス、右舷第二デッキはケルディムとセラヴィー、中央第三デッキは主に支援機用となっている。
先代艦の弱点であった武装は大幅に強化され、両舷カタパルト後部に大型GNキャノン4門、船体側面に小型GNキャノン4門、艦首側面にGNバルカン4門を持つ。GNミサイル発射口は特に豊富で、船体前方両舷に12門、後方上部に16門、下部に10門と、合計38門にも及ぶ。通常のGNミサイルの他、GN粒子スモーク弾による粒子かく乱も可能。また、水中戦闘用のGN魚雷発射口も4門を備えている。先代艦同様、ガンダムからの粒子供給を受けて稼動するが、ダブルオーのツインドライヴによる供給量の増加や、GNコンデンサーの高性能化、ガンダムの単独行動の頻度が減少したこともあり、戦闘中に常にGNフィールドを展開した上で粒子兵器を多用してもエネルギー切れを起こすような場面は見られなかった。監視衛星対策として光学迷彩展開機能も搭載されており、周囲の風景を艦体上部に映し出すことで艦の姿を隠すことが出来る。
搭載したガンダムがトランザムを起動することで、艦自体をトランザム状態にする機能も新たに実装されている。これによって、搭載火器や航行速度、GNフィールドの大幅な強化が可能となった。劇中では、メメントモリの砲撃をトランザムで回避したり、同時に複数機をトランザムさせることで、爆発的な速度を得て大気圏を離脱するという場面も見られた。ガンダムを搭載せず、艦に蓄積されたGN粒子のみでのトランザムも可能だが、その場合、持続時間は極めて制限されたものとなる。
CBS-742 プトレマイオス2改
『劇場版』に登場。プトレマイオス2の改修艦。艦尾部分にGNコンデンサー一体型の別体式長距離ブースターが増設され、長距離航行能力が向上したほか、トランザムの使用にも最適化されている。長距離ブースターの内部に貯蔵できる粒子量には限りがあり、劇中では貯蔵粒子が尽きると同時に排除された。また、MS格納コンテナの改修でダブルオーがダブルオーライザーの状態で格納可能になっている。
輸送艦
『2nd』『劇場版』『00I 2314』に登場。補給任務などに使用される輸送艦で、旧プトレマイオスに配備されていたコンテナユニット2基を流用して繋げた双胴の船体が特徴。『2nd』では、決戦前のプトレマイオス2に、GNヘビーウェポンや0ガンダム、エクシアRIIといった補給物資や予備戦力を送り届けた。その後プトレマイオス2に付き従って戦闘にも参加し、GNミサイルによる支援攻撃を行ったが、ガガ部隊の猛攻を受けるプトレマイオス2の盾になって撃沈された。『劇場版』では、木星圏と地球圏の間を往復して、新しい太陽炉を製造し、完成したダブルオークアンタをプトレマイオス2改まで送り届けた。
トリニティ艦
『1st』『2nd』に登場。トリニティ3兄妹の母艦であり、宇宙における拠点。プトレマイオスより一回り小型で、三脚状の中央ブロックと、ガンダムスローネを搭載する3基のコンテナブロックによって構成されている。スローネと同型の擬似太陽炉1基を搭載し、強力な大型ビーム砲を備えるなど、艦独自の動力源、戦闘能力を持っていることが、プトレマイオスとの大きな違いである。『2nd』では王商会の所有艦となっていたが、留美に反旗を翻したネーナのスローネドライによる攻撃を受け撃沈された。
GNドライヴ建造宇宙船
『00I 2314』に登場。オリジナルの太陽炉建造のため、CBが西暦2196年に木星圏に設置した工場船。太陽炉の建造は、船体後部の巨大な円状の粒子加速器を使い、加速させたトポロジカル・ディフェクトを先端部から木星に向けて射出し、木星の高重力下で無限にGN粒子を放出するようになったトポロジカル・ディフェクトを回収して行う。全部で6隻の同型船が存在し、普段は光学迷彩によって姿を秘匿している。
VTOL機
『2nd』に登場。CBが所有する小型VTOL機。人員の移動や物資の輸送に利用される。翼部は折り畳み可能であり、収容時や着陸後はボックスタイプの形状となる[32]。『2nd』第5話では、カタロン支部やアザディスタンへ移動する際に使われた。

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三大国家群[編集]

ユニオン[編集]

ユニオン製MSの機体デザインは福地仁が担当している。ユニオンの機体は飛行機のイメージでデザインされており、細身で装甲は薄いが高性能のメカニックという方向性が設定されている[3]。フラッグやリアルドの変形機構は巡航形態でも腕部が露出するなど、キュリオスなどと比べると完成されておらず、ガンダムとの技術的な格差を意図したデザインとなっている[33]

ユニオンのMS[編集]

VMS-15 ユニオンリアルド
諸元
ユニオンリアルド
UNION REALDO
型式番号 VMS-15
頭頂高 15.3m
重量 60.0t
動力源 水素エンジン
武装 リニアライフル
ソニックブレイド
ディフェンスロッド
ユニオンの主力量産型MS。「世界の警察」を自負し、他国への軍事介入を積極的に行うユニオンの性格が反映された機体で、長距離の高速飛行に適した巡航形態(クルーズポジション)への変形機構を持つ[注 31]。ただし、実際に変形するには整備施設での換装作業を必要とするため、出撃前にどちらかの形態を選択する必要がある。機体各部は分解・組み立てが容易なブロック構造を採用しており、コックピット内蔵の腹部ドラムフレームを中心に、四肢やエンジンなどの各パーツを交換・再構築することで多種多様な任務に対応できる。この構造を活かした応用例として、敵に組み付いた状態でコックピットを下半身ごと安全圏に離脱させ、残りの上半身を爆破するという奇襲戦法が存在する。
採用国ごとにカラーリングや装備などの仕様が異なり、たとえば日本で生産された機体は、ノーズカウルやリニアライフルのバレルが延長され、電装品などは多湿な環境に適した改良がなされている。
地球連邦樹立後(『2nd』の年代)は擬似太陽炉搭載機の普及により、退役または戦略的重要度の低い地域に配備されるようになる。ただし、機種転換の途上であるため未だその稼動数は多く、「カタロン」などの反連邦政府組織に流出した機体も少なくない。この点は他の非太陽炉搭載機も同様である。
MA-115HT ユニオンリアルドホバータンク
『1st』に登場。リアルドの下半身をホバークラフト化し、背部にリニアライフル、両腕に60mm機関砲とロケットランチャーを装備した支援砲撃型MS[注 32]。三大国家群の合同軍事演習の際に投入された。
MA-115HT ユニオンリアルドホバータンク ダブルバレル
『劇場版』に登場。宇宙仕様に改修された機体。艦艇に仮設砲台として搭載されたり、軌道エレベーターなどの施設防衛用に配備されていた。背部に2連装リニアキャノンを装備するほか、両腕の武装は100mmガトリング砲か60mm機関砲ポッドのどちらかに換装できる[9]。固定式と貨物用レール上を移動する移動式の2種類が存在する。
VMS-15OP ユニオンリアルド宇宙型
『2nd』『劇場版』に登場。腰のフライトユニットをロケットエンジンに換装した宇宙型。武装は速射型のリニアマシンガンや脚部にロケットランチャーを装備している。『2nd』では、反連邦組織カタロンの所属機として登場した。『劇場版』では、ELSとの決戦において、擬似太陽炉搭載機の数の不足を埋めるべく、地球圏防衛のMS部隊に配備されていた。
SVMS-01 ユニオンフラッグ
諸元
ユニオンフラッグ
UNION FLAG
型式番号 SVMS-01
頭頂高 17.9m
重量 67.1t
動力源 水素エンジン
武装 20mm機銃
リニアライフル
ソニックブレイド(プラズマソード)
ミサイル
ディフェンスロッド
搭乗者 グラハム・エーカー
ハワード・メイスン
ダリル・ダッジほか
リアルドに続く次世代型可変MSのカテゴリー「Solresived Viliable(ソルレシーブド・ヴィリアブル)」シリーズの第1弾として開発された機体。リアルドと違い換装作業なしでの変形が可能だが、仕様上は空中変形には対応していない。ただし、パイロットの技量次第では可能であり、この変形を伴う空戦機動は最初に空中変形を披露したグラハム・エーカーの名前を取って「グラハム・スペシャル(正式名称はグラハム・マニューバ)」と命名されている。当初の開発番号はYMS-01A。
燃料の水素は、基本骨格であるカーボンフレームを構成する炭素分子結合体内に分子レベルで浸透している。この構造は専用の燃料スペースおよび供給用のパイプラインを必要としないため、機体の大幅な軽量化に貢献している。コックピットは腹部ドラムフレーム内のメインと、腰部側に位置するサブの2つが存在する[注 33]。この構造を活かし、上下半身を個別の機体に分離して運用することが可能だが、逆に分離後の再合体は不可能となっている。その適応性は大気圏内外を問わず、用途、投入領域に応じた複数の派生機が存在する。
最新鋭の機種故、配備は充分ではなく[34]、ユニオンではMSWADを始めとした精鋭部隊への配備が優先されている。そのためフラッグのパイロットは「フラッグファイター」と呼ばれている。
『2nd』では擬似太陽炉搭載機の登場で本格配備前に生産が打ち切られたことで、連邦正規軍、カタロンを問わず希少な機体となっている[35]
  • リニアライフル - 弾丸を電磁力で高速射出する、口径120mmの主力火器。バッテリーパックと一体化した専用弾倉を銃尻に装着する。電圧調節と弾種の変更により、破壊力の大きい単射モードと、高速戦闘に対応した連射モードを使い分ける。巡航形態では胸部に固定され、機首を構成する。
  • ソニックブレイド(プラズマソード) - 両前腕のウェポンベイに格納される、超高硬度カーボン製の折り畳み式アサルトナイフ。内蔵電源により刃を高周波振動させ、切断力を増大させる。また刀身から発生させたプラズマを剣状に収束するプラズマソードとしても使用可能。ただし、最大出力時の連続使用時間は3分程度に止まる。このプラズマの収束機構は、ビームサーベル開発の過程で生み出された技術を転用したものである。
  • ディフェンスロッド - 重量物のシールドを装備できない飛行型MS用に開発された、左肘の防御装備。回転するローターに、適切な傾斜角で敵弾を着弾させ跳弾させる。また、着弾の瞬間にはプラズマフィールドが展開される。装備した状態での変形も可能だが、巡航形態主体で運用される場合は基本的に装備されない。
  • 20mm機銃 - 腹部ドラムフレーム左側に内蔵された固定火器。ミサイル迎撃や威嚇射撃、対人戦闘など幅広い用途を持つ。
  • ミサイル - 両脚のウェポンベイに格納される内装式と、主翼と副翼下、両脚の間に懸架される外装式の2種が存在する。
SVMS-01E グラハム専用ユニオンフラッグカスタム(カスタムフラッグ)
諸元
グラハム専用ユニオンフラッグカスタム(カスタムフラッグ)
GRAHAM'S UNION FLAG CUSTOM
型式番号 SVMS-01E
頭頂高 17.9m
重量 66.6t
動力源 水素エンジン
武装 20mm機銃
試作新型リニアライフル「XLR-04」
新型リニアライフル「トライデントストライカー」
ソニックブレイド(プラズマソード)
ミサイル
ディフェンスロッド
搭乗者 グラハム・エーカー
オーバーフラッグ
OVER FLAG
型式番号 SVMS-01O
頭頂高 17.9m
重量 69.7t
武装 20mm機銃
新型リニアライフル「トライデントストライカー」
ソニックブレイド(プラズマソード)
ミサイル
ディフェンスロッド
搭乗者 ハワード・メイスン
ダリル・ダッジ
ジョシュア・エドワーズほか
アメリカ軍MSWAD(エムスワッド)基地所属のエースパイロット、グラハム・エーカーの専用機。フラッグの主任設計者レイフ・エイフマンが自ら強化改造を行い、わずか1週間で完成に漕ぎ着けた。新設された対ガンダム調査隊の指揮官機として運用される。
ガンダムの機動性に対抗すべく、背部フライトユニットを正式採用を見送られた高出力型に換装。更に装甲や搭載燃料を極限まで削ぎ落し、徹底的な軽量化を図っている。エンジンのリミッターを解除することで一般機の2倍以上もの最高速度を発揮するが、その間パイロットは最大12Gもの過酷な旋回Gに晒される。全身表面には、ガンダムのビーム兵器対策として漆黒の耐ビームコーティング塗料が施されている。根本的な性能ではガンダムに及ばないものの、グラハムはその卓越した技量で幾度もガンダムと互角以上の戦いを繰り広げた。なお武装面は、追加および変更されたもの以外は上記のユニオンフラッグの説明に準ずる。左利きであるグラハムの操縦特性に合わせ、ライフルとディフェンスロッドの装備位置は左右逆となっている。これに伴いOSもグラハム専用に書き換えられており名実ともにグラハム専用機といえるだろう。
  • 新型試作リニアライフル「XLR-04」- アイリス社製の試作ライフルを本機のために徴用した物。銃身左右のフォアグリップと2連式のストックが特徴。巡航形態では銃身後部が中折れし、胸部に沿うように固定される。
SVMS-01O オーバーフラッグ
対ガンダム調査隊の再編部隊、第8独立航空戦術飛行隊「オーバーフラッグス」の専用機。グラハムのカスタムフラッグと同一仕様の機体だが、安全面を優先しエンジンのリミッターは解除されていない。総生産数は14機。『00N』では、地球連邦軍カラーの増産型が登場する。
  • 新型リニアライフル「トライデントストライカー」 - XLR-04の制式仕様。単射式の200mm大口径弾用1門と、連射式の60mm小口径弾用2門の計3門の銃口を持つ。後のグラハム専用フラッグカスタムにも、隊長機の識別用に銃身上面の冷却ジェルカバーを青く塗り分けた同装備が供給される。
SVMS-01OA オーバーフラッグ宇宙型
『劇場版』に登場。背部フライトユニットを専用の宇宙用バックパックに換装した派生機。腰にはサブリニアガンを備える。形式番号のAは「アストロパッケージ」の略。ELSとの決戦において、擬似太陽炉搭載機の数の不足を埋めるべく、地球圏防衛のMS部隊に配備されていた。
SVMS-01X グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII(GNフラッグ)
諸元
グラハム専用ユニオンフラッグカスタムII(GNフラッグ)
GRAHAM'S UNION FLAG CUSTOM II
型式番号 SVMS-01X
頭頂高 17.9m
重量 74.2t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 20mm機銃
GNビームサーベル
ディフェンスロッド
搭乗者 グラハム・エーカー
グラハム機にジンクスの擬似太陽炉[注 34]を搭載した機体。戦死したオーバーフラッグス隊員ハワード・メイスンの無念を晴らすため、フラッグでガンダムを倒すことを誓ったグラハムの強い希望により、ビリーらMSWAD技術陣の手によって完成された。宇宙空間での格闘戦に特化しており[36]、ライフルなどの射撃武装は装備していない。擬似太陽炉の高出力によって更なる高機動性とビーム兵器(GNビームサーベル)の運用能力を得たが、全く規格の異なるパーツを強引に接続したため機体バランスに大きな問題を抱えている。また、急造の機体であるため、実際に使用するには擬似太陽炉と装備をケーブルで直結する必要がある。
外見的な変化は、背中に擬似太陽炉が取り付けられたほか、頭部カメラもガンダム同様に2眼式に改造されている。
  • GNビームサーベル - スローネアインから奪取したビームサーベルを有線供給式に改造した物。使用の際は背中の擬似太陽炉を左肩側に移動させる。
  • ディフェンスロッド - GNフラッグのディフェンスロッドは両膝側面に設置され、姿勢制御用スラスターとしての機能を持つ。
SVMS-01SG ユニオンフラッグ陸戦重装甲型(シェルフラッグ)
『00V』『00F』に登場(『1st』第15話にもゲスト出演)。フラッグから背部フライトユニットなどの飛行装備を撤廃した、陸戦仕様機の装甲追加モデル。飛行能力が廃されたことで変形も不可能となっているが、短時間のホバリングが可能な程度の機動性は維持されている。専用の追加装甲(熱交換式蒸散装甲)やディフェンスロッドの大型化、200mmリニアキャノンやロケットランチャー等の搭載により防御力・火力が向上している。また、ナノマシンを使用した色調変調迷彩塗装[注 35]が採用され、機体色や迷彩パターンを任意で変更することもできるようになっている。『1st』ではデザートカラーで登場した。
重装甲型は陸戦型フラッグのバリエーションの一つとされており[5]、軽装甲型も存在すると設定されているが[3]、イラストが存在するのみで作中には登場していない。
SVMS-01AS ユニオンフラッグ空戦偵察哨戒型(エアロフラッグ)
『00N』に登場。敵領空内での情報収集を目的とした偵察仕様機。機首兼用のリニアライフルを各種センサー内蔵の大型エアロカウルに換装し、巡航形態での最高速度向上と航続距離の延長がなされている。このエアロカウルは空中で切り離すことで無人機として使用可能だが、推進器を持たないため滞空時間が短く、単独での離陸も不可能である。リニアライフル撤去による火力の低下を補うため、両腕のマニピュレーターを60mmリニアガントレットに換装。この状態ではソニックブレイドなどの携行武装を装備できず、格闘戦能力が大幅に低下するため、MS形態での運用は基本的に行わない。
SVMS-01OP ユニオンフラッグ オービットパッケージ(オービットフラッグ)
諸元
ユニオンフラッグ オービットパッケージ(オービットフラッグ)
UNION FLAG ORBIT PACKAGE
型式番号 SVMS-01OP
頭頂高 17.9m
動力源 水素エンジン
武装 20mm機銃
リニアライフル
ソニックブレイド(プラズマソード)
ミサイル
ディフェンスロッド
ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様(フラッグ改)
UNION FLAG CELESTIAL BEING VERSION
型式番号 CBNGN-003
重量 77.2t
武装 GNソードII改
内装リニアキャノン
ソニックブレイド(プラズマソード)
脚部クロー(リニアスピア)
ショートリニアキャノン×2
搭乗者 刹那・F・セイエイ
背部フライトユニットをロケットエンジンに換装した宇宙型。『2nd』の時点では、リアルド宇宙型に比べて希少な機体とされる[35]
SVMS-01AW ユニオンフラッグ オービットパッケージ アストロワーク仕様(アストロワークフラッグ)
『00V』に線画稿のみ登場。オービットフラッグのコロニー作業仕様。腕部は作業用アームに変更され、手部が作業内容によって交換可能になっている。脚部は宇宙空間での作業用に可変式の大型アームが採用されていて、先端のクローにリニアスピアを内蔵している。武装は「MLR-04 クロスファイア(XLR-04の改修・量産モデル)」が装備されており、射出用アタッチメントを追加することでマスドライバーに転用可能になっている。
SVMS-01AP ユニオンフラッグ オービットパッケージ コロニーガード仕様(コロニーガードフラッグ)
『00V』に登場。アストロワークフラッグを哨戒・戦闘用に武装強化した機体。巡航形態での運用が基本となる。アストロワークフラッグと同じ「MLR-04 クロスファイア」に加え、肩のマウントに120mmショートリニアキャノン、脚部関節のマウントにロケットミサイルランチャーを装備する。
CBNGN-003 ユニオンフラッグ ソレスタルビーイング仕様(フラッグ改)
『劇場版』に登場。アロウズ解体後の地球連邦政府の融和政策に配慮し、ガンダムによる公な活動を封印したCBが、極秘の武力介入のため用意した機体の一つ[37]。コロニーガードフラッグに各種GN粒子系武装を装備した機体で、任務やパイロットに合わせた複数の仕様が存在する。劇中に登場する機体はS(刹那)仕様で、単純性能では太陽炉搭載機に劣っているため、粒子撹乱を併用した奇襲攻撃が基本戦術となる[23]。純粋種に進化した刹那が搭乗することで、単機でジンクスIII3機を撃破するほどの戦闘力を発揮する。
  • GNソードII改 - ダブルオーのGNソードIIをベースに開発され、GNコンデンサーを搭載している。ライフルモードとしても使用可能。
  • 大型スモーク弾 - 肩部に装備する。また、粒子撹乱弾をサイドキャノン側面に装備可能。スモークベレットが8個内蔵されている。
YMS-02 ユニオンブラスト
ドラマCD『ROAD TO 2307』『00N』に登場。ベルファクトリー社が開発したフラッグの競合機。基本的にはリアルドの正統発展型であり、MS形態・巡航形態両方での性能をバランスよく備えたフラッグに対し、こちらは巡航形態での機動性を重視した航空機的な性格の強い機体である。巡航形態は長大な前進翼を持つ鋭いシルエットが特徴で、リアルドやフラッグと違い、両腕が後方に伸ばされた形で配置される。
機体の総合能力で不利を予見していたベルファクトリー社は、ユニオンが誇る伝説のエースパイロット、スレッグ・スレーチャー少佐をテストパイロットとして雇い入れ、彼の弟子であるグラハムが搭乗するフラッグとの模擬戦闘に挑んだ。しかし、結果は不慮によるスレーチャーの墜落死という形での敗北となり、制式採用には至らなかった。

ユニオンの艦船およびそのほかの兵器[編集]

バージニア級輸送艦
『1st』に登場。ユニオンの多目的輸送艦。人革連のラオホゥ級輸送艦より大型で、前部が左右に分かれた双方に2基のコンテナが扇子状に配置されており、ブリッジはコンテナの上に存在している。武装は計4基のリニアキャノンとミサイルが搭載されている。国連軍によるガンダム殲滅作戦にて、宇宙におけるジンクスの母艦として3隻が調達され、マネキンが艦隊の指揮を執った。その後の戦闘で、GNアーマーTYPE-Dの攻撃により2隻が撃沈されている。
バージニア級輸送艦武装強化型
『2nd』『劇場版』に登場。旧ユニオンのバージニア級輸送艦を改修して武装を強化したもの。リニアキャノンが増設されている。『2nd』では、反連邦組織カタロンの保有艦として、メメントモリ攻略戦やラグランジュ2におけるCBとアロウズの最終決戦の際に登場した[32]。『劇場版』では、連邦正規軍によって運用され、地球圏防衛艦隊に戦力として配備されていた。また、その際は武装がレーザー主砲とGNミサイルへと変更された。
バージニア級試験特務艦「アルトリウス」
『劇場版』に登場。旧ユニオンのバージニア級輸送艦を全体的に改装したもの。船首部分が細長く伸びており、船体の前後にレーザー主砲を搭載するなど、旧来のバージニア級から更に武装が強化された。また、搭載MSを船首下部から出撃させる構造になったほか、2基搭載した擬似太陽炉によるトランザムも可能である。劇中では、グラハム率いるソルブレイヴス隊の母艦として運用されているが、これは便宜上のものであり、将来的には専用の母艦が導入される予定であった[38]
海上空母
MS部隊運用を前提とした大型空母。中央部と両舷が大きな段差を持つ特殊な構造をしている。中央部に2基、両舷に各1基のリニアカタパルトがあり、多数のMSを発艦、着艦させる能力を持つ[32]
巡洋艦
空母の護衛として用いられた全長200m級の巡洋艦。両舷側の中央に姿勢制御用のバウスラスターが備えられており、高速かつ安定した航行能力を有している。後部に水上・水中機発進用のゲートが設けられている[32]
小説版にも、巡洋艦が登場する(上記とは別の宇宙用艦艇)。宇宙で人革連が行ったガンダム鹵獲作戦を察知して出撃し、セルゲイとピーリスのティエレンを救出して軌道エレベーター「天柱」まで送り届けた。
揚陸艦
全長100m級の揚陸艦。最大で4機のMSを搭載可能で、主にMS部隊を展開するために運用された[32]
大型MS輸送機
全翼式の大型輸送機。2機のMSを搭載可能だが、サイズゆえMS形態での収納は不可能。左右エンジンブロック下面にSTOL用リフトファンを備える。輸送だけでなく、着艦能力を有す飛行空母として運用される。後部大型ハッチからMSの射出が可能。劇中ではグラハムとビリーがフラッグと共に搭乗し、CBの追撃と監視を行っていた。
小型輸送機
人員の輸送に用いられた小型機。アザディスタンの内情調査に向かったグラハムとビリーが、現地に赴く際に使用した[32]

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AEU[編集]

ユニオン製MS同様、AEU製MSの機体デザインは福地仁が担当している。

AEUのMS[編集]

AEU-05 AEUヘリオン
諸元
AEUヘリオン
AEU HELLION
型式番号 AEU-05
頭頂高 15.4m
重量 58.2t
武装 リニアライフル
ソニックブレイド
ディフェンスロッド
AEUの主力航空可変MS。前型機である陸戦用のAEU-03と空戦用のAEU-04[注 36]の設計を統合し、更にユニオン製のリアルドの設計も取り入れて開発された。換装による変形機構や搭載武装などリアルドとの類似点が多いが、機体のブロック構造が採用されていないなど運用思想の違い[注 37]も見られる。西暦2292年の就役以降も度重なる改修が加えられ、数多くのバリエーション機も生産されている。特に西暦2300年と西暦2305年の次期主力機コンペティションでは大掛かりなモデルチェンジが行われ、当時の競合機達を退け長く主力の座に君臨し続けた。西暦2307年では後継機イナクトの登場により退役する運命にあるが、長期に渡り大量生産が続けられたこともあり、未だその就役数は多い。AEU加盟国以外にも多数が輸出されているが、テロリストやゲリラなどに流出した機体も少なくなく、各地で社会問題化している。
AEU-05/92 AEUヘリオンイニティウム(ヘリオン92年型)
『00P』に登場(『2nd』にもゲスト出演)。西暦2292年に就役した初期生産型。第五次太陽光発電紛争の主力機として活躍した。後継型に比べやや大型、重量級の機体で、加えてエンジン出力も不足しているため、純粋な航空機よりも機動性と航続距離で劣っている。主武装は炸薬式の180mm滑腔砲。CB加入以前のイアン・ヴァスティが開発に携わっていた。
AEU-05/00 AEUヘリオンメディウム(ヘリオン00年型)
『00P』に登場。西暦2300年に就役した中期生産型。第五次太陽光発電紛争終結後の主力機。頭部には従来のモノアイカメラに加え、多数のセンサー素子が集合したバイザーユニットを追加。全体の形状は92年型と後の05年型の折衷的なデザインとなっている。本モデル以降からリニア系火器が標準装備となったが、就役初期は肝心の火器の生産が追い付かず、92年型と同装備の機体も多かった。当初は92年型を旧型、こちらを新型と区別していたが、最終生産型である05年型の完成により、ラテン語で中間を意味する現在の名称に改められた。
AEU-05/05 AEUヘリオンベルベトゥウム(ヘリオン05年型)
西暦2305年に就役した後期生産型。全面再設計されたことで機体形状も洗練され、重量も92年型に比べ1t近く軽量化されている。テレビ本編に登場するヘリオンはほぼこのタイプとその派生機。
AEU-05 AEUヘリオン捕獲型
両腰部に磁性コントロール機能を持つリニアシールドを搭載した捕獲仕様。巡航形態への変形機構が廃止され、頭部形状も変更されている。
AEU-05 AEUヘリオン爆撃型
捕獲型とは逆にMS形態への変形機構を廃した爆撃機仕様。機首のリニアライフルを始め、脚部間に大型武装コンテナユニットを装備し、両碗を火器内蔵型に換装した重武装となっている。
AEU-05 AEUヘリオン偵察型
背部に円盤状レドームを装着した偵察・早期警戒仕様。非武装で、機首にはリニアライフルに代わって、外付け式のレーダーユニットを装着する。
AEU-05G AEUヘリオン陸戦型(ヘリオン グランドパッケージ)
MS形態時の陸戦能力を高めた機体。胴体の追加装甲により変形が不可能となっており、主翼の大幅な小型化で飛行能力は無いに等しいが、滑空は可能である程度の機動性は確保されている。頭部形状が異なるほか、腰部ドラムフレームに短砲身の105mmリニアキャノンや脚部にロケットランチャーが装備されているなど、改良は全身に及ぶ。モラリア共和国の主力機で、正規軍のほか、PMC(民間軍事会社)でも運用されており、数の上ではPMC所属機の方が多い。モラリア軍機は赤、PMC所属機は濃紺に塗装されている。また、AEUイタリアなどにも配備されている。
AEU-05OP AEUヘリオン宇宙型
宇宙用に改修された機体。『1st』第1話で、人革連の軌道エレベーター「天柱」の電力供給開始10周年記念式典を襲撃したテロリスト達が使用した。頭部はメインセンサーが露出したタイプに変更され、背面のエンジンブロックは、空間戦闘用に主翼を廃した代わりに、バーニア4基に換装されている。主兵装のリニアライフルはAEU正規軍と異なる独自品を装備。また、2機がかりで牽引する大型ミサイルコンテナの存在が確認されている。『2nd』では、反連邦組織カタロンの所属機として登場した。『劇場版』では、ELSとの決戦において、擬似太陽炉搭載機の数の不足を埋めるべく、地球圏防衛のMS部隊に配備されていた。
AEU-09 AEUイナクト
諸元
AEUイナクト
AEU ENACT
型式番号 AEU-09
頭頂高 17.6m
重量 66.8t
武装 20mm機銃
リニアライフル
ソニックブレイド(プラズマソード)
ミサイル
ディフェンスロッド
搭乗者 パトリック・コーラサワーほか
サーシェス専用AEUイナクトカスタム
AL-SAACHEZ'S AEU ENACT CUSTOM
型式番号 AEU-09Y812
重量 66.2t
武装 20mm機銃
ブレイドライフル
大型ソニックブレイド(プラズマソード)
ミサイルランチャー
ディフェンスロッド
ウェポンベイ
搭乗者 アリー・アル・サーシェス
ヘリオンの後継主力可変MS。リアルドを原型とするヘリオンに倣い、同じユニオン製のフラッグを参考に開発された[注 38]。フラッグに通じる機体形状や自力での変形機構に加え、独自の機能として軌道エレベーターの太陽光発電システムから電力を無線供給する外部電源方式を採用。供給範囲内であれば、理論上無制限に近い活動時間を持つ[注 39]
『2nd』では、連邦正規軍のほかに、連邦非加盟国においても配備されており、カタロンでも指揮官機として配備されている。
  • リニアライフル - フラッグのライフルとほぼ同性能の主力火器。開発計画では、機体が軌道エレベーターから受信した電力を弾丸の加速に利用する予定であった。
  • ソニックブレイド(プラズマソード) - 折り畳まれた片刃の刀身を展開して使用するユニオン製の装備と異なり、両刃の刀身を柄からスライドさせて使用する。プラズマソードの連続使用時間もユニオン製の装備より若干短い。
  • ディフェンスロッド - ユニオン製のロッドよりもやや長く幅の広い形状をしている。
  • 20mm機銃 - フラッグと異なり、股関節に内蔵された円形パーツの左側に装備される。
  • ミサイル - フラッグと同じく、脚部ウェポンベイと翼下に各種ミサイルを装備する。
AEU-09T AEUイナクト指揮官型
頭頂部にアンテナを増設し、通信機機能を強化した指揮官型。モラリア共和国での軍事演習や、三大国家群の合同軍事演習の際に、パトリック・コーラサワーが搭乗した。
AEU-09T AEUイナクト(デモカラー)
指揮官型にライトグリーンの塗装を施したデモンストレーション機。AEUは、自国の技術力アピールと他国への牽制の意味を込め、人革連の軌道エレベーター「天柱」の稼動開始10周年記念式典と同日に機体の公開演習に踏み切った[39]。パトリックの操縦によって演習は順調に進行していたが、その注目度の高さに目を付けたCBに公式初の武力介入対象に選ばれ、機体は突如飛来したエクシアによって完膚なきまでに破壊された。その醜態は各国から招かれた軍関係者やジャーナリスト達に目撃され、イナクトは「初めてガンダムに倒されたMS」という不名誉な印象を背負う羽目になる[39]。この事は、観戦に来ていたグラハムやビリー達が、ガンダムに興味を持つきっかけにもなった。
AEU-09Y812 サーシェス専用AEUイナクトカスタム(モラリア開発実験型)
モラリア共和国のPMCトラストが、研究用に入手したイナクトを独自に改修した機体。PMC所属の傭兵アリー・アル・サーシェスの専用機として、ガンダム鹵獲任務に投入される。 将来的なビーム兵器の実用化に備え、頭部及び両肩の太陽光エネルギー受信アンテナを大型化し、電力供給量を拡大している。またサーシェスの希望により、装甲削減による軽量化や反応速度の向上などが行われている。サーシェス自身の高い操縦技術と相まって、ガンダムとも互角以上に渡り合う戦闘力を発揮する。
  • ブレイドライフル - 銃身にスライド式の銃剣である大型カーボンブレイドを備えた専用リニアライフル。接近戦時は左右のサイドグリップを握って使用する。銃剣は鋏のように左右に開閉する。また、銃身には各種オプションを追加可能。
  • ミサイルランチャー - ブレイドライフルのオプションの一つ。14発の子弾が内蔵されたミサイルを計4発格納する。劇中では、アザディスタンの太陽光エネルギー受信アンテナ施設の破壊に使用された。
  • 大型ソニックブレイド(プラズマソード) - 腕部ウェポンベイに収まり切らないため、左肘の内側に外付けされている。
  • 各ウェポンベイ内武装 - 腕部と脚部のウェポンベイには、一般機用のソニックブレイドや、ミサイル以外の多彩な装備を任務に応じて格納する。腕部にはカーボンダガーなどの格闘武器や、グレネード、スモーク弾、粘着弾などの各種投擲弾、ワイヤーアンカーなどの特殊装備、脚部にはガトリングガン、ロングブレイド、火炎放射器、ナパーム弾など。
AEU-09Y812/A サーシェス専用AEUイナクトカスタム(アグリッサ型)
アグリッサとの連携運用のため、機体表面に対プラズマフィールド用の赤い防護塗装を施したマイナーチェンジ機。
AEU-09OP AEUイナクト宇宙型
『2nd』『劇場版』に登場。フライトユニットをロケットモーターに換装し、主翼を撤廃した宇宙型。武装としてサブバッテリーを搭載したリニアライフルや脚部にロケットランチャーを装備している。『2nd』では、反連邦組織カタロンの所属機として登場した。『劇場版』では、ELSとの決戦において、擬似太陽炉搭載機の数の不足を埋めるべく、地球圏防衛のMS部隊に配備されていた。
AEU-09RG AEUイナクトスイール王宮警護型
『2nd』に登場。中東の大国、スイール王国の王宮警護用に配備されたカスタム機。白地に金のラインというカラーリングと、独特の形状を持つ頭部アンテナが特徴。変形機構も廃されている。武装はブレイドライフルを装備している。
AEU-09/LS クラウス専用イナクト ランドストライカーパッケージ
『00V』に登場。イナクトの両脚を後方に折りたたみ、砂漠用バディクラフト(ホバーキャリア)を装着したタイプ。装着状態は俗称でサンドチャリオットと呼ばれる。細部調整により水上でも使用可能[注 40]。太陽炉搭載機に対抗するため、独自にレーザーキャノンを追加装備している[注 41]クラウス・グラードがカタロンの中東第三支部で使用していたが、アロウズの台頭による戦局の変化と、彼が支部長となったため、この機体が運用される機会は減少した。

AEUのMA[編集]

AEU-MA07013 アグリッサ
『1st』に登場。第五次太陽光発電紛争で使われた大型MA。三大国家群の合同軍事演習にて、サーシェスがイナクトカスタムと合体させて運用した。操縦系統はイナクトカスタムからとなっているが、MA単体でも運用可能。また、6本の脚を折りたたみ飛行も可能である。武装として機首にプラズマキャノンが搭載されているほか、脚部からはプラズマフィールドが展開できる。
『1st』本編に登場した、蟹のような外見の多脚型(タイプ13)以外にも、ホバー型などのバリエーションが存在すると設定されており、第五次太陽光発電紛争当時には、専らホバー輸送艇として使用されていたとされる[3]
AEU-MA0707 アグリッサ タイプ7
『00P』に登場。アグリッサの先行生産モデル。脚は上記のタイプ13と違い4本。その代わり、近接戦闘用のカーボンクローが追加されている。プラズマフィールドが主兵装だが、プラズマフィールド発生器を取り除き、そのスペースに物資を懸下し輸送機としても運用可能で、最大でMS2機の輸送が可能。機体表面はナノマシンに覆われており、任意にカラーリングを変更することができる。

AEUの航空機[編集]

輸送機
物資の搬送などに使われた輸送機。両翼に計4基のエンジンを備える。積載能力に優れた大型コンテナを有しており、AEUの兵站を支えた。地上でのガンダム鹵獲作戦では、双方向通信用端末の散布にも用いられた[32]

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人類革新連盟(人革連)[編集]

人革連の機体は、航空機的なイメージを持つユニオン・AEUの機体に対して、戦車のような重装甲のメカニックというイメージが与えられている[3]。またMSとMAでインターフェースが統一されている一方でコックピットは狭く[3]、パイロットは機械の部品のように扱われており[3]、居住性や乗降時の利便が重視されない傾向があるという設定を持つ[3]

人革連のMS[編集]

MSJ-06II-A ティエレン地上型
諸元
ティエレン地上型
TIEREN GROUND TYPE
型式番号 MSJ-06II-A
頭頂高 18.1m
重量 121.3t
武装 200mm×25口径長滑腔砲
30mm機銃
カーボンブレイド
シールド
ティエレン長距離射撃型
TIEREN LONG-RANGE CANNON TYPE
型式番号 MSJ-06II-LC
頭頂高 20.2m
重量 142.0t
武装 300mm×50口径長滑腔砲
30mm機銃
シールド
ティエレン宇宙型
TIEREN SPACE TYPE
型式番号 MSJ-06II-E
MSJ-06II-ET(指揮官型)
頭頂高 18.2m
18.3m(指揮官型)
重量 127.5t
131.6t(指揮官型)
武装 200mm×25口径長滑腔砲
30mm機銃
12.7mm機銃
シールド(指揮官型)
ティエレン高機動型
TIEREN HIGH MOBILITY TYPE
型式番号 MSJ-06II-C
頭頂高 18.3m
重量 101.1t
武装 200mm×25口径長滑腔砲
30mm機銃
12.7mm機銃
カーボンブレイド
ティエレン高機動B型
TIEREN HIGH MOBILITY TYPE-B
型式番号 MSJ-06II-C/B
MSJ-06II-C/BT(指揮官型)
頭頂高 18.1m
重量 109.9t
武装 200mm×25口径長滑腔砲
30mm機銃
シールド
ティエレンタオツー / ティエレン全領域対応型
TIEREN TAOZI / TIEREN ALL-REGION TYPE
型式番号 MSJ-06II-SP
MSJ-06III-A(全領域対応型)
頭頂高 18.7m
重量 112.1t
武装 200mm×25口径長滑腔砲
30mm機銃
12.7mm機銃
シールド
ビームライフル・ビームサーベル(全領域対応型)
搭乗者 ソーマ・ピーリス
セルゲイ・スミルノフ(全領域対応型)
人革連の主力量産型MS。Eカーボン製の重装甲と大型火器で身を包んだ機体。このため、機動性では他国の機体に大きく劣るが、十数年に渡って蓄積された実績による高い信頼性を持ち、数多くのバリエーションを生み出している。
他国の機体と違い、コックピット内には一切のモニターがなく、パイロットはヘッドマウントディスプレイが取り付けられた専用のパイロットスーツを着用して外部の情報を得ており、また直立状態で操縦を行う。そのことと外見から、小説版では他陣営から「生きた棺桶」と呼ばれている。
武装は、長距離射撃型や全領域対応型などの一部の機体を除き、共通して各種実弾武装(30mm機銃や200mm×25口径長滑腔砲)と接近戦用のカーボンブレイドを標準装備する[注 42]。「ティエレン」は「鉄人」の中国語読み。 なお、既に退役しているが、かつては「MSJ-05 ティエレン」という、より旧式の機体も存在した。
『2nd』では、擬似太陽炉搭載機の配備が不十分な地球連邦正規軍に配備されているほか、反連邦組織カタロンでも運用されている。機体デザインは寺岡賢司。ティエレンの開発主任、ケンズィー・テラオカノフとして設定されている[3]
MSJ-06II-LC ティエレン長距離射撃型
地上型に頭部を完全に覆い隠す300mm×50口径長滑腔砲を搭載した長距離支援機。メインセンサーは胸部左右に設置されている。膝部シールドは両脚に装備。砲撃時における安定性を確保するため、尻部にアンカーを設置している。当然ながら地上型以上に動きは鈍重で、アンカー展開時はほとんど身動きが取れないため、運用には護衛機が必須となる。
MSJ-06II-AC ティエレン対空型(ティエレンツーウェイ)
『00V』に登場。地上型の頭部を4連装155mm×50口径対空速射砲に換装したタイプ。他にも肩部には4連装対空ミサイルランチャー、腕部には60mm6連液冷バルカン砲を装備しており、かなりの重武装を誇る。通称のツーウェイ(刺猬)は中国語で「ハリネズミ」の意。
MSJ-06II-E ティエレン宇宙型
無重力戦闘を目的とした宇宙戦タイプ。全身各所に推進、姿勢制御用スラスターを備え、空間機動力を強化。脚部には、シールド兼用の円筒状大型プロペラントタンクを両膝から突き出る形で装備する。標準装備の滑腔砲は銃身の効率的な冷却のため専用の放熱板が追加されている。この放熱板は接近戦用のカーボンブレイドとしても使用可能である。コックピット内は真空にされているため、パイロットにはヘルメットに繋ぐチューブによって外部情報と共に空気が送られている。ガンダム鹵獲作戦では、カーボンネットやカーボンワイヤー発射装置、ジェル発射管などの特殊装備が使用された[40]
『2nd』では、反連邦組織カタロンの所属機として登場した。『劇場版』では、ELSとの決戦において、擬似太陽炉搭載機の数の不足を埋めるべく、地球圏防衛のMS部隊に配備されていた。
MSJ-06II-ET ティエレン宇宙指揮官型
指揮官機は両肩にスラスターとセンサー内蔵のシールドが装備され、頭部の通信機能も強化されている。本編ではガンダム鹵獲作戦などで、セルゲイ専用機として登場した。
MSJ-06II-C ティエレン高機動型
飛行能力の獲得を目指し開発された高機動タイプ。腰部の水平展開式の可変翼に12基、脚部内に2基の推進用ジェットエンジンを搭載している。肩と脚のシールドは軽量化のために排除された。一応低空飛行が可能となっているが空中での機動力は低く、空戦ではなく戦地への迅速な移動を目的としており、ゆえに飛行型ではなく高機動型と呼ばれる。
MSJ-06II-C/B ティエレン高機動B型
高機動型のバリエーション。飛行能力をオミットし脚部内の推進用ジェットエンジンの推力を増強した上で、シーリング処理などの防塵対策を施した砂漠戦用機。標準装備の滑腔砲は銃身に沿って1対のカーボンブレイドが装備されている。ホバー移動に特化しており、機動力の陳腐化が著しい地上型の後継機として、砂漠以外でも運用されている。
『2nd』では、連邦正規軍の主力陸戦型MSとして拠点防衛などに運用されている。また、反連邦組織カタロンもこの機体を所有している。
MSJ-06II-C/BT ティエレン高機動B指揮官型
指揮官機は上半身が宇宙指揮官型と同形状である他は通常型と同じである。本編では三国合同演習などで、セルゲイ専用機として登場した。
MSJ-06II-SP ティエレン超兵型(ティエレンタオツー)
『1st』に登場。ソーマ・ピーリスが搭乗する機体で、宇宙・地上両面での行動を想定した汎用機として製造された次世代ティエレンのテスト機を[41]、超兵仕様にカスタマイズしている[42]。両肩のシールドや脚部を始め、全身各所に配置されたスラスターによって、通常のティエレンを遥かに上回る機動性を発揮する。各部センサーや情報処理能力も強化され、頭頂部にはT字型のモノアイレールが追加されている。またコックピットも他のティエレンシリーズとは異なり、ヘッドマウントディスプレイを用いない、全周囲型の一般的なタイプとなっている。その性能に比例してパイロットに掛かる負担も非常に重く、訓練された超兵以外に乗りこなすことは不可能とされる。なお、初登場時は性能試験の性質上、ヘッドマウントディスプレイ式で運用された。タオツーは中国語表記で「桃子」。
MSJ-06III-A ティエレン全領域対応型(セルゲイ専用ティエレンタオツー)
『2nd』に登場。タオツーの基となった次世代ティエレンの完成型で一般兵仕様機。外見は全く同一の機体で、愛称も同じく「タオツー」と呼ばれる。当初は人革連の次世代機候補の筆頭であったが、地球連邦軍設立に伴い擬似太陽炉搭載機の正式配備が決定されたため少数生産に止まった。推進系は大気圏内での単独飛行が可能なほどに出力が強化され、GNコンデンサーを搭載した非太陽炉搭載機用のGNビームライフルを携行する。ビームライフルの銃身下部からはビームサーベルを発生させることも可能。GN粒子非対応型の本機のOSではビームライフルのコントロールまでは出来なかったため、もっぱら光学センサーによるパイロットの制御に一任されている。そのためビームライフル使用の際には、高度なパイロット技能を要する[41]
パング・ハーキュリー率いるクーデター派によるアフリカタワー占拠事件では、説得のため低軌道ステーションに向かったセルゲイ・スミルノフが青い本機を使用した。これは『2nd』時点で本機はほとんど存在していないため、ハーキュリーに搭乗者はセルゲイだと示すために使用したとされている。
MSJ-06YIII-B ティエレン全領域対応試作型(ティエレンチーツー)
『00P』に登場。次世代機開発の実験機。タオツーに近い外見だが、複座機となっており、前方座席はタオツーと同じく全周囲モニターになっているが、後部座席は従来と同じである。そのためタオツーのプロトタイプに相当する。試製500mm多段階加速砲など実用化前の試作兵器を装備する。
『00I 2314』にて長らく技術研究所跡地に秘匿されていた機体が十数年ぶりに起動。往年の名パイロットの腕もあり、アリオスを取り込んだELSを撃破した。
MSJ-06II-ED ティエレン軌道エレベーター守備型(ティエレンジィージュー)
『00V』に登場。軌道エレベーター「天柱」防衛用に転用されたタイプ。実態はリニアトレインの軌道であるカーボンレールを移動する移動砲台であるが、レールより常時電力が供給されるため他のタイプでは装備できない大出力リニアカノンを標準装備する事が可能であり、防衛能力は高い。脚部はレールを移動するための台車となっており人型だが歩行機能は有していない。タイヤを装着する事で重力下で大型戦闘車両としての運用が可能となっており、「天柱」の下部都市「極市」防衛用に配備されている。連邦軍の機体が擬似太陽炉搭載機へ移行するなかも、運用が続けられた。ジィージューとは中国語表記で「蜘蛛」。
MSJ-04 ファントン
諸元
ファントン
FANTONG
型式番号 MSJ-04
頭頂高 17.3m
重量 134.9t
動力源 化石燃料
武装 155mm×50口径長滑腔砲
カーボンスピア
アンフ
ANF
型式番号 MSER-04
武装 200mm×25口径長滑腔砲
30mm機銃
12.7mm機銃
『00P』に登場(『2nd』にもゲスト出演)。第五次太陽光発電紛争時の主力MS。動力は内燃機関で発電し起動する。機体各所にハードポイントが設けられているが、メインの火器として、外見的特徴である胸部から突き出た頭部の下に155mm×50口径長滑空砲を搭載する。また、近接戦闘用にカーボンスピアを装備している。後継機のティエレンと同じくパイロットはヘッドマウントディスプレイから情報を得る方式だが、こちらはコックピット内に固定されている。軌道エレベーター「天柱」の完成により主要エネルギーが化石燃料から太陽光発電に本格移行し、それに対応した次世代機ティエレンの配備に伴い第三国へ払い下げられたほか、アンフと同仕様に改装された機体や内燃機関から燃料電池方式に換装された機体も存在する。人革連では、西暦2307年時点でアンフと同仕様に改装された機体を除いて既に退役が完了している。
MSJ-04T ファントン指揮官型
ファントンの指揮官型。胴体部にアンテナが2本追加され策敵、通信能力が向上している。
MSER-04 アンフ
『1st』の冒頭場面をはじめ全編に登場。ファントンの輸出・レンタル仕様[注 43]で、その名はアラビア語で「鼻」を意味しており、胸部から鼻のように突出した頭部が特徴。関節部に防塵処置が施されており砂漠における運用に適している。
武装は頭部下に搭載された対人用機銃と、腕部に搭載されているティエレンと同型の滑空砲。ティエレンに輪をかけて鈍重で、性能も遠く及ばない。旧式の内燃機関を搭載しているため被弾すると容易く爆発してしまう(一部地域では燃料電池式に改修されたり、化学反応型燃料を使用するエンジンに換装されている)。
人革連では、比較的重要度の低い地域を中心に配備されている他、積極的に輸出しており、輸出先のオーダーによりカスタマイズされている。貧困国を中心に主力MSとして広く普及しているが、ユニオン、AEU加盟国にも輸出されており、多くが武装を取り外した作業用MSとして普及している一方で、少数が標的機や安価な警備用MSとして採用されている。
普及率の高さゆえに、作業用として購入した機体を戦闘用に改造する業者もおり、上記のヘリオンと同じくMSによるテロに使われるケースが多く、社会問題化している。
西暦2307年時点では旧スリランカの反人革連勢力(シンハラ人勢力)やアザディスタン王国、アフリカ諸国などで主力MSとして運用されている他、タクラマカン砂漠の核貯蔵施設を襲撃したゲリラも使用していた。次世代機が多く流出している西暦2312年時点においても多数が稼動状態にあり、反連邦組織カタロンの主力の一翼を担っている。また、地球連邦平和維持軍も保有しており、対MS戦は一切考慮されておらず、足回りの装甲を追加し、頭部モノアイにバイザーを取り付けるなど、暴徒鎮圧等の対人戦闘に特化した改良がなされている。

人革連のMA[編集]

MAJ-V34 ジャーチョー / MAJ-V34AI ジャーチョー無人型
小型戦闘車両型MA。歩兵とMSの中間に位置する兵器として位置付けられ[3]、主にMSのサポートや市街地などMSでの活動には不向きな場所で運用される。ジャーチョーのみでのMSとの戦闘は殆ど行わず、専ら市街戦等の対人制圧を主目的とする。有人型を指揮車に多数の無人機が随伴し部隊運用される。機体前方に筒状のパーツがある方が無人型である。ジャーチョーとは中国語で甲虫の意[注 44]
MAJ-S08 シャオショウ
宇宙用小型MA。胴体はスペースポッドだが、18m級MSと同サイズの腕部が装着され、下半身は存在せず、胴体下部にティエレン宇宙型と同型のプロペラントタンクが1基、垂直に装着されている。 元々は作業用に開発されたが西暦2290年代に軍用兵器に転用された。腕部に80mm×50口径長滑空砲を搭載するが、西暦2300年代にはすでに戦闘用としては第一線を退いているため、主に軌道エレベーターでの作業用として運用されている。またシャオショウとは中国語で「手首」の意。外伝に登場するシャル・アクスティカも学生時代、この機体を使用していた[注 45]。『劇場版』においても、工作用として現役で使われていた[38]。シャオショウとは中国語表記で小手、小さな手の意。
MAJ-P13 フェイモウツー / MAJ-P13AI フェイモウツー無人型
航空機型飛行用MA。飛行型MSの開発が遅れていた人革連では重要な航空戦力である。その為戦闘の他、偵察や哨戒にも使用される。有人型と無人型が存在し、無人型は機首にジャーチョー無人型と同型のセンサーが搭載されている。主な武装は機首下の旋回式の20mm機関砲と、ミサイル6発。フェイモウツーとは中国語表記で飛蚊茲、アブの意。また、これは広東語の読み方。
MAJ-03 シュウェザァイ
海老の様な外見の旧式水中用MA。武装は一対のクローアームと胴体左右計10門の魚雷発射管。また、頭部には噛みつき攻撃用の顎状の武器を備える[3]。製造元である人革連では沿岸警備の目的で配備されている。シュウェザァイとは中国語表記で水蠆、ヤゴトンボの幼虫)の意。『1st』第8話では、国際テロネットワーク「ラ・イデンラ」に流出した機体が登場している。

人革連の艦船およびそのほかの兵器[編集]

EDI-402 ラオホゥ級輸送艦
『1st』に登場。人革連の多目的輸送艦。12機のMSを搭載可能。3基のコンテナが放射状に配置されているのが特徴。艦橋部がシャトルとなっており、コンテナ部と艦橋部が分離可能となっている。ガンダム鹵獲作戦では特務部隊の母艦として4隻が運用され、コンテナ部を質量弾として特攻させるといった戦術も使われた。武装はコンテナ前方にミサイルが搭載されている。ラオホゥは中国語表記で「老虎」。
EDI-402 ラオホゥ級輸送艦武装強化型
『2nd』『劇場版』に登場。旧人革連のラオホゥ級輸送艦を改修し武装を強化したもの。コンテナ前方にリニアキャノンが増設されている。『2nd』では、反連邦組織カタロンの保有艦として、メメントモリ攻略戦の際に登場した[32]。『劇場版』では、連邦正規軍によって運用され、地球圏防衛艦隊に戦力として配備されていた。また、その際は武装がレーザー主砲とGNミサイルへと変更された。
輸送艦
全長150m級の海上輸送艦。艦首及び艦尾に大型のクレーンを持つ[32]
大型輸送機
主に物資の搬送に使われる輸送機。長大な両翼に計4基のエンジンを備える[32]
トレーラーベース
MS支援用の大型車両。四脚状の車体の上部に用途に合わせ様々なオプションを搭載する。
MSキャリア
トレーラーベースのMS輸送形態。積載MSは1機で、MSの陸上輸送に用いられる。輸送時にMS全体をカバーが覆う。側面にフロートを装着することで、渡河や水上輸送も可能。
射撃管制車両
トレーラーベースのバリエーションの1つ。目標の現在位置や距離、移動速度などを観測し、砲撃を行うMSのサポートを行う。ティエレン長距離射撃型に随伴することが多い。
司令塔車両
トレーラーベースのバリエーションの1つ。部隊の情報が集約され、地上部隊の移動司令室として機能する。原則非武装なので護衛のMSかMAを必要とする。

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国連軍 / 地球連邦平和維持軍 / アロウズ[編集]

国連軍 / 地球連邦平和維持軍 / アロウズのMS[編集]

GNMS-XCVII アルヴァアロン
諸元
アルヴァアロン
ALVAARON
型式番号 GNMS-XCVII
頭頂高 17.6m
重量 69.2t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNビームライフル×2
GNビームサーベル
搭乗者 アレハンドロ・コーナー
『1st』に登場。監視者アレハンドロ・コーナーが搭乗する金色のMS。通常はアルヴァトーレのコアユニットとして内部に格納されている。頭部が他の機体と異なるバイザー状のカメラになっているのが特徴[注 46]。1ガンダムを基に設計されており、胸部にその名残が見られる。武装はアルヴァトーレの副砲を兼ねる長砲身型のGNビームライフル2挺と双刃のGNビームサーベル。背中の巨大な翼はクラビカルアンテナとしての機能を持ち、強力なGNフィールドを展開することができる。また、翼を機体の前方に展開することで、粒子圧縮効果により、ビームライフルの威力をアルヴァトーレの主砲に匹敵するほどに強化することもできる。操縦桿は通常のMSと同じアルヴァアロン用と、大型のアルヴァトーレ用の2種類が存在するうえ、各形態への変形の際には操縦桿が移動する方式になっており、使用しない方の操縦桿がパイロットの腕の動きを妨げることはない。
『劇場版』の劇中映画『ソレスタルビーイング』に登場した架空のアルヴァアロンは、背部から放出される金色のGN粒子から「タテガミ」と呼ばれ、実際のアルヴァアロンとは若干形が違い、「尻尾」のようなパーツが背中から生えている。
GNX-509T スローネ ヴァラヌス
諸元
スローネ ヴァラヌス
THRONE VARANUS
型式番号 GNX-509T
頭頂高 18.8m
重量 69.1t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNロングバレルライフル
GNチェインガン
GNビームサーベル
GNシールド
GNディフェンスロッド
『00V』に登場。イオリア計画の掌握を目論むCBの監視者アレハンドロ・コーナーが、スローネシリーズの本格的な量産化を目的に開発した試作機。後に国連軍に提供された「ジンクス」の原型機となる。
外観や構造はスローネを原型としつつ、クラビカルアンテナの機能を持つ大型GN粒子発生器が計4基、胸部と大腿部から突き出る形で配置されている。この装置によって粒子を用いた空中姿勢制御が容易となり、太陽炉搭載機の操縦に不慣れなパイロットでも、短期間の訓練で実戦参加できるほどの高い操作性を得ている。スローネでは胸部に位置していたコックピットは、本機では腰部前方に変更され、この構造は後のジンクスにも継承された。基地や母艦との連携を重視しているため、スローネと違い太陽炉の始動機は設置されておらず、起動には専用ハンガーによる炉の「火入れ」が必要となる。これは、同じくジンクスや以降の発展機も同様である。武装は右手のGNロングバレルライフル、右膝のGNビームサーベル、左腕のGNチェインガン。防御装備として、右肩にGNシールド、左肩にGNディフェンスロッドを装備する。
テストパイロットはアレハンドロの依頼を受けた国連軍事条約査察チーム所属の女性パイロット、デボラ・ガリエナが担当した。
GNX-603T ジンクス (GN-X)
諸元
ジンクス
GN-X
型式番号 GNX-603T
頭頂高 19.0m
重量 70.4t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
GNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNシールド
GNクロー
搭乗者 セルゲイ・スミルノフ
ソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)
パトリック・コーラサワーほか
アドヴァンスドジンクス
ADVANCED GN-X
型式番号 GNX-604T
頭頂高 19.0m
重量 70.4t
武装 GNバルカン
アドヴァンスドGNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNディフェンスロッド
GNクロー
プロトGNランス
スローネ ヴァラヌスのデータを基に開発された本格的な量産機。ヴァラヌスでは後付け的な印象が強かったGN粒子発生器は、より機体と一体化した形状に洗練されている。頭部には新開発のサブコントロール・システムが搭載され、基本操作の支援のほか、三大国家群の各パイロットが慣れ親しんだ操縦系に近い感覚で操作することが可能となっている[43]。頭部は通常のメインカメラ2基とサブコントロール・システム用カメラ2基、計4基のカメラを持ち、本機最大の特徴ともなっている。武装はビームライフル、ビームサーベルなどの基本装備で、汎用性に優れる反面、各ガンダムが得意とする局面においては分が悪い。
機体の構成部品は、ワークローダー用という名目で世界各地の工場で分散して製造され、軌道エレベーター内の秘密工場で組み立てと最終調整が行われた。総生産数は30機[注 47]。完成した機体は予備パーツと共に南極の地下施設に運び込まれ、トリニティの武力介入によってガンダムに対する敵意が充分に高まったのを見計らい、アレハンドロの内通によって三大国家群に提供される。30機の内10機ずつが各国家群のエースパイロット達に割り当てられ、ユニオンで解体された1機を除く29機がガンダム殲滅作戦に投入される。少数精鋭のガンダム達に対し圧倒的な物量差を活かし追い詰めるが、ジンクス側もソーマ・ピーリス機を除く全機が大破・喪失する。
CBの壊滅後は、擬似太陽炉の量産が軌道に乗ったことで国連軍の主力量産型MSとして増産が行われた。本機を基に複数の発展機の開発も行われ、後に本機はジンクス系の初代機という意味で「ジンクスI(ワン)」と呼ばれるようになる。表向きは2311年に制式量産が開始され、発展機もその際に発表されたとされている[3]。なお、部材ごとの更新はあるものの、ジンクス系の基本構造はこの初代機からほとんど変更されていない。
ジンクスは開発初期段階ではオリジナルの太陽炉を搭載することを想定していたが、結局オリジナルの太陽炉の製造は断念され、擬似太陽炉が搭載された。本機の設計プランの中には、オリジナルの太陽炉を搭載するための仕様が残されている(オリジナルの太陽炉を搭載した場合、不要となる始動機が機体の外にあるのはその名残である)。ジンクスIII以降の機体では、擬似太陽炉の性能が向上したことでオリジナル炉を搭載する理由が薄れたため、この仕様は廃止された[44]
コックピットは、前述の通り腰部前方に位置し、ユニオン・AEUの物にも似た新開発の半ドラム型モデルを新規に採用され、コンソールが無くシンプルに纏められている。各種情報はコンソールの代わりに前方と側面を重視した広面積のメインモニターに集約表示される。メインモニターが広いため、ソーマ・ピーリスのような超兵でもその力を存分に発揮できる。また、先述の通り操縦方法はユニオン・AEU・人革連のMSのいずれかに近い物に設定できるため、ジンクス系のMSに乗り換えるパイロットは、機種転換訓練を行う必要がほとんどないのも特徴の1つである。機体のカラーリングはグレー基調であるが、これは機体の装甲(Eカーボン)の色である。つまり初期のジンクスは無塗装であった。地球連邦平和維持軍の編成において生産されたジンクスは、ブルーグレーに塗装されることになった。
機体デザインを担当した海老川兼武は、ジンクス系全機のデザインも担当している。
  • GNビームライフル - 粒子生成量に制限がある擬似太陽炉の負担を軽減すべく、大型GNコンデンサーを搭載した射撃武装。出撃前に射程の長いロングバレル、連射性能の高いショートバレルのどちらかに換装して携行する。
  • GNビームサーベル - 左右の大腿部装甲内に各1基ずつを格納する。アドヴァンスドジンクスを除く系列機にも共通して装備される。
  • GNバルカン - ガンダムのGNバルカンと同等の性能・機能を持つ頭部の固定火器。スペルビア ジンクスを除く系列機にも共通して装備される。
  • GNクロー - ジンクス系の特徴的な装備。鋭利なマニピュレーターの指先にGNフィールドを展開し、貫手の要領で敵機を貫く。手持ち武装を失った場合など緊急時の攻撃手段であり、積極的に使用されることはない。
  • GNシールド - ユニオン・AEU出身のパイロットに配慮し、表面にGNフィールド展開機能を持つGNディフェンスロッドが設置されている。ジンクスIIやジンクスIIIもほぼ同一の装備を持つ。
GNX-604T アドヴァンスドジンクス
『00V』に登場。一部エースパイロットの要望により極少数のみ生産された、「ジンクス1.5」とも呼べるジンクスIの後期生産型のカスタム機。頭部に1基の大型ブレードアンテナ、両肩にオプション用のハードポイント、両大腿に高機動型GNバーニアが増設されている。搭乗したパイロット達の技量と相まって、実戦では驚異的な任務成功率を記録し、本機で得られたデータはジンクスII以降の後継機開発に大きく貢献した。
  • アドヴァンスドGNビームライフル - 一般機のライフルに専用バレルを追加した装備。大腿部のビームサーベル格納部がGNバーニアに換装されたため、サーベルの発振器が銃剣として設置されている。『2nd』にて登場した、セルゲイの乗るティエレン全領域対応型が携行するライフルと同一の装備。
  • GNディフェンスロッド - 一般機が装備するGNシールドの物よりも大型のディフェンスロッド。両肩のハードポイントに標準装備されるが、任務に応じて他の装備に換装される。
  • プロトGNランス - 中世の騎兵槍に似た長大な武装。穂先をGNフィールドで包むことで高い貫通力を発揮する。中間部に4門のビーム砲を内蔵し、トリガーグリップを展開したライフルモードに変形する。
GNX-607T ジンクスII
諸元
ジンクスII
GN-X II
型式番号 GNX-607T
頭頂高 19.0m
重量 70.0t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
GNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNクロー
ジンクスIIソード
GN-X II SWORD
型式番号 GNX-607T/AC
重量 70.1t
武装 追加武装:GNバスターソード
ジンクスIIキャノン
GN-X II CANNON
型式番号 GNX-607T/BW
重量 70.2t
武装 追加武装:GNキャノン
『00F』に登場。肩と腰のGN粒子発生器が小型化されているほか、アドヴァンスドジンクスと同様に両肩にハードポイントを備えている。スローネのデータが反映された各種武装など豊富なオプションが用意され、これらを換装することで幅広い作戦行動が可能となっている。機体のカラーリングはダークグレーとなっている。
GNX-607T/AC ジンクスIIソード
肩にGNバスターソードを装備した近接戦闘型。GNバスターソードはGNフィールドを展開可能な盾としても使用できる。後にGNバスターソードは、対ELS戦のために『劇場版』に登場するジンクスIVの武装として転用された。
GNX-607T/BW ジンクスIIキャノン
肩にGNキャノンを装備した遠距離砲撃型。両肩に装備して更に火力を高めることもできる。頭部はCBのイノベイド専用機GNキャノンと同型の高精度センサーが内蔵され、通常機とは大きく異なる形状を持つ。

GNX-609T ジンクスIII
諸元
ジンクスIII
GN-X III
型式番号 GNX-609T
頭頂高 19.0m
重量 69.8t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
GNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNシールド
GNクロー
GNランス
NGNバズーカ
搭乗者 アンドレイ・スミルノフ
ルイス・ハレヴィ
パトリック・コーラサワー
セルゲイ・スミルノフ
パング・ハーキュリーほか
スペルビア ジンクス
SUPERBIA GN-X
型式番号 GNX-612T/AA
頭頂高 19.2m
重量 69.1t(強襲揚陸ユニット重量:44.9t)
武装 GNバルカン
GNクナイ
GNミサイル×2
GNビームガン×4
『2nd』『劇場版』に登場。地球連邦軍初の主力量産型MS。肩と腰のGN粒子発生器がジンクスIIから更に小型化され、圧縮粒子の毒性を弱め安全性を向上させた改良型擬似太陽炉を搭載する。普及機として生産性を重視した結果、基本性能はジンクスIよりも若干低下している[44]。武装もジンクスIIのようなオプション選択式ではなく、多機能を持つGNランスと従来の標準装備のみで多様な戦場に対応する[44]。一方で、粒子制御技術の向上により、GNシールドのGNフィールド展開機能が強化されるなど進化した面もある。次世代機アヘッドの配備後は相対的に旧式化するが、連邦が擬似太陽炉の技術を独占している現状では依然強力なMSである。
機体カラーは連邦正規軍所属機が水色、アロウズ所属機は臙脂に塗装され、区別されている。擬似太陽炉の生産個数の限界や完成機の多くがアロウズに優先配備されることから、正規軍への配備は遅れている。アロウズ所属機と正規軍所属機は性能面での違いはないが、アロウズ所属機は組織のエリート意識の高さから個々のパイロットに合わせた調整が許されている。『劇場版』では、コロニー公社に払い下げられたクリーム色の機体が登場。こちらはGNランスではなく通常のGNビームライフルを装備していた。コロニー公社の過激派が、コロニー建造現場を視察中のマリナ達のシャトルを襲うべく使用するが、救援に訪れた刹那のフラッグ改により全機が撃墜された。また、ELSとの最終決戦には、戦力としてジンクスIVと共に連邦カラーのジンクスIIIも数十機が投入されている[9]
  • GNランス - アドヴァンスドジンクスに先行装備されていたプロトGNランスの正式採用型。遠近両面に対応可能な汎用性を買われ、ジンクスIIIの主力武装として採用された。
  • NGNバズーカ - アヘッドやジンクスIVにも装備される大型火器。「NGN」は「非GN粒子兵器」を意味し、ビームではなく炸薬式の実体弾を射出する。ただし、弾倉をGNコンデンサーに換装することでビームも発射可能。ラグランジュ2におけるCBとの決戦や、『劇場版』での対ELS戦に使用された。
GNX-612T/AA スペルビア ジンクス
『00V』に登場。海中からの強襲揚陸作戦に特化した特殊MS。名称の「スペルビア」 (Superbia) とはラテン語で「誇りある」を意味し、英語の「最高」=「スーパー」 (Super) の意も含まれている。 型式番号の「AA」は "Amphibious Assault" (強襲揚陸)の意。
専用の強襲揚陸ユニット[注 48]を装着して水中から接近し、上陸後にユニットを排除して地上戦へと移行する。ジンクスIIIのバリエーションという位置付けだが、MAレグナントを参考にした可変機構や頭部センサーなど、イノベイター勢力の独自技術が多く投入されており、基本性能は大きく向上している。後に生産されるジンクスIVの母体となった機体でもある。本来の所属は連邦正規軍だが、正規軍がアロウズに吸収されたため、実際に搭乗したパイロットはほとんどがアロウズ将兵やライセンサーで占められている。
  • GNクナイ - 両腕に装備されるやや刀身の短いGNソード。GNバルカンを内蔵しているほか、柄部分からはGNビームニードルと呼ばれる小型のビームサーベルを発生させ、奇襲に用いることもできる。
  • GNバルカン - 本機では頭部バルカンは撤去され、腰部により大口径・高威力のバルカンが2門搭載されている。この武装は本機の発展型であるジンクスIVにも引き継がれた。側面にはホバーユニット装着用のハードポイントがある。
GNX-803T ジンクスIV
諸元
ジンクスIV
GN-X IV
型式番号 GNX-803T
頭頂高 19.0m
重量 70.6t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
GNビームライフル
GNビームサーベル×2
GNシールド
GNクロー
GNバスターソード
搭乗者 アンドレイ・スミルノフ
パトリック・コーラサワーほか
『劇場版』に登場。西暦2314年時における地球連邦軍の主力量産型MS。スペルビア ジンクスを直接の母体に、連邦が接収したソレスタルビーイング号から得た技術、更に生産中止となったアヘッドの技術も投入することで[3]、数値上ではCBのガンダムをも凌ぐ高性能機として完成した。完成機の多くは一度配備されたジンクスIIIを改装した機体であり[注 49]、新規生産機の割合は少ない[44]。連邦の量産機としては初のトランザムシステム搭載機である[注 50]。武装は普及機として装備の画一化が図られたジンクスIIIから方針転換し、任務ごとに各種装備を換装するジンクスIIと同様の運用思想に基づいている。外観は、アロウズの暴挙が発覚してCBに否定的な世論感情が好転したことで、ガンダムとの類似点を徹底排除していたアヘッドと対照的に、頭部のアンテナなど各部にガンダム的な意匠が追加されている。また、アヘッドの流れを受け継ぐ機体でもあるため、両肩のGNバーニアや背部コーンスラスターの形状にその名残を持つ。
一般機はグリーン、指揮官機はグレーに塗装され区別されているが、性能面での違いはない。一般機は5種類用意された基本装備を任意に選択して出撃するが、指揮官機はそれ以外の装備も自由に選択する権限が与えられている[3]
  • GNビームライフル - 従来機用ライフルから形状や銃身の換装機構を踏襲しつつ、更なる改良が加えられている。
  • GNバスターソード - ジンクスIIソードからの流用装備。ELSの侵食を防ぐGNフィールドが展開可能であるため、急遽調達された[23]。ただし、ジンクスII自体の生産数が少ないため、連邦軍全体を通じて希少な装備となっている。劇中ではアンドレイが搭乗する指揮官機や、その他数機が装備している。
  • GNシールド - 肩のハードポイントに装着される防御装備。ガラッゾから流用したGNフィールド発生器が内蔵されており、使用時は装甲の一部をスライドさせて発生器を露出させる。従来機用のシールドに見られるGNディフェンスロッドは装備されていない。また、内側のマウントにはGNハンドグレネードを2個装備する。劇中では、一般機は左肩だけの装備で、これを両肩に装備するダブルシールドが許されるのはパトリック機のような指揮官機のみだけである。
  • 増加粒子タンク - 高機動GNバーニアと一体化した増槽ユニット。両肩のGNバーニアに各1基ずつ接続される。
GNX-805T/CF ジンクスIVコアファイター搭載型
『00V戦記』に登場。『劇場版』での対ELS戦にて数多くの人命が失われたため、今や貴重となったMSパイロットの生存率を高めるため、緊急脱出用のコアファイターを追加装備したジンクスIVの改修機。ジンクスシリーズは腰部にコックピットが位置する設計のため、スカートアーマー自体がすべてコアファイターに変更されている。CBやイノベイター勢力のコアファイター運用技術を参考に、戦後に残存していたジンクスIVはほぼ全機がコアファイター搭載型に改修されている。次世代機の「ジンクスV」では、コアファイターが標準装備される予定である。
GNX-704T アヘッド
諸元
アヘッド
AHEAD
型式番号 GNX-704T
頭頂高 20.6m
重量 71.1t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
GNビームライフル(GNサブマシンガン)
GNビームサーベル×2
GNシールド
GNミサイルランチャー
搭乗者 アンドレイ・スミルノフ
バラック・ジニンほか
アヘッド近接戦闘型(アヘッド・サキガケ)
AHEAD SAKIGAKE
型式番号 GNX-704T/AC
頭頂高 21.1m
重量 72.3t
武装 GNバルカン
GNショートビームキャノン×2
GNビームサーベル・GNショートビームサーベル
GNシールド
搭乗者 ミスター・ブシドー(グラハム・エーカー)
アヘッド脳量子波対応型(アヘッド・スマルトン)
AHEAD SMULTRON
型式番号 GNX-704T/SP
頭頂高 20.9m
重量 72.9t
武装 GNバルカン
GNビームライフル(GNサブマシンガン)
GNビームサーベル×2
GNシールド
搭乗者 ソーマ・ピーリス(マリー・パーファシー)
ルイス・ハレヴィ
アヘッド強行偵察型(アヘッド・ロングテール)
AHEAD LONG TAIL
型式番号 GNX-704T/FS
頭頂高 20.6m
重量 99.7t
武装 GNバルカン
GNビームライフル(GNサブマシンガン)
GNビームサーベル×2
GNビームキャノン×2
ノーヘッド
NEO-HED
型式番号 GNX-Y802T
頭頂高 18.3m
重量 80.1t
武装 GNビームライフル
GNビームサーベル
GNソード
『2nd』に登場。ジンクスから発展した汎用量産型MS。アロウズの指揮官クラスにのみ配備される上級機であり、第3世代のガンダムを凌ぐ性能を持つ。頭部のメインカメラはジンクスと同じ4眼式を採用しているが、基本設計はティエレンを基に人革連出身の技術者によって行われた。元々ティエレンはフレーム強度や内部容積に大きな余裕があり、大出力の太陽炉や粒子供給コードなどの専用機器を組み込むのに都合の良い構造をしていた[45]。各部関節のモーター構造はティエレンとほぼ同様で[46]、それに合わせ機体サイズもジンクスより一回り大型化している。その一方で、人革連が鹵獲したキュリオスの設計も参考にされており[3]結果的にガンダムに近い基本構造も備えている[47]。特に太陽炉を内蔵する胸部はほぼガンダムといっていいが、CBに否定的な世論に配慮し、背中のコーンスラスターを除くこうした特徴は装甲によって徹底的に覆い隠されている[47]
後にアロウズの非道な実態が明るみとなると、その象徴たるアヘッドは主力の座を降ろされ、新たな主力機ジンクスIVに設計の一部を統合する形で、直系の発展機と共に製造中止となる。
機体デザインは寺岡賢司。サキガケを除くアヘッド系の機体デザインはすべて彼の手によるものである。
  • GNバルカン - 頭部に内蔵される30mm口径のビーム機関砲。ジンクス系から受け継がれた装備。
  • GNビームライフル・GNサブマシンガン - 破壊力、射程ともにジンクスのライフルを凌駕している。銃身と左右のGNコンデンサーを取り外すことで、連射性能の高いGNサブマシンガンとなる。不使用時は大腿部にマウントされる。
  • GNビームサーベル - ジンクスと共通の装備。両肩の装甲内に計2基を格納する。
  • GNシールド - ジンクスのシールドと異なりGNディフェンスロッドは設置されず、形状も単純化している。
  • GNミサイルランチャー - 2発装備の小型と4発装備の大型の2種類が存在する。小型は片手に携帯し、大型は2機がかりで牽引して、艦載式の物と同サイズのミサイルを発射する。ラグランジュ2におけるCBとの決戦で使用された。
GNX-704T/AC アヘッド近接戦闘型(ミスター・ブシドー専用アヘッド、アヘッド・サキガケ)
ミスター・ブシドー(グラハム・エーカー)専用機として改修された接近戦仕様機。ブシドー個人の趣味に合わせ、立物を模した頭部の大型クラビカルアンテナや、胴丸状の胸部追加装甲など、戦国時代の鎧武者のような外観を持つ。格闘時の両腕の可動域を確保するため、通常機では横向きに配置された背部GNバーニアが縦向きに配置されている。左利きであるブシドーに合わせ、手持ち武装の配置は通常機と左右逆になっている。改修部分や専用武装のデザインは福地仁が行っている。
  • GNビームサーベル・GNショートビームサーベル - 日本刀のような「反り」の入った刀身を形成する、大小2振りの専用サーベル。ビームサーベルは左腰かGNシールド裏面に懸架される。破壊力も大きいが、消費GN粒子量も多いため、GNシールド上部に急速チャージ用のGNコンデンサーを装備している。ショートサーベルは左脇に懸架される。予備用だが、威力は通常のビームサーベルに匹敵する。
  • GNシールド - 元フラッグファイターであるブシドーに合わせ、表面にGNディフェンスロッドが設置されている。
  • GNショートビームキャノン - 背中のスラスター内に各1門を内蔵する。速射性能は高いが、通常のビームライフルよりも小型で射程距離も短いため、頭部のGNバルカンと共に接近戦に移行するための牽制射撃に使用される。
GNX-704T/SP アヘッド脳量子波対応型(アヘッド・スマルトロン)
脳量子波による機体制御システムを搭載した、ソーマ・ピーリスの専用機。「スマルトロン」はスウェーデン語で「野イチゴ」を意味し、以前彼女が搭乗していたティエレンタオツー(桃)に倣って付けられた[48]。背部に設置された大型の推力偏向スラスターによって、高い機動性を発揮する。後にピーリスがアロウズを離脱すると、ルイス・ハレヴィの強い希望により彼女に与えられた。
  • GNビームライフル・GNサブマシンガン - アヘッド標準の物より大型のスマルトロン専用ライフル。粒子圧縮率の変換など、次世代標準装備に向けた改良が加えられている。照準や粒子圧縮は脳量子波によってコントロールされる。
  • GNシールド - 本機に装備されるものは高機動時に邪魔にならない形を採用しており、GNバルカンを内蔵する。
GNX-704T/FS アヘッド強行偵察型(アヘッド・ロングテール)
『00V』に登場。単機での長距離・長時間活動を目的に開発されたアヘッドの特殊仕様。搭載される擬似太陽炉は、一定量のGN粒子を長時間に渡って生産し続けるように調整されている。また、活動時間の更なる延長のため、胸部の大型バッテリーの他、GNコンデンサーも搭載されている。バックパック下部にはマイクロウェーブ受信アンテナを装備しており、マイクロウェーブ供給範囲内では活動時間に制限がない。
腰に装着されたタンクは推進剤としての水の他、GN粒子を貯蔵する機能も併せ持っている。また、背部バックパックとして装着される大型GNバーニアユニットは、GN粒子の噴射量を最小限に抑えつつ、最大の推進力を発生させられるように調整されている。このため、無補給で1週間近い連続活動が可能だが、通常の機体のように瞬発的に大量の粒子を消費する場合には、コンデンサーに貯蔵した粒子を消費する必要がある。
武装はアヘッドの標準装備に加え、バックパックに大型のGNビームキャノンを備えている。GNビームキャノンは推進用の粒子を転用することで射撃可能となる武装で、高い威力を誇る。頭部には専用の高精度Eセンサーを装着しているため、GNバルカンの使用は制限される。
本機の運用データを参考に、他のアヘッド系やジンクスIV用の長距離航行用ブースターユニットの開発も行われている。
GNX-Y802T ノーヘッド
『00V』に登場。アヘッドを母体とした、連邦軍の次世代主力機候補の1機。サキガケやスマルトロンなど、既存のカスタム機のデータが反映されており、背部にはスマルトロンと同型の推力偏向スラスターが搭載され、各部の装甲も強化された分肘やふくらはぎにはGNコンデンサー兼用のスラスターが組み込まれている。最大の特徴は、従来機の運用データから最も破損率の高かった頭部を完全に廃したことで、代わって胴体など各部にメインカメラとセンサーを分散配置するという合理的な設計となっている。本来は「新世代のアヘッド」の意味から「ネオヘッド」 (Neo-head) と命名される予定だったが、頭部のない (no head) 外見にちなみ、現在の名称が定着した。
搭乗したテストパイロットからの評価はおおむね良好だったものの、一部には「頭部がないと格好良くない」と外観に不満を漏らす者もいた。後にアヘッドの製造が中止されたことで、本機も十数機の完成をもって製造中止となる。
  • GNソード - サキガケで得られた近接戦闘データを使用したため、左利き用の武装配置になっている。量産化の際は右利き用も生産予定だった。
GNX-U02X マスラオ(磨修羅生)
諸元
マスラオ(磨修羅生)
MASURAO
型式番号 GNX-U02X
頭頂高 20.4m
重量 61.5t
動力源 GNドライヴ[T]×2
武装 レーザー機銃
GNバルカン
GNロングビームサーベル「ハワード」
GNショートビームサーベル「ダリル」
ビームチャクラム
搭乗者 ミスター・ブシドー(グラハム・エーカー)
『2nd』に登場。ビリー・カタギリら旧ユニオンの技術陣が、サキガケを超える高性能機を求めていたミスター・ブシドーのために開発した機体。当初はアヘッドを原型とした試作実験機[注 51]が転用される予定だったが、ブシドーのフラッグファイターとしての矜持と打倒ガンダムへの執念を知るビリーの計らいにより、戦死したブシドーのかつての部下ダリル・ダッジの形見であるオーバーフラッグを母体とした設計に変更された[49]。型式番号の「U02X」は旧ユニオン技術陣のGN粒子系技術検証用試作機番号であり、GNフラッグに続く機体であることを示している[49]
ブシドーが望む「最高のスピードと最強の剣(つるぎ)」を体現した格闘特化型の機体で、原型機の変形機構は廃止されている。外観はサキガケと同様の鎧武者風の装甲形状と後頭部のエネルギーケーブルが特徴で、頭部のフェイスマスク内部など、フラッグのパーツがそのまま使われている部分もある。背中にはユニオンのシンボルマークを模した花弁状のパーツがあしらわれ、その中央には外付けのGNコンデンサーを増設するための接続部が設けられている。擬似太陽炉は両腰のサイドバインダー内に1基ずつ、計2基搭載されているが[50]、ツインドライヴではなく単純に2倍の出力となっている。
そして最大の特長として、オリジナルの太陽炉のみに搭載されていたトランザムシステムを擬似太陽炉で初めて再現している。これはレイフ・エイフマンが遺した手書きの研究資料を基に、ビリーが独自に開発したものである。ただし擬似太陽炉の特性上、ほぼすべての粒子を使い切る上に炉自体が焼き切れるほどの多大な負荷が掛かるため、使用後の戦闘継続は実質的に不可能となる。機体デザインは下記の系列機と共に福地仁が担当している。
  • GNロングビームサーベル・GNショートビームサーベル - 「最強の剣」に相当する、新開発の高出力ビームサーベル。ロングサーベルには「ハワード」、ショートサーベルには「ダリル」と、ガンダムとの戦いで戦死したブシドーのかつての部下達の名が冠されている[49]。また、鍔の形状は旧ユニオンのマークを模している。サキガケと異なり二刀流での使用が基本となる。普段は左右のサイドバインダー裏に1基ずつ格納され、使用する際は柄尻に内蔵された小型スラスターにより手元に射出される。この装備以外はすべて本機の発展型であるスサノオにも引き継がれている。
  • レーザー機銃 - 頭部に2門を内蔵する。他の火器と違い、粒子ビームではなく高指向性のレーザーを発射する。
  • GNバルカン - 胸部に2門を内蔵する。
  • ビームチャクラム - 頭部左右の強化型クラビカルアンテナの間に形成された、円環状の粒子ビームを射出する試作兵器。
  • GNフィールド - 両肘と両肩に設置された突起状のGNバーニアはGNフィールド発生器としての機能を併せ持ち、二刀流という戦闘スタイルから盾を持たない本機の防御装備として使用される。
GNX-Y901TW スサノオ
諸元
スサノオ
SUSANOWO
型式番号 GNX-Y901TW
頭頂高 20.4m
重量 68.4t
動力源 GNドライヴ[T]×2
武装 レーザー機銃
GNバルカン
強化サーベル「シラヌイ」「ウンリュウ」(ソウテン)
トライパニッシャー
ビームチャクラム
GNクロー
搭乗者 ミスター・ブシドー(グラハム・エーカー)
マスラオの強化発展型。赤い塗装部分が白に変更され、頭部のクラビカルアンテナなど各部の形状も若干変更されている。強化サーベルの採用や背中へのGNコンデンサー増設など基本性能の向上が行われているほか、マスラオではほぼ無視されていた射撃武装の充実が図られている。
  • 強化サーベル「シラヌイ」「ウンリュウ」 - マスラオのビームサーベルの発振器を移植した実体剣。左手の長刀が「シラヌイ(不知火)」、右手の短刀が「ウンリュウ(雲龍)」。ガンダムのGNソード系武装と同じく、刀身にGN粒子を纏わせることでビームサーベルとしての特性も併せ持つ[51]。2本の柄を連結させることで、双刃の薙刀「ソウテン(蒼天)」となる。後頭部のエネルギーケーブルは、サーベルが分離状態の場合は発振器に、連結状態では左肩に接続され、背中のGNコンデンサーからサーベルへと直接粒子供給が行われる。不使用時はビームサーベルと同じく左右のサイドバインダー、もしくは連結状態で腰部後方に懸架される。
  • トライパニッシャー - 腹部と両肩の装甲下に増設された砲口を展開し、3門のビームを球状に収束・圧縮して撃ち出す。MS用の内装火器としては最大級の威力を持つが、粒子消費量も桁違いに大きい。将来的な制式化を見越して追加された装備であり、ブシドーの本意によるものではない。
  • ガントレット - 強化サーベルからのエネルギー逆流を防止する目的で、利き腕である左腕に装備された篭手。単純な防御装備としても使用される。
  • GNクロー - サイドバインダー先端に追加された開閉式の大型クロー。バインダー自体の接続方法も、大腿部から腰に追加された折り畳み式アームに変更されている。
GNX-Y903VS ブレイヴ一般用試験機
諸元
ブレイヴ一般用試験機 / ブレイヴ指揮官用試験機
BRAVE STANDARD TEST TYPE / BRAVE COMMANDER TEST TYPE
型式番号 GNX-Y903VS(一般用試験機)
GNX-Y903VW(指揮官用試験機)
頭頂高 20.2m
重量 61.5t(一般用試験機)
65.2t(指揮官用試験機)
動力源 GNドライヴ[T](一般用試験機)
GNドライヴ[T]×2(指揮官用試験機)
武装 GNビームライフル「ドレイクハウリング」
GNキャノン×2
トライパニッシャー
GNビームサーベル×2
GNビームマシンガン
GNミサイル
チャクラムグレネード
30mm機関砲
GNディフェンスロッド
搭乗者 ソルブレイヴス隊
グラハム・エーカー(指揮官用試験機)
『劇場版』に登場。マスラオ/スサノオの設計を原型に旧ユニオン・旧AEUの技術陣が共同開発した、地球連邦軍の次期主力機候補の1機。機体名の「ブレイヴ」 (Brave) は、「マスラオ」(勇敢な者)を似た意味を持つ英語に置き換えた呼称であり、900ナンバー機に与えられた初の正式名称である[44]。CBの技術を土台とするジンクス系に比べ、こちらは多分に独自色の強い技術が投入されている。西暦2314年時では性能評価の段階にあり、専任の試験運用部隊「ソルブレイヴス」隊に指揮官機1機を含む6機が配備されている。これら6機は、ELSとの最終決戦時に型式番号から試作機を示す「Y」が外されている。
最大の特徴はフラッグ以来の変形機構の復活であり、格闘戦に特化していた原型機から、再び汎用機としての設計に差し戻された。巡航形態(クルーズポジション)への変形方式もフラッグを踏襲しているが、剥き出しだった両腕が両脚の間に格納されるなど進化した面も見られる。また、戦闘機動中の変形を容易とするため、専用の新型OS「LEIF」を採用している[52]。両腰には原型機の名残であるサイドバインダーを持ち、その内部に大気圏内飛行用の主翼を格納する。原型機は左右のバインダーに各1基ずつ、計2基の擬似太陽炉を搭載していたが、この一般機は背部に搭載された1基のみとなっており、サイドバインダーには代わりにGNコンデンサーを搭載している。基本出力は原形機に劣るが、トランザムシステムの使用により一時的に出力を上昇させることができる。長距離移動の際は、背部に使い捨ての増槽型コンデンサーを接続する。
  • GNビームライフル「ドレイクハウリング」 - オーバーフラッグのトライデントストライカーをビーム兵器として発展させた装備で、同じく巡航形態時の機首を兼ねる。通常射撃モードから、銃身を横に2分割した最大出力モードに変形する。 更に銃身自体を取り外すことで、より連射性能を高めたショートバレルモードとして使用することも可能。
  • GNキャノン - 左右のサイドバインダーに各1門ずつを内蔵する。最大出力モードでは連射の利かないドレイクハウリングのチャージ時間を稼ぐべく装備された。指揮官機はより大口径・高出力のキャノンを装備する。砲身は自在に旋回可能で、巡航形態で後方から追撃してくる敵を迎撃することも可能。
  • トライパニッシャー - スサノオから継承された装備。本機の場合は、胸部に接続されたドレイクハウリングと左右のGNキャノンを同時発射する方式を採用している。MS形態・巡航形態のどちらでも使用可能。
  • GNビームサーベル - 左右のサイドバインダーに各1基ずつを格納する。マスラオのサーベルと異なり、一般的な直剣状の刀身を形成する。
  • GNビームマシンガン - 左右の前腕に内蔵された小型砲。他の機体が装備するGNバルカンと同様、ミサイルなどの迎撃に使用される。
  • GNミサイル - フラッグと同じく両脚のウェポンベイに格納される。
  • チャクラムグレネード - 両脚に内蔵された電子戦用装備。発射後に目標範囲内で粒子撹乱を行い、敵のセンサーを無効化する。
  • 30mm機関砲 - 胸部の左右に固定装備された実体弾火器で、本機唯一のNGN武装。
  • GNディフェンスロッド - サイドバインダー内の主翼を回転させることで、通常のロッドと同等の機能を発揮する。
GNX-Y903VW ブレイヴ指揮官用試験機
指揮官用の上位機種。原型機と同じく左右のサイドバインダーに擬似太陽炉を計2基内蔵しており、一般パイロットには扱いづらい高出力機に仕上がっている。頭部には一般機と異なる左右対称形状の大型アンテナと、オリジナルのフラッグに似た形状のセンサー素子を持つ。
ソルブレイヴス隊内で本機を乗りこなせるパイロットは隊長のグラハム・エーカーのみであるため、事実上彼の専用機となっている。グラハム機は緑の一般機との識別のために青く塗装され、ドレイクハウリングを左手で保持する。
本格配備の際は、擬似太陽炉が1基の一般機で統一するか、パイロットの練度に応じて本機を供給するかは意見が分かれており、結論はソルブレイヴス隊による運用試験の結果に委ねられている[52]

国連軍 / 地球連邦平和維持軍 / アロウズのMA[編集]

GNMA-XCVII アルヴァトーレ
諸元
アルヴァトーレ
ALVATORE
型式番号 GNMA-XCVII
全高 42.6m
全長 56.1m
動力源 GNドライヴ[T]×7
武装 側面ビーム砲×22
GNビームライフル×2
巨大ビーム砲×1
格闘用巨大アーム×2
大型GNファング×6
搭乗者 アレハンドロ・コーナー
『1st』に登場。イオリア計画の乗っ取りを画策した監視者アレハンドロ・コーナーが搭乗し、CBとの決戦に際して国連軍の増援として送り込まれた金色の大型MA。擬似太陽炉を7基搭載し、強固なGNフィールドが展開可能で、ビーム砲やミサイルなどによる遠距離からの攻撃は一切通用しない。内部にコアユニットであるMS「アルヴァアロン」が格納されており、アルヴァトーレは本来アルヴァアロンの強化パーツ的存在である。擬似太陽炉から放出されるGN粒子の色は本人の趣向で金色に近い色合いに調整されている。重力下での運用も想定されており本体下部には脚部が収納されている。
  • 格闘用巨大アーム - 近接戦闘用の武装。展開中のGNフィールドを透過して外側にいる敵を攻撃する事ができる。
  • 側面ビーム砲 - 機体左右に11門ずつ、合計22門を備える。多数搭載された擬似太陽炉の出力によって1門がビームライフルと同等の威力を発揮する。
  • 大型GNファング - 機体後部に6基を格納する。機能を絞ることでアレハンドロのような一般人でも扱えるように調整が施されている。
  • 巨大ビーム砲 - 機首部に装備された主砲で、超遠距離から強力な砲撃を行うことができる。砲撃の際には、角度の変更が可能なフレキシブルアーム状の砲身が内部から露出し、広範囲を射程に収める。
GNMA-04B11 トリロバイト
諸元
トリロバイト
TRILOBITE
型式番号 GNMA-04B11
全高 6.1m
全長 62.2m
動力源 GNドライヴ[T]×3
武装 クローアーム(リニアスピア)
チェーンマインワーム
GN魚雷
対艦対地ミサイル
ケミカルジェリーボム
『2nd』に登場。アロウズが運用した大型水中用MA。コックピットは複座型で、2名のパイロットが搭乗する。民間からの資本提供を受けて旧ユニオンの技術者が開発したため、メインカメラのセンサー部にはフラッグとの共通点が見られる。トライデント状のシルエットが特徴で、前部に2本、後部に4本の、折り畳み式アームを持つ。3基搭載された擬似太陽炉の高出力により深海において驚異的な機動性を発揮し、劇中でも水中で奇襲を仕掛けてCBを苦しめた。機体名称は「三葉虫」の英訳。
  • クローアーム - 前部の格闘用武装。リニアスピアが内蔵されている。
  • チェーンマインワーム - 敵機や敵艦のスクリューに巻きつけて爆発させる爆弾。
  • GN魚雷 - 小型と大型があり、大型魚雷はプトレマイオス2のGNフィールドを突破する推進力を持つ。
  • 対艦対地ミサイル - 海上や陸地に向けて攻撃可能なミサイル。
  • ケミカルジェリーボム - 着弾と同時に硬化し、敵の動きを阻害する特殊爆弾。
GNMA-Y0002V ガデラーザ
諸元
ガデラーザ
GADELAZA
型式番号 GNMA-Y0002V
全高 86.0m
全長 302.0m
動力源 GNドライヴ[T]×7
武装 GNブラスター×1
GNファング×154(大型×14・小型×140)
GNミサイル×256
隠し腕(GNビームガン)×4
搭乗者 デカルト・シャーマン
『劇場版』に登場。将来的に多数の出現が予想される純粋種のイノベイター用に、連邦軍(主に人革連出身の技術者チーム)が開発した大型試作MA。ジンクスIVと同じくソレスタルビーイング号で得られた技術が多数投入されており、機体名や型式番号がイノベイド達の開発したMA、MSを踏襲している。パイロットは『2nd』の最終決戦時に純粋種として覚醒したデカルト・シャーマン。確認されている純粋種のイノベイターが彼しかいなかったため、実質彼の専用機となっていた。
全長302m、全高86mという艦艇並の巨体を持ち、移送や補給時は収納できないため母艦の下部に係留される形を取る。擬似太陽炉3基を直列に繋げた直列型太陽炉を2基と、胴体部に予備の1基で合計7基の擬似太陽炉が搭載されている。その他多くの実験的機能を備え、これらの機能は全て脳量子波による思考制御によって運用される。巡航モードと戦闘モードでの簡易変形があり、頭部と左右のバインダー部の展開や4本の隠し腕を持つ。その圧倒的火力で敵を一方的に殲滅する機体思想は、同じ純粋種用の機体でありながら「対話」による戦いの終結を目指した刹那のクアンタとは対極に位置する[53]
『00I 2314』のエピローグや『00V戦記』にも登場。『劇場版』の後に旧人類軍が量産し、パイロットは拉致したイノベイターや超兵に行わせている。
機体デザインは鷲尾直広が担当した。
  • GNブラスター - 機首を縦に2分割して展開される主砲で、大型艦を一撃で粉砕する威力を持つ。砲撃後即座に排熱処理が行われるため、連射は不可能。
  • GNファング - 擬似太陽炉を搭載するMSサイズの大きさの大型ファングを下部のコンテナに計14基格納。大型ファング1基ごとに10基の小型ファングが格納されており、機体全体の合計装備数は154基にも及ぶ。粒子ビーム発射のほか、大型ファングは両サイドにカッター状、小型ファングは先端にスピア状のビームサーベルを展開できる。
  • GNミサイル - 左右のバインダー内に搭載されているガデラーザ唯一の実体兵器。片側16発ずつの計32発を同時に発射できるが、射出された後それぞれが8発ずつの小型GNミサイルを放出するため、一度に発射されるミサイルの数は合計256発という夥しい数となる。
  • 隠し腕 - 左右のバインダー内に格納されており、機体上下にそれぞれ1対ずつの計4本が展開される。先端部にGNビームガンを装備しており、あらゆる方向に粒子ビームを発射できる。映像では連射している場面からバルカンのように見えるが、機体サイズが破格のため、口径的にはビームバズーカと言える威力を誇る。さらに銃口からはビームサーベルも発生可能である。

地球連邦平和維持軍 / アロウズの艦船およびそのほかの兵器[編集]

バイカル級航宙巡洋艦
『2nd』『劇場版』『00F』に登場。旧AEUの主導で開発された宇宙における主力戦闘艦。タンブルホーム型の船体が特徴。軌道エレベーターやドックへの接舷時には、艦橋と底面マストが可動する。MSは6機を搭載可能で、艦底部の出撃用ハッチに頭部を向ける形で格納されている。発艦の際はハッチが前方へスライドし、そのままカタパルトとなる。武装としてレーザー主砲やGNミサイル(全長8.4mの対艦用で、サイドスラスター前部のミサイルコンテナから発射する)のほか、甲板やサイドスラスター側面には迎撃用の対空レーザーを持つ。『2nd』では、アロウズによって運用され、グッドマンやジェジャン、リントなどが艦長を務めていた。『劇場版』では連邦正規軍によって運用され、火星駐屯基地や地球圏防衛艦隊に戦力として配備されていた。
ヴォルガ級航宙巡洋艦
『劇場版』に登場。バイカル級航宙巡洋艦の左右両舷にMS格納庫とカタパルト、さらに4基のGNコンデンサーとブースターを増設した改修艦。宇宙空間におけるMS運用能力が飛躍的に高まっている。武装も左右のカタパルト下部に2門ずつレーザー主砲が搭載され、火力が大幅に増強された(なお、増設された主砲は艦正面のみに発射可能)。劇中では、主に次世代の宇宙戦艦との橋渡しをする艦として運用されており、マネキンがソレスタルビーイング号の査察へ向かう際に搭乗していたほか地球圏防衛艦隊に戦力として配備されていた。
ナイル級大型航宙戦艦
『劇場版』に登場。連邦軍の再編後に新造された大型戦艦(バイカル級と同じく開発は旧AEUの主導)。『劇場版』の時点では3隻が就役している。将来的な火星圏への艦隊配備を見越して建造され、MSは18機(2個中隊)+予備4機の最大22機を搭載可能。先端部はカタパルト兼格納庫となっている。擬似太陽炉を4基搭載しトランザムが行えるほか、GNフィールドも展開可能であり、船体下部にはガデラーザのような大型MAも係留できる。武装として艦首に固定式の超大型ビーム砲、両サイドに2門の大型ビーム砲とGNミサイルコンテナ、さらに船体各所に14基の小型ビーム砲塔を持つ。劇中では2番艦の「チグリス」に火星圏へ向かう先遣艦隊の旗艦としてキム中将が座乗したほか、残り2隻は地球圏防衛艦隊に戦力として配備されていた[9]
ウラル級大型輸送艦
『2nd』『劇場版』に登場。連邦製の大型輸送艦。最大で96機ものMSを搭載可能。武装として船体の前後に計12基のレーザー主砲やGNミサイル、迎撃用の対空レーザーを持つなど、輸送艦ながら高い火力も備えている[32]。中央部の大型格納庫には、レグナントのような大型MAを格納することもできる。『2nd』ではラグランジュ2でのCBとアロウズの最終決戦にて、マネキンが率いるクーデター派の艦として運用された。『劇場版』では、地球圏防衛艦隊に戦力として配備されていた。
ギアナ級地上戦艦
『2nd』に登場。重力下の飛行が可能な大型艦。中央部の格納庫には多数のMSを搭載可能なほか、武装として船体各部に計10基の10m級レーザー砲、多数のGNミサイル発射口を持つなど、高い火力も備えている[32]。着陸時には主翼を折りたたみ、そのまま地上基地としても運用できる。連邦正規軍・アロウズ双方で運用され、マネキンやセルゲイが艦長を務めていた。
ベーリング級海上空母
『2nd』に登場。双胴式の大型空母で、アロウズによって運用されている。後部にW字型の大型MS格納庫があり、その規模から少なくとも10機以上のMSを搭載することが可能と思われる。トリロバイトのような大型水中用MAの運用にも用いられた。武装として収納式のメインレーザーキャノンや爆雷、対空レーザーファランクスなどを持ち、艦自体の戦闘能力も高い[32]
指揮官用VTOL
『2nd』に登場。全長30mほどのVTOL機。『2nd』第15話において、マネキンらアロウズの指揮官が運用した。クルーを含めて8人程度が搭乗可能で、武装として機体中央底部に30mmガトリングポッドが装備されている[32]
メメントモリ
『2nd』に登場。アロウズ[注 52]が低軌道オービタルリング上に建造した、巨大自由電子レーザー掃射装置。
メメントモリ」とは、ラテン語で「死を想え」「死を忘れるな」という意味。
宇宙太陽光発電システムより供給される莫大なエネルギーによって大都市を一撃で消滅させるほどの威力を持つ衛星兵器で、2基が建造された。地上攻撃用の下部砲塔とは別に上部にも砲塔を備えており、宇宙へ向けての発射も可能である。堅牢な装甲と多数の護衛部隊に守られ、さらに破壊が許されないオービタルリング上に存在していることもあり、この衛星兵器を通常の手段で攻略することはきわめて難しい。
1号基は、第1射でスイール王国の首都を、第2射でリチエラ王国の軍事基地を周囲に形成されていた100万人規模の難民キャンプごと消滅させた。上部砲塔による第3射ではメメントモリ破壊のために現れたカタロン艦隊に大損害を与えた。続いて現れたプトレマイオス2に第4射を放つが、トランザムによる急加速によって回避された。その後、接近を許したことでメメントモリによる砲撃が不可能となり、セラヴィーとプトレマイオス2による集中攻撃で外部装甲を破られ、弱点の「電磁場光共振部」をケルディムの精密射撃によって撃ち抜かれ破壊された。
2号基の存在は、クーデター派による軌道エレベーター「アフリカタワー」占拠の際に明らかとなった。発射を阻止するべく、ダブルオーライザーがライザーソードでの破壊を試みるが、機能を停止する直前に発射されたレーザーにより、ブレイク・ピラー事件を引き起こした。事件から4か月後にCBによる再攻撃が行われ、ライザーソードによってこの2号基も完全に破壊された。

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イノベイター勢力[編集]

『2nd』より登場。リボンズ・アルマーク率いるイノベイター勢力が、ヴェーダから得たデータを基に開発した機体。オリジナルの太陽炉に迫る性能を持つ改良型擬似太陽炉や、脳量子波に対応した操縦システムなど、連邦軍の擬似太陽炉搭載機にはない独自の技術が投入されている。ガンダムを基に開発された機体が多いため、CBの機体と共通する特徴も見られる。そのため、アロウズに配備される機体には、外見からガンダムとの関係性を悟られないように、頭部などに偽装が施されている。多くの機体がヴェーダの支援により操縦の負担を軽減している(連邦・アロウズの擬似太陽炉搭載機も同様の操縦支援を受けている[54])が、そのリンクが絶たれた場合、性能低下や機能停止といった事態を招く危険性も孕んでいる。後に、アニュー・リターナーが潜入していたCBから盗み出したデータを活用し、CBとの最終決戦前には、ガデッサ(リヴァイヴ機)、ガラッゾ(ヒリング機)、リボーンズガンダム及び量産型MSのガガにトランザムシステムが搭載された。

イノベイター勢力のMS[編集]

GNZ-001 ガルムガンダム
諸元
ガルムガンダム
GRM GUNDAM
型式番号 GNZ-001
頭頂高 22.9m
重量 61.4t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
GNビームサーベル×2
GNシールド
試作型GNメガランチャー
搭乗者 リジェネ・レジェッタ
レオ・ジーク
『00V』に登場。CBのガンダムの複製機で得られたデータを基に開発された最初の機体であり、「GNZシリーズ」[11][55][56]または「"ガ"シリーズ」[3][19][53]と呼ばれる機体群のプロトタイプ。特に第2世代機プルトーネのデータが色濃く反映されており、CBのガンダムでは採用を見送られたコアファイターシステムを搭載している。額にはツインカメラに加え新開発のラインセンサーが採用され、両肩には武装への粒子供給用の大型GNコンデンサーを内蔵。これら一連の特徴と機体の基本フレームは、GNZシリーズ共通となっている。その後の正式採用機体ではアロウズでの戦闘参加を考慮し、ガンダム的外観は廃されている。
機体名の「GRM(ガルム)」は「Generation of reborn MS (生まれ変わったMSの世代)」の略称である。北欧神話に登場する「地獄から這い出ようとする亡者を見張る冥界の猟犬 (Garm)」と関連付けられた名称で[11]、復活したCBに対抗する機体であることを強調している。
『00I』ではリジェネ・レジェッタが軌道エレベーター内部で自らの能力(太陽炉のコントロール)のデモンストレーションに使用し、擬似太陽炉がバーストした状態でそのまま放置された。
その後ビリー・カタギリがソレスタルビーイング号内に保管されているのを目撃している。
『00I 2314』においてはフェレシュテによって軌道エレベーター内に予備機として秘匿されており、コックピットは第4世代ガンダムと共通の物を流用し、作中ではケルディムのコックピット[注 53]が使用されている。当初は擬似太陽炉はおろかコンデンサーも搭載していなかったが、ELSの襲来にあたって擬似太陽炉を搭載しレオ・ジークが搭乗して地球の防衛に使用された。
防衛ラインを抜けたELSを誘導するために、レオが脳量子波を発して注意を引き付け侵攻を防ぐも、接触したため浸食された。しかし完全に侵食される前にELSが人類を理解したことで、ELSと共生する機体「ガルムガンダムE」として生まれ変わった。
機体デザインは、後継のGNZシリーズ各機と共に柳瀬敬之が担当。
  • 試作型GNメガランチャー - 艦砲を上回る威力を持つ携行式の大型ビーム砲。砲身を閉じることで2連式のビームライフルとなる。粒子供給は両肩の大型GNコンデンサーから行われる。
  • GNビームサーベル - 両腰の装甲内に2基を格納する。ガデッサと共通の接近戦用装備。
  • GNバルカン - 両手首付近に各1門ずつを内蔵する。以降のGNZシリーズにも共通して装備される。
  • GNシールド - 内蔵されたGNコンデンサーを展開することで、広範囲にGNフィールドを発生させる。擬似太陽炉搭載機である制約上、使用時間は限られる。
GNZ-001E ガルムガンダムE
『00I 2314』に登場。ガルムガンダムの全身にELSが融合して新たに生まれ変わった姿。名称の「E」はELSの略称。機体全体がELS由来の金属質の光沢に包まれているのが特徴。機体のフォルムはそのままに、装備を含め各部が丸みを帯び細部が簡略化された様なフォルムになっており、顔のマスク部分の2本の「へ」の字のスリットもELSに包まれ見えなくなっている。カメラアイの左右が繋がった様な形になっており、背中からは1対の長い羽が生えている。
西暦2314年より後の時代に起こった統合戦争に介入するため、レオが搭乗して出撃していた。作中では戦闘シーンが描かれず、詳細な性能については不明。
GNZ-003 ガデッサ
諸元
ガデッサ
GADESSA
型式番号 GNZ-003
頭頂高 24.8m(通常形態時)
21.4m(着地形態時)
重量 60.4t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
GNビームサーベル×2
GNカッター×2
GNメガランチャー
搭乗者 リヴァイヴ・リバイバル
ヒリング・ケア
ヴァーチェの流れを汲む砲撃戦用MSであり、アロウズに配備された最初のイノベイド専用機。この機体以降からガンダムフェイスに偽装が施されている。ガルムガンダムのものとは形状が大きく異なるが、コアファイターの分離・変形機能は引き継がれている。長距離侵攻など速度と航続距離が求められる任務では、GNZシリーズ共通のオプションである大型ブースターを両脚に1基ずつ装着する。 CBとの戦闘には、グリーンを基調とした機体色のリヴァイヴ・リバイバル機と、グレーを基調としたヒリング・ケア機の2機が投入された。
『00P SE』においても登場し、フォン・スパークのアストレアTYPE-Fに撃破されている[注 54]
  • GNメガランチャー - ガルムガンダムの試作型GNメガランチャーの発展型。ビームライフルの砲身が3連式となるなど、その機能は大きく強化されている。腰や砲身基部に専用のエネルギーパックを増設することで連射性能を高めることができる。パック1つで2発、2つで最大4発まで射撃が可能となる。
  • GNカッター - 両肘に設置される鋭利な格闘武装。表面にGNフィールドを形成し攻撃力を高める。ビームサーベルほどの間合いはないが、その分緊急時の取り回しに優れる。同型機のガラッゾやガッデスも共通の装備を持つ。
GNZ-004 ガガ
諸元
ガガ
GAGA
型式番号 GNZ-004
頭頂高 18.1m
重量 26.4t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
ガガキャノン
GAGA CANNON
型式番号 GNZ-004/BW
武装 GNバルカン
GNキャノン×2
GNZシリーズの簡易量産型。脚部が存在しない特異な機体で、代わりに腕部とマニピュレーターが脚部としての役割を兼ねている。武装は胸部に内蔵されたGNバルカンのみと戦闘力そのものは非常に低いが、これはこの機体が体当たりによる特攻を目的としているため。トランザムによる超加速を利用してGNフィールドを突破することも可能である。ラグランジュ2での決戦ではブースターを装着し加速力を高めた膨大な数の同機がCBとカタロン、クーデター派艦隊に対して特攻を仕掛けた。
擬似太陽炉はトランザムシステムの使用でGN粒子を使い切ると壊れてしまうため、特攻の成否に関わらずパイロットもろとも使い捨てられることになる。搭乗するパイロットはブリング・スタビティやデヴァイン・ノヴァと同ベースの遺伝子から大量生産された、特質した自我を持たないイノベイド兵達である。
GNZ-004/BW ガガキャノン
『劇場版』『00N』に登場。地球連邦軍が接収したソレスタルビーイング号内のファクトリーに残存していたガガを利用し、自軍の戦力として改修した機体。連邦軍の中には、『2nd』終盤の戦闘でガガの特攻を受けた者も少なからずおり、識別のために、装甲表面に定着させたナノマシンのプログラムを変更し、連邦の制式カラーである水色に塗り替えられている。ELSの侵攻に際しては、接触した機体を侵食し取り込む敵の前ではトランザムによる特攻は無意味と判断され、背部にGNキャノンを増設し射撃能力の向上が図られている。パイロットにはヴェーダの管理下にあるイノベイド達が選ばれた。ELSとの決戦では100機以上のガガキャノンが出撃したが、帰還したのはその1割にもみたなかったとされる。
  • GNキャノン - ジンクスIIIのGNビームライフルの後端部を転用した武装で、2門を装備する。
GNZ-005 ガラッゾ
諸元
ガラッゾ
GARAZZO
型式番号 GNZ-005
頭頂高 24.8m(通常形態時)
21.4m(着地形態時)
重量 60.9t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
GNビームクロー
GNカッター×2
GNスパイク
搭乗者 ブリング・スタビティ
ヒリング・ケア
遠距離戦用のガデッサとの連携を想定した接近戦用MS。近接武装は充実し、遠距離攻撃に備えたGNフィールドも搭載しているが、その反面GNバルカン以外の火器を持たないため、中・遠距離における火力は低い。戦闘時はメインカメラが保護用のバイザーで覆われるため、他のGNZシリーズとは異なる外見となる。CBとの戦闘には、紫を基調とした機体色のブリング・スタビティ機と、グレーとダークグリーンを基調としたヒリング・ケア機の2機が投入された。
『00I』では、リジェネ・レジェッタによって3機のガラッゾがビサイド・ペインの脱出のために投入される[注 55]が、フォン・スパークのアストレアTYPE-Fに全機撃破されている。また『00P SE』ではブリング・スタビティが搭乗した機体がフォン・スパークのアストレアTYPE-Fに撃破されている。
  • GNビームクロー - 両手の指先から発生する爪状ビームサーベル。5指のサーベルを収束することで大型のビームソードとなる。サーベルの発振器を内蔵するため、他のGNZシリーズよりも大型のマニピュレーターを採用している。
  • GNスパイク - 拳や肩に設置される格闘用の突起。表面にGNフィールドを形成することで威力を高める。
  • GNフィールド - ガルムガンダムのGNシールドを左肩と一体化させた装備。高い防御力を持つが、粒子の消費も激しいため乱用はできない。
GNZ-007 ガッデス
諸元
ガッデス
GADDESS
型式番号 GNZ-007
頭頂高 24.8m(通常形態時)
21.4m(着地形態時)
重量 61.3t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバルカン
GNヒートサーベル
GNカッター×2
GNビームサーベルファング×7
搭乗者 アニュー・リターナー
イノベイターとしての使命に目覚め、CBを離反したアニュー・リターナーに与えられた専用機。
基本性能は他のGNZシリーズと遜色はないが、アニュー自身が戦闘に適さない情報タイプのイノベイドであるため、偵察や情報収集が主な任務として直接戦闘の回避を前提とした装備がなされている[56]。作中ではケルディムと互角の死闘を繰り広げたが、これはロックオン(ライル)に恋人であるアニューと戦うことへの躊躇があったためであるとされる[56]
デザイン担当の柳瀬によると当初は登場の予定がなかったものの、アニューのキャラクターイメージを反映する形で新たにデザインが描き起こされたものである。特にカラーリングにはアニュー役・白石涼子がリリースしたCDジャケットの色が投影されているという[3]
  • GNビームサーベルファング - 両肩に各2基、腰部に3基の計7基が搭載されている。通常のファングと違いビーム砲としての機能はないが、内蔵された多数のGNバーニアにより高い機動性を持つ。機体の特性上積極的な攻撃には使用されず、高い技量を必要とする接近戦を極力回避するための予防措置としての意味合いが強い[56]
  • GNヒートサーベル - 刀身に高温を伝導させることで高い切断力を発揮する実体剣。ファングの誘導アンテナを兼ねており、これを喪失すると誘導可能なファングの数や誘導範囲が半減するという弱点を持つ。
GNW-20000 アルケーガンダム
諸元
アルケーガンダム
ARCHE GUNDAM
型式番号 GNW-20000
頭頂高 20.9m
重量 72.9t
動力源 GNドライヴ[T]×3
武装 GNバスターソード(GNビームライフル)
GNビームサーベル×2
GNシールド
GNファング×10
搭乗者 アリー・アル・サーシェス
ヤークトアルケーガンダム
JAGD ARCHE GUNDAM
型式番号 GNW-20000/J
重量 99.4t
武装 GNバスターソード(GNビームライフル)×2
GNビームサーベル×2
GNランチャー
GNファング×12
GNミサイル
GNステルスフィールド
アルケーガンダムドライ
ARCHE GUNDAM DREI
型式番号 GNW-20003
頭頂高 21.5m
重量 79.4t
武装 GNハンドガン(GNビームサーベル)
GNファング×2
GNステルスフィールド
イノベイター勢力に雇われたアリー・アル・サーシェスに与えられた専用機。スローネツヴァイの設計データを基に、イノベイター勢力の最新技術を投じて開発された[57]。他のガンダムと異なる長い四肢、4眼式のメインカメラなど、やや人型から離れた[57]異形が特徴。擬似太陽炉は胸部と両脚部に計3基を搭載する[50]が、イノベイド専用機に搭載された改良型ではなくスローネシリーズやジンクスIと同じ初期型を採用している。GNZシリーズと同じく背部ユニットはコアファイターに分離・変形するが、擬似太陽炉と一体ではなくGNコンデンサーのみで航行するため航続距離は短い。また、後述の派生機も含めてスローネシリーズの機体である。
スローネと同じく、鷲尾直広が機体デザインを担当。機体名は天使の名に由来しており[58]、アルケーとは権天使を意味する。
  • GNバスターソード - 刀身にビームライフルを内蔵した新型のGNバスターソード。ライフルモード時は右前腕にマウントして使用する。
  • GNビームサーベル - スローネシリーズとは違い両脚爪先に固定装備される。蹴り技と連動した奇襲攻撃が可能。
  • GNファング - ツヴァイより2基多い計10基[59]を両腰バインダー内に格納する。性能もツヴァイ搭載のものより強化されている。
  • GNシールド - ビームシールド展開機能を持つ専用シールド。GNハンドガンに代わり左腕に装備される。
GNW-20000/J ヤークトアルケーガンダム
『00V』に登場。単機で敵の大部隊を殲滅することを目的とした重武装型MS。武装はトリニティのガンダムスローネに搭載された3種類の装備を改良し、1機にまとめたものである。
腰バインダーのGNコンテナにはGNファングの他に対地・対艦用GNミサイルを搭載することもできる。この機体の戦術は、GNステルスフィールドによって敵部隊を撹乱、孤立させ、GNランチャーによる遠距離からの先制攻撃を行い、混乱した敵機をGNバスターソードによる接近戦で各個撃破するというものである。ただし、重量の増加によって元の機体に比べ運動性が大幅に低下しているため、戦闘力の高い単機や、少数部隊との戦闘には向いていない。
  • GNランチャー - 背部右側に1門装備されているビーム砲で、スローネアインの物の改良型。トランザムシステムを起動させればスローネアインではツヴァイ及びドライとドッキングして粒子供給を受けなければ使用できなかったGNハイメガランチャーを単独で使用可能。
  • GNミサイル - 腰部のGNコンテナに12基格納されている対地・対艦用の実弾兵器。ミッションに応じてGNファングと換装する。
GNW-20003 アルケーガンダムドライ
『00V戦記』に登場。スローネドライのデータが反映された戦闘支援仕様機。ドーム状の頭部や背中に追加されたGNステルスフィールド発生器など、スローネドライに類似した専用パーツが追加されている。支援用とはいえ、アルケー自体が高い基本性能を備えているため、直接的な戦闘能力も充分高い。本機はネーナ・トリニティ用に開発が進められていたが、実際に彼女が搭乗した記録は残されていない。
  • GNハンドガン - GNバスターソードに代わり右腕に装備される。エクシアなどのGNソードに似た折りたたみ式の銃身を持ち、接近戦用のビームサーベルモードにもなる。
  • GNファング - 自衛用として腰部アーマーの内側左右に各1基ずつ、合計2基を装備している[14]
CB-0000G/C リボーンズガンダム / リボーンズキャノン
諸元
リボーンズガンダム / リボーンズキャノン
REBORNS GUNDAM / REBORNS CANNON
型式番号 CB-0000G/C
頭頂高 23.3m(ガンダムモード)
21.8m(キャノンモード)
重量 79.1t
動力源 GNドライヴ[T]×2(ツインドライヴ)
武装 GNバスターライフル
大型GNビームサーベル×2
GNシールド
エグナーウィップ
小型GNフィンファング×8
大型GNフィンファング(GNキャノン)×4
搭乗者 リボンズ・アルマーク
リボーンズガンダム オリジン
REBORNS GUNDAM ORIGIN
型式番号 CB-0000G/C/T
重量 86.3t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 GNバスターライフル×2
大型GNビームサーベル×2
エグナーウィップ
大型GNフィンファング(GNキャノン)×4
リボンズ・アルマークの専用機。自身の力しか信じないリボンズの意向が反映された機体で[60]、1ガンダムとGNキャノンの機能を1機に集約し、あらゆる戦場に対応すべく開発された。機体の前後を反転させることで、1ガンダムの特性を持つ「ガンダムモード」、GNキャノンの特性を持つ「キャノンモード」へと瞬時に変形する。完成直前にCBから奪取したデータを基に再現されたツインドライヴシステムが急遽実装された[56]。これに伴い太陽炉の搭載位置も変更され、従来の胴体内部から両肘の大型GNコンデンサー部分に1基ずつ外付けする形となった。
ツインドライヴの大出力とトランザムシステムの実装によって、ダブルオーライザーのような機体の量子化や、意識共有領域の解放といった超常的な能力こそ見られないものの、単純な機体性能はダブルオーライザーと互角もしくはそれ以上を誇る[61]。異なるコンセプトの2機を1機に半ば強引にまとめた弊害により、各モードの機能だけの観点で言えば、それぞれの機能に特化させた原型機よりやや劣る面もある。しかし、イノベイドの中でも自らを“上位種”と語るリボンズの高い操縦技術と判断能力により、2つのモードを戦況に応じて的確に使いこなす事で、高い汎用性と恐るべき戦闘力を示し、刹那が“純粋種”として覚醒するまでダブルオーライザーを圧倒した。CBとの最終決戦では、ヴェーダが奪還された場合を想定し、あらかじめリンクを絶った状態で出撃した。
機体デザインは海老川兼武。テレビ本編の脚本を担当した黒田洋介曰く、キャノンモードは『機動戦士ガンダム』のガンキャノンをモチーフとしており、当初はガンタンクをモチーフとした形態への三段変形という案もあったが、作中では実現しなかった[62]。これらは別名義で『機動戦士ガンダム』に出演していた[63]リボンズ役の声優、蒼月昇へのリスペクトであるという[62]。なおタンク形態への三段変形は後日発表された「リボーンズガンダム オリジン」(後述)として実現されている。
  • GNバスターライフル - 1.5ガンダムと共通の装備。肘の太陽炉と直結させることにより、強力な砲撃が可能となるが、キャノンモード時ではマニピュレーターで保持した状態よりも命中精度は低下するため、精密射撃には向かなくなる。
  • 大型GNビームサーベル - 発振器は1ガンダムのものと同形状だが、出力は更に強化されている。背部に2基を装備する。キャノンモード時では通常折り畳まれて機体内部に格納されるが、緊急時など必要に応じて使用される。
  • GNシールド - 小型GNフィンファングのキャリアを兼ねる専用シールド。ファングはシールドに合体させたまま小型ビーム砲としても使用可能。
  • GNフィンファング - 放熱板の様な形状からこの名で呼ばれる。大型ファングを背部に4基、小型ファングを背部腰アーマーとシールドに各4基ずつの、合計12基を装備する。大型ファングはキャノンモード時の主砲も兼ね、4門を収束させることで強力な砲撃が可能だが、原型機のGNキャノンに比べ単基の威力は劣る。小型ファングはビーム砲としての機能のほか、ビームサーベルにもなる。
  • エグナーウィップ - GNフィールドを突破できる特殊武装で、アンカーを射出して敵機へと高圧電流を流し込み、内部機器やパイロットに直接ダメージを与える。本機ではキャノンモード時のマニピュレーターとして装備されている。
CB-0000G/C/T リボーンズガンダム オリジン
『00V』に登場。ツインドライヴシステムが搭載される以前の姿。近距離戦闘用のガンダムモード、中距離戦闘用のキャノンモードに加え、遠距離砲撃戦に特化した形態「タンクモード」への変形機構を持つ。両肘と腰部後方にGNコンデンサー内蔵の大型ホバーユニットを装備しており、これによりタンクモードでは高い機動性を発揮する。擬似太陽炉は1ガンダムと同位置の胸部に1基を内蔵している。
一度はこの姿で完成したが、ツインドライヴシステムを搭載するために急遽大改修が施され、その過程でタンクモードへの変形機構は不要として廃止された。
機体名の「オリジン」とは、ツインドライヴ型と区別するために後付けされた呼称である。
  • GNバスターライフル - ツインドライヴ型とは違い2挺を装備する。このため、GNシールドは装備していない。キャノンやタンクモード時は大型GNフィンファングと共に4門の主砲として機能する。
  • 大型GNフィンファング - ツインドライヴ型とは一部搭載位置が異なり、下部の2基がGNバスターライフル先端に接続される。小型ファングは装備していない。

イノベイター勢力のMA[編集]

GNMA-Y0001 エンプラス
諸元
エンプラス
EMPRUSS
型式番号 GNMA-Y0001
全高 11.9m
全長 45.2m
重量 614.5t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 大型ビーム砲
GNビームガン
エグナーウィップ
クローアーム
対艦用GNソード
搭乗者 デヴァイン・ノヴァ
デヴァイン・ノヴァが搭乗する大型MA。製造に当たっては4年前にCBとの戦闘で使われたアルヴァトーレのデータが運用されている。レグナントの試作機であるが、MA形態の性能評価のため、MS形態への変形機構は省略されている。メインカメラは3眼式で、頭部装甲にアロウズのマーキングが施されている。防御装備として強力なGNフィールドを備えるほか、武装は大型MAの高出力を活かした大型ビーム砲や、両側先端にエグナーウィップを内蔵した格闘用のクローアームを持つ。
『00P SE』において、別に製造された機体が2機登場している。


GNMA-0001V レグナント
諸元
レグナント
REGNANT
型式番号 GNMA-0001V
頭頂高 32.3m(MS形態時)
重量 586.1t
動力源 GNドライヴ[T]
武装 大型ビーム砲
GNバルカン
エグナーウィップ
GNファング×10
GNマイクロミサイル
対艦用GNソード
搭乗者 ルイス・ハレヴィ
リボンズの計らいでルイス・ハレヴィに与えられた大型可変MA。エンプラスでは省略されたMS形態への変形機構が実装されている。各種武装も強化されているほか、セラヴィーのハイパーバーストすら完全に防ぎ切るほどの強力なGNフィールドを展開可能であり、単独で複数のガンダムを圧倒する戦闘力を発揮する。人型とはかけ離れた異形ながら、同じ技術を基にした広義にはガンダムと呼べる機体であり[64]、通常露出することはないものの、ドーム状の頭部カバー内にはセンサーを集積させた真の頭部があり、さらにその頭部を覆っている覆面状の装甲の下にはガンダムタイプの顔が隠されている[12]。登場した機体の中では、リボーンズガンダムに次ぐ性能を持つのではないかとも言われている[3]
機体デザインは海老川兼武。MS形態における人間型を離れた「仰々しい」デザインは、ルイスが抱えた憎しみの塊を体現するようなイメージを意図したという[3]。また、当初の脚本では隠されていたガンダムタイプの頭部が劇中で暴かれ、ルイスは「憎んでいたガンダムに実は(自分自身が)乗っていた[3]」ことが明らかになるような演出が予定されていたというが、劇中でその後のフォローを描ききれないという判断から、アニメ本編では「ガンダム顔」は明確な形では描写されず裏設定に終わったという[3]。ただし、小説版ではガンダムに連なる機体であることにも言及されている。なお、2009年にプレミアムバンダイで限定販売された「ROBOT魂 レグナント」にはボーナスパーツとしてこのガンダムタイプの頭部が付属しており、レグナントの隠された真の姿を垣間見ることができる[65]
  • 大型ビーム砲 - MA形態では機首、MS形態では胸部に位置する。GNフィールドの近似技術で、1本にまとめられた3本のビームが互いに干渉することで、発射後の軌道変更を可能としている。1本につき120度ずつをカバーしており、あらゆる方向へ任意のタイミングで湾曲させることができる。
  • エグナーウィップ - アンカーから更に4基の子機を射出でき、複数の敵機にも有効な新型を装備。
  • GNファング - クローアームの爪部分は全てGNファングとして射出可能。打突攻撃以外にもビーム砲を使った射撃攻撃も可能。装備数は計10基。
  • GNバルカン - MA形態にて前面装甲の両脇に備えられたバルカン砲。
  • GNマイクロミサイル - クローアームに多数を内蔵している。
  • 対艦用GNソード - MA形態にてウィングは超大型のGNソードとして機能し、艦船を切り裂く威力を発揮する。
GNMA-0001V2 レグナント2号機
『00N』に登場。レグナントは元々、量産が考えられており、『2nd』に登場した1号機(ルイス機)の他に、もう1機の製造が進められていた。機体の製造工程はロールアウト直前まで進んでいたものの、完成前にCBとの戦闘でイノベイター勢力が壊滅してしまったため、日の目を見ることは無かった。機体の基本設計は1号機とほぼ同じであるが、頭部の形状のみ変更されており、主にセンサー系の設定が調整され、より広範囲をカバーできるようになっていた。なお、1号機は紫と赤のカラーだが、2号機は濃紺と白のカラーに塗装されている。

イノベイター勢力の艦船[編集]

コロニー型外宇宙航行母艦「ソレスタルビーイング」
『2nd』『劇場版』に登場。小惑星を改造して建造された、全長15kmにも及ぶ超大型艦。イノベイター勢力の本拠地であり、ヴェーダの本体もこの艦に存在する。光学迷彩によってラグランジュ2に隠されていた。衛星兵器メメントモリの技術を応用し、1射につき60基もの擬似太陽炉をカートリッジとして使用する[66]、口径250mにも及ぶ主砲の巨大ビーム砲は、一撃で艦隊を消滅させるほどの威力を持つ。CBとアロウズの戦闘宙域に向けて放たれた際は、アロウズ艦隊の大半とカタロン艦隊の一部を消滅させた。他にも表面に多数のビーム砲台を持ち、内部には巨大な兵器工場(ファクトリー)が存在する。CBとイノベイター勢力の最終決戦の舞台となった。最終決戦後は連邦軍によって接収され、内部施設や兵器などの技術解析が行われている。
『劇場版』では、未だ艦内の独自のシステムの解析に手間取っており、西暦2314年時点でも解析できたのは全体の70%ほどであった。イノベイドの肉体の保管施設やティエリアがラファエルの建造に使用したファクトリーなどは存在が把握されておらず、ラファエルが発進した際にはオペレーターやマネキンに若干の混乱をもたらした。
その後、連邦軍の司令部として運用され、マネキンが指揮を執った。ELSとの最終決戦では、地球圏防衛艦隊の旗艦を務め、巨大ビーム砲で超大型ELSに向けて攻撃を行った。第1射は射線軸上のELS群を消滅させながら超大型ELSをも貫通する多大なダメージを与えたが、出力55%の状態で発射した第2射は攻撃方法を学習し始めていた超大型ELSに防がれたうえ、巨大ビーム砲を侵食されたためにやむを得ず砲塔ごと分解し、爆破された。艦体自体も多数のELSに取り付かれ、マネキンのいる司令室も侵食を受けて取り込まれそうになったが、ダブルオークアンタのクアンタムバーストにより対話が行われた結果、マネキンへの到達直前に侵食が止んでいる。なお、「ソレスタルビーイング号」という名称で表記されることもあり[3]、『劇場版』ではこちらの名称が使われた。艦体のデザインは寺岡賢司[3]

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そのほかのメカニック[編集]

ワークローダー
MSの小型版と言うべき作業用重機。有視界式のコックピットブロックをメインフレームに、両腕と三脚式のローラーユニットで構成されている。世界各地に普及しており、機関砲やミサイルポッドで武装した戦闘型も存在する。劇中では、主にゲリラなどの反社会組織によって運用されている。
オートマトン
対人用自律行動型無人兵器の総称。「オートマトン」とは機械人形、自動人形の意味である。
『1st』では、ユニオンが暴徒鎮圧のために使用していることが語られている。
『2nd』では、アロウズが開発したGNコンデンサーを動力源とする新型オートマトンが登場する。箱型の待機モードから、四脚式のローラーユニットを展開した稼動モードに変形する。センサーは胴体の前後と頭頂部に存在し、胴体下部のドラムフレームに2門の機銃を装備している。また、侵入した施設のシステムへアクセスするためのコネクトアームを持ち、自立的に情報を収集しながら任務を遂行できる。主にアヘッドの腰へ接続されたコンテナに収納されて作戦区域へ運搬され、到着した後はコンテナごと放出されて作戦行動に入る。動作モードには「鎮圧用(クェル)モード」と「攻撃用(キル)モード」の2種類が設定されているが、劇中ではキルモードでのみ使用され、カタロンなどの反連邦勢力の人間が収容されている施設へ投入されて無差別の殺戮を行ったり[67]、ブレイク・ピラー事件の際には一般人を殺傷したりするなど[68]、事実上の無人殺戮兵器として描かれている[69]。最終決戦ではソレスタルビーイング号への突入を果たしたプトレマイオス2に対して多数が投入されたが、このオートマトンはヴェーダによって制御されていたため、セラフィムが発動したトライアルフィールドによって全機が機能を停止した。
『劇場版』ではカラーリングを変更された同型のオートマトンが各地へ配備されており、ELSの襲来以降にはアザディスタンの避難施設の警備や軌道エレベーター整備の支援などでの活躍が描かれている。
木星探査船「エウロパ」
かつて木星圏を目指して航行された宇宙船。西暦2188年に「木星探査計画」との名目で調査隊が乗り込んでいたが、木星到着直後に不慮の事故で失われている[70]。しかし、実際は事故自体が偽装であり、調査隊のメンバーは全てCBとその協力者だった[70]。木星へ到着した西暦2196年から約20年をかけて5基の太陽炉を建造し、地球圏へ射出した後に機密を守るため、事故を装って自沈した[71]。『1st』の時代から約80年前の西暦2225年には、コーナー家の調査団が破壊されたエウロパ内を捜索し、船内で後にトリニティが所有することになる、紫色のハロ(HARO)を発見している[71]
『劇場版』では、最初にELSの侵食を受け、大破した船体を復元されて木星圏から地球圏へ流れてきた所を連邦軍が発見し、軌道変更処理が行われた。しかし、大量のELSが融合していた為船体の質量が爆発的に増加しており、巡洋艦のGNミサイルやMSの攻撃では破壊するどころか軌道を変える事すらも出来ず、デカルトが乗るガデラーザの攻撃でようやく粉々に破壊された。その際、大気圏で燃え尽きなかった破片が地球へ落下したが、それらもELSに侵食されており、破片が落下した各地でELSによる異常な事態が多発することとなった。その後、刹那らCBの前に、エウロパへ擬態したELSが出現。エウロパ自体に武装は無かったものの、代わりに内部から夥しい数の小型ELSを放出し、人類とELSの緒戦の口火を切った。
外宇宙航行艦「スメラギ」
『劇場版』エピローグに登場。西暦2364年時に就航した外宇宙航行艦。乗員は全て純粋種のイノベイターで構成されており、乗員数は1200名。動力にはオリジナルの太陽炉を搭載し、艦名はCBの戦術予報士、スメラギ・李・ノリエガに由来する[9]。艦長はアーミア・リー(劇中にてELSと接触した女子高生)が[注 56]、最高責任者はクラウス・グラードが務めている。
サキブレに搭乗して先行したレナード・ファインズが人類未到達の宙域で未知の生命体の住む惑星を発見しており、その惑星がスメラギの目的地となっている。
GNW-100A サキブレ
『劇場版』エピローグに登場。その性能と外見からMSと考える者も多いが、分類上はワークローダー。
非武装の作業機であり、両腕に搭載しているコンテナユニットには作業用の各種ツールを格納。頭部にはELSを格納するためのコックピットに相当するスペースが存在しており、人間のパイロットと共同で操縦を行う機体と、それぞれが単独で操縦する機体がある。スメラギに搭載されている機体のエンジンユニットには新たに開発されたオリジナルの太陽炉を搭載しているため量子テレポートが可能となっているが、この時代でもオリジナルの太陽炉は希少であるためそれ以外の地球圏で使用されている機体はテレポート機能を持たない擬似太陽炉搭載型やGNコンデンサー型で占められている[23]
機体デザインは寺岡賢司[72]

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脚注[編集]

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注釈[編集]

  1. ^ 機能している間は、視認はもちろんレーダーなどのセンサー類でも探知することができなくなるというほぼ完璧なステルス性を得られる。しかし機体が速い動きをするとステルス性が崩れるだけでなく、起動時に放出されるGN粒子も機体表面のステルス被膜と反応してステルス性を破壊してしまうため、起動中に使用することは事実上不可能。
  2. ^ 当記事では、本来の意味での「イノベイター」を「純粋種のイノベイター」「純粋種」「真のイノベイター」、リボンズとその配下のイノベイドたちを「イノベイター勢力」として区別する。
  3. ^ 背部コーンはダブルオーの物をそのまま使用している
  4. ^ 基本設計はハナヨが行ったがシェリリンに開発を依頼したのはこの新素材のためと思われる。
  5. ^ 完成は4号機であるプルトーネの方が先となっている。
  6. ^ サーシェスのイナクトに組み伏せられた際に、これで難を逃れている
  7. ^ この名称は小説版でのものであり、アニメでは名称についての言及はなく、公式ムックなどで「サブマシンガン付属ミサイル」と言われていたのみである。
  8. ^ セラヴィー背部の「ガンダムフェイス」に先駆けてデザインが公表された。
  9. ^ 単純な複数基搭載は粒子量Xに対し2X(3個以上の場合個数X)にしかならないが、同調させることでX2となり、トランザムでの増幅も視野に入れるとその差は歴然となる。
  10. ^ 『劇場版』ではGN粒子貯蔵タンクによるトランザムバーストを行っていたため、必ずしもオリジナルの太陽炉2基によるツインドライヴである必要はない、もしくは技術の進歩でその必要がなくなった、ということになる。
  11. ^ 元々オーライザーとの合体は粒子供給のためで、それを合体状態で運用するよう変更したため、プトレマイオス2はダブルオーライザー状態で格納すること(ダブルオーは両太陽炉を後ろに向けて固定アーム兼粒子供給路を背面に接続する)を想定していなかった。
  12. ^ 単独運用されるのでアスカロン仕様にすることが可能となったが、通常のアリオスに戻しての運用は不可能になっている。
  13. ^ 手の反転の不自然さからセラフィムの存在が露呈することを避けるためである。また、この手首はGNキャノン内部に収納される性質もあり、ガンダムの従来の手首とは異なる外観や材質を持つ。
  14. ^ 公式では特に発表されていないが、胴体がガンダムフェイスなのは敵組織へ余分な警戒心を与える威嚇も兼ねると思われる。[要出典]
  15. ^ セラヴィー胸部のコックピットから、マイスターを乗せたシートのみが両機の腹部を通ってセラフィムへ移動、180度回転し、胸部へ移動して固定される。
  16. ^ ヴェーダを利用した株価操作などで資金を捻出することは可能だが、イアン曰く「ただの犯罪組織」に成り下がってしまうとして却下された。
  17. ^ 実際の機体名は「QAN[Τ]」と表記される。
  18. ^ ターミナルユニットを搭載したことにより、コックピット内にはティエリアの立体映像が映し出される。
  19. ^ 小説版では「量子ジャンプ」と表記されている。
  20. ^ そのため一見して武装はシンプルになったが、装備数では「セブンソード」を踏襲していると言える。
  21. ^ ROBOT魂の「劇中には登場しないオリジナルギミック」(月刊ホビージャパン2010年11月号掲載)以外に出典のない機能のため、公式設定かは不明。
  22. ^ 月刊ホビージャパン2011年2月号に付属するGNソードIVフルセイバーのキットでは、メインブレイドユニットに専用グリップを追加した「GNカタール」や、他のガンダムにも装備可能とするジョイントパーツといったオリジナル要素が盛り込まれている。
  23. ^ ハロは以前と同様にシールドビットと呼称している。
  24. ^ ソレスタルビーイング号は連邦の管理下に置かれたが、まだ解明されていない施設も多く、本機の発進時もその正体が何かを連邦は把握していなかった。
  25. ^ ただし、外伝での874の例など、必ずしも操縦に肉体がなければならないわけではない。
  26. ^ そのため、セラヴィーII側への脳量子波によるダメージは本体であるラファエル(つまりティエリア)にも共有される。
  27. ^ 小説版では「セラヴィーガンダムリペア」と表記される。
  28. ^ 後日、故エイフマン教授の手書きのメモから、ビリー・カタギリがトランザムシステムに類する技術を解明・開発し、機能搭載機が登場している。
  29. ^ 『GUNDAM WEAPONS 機動戦士ガンダム00V編』掲載の「MS開発系譜図」、『機動戦士ガンダム00P』下巻掲載の「モビルスーツ開発発展図」、『GUNDAM WEAPONS 機動戦士ガンダム00編IV MGダブルオークアンタ & MGダブルオーライザー/機動戦士ガンダム00V戦記編』においての表記。
  30. ^ 実際に搭乗していたのは自身がオリジナルであると思い込まされていたビサイドのサブボディであり、本物のビサイドはGNキャノンに搭乗していた。
  31. ^ 飛行自体はMS形態でも可能。
  32. ^ 型番は小説版第2巻参照、当作品ではAEU所属となっている。
  33. ^ 公式サイトやプラモデルの付属解説書などで設定のみが語られていたが、『劇場版』に登場するフラッグ改で初めて描写された。
  34. ^ ドライヴNo.は21とされている。
  35. ^ 光学迷彩のようなものではなく、あくまでも色やパターンを変えられる程度のもの。
  36. ^ 共に『00P』において存在のみ語られる機体。
  37. ^ 『00P』では、リアルドは世界の警察として世界各地に配備されるために飛行機能を搭載したとされ、ヘリオンは人革連の軌道エレベーター「天柱」が海上にあるために飛行機能を搭載したMSとして開発されたと説明されている。
  38. ^ 本機の演習を見学したビリー・カタギリは、「フラッグの猿真似」「独創的なのはデザインだけ」と感想を述べた。
  39. ^ ただし、飛行用の推進剤や弾薬類などの補給は必要。
  40. ^ 水上戦のみの際は「オーシャンパッケージ」となる。
  41. ^ AEUの標準機ではアグリッサ タイプ7等に採用されているロングキャノンが搭載されている。
  42. ^ カタロン所属機の中にはファントン用のカーボンスピアを装備した機体も存在した。
  43. ^ 型式番号のERはExport&Rentalの意。
  44. ^ 書き方も同じ
  45. ^ が、上記の軍事転用によって競技会の直前になって使用が禁止され、準優勝に終わった。
  46. ^ 機動戦士ガンダム』のジム系のバイザーで、ファンからの愛称は金ジム。『アナザーストーリー COOPERATION-2312』ではMAであるアルヴァトーレの解説として用いられるも、半ば公式化している。
  47. ^ 小説版では30基の擬似太陽炉は未使用の状態で、ジンクスは設計データのみが提供されている。
  48. ^ トリロバイトのデータが反映された頭部に被るセンサーユニット、腰部に装着するホバーユニット、腕部に装着するウェポンパックから構成される。
  49. ^ 『00V戦記』のエピソードでは、交換パーツは多いながらもアドヴァンスドジンクスをIV仕様に改装することが可能であるとしている。
  50. ^ 搭載自体は革新的だったが、圧倒的物量で押し寄せるELSに対しては半ば「自爆」に近い形で刺し違える者が多かった。
  51. ^ 外観上はマスラオに酷似した胴体と肩及び腰、アヘッド同様の手足を持つ。
  52. ^ 『1st』小説版では建造計画に着手したのがアレハンドロ・コーナーであることが明かされている。
  53. ^ 『00I 2314』の最終話のガルムガンダムの戦闘シーンにおいて、天井の上部モニターにガンカメラを収納する為のスリットが確認出来る。
  54. ^ 機体の色は不明。
  55. ^ 少なくとも1機のパイロットはパターン0666タイプのイノベイド。
  56. ^ 2010年10月11日にシネマサンシャイン池袋にて行われた『劇場版 機動戦士ガンダム00 -A wakening of the Trailblazer-』STAFF座談会での発言より。

参考文献[編集]

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関連項目[編集]