強制連行

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強制連行きょうせいれんこう)とは、本人の意思とは無関係に連れ去ること。ここでは日本の左派造語「強制連行」を説明する。

[編集] 概要

第二次世界大戦中、日本労働力確保のために植民地占領地から人々を動員した際、強制的・暴力的な事例の存在が指摘され、この言葉が用いられるようになった。1980年代以降の日本において、マスメディア現代史に関する論争などで使われる場合が多い。

この「強制連行」問題は、近年、戦後補償問題として取り上げられるケースがある。日本国内の市民運動による告発やマスメディアの報道により、1990年代には戦後補償問題として提起された。これが波及して、韓国中国なども言及し始めた。時を同じくして、この問題は日本の左右両派の間で論争の的となっていた。右派は、その事実関係および左派の意図を疑問視しており、政治的な争いになっている。

[編集] 広義の強制連行

広義の強制連行従軍慰安婦問題を巡っての議論において造られた言葉。

過去の事実関係について議論が激化した際、事実そのものよりも「強制連行」という言葉の定義に当てはまるかどうかが論争の的になりがちであった。そのような状況下で、「強制連行はあった」派の吉見義明は、はっきりと辞書的な意味での「強制連行」を「狭義の強制連行」とし、もっと曖昧な形態による(例えば、「借金を返済する手段として慰安行為に従事させる」などというような)「慰安婦」従事を「広義の強制連行」とし、造語としての「強制連行」の定義の枠組みに組み込もうと試みた。これは、論点を『旧日本軍・政府の責任はあるか、あるとしてどのようなものか』といった点に戻そうとする意図であったと見られる。

一方「強制連行はなかった」派からは、世界でも一般的に行われている「徴兵」「徴用」という正式な行政用語があるにもかかわらず、行政用語でない強制連行という用語を用いるのは印象操作」として、強制連行という用語の使用自体を批判する声がある。

[編集] 関連項目