年間王者
年間王者(ねんかんおうじゃ)とは、ある分野において1年を通じてもっとも優秀な成績を収めた個人・団体などに対して用いられることがある呼び方である。
とくにスポーツの分野で多く用いられる。基本的に、主催団体が決定する正式な呼び方・称号ではなく、ファンやマスメディアの間で用いられることが多い。定義もまちまちであり、「誰を年間王者とするか」については見解が分かれることも少なくない。
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[編集] 各分野における「年間王者」
[編集] 野球
世界レベルで年間王者を決定する大会はなく、4年に1度ワールド・ベースボール・クラシック(各国代表チームを結成して参加)が行われることになっている。
チーム単位での年間王者は国ごとに決定されている。日本では日本選手権シリーズ(日本シリーズ)が、アメリカ合衆国ではワールドシリーズが各国プロ野球の年間王者を決定する大会として位置づけられている。地域ごとで年間王者を決める大会としてアジアシリーズなども存在する。
[編集] 相撲
大相撲では一年間に六場所が行われ、六場所通算の年間最多勝力士が表彰される。この力士が年間王者と見なされることが多いが、最多勝力士と最多優勝力士は休場等の理由で別の力士になりうることに注意が必要である(1966年の大鵬は年五場所優勝しながら全休一場所が祟って柏戸に年間最多勝をさらわれている)。また年間最多勝力士に限らず、一年間で最も活躍した力士が「年間最優秀力士賞」として表彰されており、前述の大鵬など最多勝を逃した力士も受賞している。
[編集] サッカー
各国代表チームの世界一を決定する大会としてはFIFAワールドカップがあるが、これは4年に1度の大会である。
クラブチームでは、各国の1部リーグの優勝チームを年間王者とする国が多く、大陸別のクラブ選手権(チャンピオンズリーグなど)およびFIFAクラブワールドカップが毎年行われている。
[編集] 競馬
各国においてまちまちであり、「年間王者」を決定するプロセスがない国も多い。かわりに各国の主催団体などが年度代表馬を選出しており、選出された年度代表馬が年間王者として位置づけられている。
[編集] モータースポーツ
F1世界選手権を始めとする多くのシリーズは1年かけて転戦するため、各グランプリごとにチャンピオンシップポイントが順位に応じて加算され、それが最も多いレーサーが総合優勝、すなわち年間王者に認定される。
[編集] K-1
K-1 WORLD GP(無差別級)及びK-1 WORLD MAX(中・軽量級)では、それぞれ年毎にシリーズを組み、その最終戦たる決勝戦を制した選手を年間王者と認定している。
[編集] ○-1
上のF1やK-1が大成功した事で2000年辺りからR-1、S-1、B-1等と○-1グランプリシリーズが増えている。
[編集] 公営競技
日本の公営競技のうち、競輪・競艇・オートレースでは、それぞれKEIRINグランプリ・賞金王決定戦競走・賞金女王決定戦競走・スーパースター王座決定戦が1年の最終レースとして行われ、これらは当該年度の成績優秀者を集めて行うため、年間王者決定戦の意味合いが非常に強い。
[編集] ボクシング
プロボクシングにおいては、年間王者を決定するプロセスのないコミッションがほとんどである。しかし、日本ボクシングコミッションでは、年に1回チャンピオン・カーニバルと題した日本チャンピオンと当該階級におけるランク1位(ただし近年は世界ランカー優先)の選手によるタイトルマッチ(すなわち指名試合)が行われ、これの勝者を年間王者と位置づけることもできる。
[編集] プロレス
一定の規模を持つプロレス団体では、年1回の無差別級リーグ戦が行われることが多く、これの優勝者が年間王者とみなされる。
このようなリーグ戦は新日本プロレスのG1 CLIMAX、全日本プロレスのチャンピオン・カーニバルなどが該当する。
[編集] テニス
男女各ツアー年間最終戦として各上位が集まるATPワールドツアー・ファイナル、WTAツアー選手権が設定されており、ここで年間王者が決定される。
[編集] 高校生
日本では代表的な大会として、夏に持ち回りで複数競技が開かれる全国高等学校総合体育大会を筆頭に、年末年始に東大阪市の近鉄花園ラグビー場で開催される全国高校ラグビー大会、関東圏の各スタジアムで開催する全国高校サッカー選手権大会・東京体育館をあたかもウィンブルドンの複数コートに見立てて最後はセンターコートと言う形で開催する高校バスケウィンターカップ・上の高校バスケ同様の形式で東京体育館で行う春の高校バレー・阪神甲子園球場で開催する選抜高等学校野球大会・上のセンバツ同様に甲子園球場で開催する全国高校野球選手権大会・そして暮れの都大路を駆け抜ける全国高校駅伝等があるが、ほとんどは春に集中開催している。
これらスポーツの大会のほか、毎年夏季にテレビ放映される全国高等学校クイズ選手権(日本テレビ系列)や、「写真甲子園」として知られる全国高等学校写真選手権大会など、さまざまな分野で年間王者を決定する大会がある。甲子園の名がつく高校生大会一覧も参照されたい。
[編集] お笑い
日本では代表的な大会として、それぞれ10月、12月、2月に決勝戦が公開生放送されるコント日本一決定戦の『キングオブコント』(TBS系列)、2001年から2010年まで開催していた漫才日本一決定戦の『M-1グランプリ』(朝日放送制作/テレビ朝日系列)、2011年からスタートしたM-1の後継大会として行われているTHE MANZAIやピン芸日本一決定戦『R-1ぐらんぷり』(共に関西テレビ制作/フジテレビ系列)を筆頭に、若手漫才師の登竜門から全国大会として枠を拡大した『ABCお笑いグランプリ』(朝日放送)、『NHK新人演芸大賞』(NHK)、史上最もシビアなお笑い番組として放送している『爆笑オンエアバトル』(NHK)の一年間の大総決算大会として開催する『爆笑オンエアバトルチャンピオン大会』等がある。
落語においても2010年まで『東西若手落語家コンペティション』と呼ばれる競技会があり、2月の「グランドチャンピオン大会」で年間王者を決めていた。