小倉駅 (京都府)
小倉駅* | |
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西口(2024年9月11日撮影) | |
おぐら Ogura (ニンテンドーミュージアム前) | |
◄B09 向島 (2.8 km) (1.3 km) 伊勢田 B11► | |
所在地 | 京都府宇治市小倉町神楽田35-4 |
駅番号 | B10 |
所属事業者 | 近畿日本鉄道(近鉄) |
所属路線 | B 京都線 |
キロ程 | 11.4 km(京都起点) |
電報略号 | オク |
駅構造 | 地上駅 |
ホーム | 2面2線 |
乗車人員 -統計年度- |
(全日) 8,415人/日(降車客含まず) -2019年- |
開業年月日 | 1928年(昭和3年)11月3日 |
小倉駅 配線図 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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小倉駅(おぐらえき)は、京都府宇治市小倉町神楽田にある、近畿日本鉄道(近鉄)京都線の駅。駅番号はB10[1]。
歴史
[編集]当初は伏見方面への路線は本線としては計画しておらず、小倉から京阪宇治駅を予定していた。1928年(昭和3年)11月3日開業当時においては小倉 - 桃山御陵前間は支線にあたる。
なお、奈良電気鉄道では、ここから分岐して大阪環状線玉造駅付近に至る、第4の京阪都市間路線を計画していた[2]。
年表
[編集]- 1928年(昭和3年)11月3日:奈良電気鉄道の桃山御陵前 - 西大寺(現・大和西大寺)間開通時に小倉駅として開業[3]。
- 1930年(昭和5年)4月1日以前:奈良電小倉駅に改称[4]。
- 1962年(昭和37年)12月:上下待避線設置。
- 1963年(昭和38年)10月1日:会社合併により近畿日本鉄道京都線の駅となる[5]。同時に奈良電小倉駅を小倉駅に改称[6]。
- 1984年(昭和59年)12月:向島駅の待避線使用開始に伴い、上下待避線廃止。
- 2007年(平成19年)4月1日:ICカード「PiTaPa」使用開始[7]。
- 2009年(平成21年)
- 8月:利用客の減少により1番線の売店が閉店。
- ?月:東口改札外に『粉こ楽』近鉄小倉駅店がオープン
- 2017年(平成29年)3月:バリアフリー化に伴い、1番線の汲み取り式便所が水洗化された。
- 2021年(令和3年)
- 2024年(令和6年)
駅構造
[編集]相対式ホーム2面2線を持つ地上駅。ホーム有効長は6両。互いのホームを結ぶ跨線橋も地下道も無いため、両ホームとも改札口とトイレが別々に存在する(ただし、改札外に歩行者専用の地下道が設置されている)。
かつては優等列車用の通過線を抱えた構造(阪急神戸本線六甲駅や近鉄奈良線瓢箪山駅のような構造)となっており、現在のホームの一部は以前の待避線の上に作られている。この待避線は、1984年に隣接する向島駅の待避線が使用を開始したのに合わせて廃止された。また通過線(当時の2番線・3番線)にはホームがなく、停車列車は待避線に入らざるを得ないため速度制限がかかっていた。 京都方面行ホームは4番線だったが、相対式化時に2番線へ改称された。
← 京都駅方面 |
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→ 西大寺駅方面 |
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凡例 出典: |
2024年9月21日改良工事後[10]
1番のりば
18400系先頭部のFRP製モックアップが設置された。乗り込んで写真撮影が出来るほか、車両に設置してあるQRコードから専用のアプリをダウンロードすると、FRP造形が走り出すようなAR動画が流れ、運転士になって電車を運転しているような映像を見る事が出来る。
2番のりば
改札入って正面の壁に奈良電気沿線名所絵図のパネルが展示(実物ではない)、ホーム壁には特急の側面に見立てたポスターギャラリーが設置された。
地下道
京都線に関係する車両をデザイン化したグラフィックシートが側面に貼り付けられた。
その他
トイレに、電車や京都宇治をイメージした絵画が設置された。
ニンテンドーミュージアム開業に合わせ駅全体の色を黒で統一、ホームや架線柱を黒、駅舎を濃い青に塗り替えられた。
のりば
[編集]のりば | 路線 | 方向 | 行先 |
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1 | B 京都線 | 下り | 橿原神宮前方面[11] |
2 | 上り | 京都・国際会館(京都市営地下鉄)方面[11] |
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西口(2024年9月11日撮影)
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東口(2024年9月11日撮影)
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ホーム(2013年1月撮影)
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駅改札外にある歩行者専用地下道(西口)(2024年9月11日撮影)
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駅改札外にある歩行者専用地下道(東口)(2024年9月11日撮影)
営業・設備面
[編集]- 有人駅で、PiTaPa・ICOCA対応の自動改札機および自動精算機(回数券カードおよびICカードのチャージに対応)が設置されている。
- 定期券・特急券は専用の自動発売機で購入が可能[12]。
- かつては両改札に駅員を配置していたが、東口改札は2021年(令和3年)に無人化され、西口改札は2024年(令和6年)1月10日より時間帯配置となった[9]。
店舗
[編集]構内
[編集]2番のりばに売店があったが利用減少に伴い2009年8月閉店。
構外
[編集]1番のりば改札口出て直ぐに飲食店がある。
利用状況
[編集]近年における当駅の1日乗降人員の調査結果は以下の通り[15]。
2005年11月8日 | 18,542人 | ||
2008年11月18日 | 17,503人 | (-1,039人) | |
2010年11月9日 | 16,674人 | (-829人) | |
2012年11月3日 | 16,232人 | (-442人) | |
2015年11月10日 | 16,453人 | (+221人) | |
2018年11月13日 | 15,940人 | (-513人) | |
2021年11月9日 | 13,067人 | (-2,873人) | |
2022年11月8日 | 13,505人 | (+438人) | |
2023年11月7日 | 13,342人 | (-163人) |
駅周辺
[編集]駅西側には平和堂小倉店があったが、2011年12月をもって閉店した。こちら側は住宅地となっており、所々に商店がある。駅東側にはレインボー小倉があったが、2021年に廃業した。こちら側は商業施設が目立つが、駅付近にはマンションが建っている。なお、住宅地は駅から少し離れた所にある。
2024年3月西口に駅前広場・西第一駐輪場が共用開始された。
- 西口
- 宇治市立南小倉小学校
- 宇治市立西小倉小学校
- 宇治市立北小倉小学校
- 宇治市立西小倉中学校
- 西宇治図書館[16]
- 西宇治公園、体育館、プール[17]
- 西小倉コミュニティセンター
- フレスコ小倉店
- 小倉駅前商店街
- 山際商店会
- 中央繁栄会
- 宇治・小倉商店ネットワーク
- 小倉ステーションパーク
- 宇治西小倉郵便局
- 宇治堀池郵便局
- 京都中央信用金庫小倉支店
- 京都中央信用金庫西小倉支店
- 京都銀行小倉支店
- 宇治警察署西宇治交番
- 宇治市消防本部西消防署
- ワールドタクシー
- ウエルシアダックス 宇治小倉店
- 東口
バス路線
[編集]駅前には乗り入れないが、駅東側に「近鉄小倉」(京都府道249号宇治小倉停車場線沿い)と「小倉」の各停留所がある。
近鉄小倉停留所
小倉停留所
- 10A号経路:近鉄小倉 行(平日の夕方1便のみ)
- 10B号経由:近鉄小倉 行(土曜・休日の夕方2便のみ)
- 64号経路:京阪宇治駅 行(日中40分間隔・1日8便の運行)
※上記の路線バスの他、宇治徳洲会病院と京都岡本記念病院への送迎バスが運行されている[20][21]。
過去に存在していたバス路線
[編集]京阪宇治バス(現:京都京阪バス)(2013年3月をもって休止)
近鉄小倉停留所(東口)
- 37A系統:近鉄大久保 行(徳洲会病院 発)
- 37系統:近鉄大久保 行(徳洲会病院 発、フェニックスパーク中央経由)
- 36A系統:近鉄大久保 行(宇治車庫 発、徳洲会病院・フェニックスパーク経由)
- 36系統:近鉄大久保 行(宇治車庫 発、徳洲会病院経由)
- 35A系統:宇治車庫 行(近鉄大久保 発、フェニックスパーク中央・近鉄小倉経由)
- 35系統:宇治車庫 行(近鉄大久保 発、近鉄小倉経由)
- 35B系統:近鉄大久保 行(莵道高校 発、近鉄小倉経由)
- 310系統:近鉄大久保 行(宇治文化センター 発、堀池経由)
小倉駅前停留所(東口)
- 36A系統:近鉄大久保 行(宇治車庫 発、徳洲会病院・フェニックスパーク経由)
- 36系統:近鉄大久保 行(宇治車庫 発、徳洲会病院経由)
- 35A系統:宇治車庫 行(近鉄大久保 発、フェニックスパーク中央・近鉄小倉経由)
- 35系統:宇治車庫 行(近鉄大久保 発、近鉄小倉経由)
- 35B系統:近鉄大久保 行(莵道高校 発、近鉄小倉経由)
- 310系統:近鉄大久保 行(宇治文化センター 発、堀池経由)
小倉停留所(西口)
- 310系統:近鉄大久保 行(宇治文化センター 発、堀池経由)
西小倉地区のりあい交通[22](2019年9月をもって休止[23])
※バスの廃止に伴う代替路線として加茂タクシー株式会社が運行(運行本数1日4便)
近鉄小倉駅西口(西口)
- 近鉄小倉駅西口 - 宇治市役所南玄関で運行
計画
[編集]駅改良工事(予定)
宇治市では駅東西の移動改善為小倉駅を整備すると検討している。
2020年(令2年)6月25日には代表的な4つの手法が紹介された。
- 連続立体交差(事業費:約400~550億円、工事期間:約10~20年)
- 駅構内跨線橋(事業費:約30~40億円、工事期間:約10カ月)
- 跨線自由通路(事業費:約30~40億円、工事期間:約1年(用地取得にかかる期間は含まない))
- 橋上駅舎(事業費:約30~40億円、工事期間:約2年(用地取得にかかる期間は含まない))
2021年(令和3年)の比較検討の結果3、4の内容で検討を進めて行く事になった。
路線延伸計画(廃止)
小倉駅~京阪宇治駅
小倉から京阪宇治までのを1922年(大正11年)に免許を取得した。
- 予定区間:小倉 - 京阪宇治間XX.Xkm
- 予定ルート:小倉 - 新宇治 - 宇治(京阪)
伊勢田から小倉間で現在の線とは別れ、京阪宇治駅手前で合流するルートが構想されていた。
当初小倉駅は現在のように直進せず、途中で東にカーブ(JR奈良線JR小倉駅のように)して現在と異なる場所に駅を設ける予定だったが1927年(昭和2年)に着工を見送った。
見送った原因としては路線予定地がユニチカ工場の敷地と重複する問題が発生し、その為経路変更が必要となった。
玉造駅(大阪)~小倉駅
小倉から交野市(旧北河内郡交野町)の私部を経て、玉造までの免許を1927年11月26日に申請し、1929年6月26日に免許取得した。
- 予定区間:大阪玉造 - 宇治小倉間35.2km
- 予定ルート:玉造 - 諸堤 - 四宮 - 西長尾 - 上津屋 - 小倉
※高速運転を行うため、駅の設置数を限ることにしていた。 しかし、このころ相次ぎ競願路線が申請される。1つは南海系とみられる畿内電鉄で、根津嘉一郎はじめ京阪神有力者84名が発起人となって大阪天王寺 - 京都七条、放出 - 玉造間で申請、また森町(森ノ宮) - 四條畷 - 田原 - 奈良下三条通に至る東大阪電鉄である。それ以外にも京阪電気鉄道が省線片町線を電化し、省線奈良線新田 - 長尾を結ぶ路線、大阪電気軌道も、大阪天満橋 - 四條畷 - 生駒隧道大阪入口に至る四条畷線の路線免許を有し、多くの路線が入り乱れることとなる。奈良電は、長田桃蔵はじめ沿線17町村などが陳情するが、畿内電鉄や東大阪電気鉄道への免許許可が優勢であることがわかり、免許却下に向けて万全を期すため東大阪電気鉄道の株の半数にあたる12万株を30万円で発起人総代田中元七から株式引受け権を譲り受け、東大阪電気鉄道が免許されれば四條畷より宇治へ別線を出願できるように準備を進めた。しかし、東大阪電気鉄道への免許と同時に奈良電気鉄道へも予想されなかった免許をされることになり、免許交付により東大阪電気鉄道の経営関与は不要になり株式引受け権は、1株10円総額120万円で京阪電気鉄道に譲渡され、東大阪電気鉄道は、1929年7月18日に創立総会を開き、太田光凞が社長に、長田桃蔵が取締役に就任した。だがこの東大阪電気鉄道では五私鉄疑獄事件に巻き込まれる。なお、当免許は近畿日本鉄道合併後免許更新されず1967年に失効している。
隣の駅
[編集]脚注
[編集]- ^ 『駅ナンバリングを全線で実施します』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2015年8月19日 。2016年2月24日閲覧。
- ^ 近畿日本鉄道株式会社『近畿日本鉄道 100年のあゆみ』近畿日本鉄道、2010年12月、344-345頁。全国書誌番号:21906373。
- ^ “「地方鉄道運輸開始」『官報』1928年11月12日”、国立国会図書館デジタルコレクション、2021年10月14日閲覧。
- ^ “日本鉄道旅行地図帳 追加・訂補 8号 関西1”、鉄道フォーラム、2021年10月14日閲覧。
- ^ 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 大手私鉄』 3号 近畿日本鉄道 2、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年8月29日、12-13頁。ISBN 978-4-02-340133-4。
- ^ 今尾恵介(監修)『日本鉄道旅行地図帳』 8 関西1、新潮社、2008年、28頁。ISBN 978-4-10-790026-5。
- ^ 『平成19年4月1日から、近鉄主要路線でICカードの利用が可能になります』(pdf)(プレスリリース)近畿日本鉄道、2007年1月30日 。2016年2月23日閲覧。
- ^ a b “粉こ楽 近鉄小倉駅店 閉店のお知らせ。” (2021年6月2日). 2024年10月9日閲覧。
- ^ a b “近鉄京都線24年1月10日から、京都府内9駅で無人化(巡回対応)、3駅で時間帯配置” (2023年12月28日). 2024年10月9日閲覧。
- ^ a b “京都線 小倉駅をリニューアルします!”. 2024年9月12日閲覧。
- ^ a b “駅の情報|小倉”. 近畿日本鉄道. 2021年8月1日閲覧。
- ^ 近鉄時刻表2018年3月17日ダイヤ変更号、p.70 - p.87
- ^ “当サイトに出店中の斬新なアイデアの餃子を次々と生み出す「ミヤコパンダ」さんが京都宇治市に新店舗をオープン!”. 2024年9月26日閲覧。
- ^ ALCO編集部 (2021年12月1日). “12月1日、近鉄小倉駅に「パンダマルシェ」がオープン!色んなお店のグルメが楽しめる自販機を使ってみた【宇治市】”. ALCO 宇治・城陽 山城地域の情報サイト. 2024年9月26日閲覧。
- ^ 駅別乗降人員 京都線 - 近畿日本鉄道
- ^ 施設案内 - 宇治市公式ホームページ
- ^ 西宇治体育館 アクセス - 宇治市公園公社
- ^ “任天堂サービスセンター 修理品の送り先変更のお知らせ”. 任天堂 (2016年11月4日). 2023年3月29日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年11月10日閲覧。
- ^ “[64]号経路 宇治小倉線 運行開始のお知らせ”. 京都京阪バス. 2024年7月13日閲覧。
- ^ “無料送迎バス(近鉄小倉駅方面)”. 宇治徳洲会病院. 2022年12月22日閲覧。
- ^ “(C) 【無料送迎バス】小倉(西側)方面→京都岡本記念病院”. 京都岡本記念病院への直通バス・送迎バスのご案内. 京都岡本記念病院. 2022年12月22日閲覧。
- ^ “宇治市のりあい交通事業について”. 宇治市 (2015年6月18日). 2018年2月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
- ^ “バス路線休止で始めた「のりあいタクシー」赤字で運行休止に”. 京都新聞 ON BUSINESS. 京都新聞社 (2019年10月3日). 2022年4月21日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年12月22日閲覧。
関連項目
[編集]外部リンク
[編集]- 駅の情報|小倉 - 近畿日本鉄道