嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん

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嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(うそつきみーくんとこわれたまーちゃん)とは入間人間・著、・画のライトノベル作品。電撃文庫アスキー・メディアワークス)より既刊7巻。また、「電撃文庫MAGAZINE」に短編が4度掲載されている。

目次

[編集] 概要

第13回電撃小説大賞応募作で、受賞には至らなかっものの大幅な改稿を加えて刊行された。第1巻「幸せの背景は不幸」のでは「第十三回の電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作」と紹介されている。「このライトノベルがすごい! 2009」(宝島社)で9位にランクイン。

全編を通じてパロディネタが多用されているのが特徴。投稿時は、主人公の性別が逆であった。登場人物の名前は大半が作者の通学していた大学やその沿線にある愛知県、特に名古屋市の地名や駅名に由来する[1]

表紙はマユの正面、裏表紙はマユの背面が描かれているが帯下にちょっとした仕掛けがある。また、カバー裏にも仕掛けが施されている。

作中・あとがき・その他外部において完結は明言されていないが第6巻のラストは作品の区切りを示唆するものとなっており、著者は2009年1月より新シリーズ『電波女と青春男』の執筆を開始。その後、2009年4月に発売された第7巻のあとがきでシリーズの継続が正式に表明された。


注意以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 [記述をスキップ]


[編集] あらすじ

1巻 幸せの背景は不幸
2007年6月10日初版発行 ISBN 9784840238793
小学生兄妹の失踪事件と猟奇的な連続殺人事件が同時に起こっているとある田舎町。 8年前にも誘拐事件があったその町で、「僕」は「みーくん」として「まーちゃん」こと御園マユと再会する。
そしてマユの自宅の部屋を見ると、失踪したとされている小学生兄妹がいた。
2巻 善意の指針は悪意
2007年9月10日初版発行 ISBN 9784840239721
殺人犯と対峙して怪我を負って入院中のみーくんと、自ら花瓶で頭を殴って入院中のまーちゃん。そこでは患者が1人、失踪する事件が起こっていて。
数日後、まーちゃんは何者かに頭を殴打されてしまう。治療後にまーちゃんは言う。死体を見つけた、と。
3巻 死の礎は生
2007年12月10日初版発行 ISBN 9784840241250
季節はバレンタイン。僕の住む街で、複数の動物殺傷事件が起きていた。
まーちゃんの危険なダイエットを阻止したその日、僕は死んだはずの妹に似た少女に会う。そして次の日、僕は惨殺死体事件を知る。
4巻 絆の支柱は欲望
2008年4月10日初版発行 ISBN 9784048670128
マユが破綻した。次の日僕は、かつての誘拐犯の自宅に赴く。そこは今では、「大江家」の所有物。マユがまーちゃんに戻るための何かを求め、屋敷を探索する。
しかし事態は混迷。大江一家となぜかついてきた伏見と共に、僕は屋敷に閉じ込められてしまう。僕はみーくんを取り戻して、まーちゃんを救えるのか。
5巻 欲望の主柱は絆
2008年5月10日初版発行 ISBN 9784048670593
監禁は継続中。依然助けは来ない。
脱出の工作も終わり食料も底をつき、大江一族の疑心と嫌悪が頂点に達した中、ついに伏見の姿まで消えた。このまま華の全滅まで一直線なのだろうか。
6巻 嘘の価値は真実
2008年9月10日初版発行 ISBN 9784048672122
梅雨の季節、学校に戻った僕とまーちゃん。体育の授業をサボっていると、体育館へ長黒いモノを持った侵入者が。そして床一面には赤い花が狂い咲き始める。
7巻 死後の影響は生前
2009年4月10日初版発行 ISBN 9784048677592
大江家から茜と共に脱出した湯女を新たな「物騙り」に迎え、あるアパートで起きた殺人事件の顛末が紹介される。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』 記憶の形成は作為
2009年6月10日初版発行 ISBN 9784048678445
誘拐事件後、ぼくが僕になる前の春夏秋冬の短編集。
  • 春『うそが階段を上る時』(初出:電撃文庫MAGAZINE プロローグ2、原題:うそつきみーくんと優しい恋日先生)
  • 夏『ともだち計画』(初出:電撃文庫MAGAZINE Vol.3、原題:嘘つきみーくんと無邪気な浜名さん)
  • 秋『蟻と妹の自転車籠』(初出:電撃文庫MAGAZINE Vol.4、原題:うそつきみーくんと勝手な妹)
  • 冬『Happy Child』(初出:電撃文庫MAGAZINE Vol.5、原題:嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん(仮))
  • とってももしもにもしかして『壊れていない正しさのある世界なら』(書き下ろし)

[編集] 登場人物

名前の後ろの数字は初登場巻数、または短編のタイトル。なお、名前のみ先に出ていた場合はカウントしない

[編集] 主要人物

「僕」/みーくん(1巻)
現在使用している苗字は枝瀬(えせ)、旧姓は天野。名はあい(普段は「××」と表記)。
本作の主人公にして語り手で、8年前の誘拐事件の被害者。精神科に入院していたためか表向きマユほど症状は見えないが、心に深い傷を負っていることは明らかである。「愛」及び「あい」という言葉に一種のアレルギーのような過敏な反応をする(この言葉も「××」と表記されている様子)他、前から抱きつかれることなど、多くのトラウマを抱えている。叔父母と暮らしていたが、まーちゃんと再会を果たして以降はまーちゃんと同棲している。
第一巻の時点で2年生であるが、ある事情から小学校で留年しており周りの生徒より1歳年上である。
なぜか常に美化委員。アマチュア無線部の副部長でもあるが、これは部長を除く唯一の部員であるため。
タイトルの「嘘つきみーくん」の通り「嘘だけど」という言葉を多用し、嘘を吐くのが癖になっている。その所為か本心が非常に読み取りにくい。
作中に登場する女性の多くに好かれているが、一方で同年代の他の生徒たちなど、8年前の事件を知っている人間の多くに敬遠されがちである。
マユを心の底から愛しており、彼女のためならなんでもできる。……というのはもちろん嘘とは本人の弁であるが、実際はマユを甘やかしすぎる傾向にある。
蛾、蜜蜂ハッチ、働き蟻など昆虫によく例えられる。自分に対しても「昆虫系」の評価を下している。
御園 マユ(みその まゆ)/まーちゃん(1巻)
本作のヒロイン。みーくんと同じく8年前の誘拐事件の被害者。タイトルの「壊れたまーちゃん」の通り、元々は普通の女の子だったが事件の影響で精神を深刻に壊している。暗闇に強いトラウマを持ち、暗闇で目覚めたときに叫び声をあげて錯乱して嘔吐まですることがある。
みーくんと同様、2年生だが周りの生徒より一歳年上である。
みーくん曰く「人の悪意と両想い」。みーくんとは幼馴染でバカップル。授業中は寝ていることが多い。クラスメイトなど、周囲の人に対しては敬語を使うなど他人を遠ざけている傾向がある。しかしみーくんにだけは心を開き、みーくんの前でだけは子供のような立ち振る舞いをする。その時の彼女は子供のように大変なワガママ娘。
かなり嫉妬深く、みーくんの心が自分から離れて他者に向いたりみーくんが求めるものを与えてくれなかったりすると激怒し傘などで殴りつける、箸を他者に突きたてようとする、ナイフを取り出そうとするなど暴力行為を行うことがある。
また、みーくん以外の異性に触れられることを極度に嫌う。みーくんに「まーちゃん」と呼ばれることを好む。

[編集] 学校の生徒

菅原 道真(すがわら みちざね)(1巻)
生徒会長。剣道部の部長でもある。自分語りが大好きで、自己主張も激しい。
みーくんとは嗜好が合わないらしい。
金子(かねこ)(1巻)
2年生の時のクラスメイト、クラス委員。剣道部所属。小学生のときからみーくんを知っている。
みーくんに対して特に敬遠するような態度を取らない珍しい生徒で、湯女と対面した際は、天野と名乗った湯女に対してみーくんと思われる人物を指して親戚かと尋ねている。
長瀬 透(ながせ とおる)(2巻)
みーくんの元彼女の女子高校生。
自分の名前が嫌いで同じく自分の名前を嫌うみーくんの名前をからかうように呼び、みーくんもそれに対抗したことにより一時期みーくんとは険悪になる。しかし後に和解する。それから名前を交換する遊びを思いつき、以来みーくんを「透」と呼ぶようになる(しかしみーくんの名前アレルギーは深刻であり、みーくんは彼女を「長瀬」としか呼ばない)。
マユとは対照的に不器用で、林檎を剥こうものなら皮以外の新たな赤をつけてしまうという有様。字も壊滅的に下手。
3年生ではみーくんと同じクラスになった。
宗田 義人(そうだ よしひと)(3巻)
美化委員会委員長。委員長職には就いているが、委員会の議事は副委員長の一宮にほとんど任せている。
一宮と付き合っている。また、小学生のときからみーくんを知っているが、今はまったく話さない。
後に惨殺死体として発見される。
一宮 河名(いちみや かわな)(3巻)
美化委員会副委員長、ソフトボール部所属。
宗田と付き合っていて「バカップル」である。
枇杷島 八事(びわしま やごと)(3巻)
みーくんと同じクラスで美化委員。剣道部所属。
みーくんと同じクラスだが、1歳年上のみーくんを先輩と呼ぶ。
伏見 柚々(ふしみ ゆゆ)(3巻)
生徒会所属・アマチュア無線部部長。
会話は基本的に、手帳に「貯めた」(様々な言葉を事前に正の字を用いてストックし、その言葉を用いるごとにストックを減らしていく)言葉を指して行う。
自分の声が好きでなく、上記以外の会話をほとんどしない。彼女の声を一度も聞いたことのないクラスメイトがいるほど。その声を認めてくれたみーくんに好意を抱き、様々な事情を抱える彼を肯定している。
みーくんに柚々と呼ばれると「ゆ」を連呼して手帳にも「ゆ」を溢れるほど書いてしまうなどの行動をとるなど、錯乱状態になることがある。
みーくんとはかつてお隣さん(ただし、互いの家は300m以上離れている)だった。
上半身のある部分がとても豊か。
稲沢 泰之(いなざわ やすゆき)(3巻)
みーくんたちと同学年の生徒。演劇部所属。正確には「稲側(いながわ)」だともされているが、みーくんがあまりしっかりと名前を覚えてないため曖昧である。
マユの「(みーくんに対する)純粋さ」に心惹かれている。
思考の違いからみーくんはあまり彼を快く思っていない。
演劇部女子からの人気は割とある様子である。
海老原 香奈恵(えびはら かなえ)(6巻)
金子と同じ3年D組の女子生徒で、剣道部の女子部長。
杉田(すぎた)(6巻)
みーくん、まーちゃんらの同級生。名は不明。演劇部所属。

[編集] 小学生

池田 浩太(いけだ こうた)(1巻)
1巻の誘拐事件の被害者。杏子の兄。
トゲがない温厚な少年。気が弱いところも垣間見え、立場的に少し妹に押されているように思える。しかしいざという時は身を挺して杏子を守ろうとする「兄」である。
誘拐事件の際にみーくんに良くしてもらったことで打ち解け始め、現在はみーくんに敬意を持っているようである。
みーくんに一樹のことを聞いてから、親しくするようになった。
池田 杏子(いけだ あんず)(1巻)
同じく、誘拐事件の被害者。浩太の妹。
浩太とは逆に気が強く大人びているように見えるが、非常に人見知り。出会った当初のみーくんに対してもぶっきらぼうな態度で露骨に警戒していた。
浩太同様みーくんとは次第に打ち解け始め、みーくんを「お兄ちゃん」と呼ぶほどに懐くようになる。バレンタインにはみーくんにチョコレートも渡した。
長瀬 一樹(ながせ いつき)(2巻)
長瀬の妹。多くのスポーツを学んでいる反動で骨折や捻挫が多い。姉と同様「僕」を透(とーる)と呼び、懐いている。

[編集] 大江一家

大江 耕造(おおえ こうぞう)(4巻)
大江家・父。
現在無職。密閉状況においてたびたび父親の威厳を出して場を仕切ろうとするが、大抵空回りに終わる。
大江 景子(おおえ けいこ)(4巻)
大江家・母。
生粋の令嬢。8年前の事件とその犯人一家のファンであり、その現場となった家に引っ越した。料理がすごく下手。
大江 貴弘(おおえ たかひろ)(4巻)
大江家・長男。
厳しいしつけを受けて育てられており、特に母親の言うことにはそのまま従う。
大江 湯女(おおえ ゆな)(4巻)
大江家・長女。
浴衣を着ている。みーくん曰く「自分の女版」で、たびたびみーくんとセリフや反応が重なる。本名は佐内理香。
大江 茜(おおえ あかね)(4巻)
大江家・次女。
「お兄ちゃん」と呼ぶべきところを「お姉ちゃん」と呼ぶなど、色々なものを反対に覚えて(覚えさせられて)しまっている。
大江 桃花(おおえ とうか)(4巻)
大江家・三女。
大江家の中では一番普通に近い。坂夫妻の子供だが、「大江家で育つから大江家の子供、坂夫妻は使用人として扱いなさい」と教育されて育った。家から外に出たことがなく、外の世界と家の中との差異に戸惑っている。
坂 潔(ばん きよし)(4巻)
大江家・使用人。
庭師と雑用全般を行う。耕造には何かにつけてこき使われている。菜種の夫。
坂 菜種(ばん なたね)(4巻)
大江家・使用人。
料理担当。語尾をぼんやりと延ばす話し方(「すみませんねぇ」「~ですかぁ?」など)をしサービスの悪さを仕様として割り切るよう求めるなど、どこかぼけた言動をとる。高校時代、景子とは部活の先輩後輩の関係であった。

[編集] その他

上社 奈月(かみやしろ なつき)(1巻)
刑事。しかし、そうとは思わせない言動や服装をしていることが多い。底無しの胃袋を持つ。
会話の主導権を常に握るような喋り口から、みーくんが苦手としている人の1人である。みーくんは彼女を「ジェロニモさん」と呼ぶ。
みーくん以上に嘘と真実の区別がつきにくい話し方をする。
坂下 恋日(さかした こいび)(1巻)
精神科医。一族は医者ばかりだが、精神科医だけいなかったという理由で精神科医になった。
血の気が多いようで時に医者にあるまじき行動を取るが、みーくんの自虐にすぐに反論をしたり精神の治療の曖昧さに対する苛立ちを語るなど「医者」らしい面はきちんと持ち合わせていたが、とある出来事がきっかけである日あっさり仕事を辞めその後は親のすねかじり生活を送っている。
妹と弟が一人ずついる。
度会さん(わたらい-)(2巻)
2巻でまーちゃんが入院した病院で前から入院していた老人。
名和 三秋(なわ みつあき)(2巻)
失踪した患者。一樹と同じ部屋に入院していた。
看護師さん(2巻)
姓名不明。看護師。失踪した三秋とは仲が良かった。
にもうと(3巻)
みーくんの母親違いの妹。かつて失踪し死んだことにされていたが、実は生きていた。血まみれかつバット所持という状態でみーくんの前に姿を見せた。
近所の犬、猫、狸、鯉などいろいろなものを捕まえ解剖し、焼いて食べるという趣味を持つ。
みーくんを「あにーちゃん」と呼んでいる。
失踪前は「働き蟻」と呼んでいたがあるきっかけで「ありのおにーちゃん」、つまり「あにーちゃん」と呼ぶようになった。
ヤマナさん(「うそつきみーくんと優しい恋日先生」)
みーくんが8年前の誘拐事件の後に入院していた病院に居た、患者の1人。
漢字表記は「山名」。
病院の広間のテレビを不法占拠する人、と幼いみーくんは評している。
今のみーくんの人格形成にある程度の影響を及ぼしている様である。
脇田さん(わきた-)・たけだくん(5巻)
幼少期の僕とまーちゃんのクラスメイト。
浜名 遠江(はまな とおえ)(「嘘つきみーくんと無邪気な浜名さん」)
8年前の誘拐事件後にみーくんが小学4年生に戻った際、同じクラスだった女子。
みーくんに様々な干渉をしてくる。トーエと呼ばれる。
赤池(あかいけ)(「嘘つきみーくんと無邪気な浜名さん」)
遠江の取り巻きの男子生徒。

[編集] 8年前の誘拐事件

2人の子供が誘拐され1年近くにわたって監禁、暴行と性的虐待を加えられた。「僕」もマユもこの事件の被害者である。登場人物たちの事件に関連する真相とその後の影響については以下。

「僕」
実は彼は本物の「みーくん」ではなく、本人曰く「代理」である。この事件を起こした犯人の息子で、この事実はある程度知られている。
感情が壊死したマユが隣りで同じ目に遭っていた彼を本物の「みーくん」の代わりに「みーくん」と呼び始めたことから、自分がどこにもいないことにされるかわりに「みーくん」となった。
記憶障害がある他の被害者とは違い事件の経緯、実態、真相を全て知り得ている。
御園 マユ
犯人により自身の両親を殺害することを強要された結果、両親、犯人とその家族を殺害することにより自らの監禁生活を終わらせた。マユは当然その事実を覚えてはいないが、自分が人殺しであるという嫌悪感は深層心理には残っているようである。
自分を「まーちゃん」と呼ぶ人間は全て「みーくん」と認識する。たとえそれが本物の「みーくん」ではなかろうが子供だろうが年寄りだろうが男だろうが女だろうが、マユを「まーちゃん」と呼んでくれさえすればそれは「みーくん」なのである。
まーちゃんは「みーくん」を心の底から信じている。
菅原 道真
実はこの事件で誘拐されたもう1人の被害者であり、現在(第1巻)の連続殺人犯。そして彼こそがいわば本物の「みーくん」
監禁中、犯人の命令からマユへ暴行をはたらくようになり彼女から「みーくん」と認識されなくなった。今は事件の影響からか当時の記憶をなくしており、回復の兆しもないとのこと。
"同類"(本文によると「目の前に死刑台が聳えようと殺人を厭わず、或いはどれだけ憎悪に滾る仇であっても気分次第で見逃すような、自身の内にある一定のルールを遵守する人間」)を求めて連続殺人を犯すが、池田兄妹を囮にした「僕」に取り押さえられる。
上社 奈月
あたかも「僕」とは初対面のようにふるまっていたが、実はこの事件が終わった時に会い面識がある。
また全てではないが誘拐事件についてもかなりの情報を知り得ている。「みーくん」と「まーちゃん」のからくりも知っているため、たまに彼女が「みーくん」役になることも。
長瀬 透
実は菅原とマユの昔馴染み。そのためマユのことを「まーちゃん」と呼ぶ。
菅原に好意を抱いていたようで、彼を「みーくん」と呼び始めた張本人。しかし後に菅原はマユと仲良くなりそのマユが長瀬にとって特別の呼称「みーくん」を用いることや道真にいつもべったりとくっついていることに嫉妬し、マユを嫌うようになる。
嫉妬心を募らせる毎日で、ある日自分のマユに対する愚痴を優しく聞いてくれるおじさんに懐くようになり菅原とはあまり遊ばなくなる。しかしそのおじさんは現在で言う8年前の誘拐事件の犯人だった。
「僕」の家族
名前は父が「南」、実母が「美沙」、兄が「司馬」、義母が「海豚」、妹が「×音」。
事件より前に実母、兄は既に他界しているほか、妹も行方不明(で再会するまでは死んでいると思われていた)であった。
この誘拐事件の犯人が「南」であるが、上で述べたようにマユの両親及び義母と共にマユに殺害された。みーくんの「前から抱きつかれること」のトラウマはここで唯一助かった際の出来事に由来すると考えられる。

以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。


[編集] 脚注

  1. ^ 2008年9月20日放送の「電撃文庫webラジオ 喜多村市立竹本学園」に作者が出演した際の談。

[編集] 外部リンク