ワンダと巨像
| ジャンル | アクションアドベンチャーゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | プレイステーション2、プレイステーション3 |
| 開発元 | ソニー・ コンピュータエンタテインメント |
| 発売元 | ソニー・ コンピュータエンタテインメント |
| 人数 | 1人 |
| メディア | DVD-ROM |
| 発売日 | 2005年10月18日(米国) 2005年10月27日(日本) 2006年2月17日(欧州) 2006年6月8日 (PlayStation 2 the Best版) |
| 対象年齢 | CERO: B(12歳以上対象) OFLC: Mature 15+ PEGI: 12+ ESRB: Teen 13+ |
| コンテンツ アイコン |
暴力 |
| その他 |
CEROレーティング(旧) 「B」(12歳以上対象) |
『ワンダと巨像』(英名Shadow of the Colossus)は、2005年10月27日に ソニー・コンピュータエンタテインメントより発売されたプレイステーション2用ソフト。後にPlayStation 2 the Bestが廉価版として2006年6月8日に発売され、プレイステーション3用のHDリマスター版が2011年9月22日に発売された。
目次 |
[編集] 概要
主人公であるワンダを操作し、ゲーム世界内に散らばる巨像と呼ばれる巨大な敵を探し出し、それぞれの巨像によって異なる弱点を攻撃して倒すゲームである。弱点に辿りつくまでに様々な仕掛けがある。ゲーム内容を巨像との戦いのみに特化し、それ以外のものを排除したのが特色(アクションRPGのボス戦部分のみを抽出したような感じ、といえば理解しやすいかもしれない)。
- 広大なマップを旅しながら、道中で果物やトカゲを捕食して体力アップする。
- 剣の光をヒントに、ボスの居場所をつきとめ、その場所まで移動する。
- ボスのいるダンジョンをクリアして、ボスの所までたどり着く。
- 注意深く観察するか剣の光で弱点を発見し、巨像に登る方法を探しだして倒す。
ボス戦以外では、基本的に次のボス地点まで移動するだけだが、広大なマップには果物やトカゲなどがいて、食べることで体力や握力をアップさせることができる。通常のゲームのようにザコ敵が現れるようなこともないが、広大なマップの中に放り出され、明確なボスの居場所も提示されないため、独特な世界観をユーザーに提供している。
また、遠くに見えている風景が近づいて行くにつれて、切り替えのストレスがなく地形を表示したり、空間の独特な空気感など、ゲーム上での自然な演出方法などにも独自の工夫が凝らされている。
本作は、同じ開発チームによるアクションアドベンチャーゲーム『ICO』の次作として開発が開始され、初期のプロジェクト名には「Next ICO」を意味する「NICO」という仮名がつけられていた[1]。本作と『ICO』は同じ世界を舞台にした作品であると設定されており[1][2]、作中には両作の繋がりを示唆する様々な要素が散りばめられているが[1][2]、具体的な関連性がどのようなものであるかは受け手の想像に委ねる形となっている[1]。
- キャッチコピー
- 最後の一撃は、せつない。
[編集] 評価
- 平成17年度(第9回)文化庁メディア芸術祭 エンターテインメント部門・ゲーム/遊具/キャラ審査委員会推薦作品
- Game Developers Choice Awards で以下6部門にノミネート: Innovation、Game Design、Character Design、Technology、Visual Arts、Best Game。以下5部門を受賞: Innovation、Character Design、Game Design、Visual Arts、Best Game
- The 9Th CESA GAME AWARDS FUTURE を受賞し、その後日本ゲーム大賞2006 優秀賞を受賞。
2009年にはソニーピクチャーズ主導でハリウッド映画化されることが発表されている。
[編集] システム
本作もICO同様、パラメーターや経験値といった一般的なゲームシステムによらないシンプルなスタイルを採用している。実際ゲーム中に使用するパラメータは腕力と体力のみで、しかも二つのメーターで視覚的に表示され、具体的な数値は把握できないようになっている。また基本的に武器やアイテムの入手も無く[3]、プレイヤーは自分の知恵と判断力のみでクリアしなければならない。
舞台である「いにしえの地」は広大な一枚のマップで構成されており、そのすべてがシームレスにつながっている。いにしえの地は場所によって砂漠や湿原、谷川や古代遺跡などが散在しており非常にリアリティにあふれる。
主人公のパワーアップは各巨像を倒した後少しずつ行われるほか、各地にいる光るトカゲの尻尾や木の実を食べることによって行われる。 各巨像は形状や弱点の場所はもちろん行動パターンやリアクションに個性があり、それらを見極めた上で闘う必要がある。巨像によっては地形を利用した戦い方を求められるためアクションアドベンチャーというよりはアクションパズルに近い特色を持つ。
開発スタッフによると『掴む』アクションに特にこだわったとのこと。また腕力を上げることが攻略の鍵となることからジャンルを「握力ゲー」と呼ぶファンもいる。
[編集] スタッフ
[編集] キャラクター
前作ICOと同じく、ゲーム中の台詞はすべて架空の言語である(日本語字幕付き)。
- ワンダ (Wander)(声:野島健児)
- 主人公。少女の魂を呼び戻すために古の地にやってきた青年。
- モノ (Mono)(声:生天目仁美)
- 魂を失った少女。ワンダにとっては特別な存在のようである。
- ドルミン (Dormin)(声:中多和宏・氷上恭子)
- 姿無き天の声。魂を操る術を持つと言い伝えられている大いなる存在。
- アグロ (Agro)
- ワンダの愛馬。ワンダの足として、共に戦う仲間としてワンダに尽す。
- 巨像 (Colossus)
- 人型、獣型、さまざまな姿をしており、陸や湖、空や砂漠の各地に生息している。16体存在する。非常に巨大で体に毛のような草が生えており、青白く光る弱点を持つ。
- エモン (Emon)(声:坂東尚樹)
- ワンダの行為を阻止する為に、仲間と共にやってきた老人。
[編集] 音楽
詳細は「ワンダと巨像 大地の咆哮」を参照
ゲーム中の音楽はカット・シーンや巨像の登場シーンなどきわめて限られた場面のみで使用され、オーケストラが使用されたサウンドトラックと、音楽が消えて主人公と馬、自然の環境音のみが聞こえるサウンドスケープの対比が効果を上げた。
サウンドトラックは映画『ガメラ』シリーズほか、アニメやゲームの音楽を多数手がけた大谷幸によるもので、各国で評価を得た。
[編集] プレイステーション3への移植
2010年9月の東京ゲームショウにて、『ワンダと巨像』と『ICO』のプレイステーション3への移植、HDリマスター版の制作が発表された。海外では2作品をひとつのBDにパッケージ。日本での発売は2011年9月22日、各3980円(税込)で発売することが決定した。 海外同様2つをセットにしたものは「ICO/ワンダと巨像 Limited Box」として6980円で発売される。[1]。
[編集] 関連商品
- ガイドブック
- 『ワンダと巨像 公式攻略&設定本 古えの地綺譚』 ISBN 4-7577-2580-9
- 『Shadow of the Colossus(TM) Official Strategy Guide』 (Official Strategy Guides (Bradygames)) ISBN 0-7440-0643-0
- オリジナルサウンドトラック
- 「ワンダと巨像 大地の咆哮」 KICA-1379
[編集] 脚注
- ^ a b c d 「インタビュー『ワンダと巨像』」、『電撃PlayStation』第328巻、メディアワークス、28年、2011年5月9日閲覧。
- ^ a b “『ICO』と『ワンダと巨像』:上田文人氏にインタビュー”. WIRED.jp (2006年3月14日). 2011年5月8日閲覧。
- ^ 一度クリアすることでプレイ可能になるタイムアタックモードで、2体クリアする毎に入手できるボーナスアイテムが難易度ノーマルとハードで各8個ずつある
[編集] 関連項目
[編集] 外部リンク
公式サイト
その他
- 3Dゲームファンのための『ワンダと巨像』グラフィックス講座(ゲームに用いられている技術解説)
- Team ICO Gamers - ICO & ワンダと巨像 ウェブサイト