プリングルズ
| プリングルズ | |
|---|---|
| 種別 | ポテト スナック菓子 |
| 現在の所有者 | ケロッグ(事業買収に合意) |
| 最初の生産国 | アメリカ |
| 発売 | 1968年 |
| 主な市場 | 世界各国 |
| 公式サイト | プリングルズ |
プリングルズは、プロクター・アンド・ギャンブルによって開発された、じゃがいもおよび小麦で出来たスナック菓子の商標である。世界140か国以上[1] で販売され、年間10億USドル以上の売り上げをあげている[2]。
2011年4月にP&Gは、アメリカ・カリフォルニアのダイヤモンド・フーズ社への23億5000万ドルでの事業売却に同意し、これによりダイヤモンド社のスナック事業規模は3倍以上になるとされた[3]。しかし2012年2月15日に買収交渉は打ち切られたことが発表され[4]、同日ケロッグ社が26億9500万ドルで事業を買収すると発表した[5]。
目次 |
概要 [編集]
プリングルズブランドのポテトチップスは、1968年10月にアメリカで発売され、1970年代半ばには世界的に流通するようになっていた。[6] プリングルズのテレビコマーシャルは、Thomas Scott Cadden によって1968年に制作された。
「プリングルズ」という名前の由来には、いくつかの説がある。ひとつの説はマーク・プリングルにちなむもので、この人は「じゃがいもを処理するための方法と装置」("Method and Apparatus for Processing Potatoes")というアメリカ特許を1937年3月5日に取得した。[7] マーク・プリングルの研究は、脱水加工されたポテトの味を改良するために引用されたという。[8] 別の説は、P&Gの2人の広告マンが、シンシナティのプリングル通りに住んでいたことにちなむというもの。 なお、プリングルズの公式サイトによると、以下の引用のとおりである。
P&Gの本社があるアメリカ・シンシナティに実在する通りの名前(Pringle Dr.)に由来します。また、“POTATO CHIPS(ポテトチップス)”、“PROCTER & GAMBLE(プロクター・アンド・ギャンブル:弊社の社名)”と並べたとき、頭韻を踏んでいることもあって、アメリカでプリングルズを発売する際、名づけられました。
— P&G Japan, http://www.pringles.jp/faq#Q2
商品名において、発音的に「プリングルス」との言い間違い・書き間違いが非常に多いが、製品パッケージや公式サイトにて表記されている日本語の正式な商品名は「プリングルズ」と濁る。
1967年の発売当初は、"Pringle's Newfangled Potato Chips"の商品名で売り出されたが、翌年現在の商品名に改められている。
ヨーロッパ、ニュージーランド、南米、イスラエルなど、世界各国で売られており、日本でも人気である。様々な種類の味で販売されているが、地域限定のものがあることもよく知られている。 日本でも輸入雑貨店などでアメリカ版が販売されている。
日本では1994年から正規販売が始まり、プロクター・アンド・ギャンブル・ジャパン(P&Gジャパン)とプリングルズの日本国内における独占販売契約をP&Gと締結している明治が販売総代理店となっていたが、P&Gの食品部門撤退による売却により、2013年1月からケロッグ社の日本法人である日本ケロッグと森永製菓が販売総代理店となっている。[9][10]
「開けたら最後。You can't stop.」というキャッチフレーズが使われていた。[11]
味の種類 [編集]
プリングルズは世界の他の地域で、限定フレーバーを発売したことがあり、たとえば北アメリカではパスタ用ソースを添えたモッツァレラスティック、ラテンアメリカではハラペーニョ味を発売した。[1]
日本 [編集]
- うすしお味(マイルドソルト、日本限定)
- サワークリーム&オニオン味(初期から続く定番フレーバー)
- テキサスバーベキュー味(2006年秋・2008年春・2010年3月~)
- グリルド・チーズ味
- 四穀チップス(2012年3月~)- 四種類の穀物(米・ブラン・黒豆・大麦麦芽)を配合したポテトチップス。
- うすしお味
- サワークリーム&オニオン味
- リッチコンソメ味(2005年3月~2010年2月)
- ワイルドコンソメ味
- チーズ味
- ピザリシャス味
- ファンキーソイソース味
- ホット&スパイシー味
- クリスピーカレー味
- フェダチーズ味
- ウェスタンBBQ味
- ウィンターBBQ味
- インディアンカレー味(期間限定)
- ウィンターチーズフォンデュ味(期間限定)
- ブラックペッパー味(期間限定)
- エスニックスパイシー味(期間限定)
- クラッシュドペッパー味(期間限定)
- ウインターソルト味(期間限定)
- イタリアン・ブルスケッタ味(期間限定)
- スモーキーサラミ味(期間限定)
- ハニーローストチキン味(期間限定)
- ベーコンサワークリーム味(期間限定)
- イタリアンピッツァ味(期間限定)
- スイスチーズテイスト味(期間限定)
- マヨチーズポテト味(期間限定)
- チーズカーニバル味(期間限定)
- スパイシーチキン味(期間限定)
- トルコ屋台のビーフケバブ味(期間限定)
- ホワイトクリームチーズ味(期間限定)
- シカゴピッツア味(期間限定)
- ベイクドチーズポテト味(期間限定)
- ポテトチーズグラタン味(期間限定)
- デビルホット味(期間限定)
アメリカ [編集]
- オリジナル味
- ローデッドベークドポテト味
- サワークリーム&オニオン味
- ハラペーニョ味
- ピザ味
- ピザリシャス味
- ホワイトチェダーチーズ味
- チリチーズ味
- スパイシーケージャン味
- ランチ味
- ランチレジャーズ味
- バーベキュー味
- ベーコンランチ味
- スパイシーグァカモーレ味
- ファイヤーホット味
- ソルト&ビネガー味
- ダイエットマイナスカロリー味
- ダイエットバーベキュー味
- パプリカ味
- テキサスBBQソース味など
レストランクレーバーズ [編集]
- オニオンブロッサム味
- メキシカンレイヤードディップ味
- モッツァレラ&マリネラ味
エクストリーム [編集]
- キックインチェダー味
- ブレイジンバッファローウィング味
イギリスにおける法闘争 [編集]
イギリスでは低所得者救済のため、生活必需品の消費税率を低く、嗜好品の税率を高くする政策を採っている。プリングルズは嗜好品にあたるポテトスナックとして17.5パーセントの課税対象商品とされていたが、米P&G社はジャガイモの使用量が50%以下である事、当局の定めるポテトスナックの基準が「ポテトチップ、ポテトスティックなどポテトやジャガイモ粉、ジャガイモのでんぷんを原料とした菓子類」であるなどを理由にポテトチップスではない(嗜好品ではない)と主張しており、英高等裁判所でもその主張が認める判決が下された[12]。
廃棄時の問題点 [編集]
プリングルズの容器は蓋がプラスチック、側面が紙、底にスチールが使われている。容器にはリサイクルのマークが表示されているが、底のスチール缶が側面の紙を挟み込んでおり完全に分離することができない。ゴミの分別が難しく環境に配慮しているとは言い難い。 P&Gはホームページで分解方法を公表しているが、商品自体に分解についてのガイドラインや分解しやすい配慮等はまったくない。プリングルズ容器の分解は力と手間がかかり、お年寄りや子供をはじめ、その他多くの人々にとって実用的でない。
アメリカ合衆国におけるプリングルズ [編集]
- ダブルカプセルパックなどといわれる2ケース入り商品などがある。袋入りや、3ケースセット、日本でも販売されているミニケース商品などがある。
- カロリーをおさえたものとして代替油脂のオレストラが含まれている場合があり、これが下痢や血便、腹痛などの副作用を引き起こすため、テレビ番組などで揶揄されることがあった。
- 2005年より一つ一つのポテトチップに、赤や青の食用色素でスポーツや音楽などに関するクイズや豆知識などを印刷した「プリングルズ・プリンツ」を販売している。日本でも2006年に豆知識や王様ゲームを印刷した「プリングルズ プリントチップス」としてセブン-イレブンなどで限定発売していた。
- 子供たちが学校に携行するランチにポテトチップスがつく場合がある。食べ過ぎを防ぐために少量しか入れられない「携帯プリングルズケース」もある。
- プリングルズの自動販売機が存在する。
- 軍用レーションにプリングルズが付属している場合がある。
その他 [編集]
- プリングルズのCMで「上蓋付近を軽く潰す要領で握ると小気味良い音と共に飛ぶ」という演出があった。実際の商品では出来ない。
脚注 [編集]
- ^ a b Chapman, Michelle (2011年4月6日). “Pringles sold to growing empire”. The Sun News. Associated Press 2011年4月6日閲覧。
- ^ “ACNielsen Study Finds 43 Brands Have Billion Dollar Global Presence”. ACNielsen. 2011年9月25日閲覧。
- ^ “Pringles sold by P&G to Kettle Chips firm Diamond Foods”. BBC News. (5 April, 2011) 2011年9月25日閲覧。
- ^ “Diamond Foods Issues Statement Regarding Termination of Pringles Transaction” (英語). ダイヤモンド・フーズ. 2012年2月17日閲覧。
- ^ “ケロッグ、ポテトチップス「プリングルズ」買収”. 読売新聞. (2012年2月16日) 2012年2月17日閲覧。
- ^ “History of Pringles”. P&G. 2011年9月25日閲覧。
- ^ http://www.freepatentsonline.com/2286644.html
- ^ Martin, Andrew (2011年9月25日). “Once a Great Flop, Now Sold for Billions”. The New York Times
- ^ 森永製菓 - 「プリングルズ」ブランド商品の販売店契約を締結 http://www.morinaga.co.jp/company/pdf/20121009_01.pdf
- ^ 日本ケロッグ - 森永製菓と2013年以降のプリングルズ販売店契約で合意 http://www.kellogg.co.jp/company/press/release/201210.pdf
- ^ “プリングルズは「開けたら最後! You can't stop!」なのにフタがついている理由”. ロケットニュース24 (2011年8月16日). 2011年9月25日閲覧。
- ^ 英法廷の判決、プリングルズはポテトスナックではない!?(exciteニュース)