黒豆
黒豆(くろまめ)は、ダイズの品種のひとつ。黒大豆(くろだいず)、ぶどう豆とも呼ぶ。
種皮にアントシアニン系の色素を含むため、外見が黒色を呈する。栄養成分的には通常のダイズと同等である。
[編集] 品種
代表的な品種として、大きさが極大に分類される兵庫県篠山市付近より選抜育成された「丹波黒」、
その他の各地域の黒豆として京都府京丹波町の「和知黒」、京都府亀岡市・南丹市等の「紫ずきん」、岡山勝英地域の「作州黒」、長野の「信濃黒」、長野・群馬の「玉大黒」、北海道の「中生光黒」「晩生光黒」「いわいくろ」など多数ある。
また小粒の黒豆として、「黒千石」がある。
8月ごろに品種により異なる薄桃色・薄紫色・白色の花を咲かせ、9月~10月頃に莢に実をつける。だんだんと実が黒く色づき、中生種では10月上旬から11月上旬、晩生種では11月中旬から12月上旬に収穫される。 最近では、実が黒く色づく手前の10月ごろに収穫される枝豆に人気がある。
[編集] 利用法
食用として、主に煮豆とする。正月料理(おせち料理)には欠かせないものとされる。労苦をいとわず物事にはげむこと、また、そのさまや、からだのじょうぶなことを「まめ」と呼ぶことから、これからの一年をそのように過ごせるようにという験担ぎである。
煮豆は数日間の保存がきくので、おせち料理としても適しているが、表皮にしわが寄らないように(逆に、長寿を願う意味を込めて、しわがよったものを出す地域も有る)、甘みを含ませて軟らかく煮るのに大変な手間と時間がかかる。このため、今では煮豆の状態でパックに入れて売られることが多い。
家庭料理の研究家 土井勝が15年がかりで編み出した黒豆を簡単に煮上げる方法もあり、この方法で家庭で作っているところも多い。 土井式は、なべに分量の熱湯と調味料、重曹を合わせたところに洗った黒豆と錆びた鉄釘(酸化鉄が黒豆の色を濃くする)を入れて数時間放置し、そのあと一旦煮立て、煮立ったらあくを丁寧に取って弱火でことこと煮詰め、煮あがったらなべのままおいてゆっくり味を含ませるというもの。黒豆の表皮に皴が生じないように、調味料の分量をきちんと量って最初に全て入れておき、冷たい空気に触れないよう豆が煮汁に浸った状態を保つ。
加工食品としては、きな粉・煎り豆・納豆・豆腐など一般的な大豆と同じく各種あるが、特に黒豆で見られるものとして下記が挙げられる。