ハーゲンダッツジャパン

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ハーゲンダッツジャパン株式会社
Häagen-Dazs Japan Co., Ltd.
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
東京都目黒区上目黒2-1-1
中目黒ゲートタウンGTタワー
設立 1984年8月
業種 食料品
事業内容 アイスクリーム等乳製品の製造・輸入・販売、アイスクリーム店およびフランチャイズ業務の経営・管理
代表者 馬瀬紀夫(代表取締役社長)
資本金 4億6000万円(2010年12月31日時点)
売上高 438億円(2007年度)
純利益 36億4900万円(2010年12月期)
純資産 38億2000万円(2010年12月31日時点)
総資産 158億8900万円
(2010年12月31日時点)
従業員数 240名(男147名 女93名)
(2008年8月1日時点)
決算期 12月末日
主要株主 Häagen-Dazs Nederland N.V. 50%
サントリーホールディングス株式会社 40%
タカナシ乳業株式会社 10%
外部リンク http://www.haagen-dazs.co.jp/
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ハーゲンダッツカフェ青山

ハーゲンダッツジャパン株式会社は、日本においてハーゲンダッツブランドアイスクリームなどの製品を製造・輸入・販売する企業。

ハーゲンダッツのオランダ法人、高梨乳業およびサントリーホールディングスの3社による合弁会社である。

沿革[編集]

ハーゲンダッツのブランドと事業を1983年に引き継いだピルスベリー社(Pillsbury)は、その前後からハーゲンダッツの海外展開を進めた。1982年にはカナダ、1983年には香港およびシンガポール、1990年にはイギリス、フランス、ドイツに進出している。このような中で、1971年に発売したレディーボーデンなどの高級アイスクリームが成功していた日本にも進出が検討されたが、当時の日本はアイスクリームの輸入を制限していた。このため、原料の入手など製造面の能力が評価されたタカナシ乳業および販売能力などが評価されたサントリーと共同で、1984年8月にハーゲンダッツジャパンが設立された。

1984年10月より首都圏のデパートと高級スーパーマーケットで販売を開始。同年には国内1号店となる「ハーゲンダッツショップ 青山店」をオープン。翌1985年には横浜や東京・原宿、大阪や神戸、京都にも直営店を展開。若者の行列など盛況ぶりがマスコミで取り上げられた。

1990年にアイスクリームの輸入が自由化されると、パイントガロンなどの大型品やバーの輸入を開始。また国内市場の需要に合わせ、日本ではミニカップの生産を強化。コンビニエンスストアでの販売を開始した。

1991年にはハーゲンダッツとしては世界初のテレビコマーシャルを開始。幸福感などのイメージを訴求し、雑誌などの広告では品質管理や原材料へのこだわりなどをアピールする戦略をとった。

一方、1997年には希望小売価格を販売店に強制するなどの行為で、公正取引委員会より独占禁止法第19条違反の勧告を受けた。

2013年1月現在、ハーゲンダッツショップ数は、全国1府3県で4店舗となっている(内1店舗は季節限定店舗)。

その後、店舗閉鎖が加速し、千葉県浦安市ショッパーズプラザ/ダイエー内にある新浦安店のみとなっている。同店は2013年(平成25年)4月25日をもって閉店となった。同店の閉店後は日本から常設型の店舗は無くなる。 アウトレットモール等で期間限定の店舗では小売店での販売終了品の在庫を販売するが、コーンやカップでのアイスクリーム提供やパフェ等の商品は販売しない。

歴史[編集]

  • 1984年(昭和59年)8月 - ハーゲンダッツジャパン設立。
  • 1984年(昭和59年)10月 - パイントの販売を開始。
  • 1984年(昭和59年)11月 - 東京・青山に、国内1号店「ハーゲンダッツショップ 青山店」をオープン。
  • 1985年(昭和60年) - 販売エリアを京阪神まで展開。
  • 1986年(昭和61年) - 販売エリアを中京地区に展開。
  • 1987年(昭和62年) - 販売エリアに札幌、仙台、広島、福岡を加え、7大都市に拡大。
  • 1989年(平成元年) - 自動販売機第1号機の稼動開始。
  • 1990年(平成2年) - アイスクリームの輸入自由化に伴い、パイントやガロンなどの大型品を輸入に切り替え、バーの輸入を開始。同時にミニカップの国内生産を強化。セブン-イレブンやローソンなどで販売開始。
  • 1991年(平成3年) - テレビコマーシャル開始。
  • 1995年(平成7年) - 日本国内向けの製品開発センター「R&Dセンター」を横浜に設立。
  • 1996年(平成8年) - ハーゲンダッツグリーンティー発売。
  • 1997年(平成9年) - 希望小売価格を販売店に強制し、並行輸入品の取り扱いを妨害するなど、独占禁止法第19条に違反しているとして公正取引委員会より勧告を受ける。
  • 2000年(平成12年)2月2日 - 「ハーゲンダッツショップ 青山店」が「ハーゲンダッツ カフェ青山」としてリニューアルオープン。パリとロンドンで試験的に展開しているハーゲンダッツのニューコンセプトカフェとして、世界で3番目の店舗となる。
  • 2001年(平成13年)3月 - クリスピーサンド発売。予想以上の売れ行きで、4月には販売を休止、6月に関東地方、10月に全国で販売を再開。年間27億円を売るヒット商品となる。
  • 2004年(平成16年) - 「R&Dセンター」を川崎市へ移転拡張[1]
  • 2007年(平成19年) - 「ドルチェ」シリーズ発売。
  • 2008年(平成20年)9月28日 - 「ハーゲンダッツ カフェ青山」閉店。
  • 2009年(平成21年)7月17日 - ハーゲンダッツアイスクリームを使用したデザートメニューを提供する「Haagen-Dazs La Maion Ginza」を銀座5丁目にオープン。
  • 2011年(平成23年)7月31日 - 「Haagen-Dazs La Maion Ginza」閉店。
  • 2013年(平成25年)3月11日 - 「ハーゲンダッツ 三番街店」閉店。
  • 2013年(平成25年)4月25日 - 日本国内最後の常設店舗の「ハーゲンダッツ 新浦安店」が閉店された。

出典[編集]

参考文献[編集]

  • 井原久光「ブランド構築の理論と実際-ハーゲンダッツのケース」『長野大学紀要』25巻4号、P.313-331、2004年
  • 岩本諭「ハーゲンダッツジャパンによる再販売価格維持行為及び並行輸入阻害行為」『ジュリスト』通号1132、P.150-152、1998年

外部リンク[編集]