アクトレイザー
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『アクトレイザー』(ActRaiser)は、エニックス(現スクウェア・エニックス)が発売、クインテットが開発したゲームソフト。
本記事では『アクトレイザー』および続編の『アクトレイザー2 沈黙への聖戦』について記述する。
目次 |
[編集] アクトレイザー
| ジャンル | アクションRPG |
|---|---|
| 対応機種 | スーパーファミコン、Wii、S!アプリ |
| 開発元 | クインテット |
| 発売元 | エニックス |
| 人数 | 1人 |
| メディア | [SFC]ロムカセット |
| 発売日 | [SFC]1990年12月26日 北米1991年11月 欧州1993年3月18日 [S]2003年11月12日 |
| 売上本数 | |
1990年12月16日にスーパーファミコン(以下、SFC)用のソフトとして発売された。本体発売後1ヶ月内にリリースされた、SFC最初期のソフトの1つである。エニックスとしては初のSFC用ソフトとなる。
アクションロールプレイングゲームに分類されるが、横スクロールアクションパートとクリエイションモードと呼ばれるライフスケープ形式のシミュレーションゲームパートに分かれており、厳密にはアクションシミュレーションといえる。
2007年3月20日から、Wiiのバーチャルコンソールでも配信されている。要800Wiiポイント(800円)。バーチャルコンソール独自の機能として、中断時の状態を保存できる。
[編集] ストーリー
昔、魔王サタンの力により天空の孤島に追放された神が目覚めた。だが、地上は悪魔がはびこり人間が住めない世界になっていた。サタンに立ち向かい世界を再び平和にするには人々の信仰心が必要。神は人々の住める世界を作り、人口を増やし、サタンを倒して世界に平和を取り戻すため戦う。
[編集] ゲーム内容
各地域ごとにアクションモード1、クリエイションモード、アクションモード2の順に進行する。
クリエイションモードはアクションモード1をクリアした地域ならいつでも行えるので、アクションモード2を後回しにしておき、別地域のクリエイションモードを進めて人口を増やすことでアクションモードを有利にすることもできる。
[編集] アクションモード
横スクロールのアクションゲーム。戦士型の石像に宿った神を操作する。典型的なジャンプアクションで、攻撃手段は剣を振るのみ。物語を進めると魔法も使えるようになる。ライフ制と残機制で、全てのライフを失うと残機が1減る。ステージの終わりにはボスが存在し、これを倒すとクリアになる。アクションモードは1と2がある。Act1は、各地域で最初に行う。これをクリアするとクリエイションモードとなる。Act2は、魔物の巣を全て封印すると出現し、これをクリアすることで、その地域をクリアしたことになる。
[編集] クリエイションモード
アクションモード1によって解放された地域には神殿と男女2人の人間が創造され、これを起点に土地を開発して人口を増やし、魔物の巣を封印させる。
町の発展方向を指し示すことでその方向に道が作られ、町が発展していく。土地は、木が生い茂っていたり乾燥して砂漠化しているなど普通に開発することができない状態になっていることが多いため、「奇跡」を使って気象を操作する(雷を落とし邪魔な木や岩を破壊する、太陽で照らし湿原を干拓する、など)ことで人が住める土地を増やしていく。開発を行っている間にも、魔物が発展の妨害をするので、天使を操作して矢を発射し、魔物を撃退していかなければならない。また、人は生活の中で問題を発生させるので、それも解決していかなければならない。
ある程度人口が増えたら人を各土地にある魔物の巣へと導き、魔物の巣を封印させる。全ての魔物の巣を封印することによって、アクションモード2へと進むことができるようになる。世界の総人口が増えることでプレイヤーのレベルが上がりアクションモードでのライフが増加する。また、神の能力が上がるアイテムや新しい魔法を入手するイベントも起こる。ある地域の民から献上されたアイテムが、他の地域の発展に役立つこともある。
機械的な作業のみではなく、ドット絵で描かれた細かな人間たちがアニメーションし、各々の都市の事情やシナリオが盛り込まれている。
[編集] 音楽
作曲は古代祐三。BGMは評価が高く、音色のリアリティはもちろんのこと、曲の組み立てや楽器の選択までがオーケストラを彷彿とさせ、ファミコン時代の機械的なゲームミュージックとは次元が違うものに仕上がっていた。当時「ファイナルファンタジーIV」を開発中だったスクウェアのチームが「アクトレイザー」の曲を聴き、そのレベルの差に愕然とし、開発末期にもかかわらず音源ドライバーから作り直したという逸話もある。これはゲーム雑誌「ファミ通」のインタビューなどでサウンド担当の植松伸夫が明かしていた[要出典]。
ゲーム本編は大ヒットとはいかなかったが、サウンドトラックは現在でも、オリジナル音源版、オーケストラアレンジ版ともにネットオークションで高値で出品・取引される(オリジナル版は再版された)。そのライナーノーツによると、アクトレイザーの音楽はオーケストラを基本としているがフィルモアのみ曲風が異なる理由として、最初に作曲した曲でありオーケストラ風の音楽のコツが中々掴めずいつもの「古代節」を盛り込んだからと古代本人が挙げている。
- アクトレイザー (アルファレコード)ALCA-105
- 交響組曲「アクトレイザー」 (アルファレコード)ALCA-182
- 古代祐三 BEST COLLECTION vol.1 (Five Records)VGCD-81
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[編集] 地名
- 天空城
- 神の拠点。空に浮かんでおり、各地域へと移動できる。
- フィルモア (Filmoa)
- 森林と草原が広がる、物語のスタートとなる土地。
- ブラッドプール (Bloodpool)
- 血のような赤い湖のある湿原の多い土地。フィルモアと隣接しており、湖畔には城が立つ。
- カサンドラ (Casandra)
- 砂漠で覆われた灼熱の土地。全ての大陸で最も広く、最終的に人口が最も多い地域となる。
- アイトス (Aitos)
- 火山が存在する、高台の土地。
- マラーナ (Marana)
- 鳥の形をした島が存在する、多湿な熱帯気候の土地。大陸から離れた島で面積はやや狭い。
- ノースウォール (Northwall)
- 一面を厚い雪と氷壁で覆われた、寒冷な土地。
- デスヘイム (Deathheim)
- 魔王サタンが潜む島。各地の悪魔を撃破すると浮上する。強化して復活した各ステージのAct2のボスが次々と襲い掛かり、その先には魔王サタンが待ち受ける。
[編集] 敵キャラクター
[編集] クリエイションモードの敵
- ナッパーバッド
- 巨大なコウモリ。人間を連れさらう。
- ブルードラゴン
- 青い竜。雷で民家を焼き払う。
- レッドデビル
- 赤い悪魔。田畑を干上がらせる。
- スカルヘッド
- 巨大なドクロ。放っておくと地震を起こし、町に大被害をもたらす。
[編集] ボスキャラクター
- セントール
- フィルモアAct1のボス。人馬一体の魔界の騎士。手にした槍から稲妻を放つ。
- ミノタウロス
- フィルモアAct2のボス。牛頭の巨人。サタンの分身で、サタンの夢から生まれた。
- マンティコア
- ブラッドプールAct1のボス。血の海を住処とする人面の妖獣。口から炎を吐く。
- ウルフ・ツェッペリン
- ブラッドプールAct2のボス。ヴァンパイア(狼男)。サタンの分身で、サタンの夜の翼から生まれた。
- ダゴバ
- カサンドラAct1のボス。巨大なアリジゴク。
- 砂の王 ファラオ
- カサンドラAct2のボス。巨大な黄金の仮面。サタンの分身であり巨大なピラミッドに眠る。
- 蒼龍
- アイトスのAct1のボス。滝を住処とし、水の刃を飛ばして攻撃する。
- 炎の王 火炎車
- アイトスのAct2のボス。輪入道のような姿をしている。サタンの分身で、サタンの焼けつく吐息から生まれた。
- ラフレシア
- マラーナAct1のボス。巨大な食人植物。「核」の部分以外、一切の攻撃を受け付けない。
- 蛇の王 カーリア
- マラーナAct2のボス。コブラの頭に六本の腕を持つ。サタンの分身で、サタンの陽根から生まれた。
- マーマンフライ
- ノースウォールAct1のボス。名前通り空を飛ぶ人魚。
- フロストワイヴァーン
- ノースウォールAct2のボス。全身が氷の飛竜。サタンの分身で、サタンの凍てついた氷の瞳から生まれた。
- 魔王サタン
- デスヘイムの最終ボス。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] スタッフ
[編集] 漫画版
加藤元浩によって月刊Gファンタジーにて連載された。全3巻。ゲーム内容とは異なったオリジナルの話となっている。
[編集] アクトレイザー2 沈黙への聖戦
| ジャンル | アクションゲーム |
|---|---|
| 対応機種 | スーパーファミコン |
| 開発元 | クインテット |
| 発売元 | エニックス |
| 人数 | 1人 |
| メディア | [SFC]ロムカセット |
| 発売日 | [SFC]1993年10月29日 北米1993年11月30日 欧州1994年 |
| 売上本数 | 国内4万本 北米10万本 欧州4万本 |
1993年10月29日に、SFC用ソフトとして本作の続編である『アクトレイザー2 沈黙への聖戦』が発売されたが、クリエイションモードを完全に削除し、また、海外市場向けのゲームとして製作されたため、難易度の高いゲームとなった。海外版に先駆けて発売された日本版は、難易度が若干低く調整された。[1]
欧州では4万本、北米では10万本の出荷を記録している。国内では、前作がローンチタイトルに近い存在でハード初期購入者の初期選択肢のひとつになりやすかったとはいえ、国内で40万本出荷されたのに対し、本作は4万本という結果になった。
[編集] ストーリー
魔王サタンとの戦いから数千年後の世界。人々は平和と繁栄を謳歌してきたが、同時に神への信仰は薄れ、怠惰、嫉妬、大食、貪欲といった負の感情が世に渦巻くようになった。 そして魔王サタンはそれらの負の感情を糧とし前以上の力を得て復活、天空城への侵攻を開始した。魔王軍の撃退に成功した神であったが、魔王の六つの分身は再び人々の心に巣食い、力を蓄え始めた。 今度こそ魔王サタンを完全に滅ぼし、魔物に取りつかれた人々を救うために、神は再び地上に降り立つ。
注意:以降の記述で物語・作品・登場人物に関する核心部分が明かされています。 →[記述をスキップ]
[編集] 地名
- 天空城
- 神の拠点。空に浮かんでおり、各地域へと移動できる。序章にあたるデモ画面にて、攻め込んできたサタンの軍勢との激戦の地となった。
- ディリジェンス
- ベネフィックリバーの畔にある働き者たちが集う森の村。村民は怠惰の悪魔の力によって堕落し、生きる気力すら失いつつある。
- インダステンの森
- ディリジェンス西方に広がる森。不気味な雲が降らす雨が人々を堕落させ、魔物の蔓延る森と化している。
- ベネフィックリバー
- ディリジェンスの生活用水ともなっているベネフィックリバーの上流域。水源にはサタンの分身の一つである怠惰の悪魔が巣食っている。
- タートイズアイランド
- 巨大な亀の甲羅の上に、水没したディボーテから避難した人々が築いた町。魔物によって人々は石に変えられ海中に没している。
- アルテリア
- ディリジェンス西方の海。かつては陸地であり、ディボーテの町が存在していたが嫉妬に狂った巫女によって海中に没した。海中に残る神殿には嫉妬の悪魔が潜んでおり、巫女の遺した嫉妬の炎が今も燃え盛っている。
- テンポニア
- ディボーテの南東に位置する農業で栄えた町。しかし、大食の悪魔によって飢えと争いに苦しむ町へと成り果ててしまった。
- モデーロ
- 大食の悪魔を象徴する不気味な口が点在するテンポニア東の荒地。餓死した人々がグールとなって蠢いている。
- デモンズケイブ
- 大食の悪魔が潜むテンポニア北東の洞窟。巨大な昆虫の巣となっており、テンポニアの穀物を食い荒らしていた。
- ジャスタニア
- 西の大陸の荒地に位置する軍事大国。激怒の悪魔に心を支配された王によって友好国だったフェイボリアンに侵攻を始めた。
- フェイボリアン
- ジャスタニアと山を隔てて隣接する国。ジャスタニアと交戦状態にある。
- デスフィールド
- ジャスタニアとフェイボリアンが無意味な激戦を繰り広げる戦場。悪に染まったジャスタニア王が砦に陣取っている。
- アルメタ火山
- ジャスタニアの東に位置する休火山。激怒の悪魔によって再び火山活動が活発になっている。
- ラヴァラス
- 悪魔によって氷に閉ざされた国。色欲の悪魔に憑りつかれた王が醒めない眠りについた事で不安が広がっている。
- パレス
- ラヴァラスの王宮。魔物の発する凄まじい冷気が国全体を凍てつかせている。色欲の悪魔は王の精神世界の中に潜んでいる。
- レオン
- 西の大陸に位置する小国。新王コルニクスによって重税が課せられ人々は苦しい生活を強いられている。
- グラティス
- 重税を払えなかったレオンの人々が送られた地下牢。迷路のように複雑に入り組んでいる。
- ストームルーク
- 金銀財宝が山と積まれたレオンの王城。貪欲の悪魔と取引し、贅の限りを尽くすコルニクス王が君臨している。
- ハンブルトン
- もっとも進んだ文明を持つ南の工業国。神への信仰心は希薄で、自らの技術に驕るあまりバベルの塔を建造し、神に成り代ろうと企む。
- バベルの塔
- ハンブルトンの人間が神に挑む為に建造した機械の塔。最上階には人間の傲慢を象徴する人造神が鎮座している。
- デスヘイム
- 魔王サタンの根拠地。強力な結界に守られており、天空城ごと突入するという捨て身の荒技で挑む事になる。魔王サタンの他、前作と同様に復活したサタンの分身が待ち受けている。
[編集] ボスキャラクター
- ランガー
- インダステンの森のボス。不気味な雲に乗った死神。突風と鎌を駆使して攻撃してくる。
- ラスティーウォーム
- ベネフィックリバーのボス。カタツムリを模した怠惰の悪魔。落石と水流で攻撃する。
- エンヴィー
- タートイズアイランドのボス。タートイズアイランドを海に沈めた魔物。目からは石化光線を発射する。
- ジェラシックフレア
- アルテリアのボス。醜く歪んだ女性の頭部のような外見の嫉妬の悪魔。嫉妬の炎そのものが弱点。
- グリード
- モデーロのボス。多数のグールを生み出すグロテスクな巨人。
- グルトニー
- デモンズケイブのボス。蟻のような昆虫を模した大食の悪魔。
- バルカン
- デスフィールドのボス。人の心を失ったジャスタニアの王。素早い動きで大剣を操る強敵。
- フューリアン
- アルメタ火山のボス。炎を操る激怒の悪魔。上昇する岩石を飛び移りながらの戦いとなる。
- コンフュージョン
- パレスのボス。巨大な氷の裸婦像。小さな結晶に分離しながら攻撃してくる。
- ディセプター
- 王の精神世界のボス。ラヴァラス王の精神をその身に捕らえた色欲の悪魔。前作ラスボスのサタンに似た外見を持つ。
- デスペアー
- グラティスのボス。グラティスを支配するゴブリンキング。強力な魔法を使いこなす。
- ドーム
- ストームルークのボス。黄金に輝く竜。その正体は自ら貪欲の悪魔と化したコルニクス王である。
- デストラクター
- バベルの塔のボス。サタンの分身ではなく、ハンブルトンの科学技術と人間の傲慢を象徴する人造の機械神。
- 魔王サタン
- デスヘイムの最終ボス。人型となっており、暗黒の泉に半身を浸している。
以上で物語・作品・登場人物に関する核心部分の記述は終わりです。
[編集] 外部リンク
- バーチャルコンソール - アクトレイザー
- アクトレイザー レビュー(英語)

