群馬県道・長野県道112号大前須坂線
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群馬県道・長野県道112号大前須坂線(ぐんまけんどう・ながのけんどう112ごう おおまえすざかせん)は、群馬県吾妻郡嬬恋村と長野県須坂市を結ぶ一般県道である。
概要
[編集]路線データ
[編集]- 起点:群馬県吾妻郡嬬恋村大前(国道144号交点)
- 終点:長野県須坂市大字須坂(春木町交差点)
- 延長:長野県内26.5 km(実延長22.2 km) / 群馬県内12.2 km
歴史
[編集]路線状況
[編集]長野県須坂市から群馬県万座温泉方面に向かう山岳道路は、上信スカイラインまたは万座道路の別称がある[2]。山岳部は交通量が少ない1.5車線程度の舗装林道の様相で、長野県道466号牧干俣線とのY字路交差点から県境の毛無峠に向かって行く[2]。群馬県側は万座川が作る渓谷に阻まれて、嬬恋村干俣地内に不通区間がある。山岳部は冬季閉鎖があり、例年11月中旬から翌年4月下旬にかけて通行することはできない[2]。
不通区間(群馬県嬬恋村)
[編集]現在は毛無峠から群馬側は通常、通行止めとなっているが、その先の小串鉱山まで閉山以前は通じていた。
また鉱山繁栄期、その先の小串硫黄鉱山 - 嬬恋村千又も人道が造られ、一部の古地図上の点線等によりその軌道を確認する事ができるが、鉱山の閉山後に利用されなくなり、実質廃道となる。
この廃道の軌跡を、個人の有志が現地調査し雑誌[3]、やブログ[4][5]に投稿されている。投稿によると、一部形跡は残っているものの、大半が熊笹に覆われたり、崩落した斜面、渡河を迫られたりするような難所である。
冬期通行止区間
[編集]- 毛無峠(群馬・長野県境) - 上高井郡高山村牧老ノ倉(長野県道466号牧干俣線交点):3.7 km
- 上高井郡高山村牧老ノ倉(長野県道466号牧干俣線交点) - 上高井郡高山村牧(乙見橋下ゲート):12.5 km
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毛無峠、長野側
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群馬県嬬恋村干俣地区の県道標識
重複区間
[編集]- 長野県道54号須坂中野線(高山村高井付近 - 春木町南交差点)
橋梁
[編集]- • 乙見橋(高山村牧)
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- 全長:4.4 m
- 幅員:7.0 m
- 柞沢川に架かる橋梁。冬期通行止区間の終点となる。
- • 樋沢橋(高山村牧 - 高井)
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- 全長:47.5 m
- 幅員:5.5 m
- 樋沢川に架かる橋梁。
地理
[編集]通過する自治体
[編集]交差する道路
[編集]嬬恋村
高山村
- 長野県道・群馬県道466号牧干俣線(上信スカイライン):牧老ノ倉付近
- 長野県道351号山田温泉線:牧付近
- 長野県道54号須坂中野線 - ※重複区間ここから:高井付近
須坂市
- 須高広域農道(北信濃くだもの街道):本郷交差点(日滝)
- 長野県道54号須坂中野線 - ※重複区間ここまで:春木町南交差点(須坂)
- 長野県道344号須坂停車場線(駅前本通り):春木町南交差点(須坂)
- 国道403号(谷街道):春木町交差点(須坂=終点)
脚注
[編集]- ^ 昭和34年群馬県告示第324号 県道路線認定に関する告示(群馬県報 号外、1959年9月18日、pp. 1–15、群馬県立図書館所蔵)
- ^ a b c 中村淳一 2018, p. 75.
- ^ 『廃道をゆく』イカロス出版〈イカロス・ムック〉、2008年10月31日。ISBN 4863201117。
- ^ 第二次毛無調査隊(担ぎ越え成功)京都大学体育会サイクリング部H.P.内
- ^ 毛無峠と小串鉱山遭難記むらよしギムナシオンHP内
参考文献
[編集]- 中村淳一 編『日本の絶景ロード100』枻出版社、2018年4月20日。ISBN 978-4-7779-5088-1。