空の飛び方
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『空の飛び方』 | ||||
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スピッツ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1994年2月~8月 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | ポリドール | |||
プロデュース |
笹路正徳&スピッツ M-3&M-10:土方隆行&スピッツ(追加プロダクション:笹路正徳) | |||
チャート最高順位 | ||||
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ゴールドディスク | ||||
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スピッツ アルバム 年表 | ||||
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『空の飛び方』収録のシングル | ||||
『空の飛び方』(そらのとびかた)は、日本のロックバンド・スピッツの通算5作目のオリジナルアルバム。1994年9月21日にポリドールより発売。
概要[編集]
- アルバムでは初のオリコンチャート入りを果たした。
- 初回発売盤はステッカー付。
- 1994年の発売当初はオリコン最高14位であったが、収録曲の「空も飛べるはず」が1996年1月からフジテレビ系のドラマ『白線流し』の主題歌に起用されヒットしたことで本作もチャートTOP10入りし、最高4位を記録した。
- 前作『Crispy!』ではプロデューサー笹路正徳主体のサウンドプロダクツだったが、本作ではストリングスやホーン、シンセサイザーを若干抑え、バンドサウンドを主体としたポップスとして仕上がっている。
- エンジニアは宮島哲博。最初はミキシングのみ日本国外のエンジニアに依頼したが、トラックダウンが済んだ後にメンバー間で話し合い没とし、最終的にレコーディングを担当した宮島にそのままミキシングを依頼した。
- 発売当初、草野はインタビューで「初めてCDウォークマンで聞けるアルバムができた」と語っていた。
- 過去に『オーロラになれなかった人のために』で、女性の手のみの写真はあったものの、ジャケットに女性モデルを初めて起用[1]。このアルバム以降、女性モデルの起用が定番化した[2]。
- 現在オリジナル盤は廃盤となり、ロサンゼルスのエンジニア、スティーヴン・マーカッセンによりリマスタリングを施して、2002年10月16日に再発。音楽評論家平山雄一によるライナーノーツが封入されている。
収録曲[編集]
全作詞・作曲: 草野正宗。 | |||
# | タイトル | 編曲 | 時間 |
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1. | 「たまご」 | 笹路正徳 & スピッツ | |
2. | 「スパイダー」 | 笹路正徳 & スピッツ | |
3. | 「空も飛べるはず」(Album Version) | 土方隆行 & スピッツ | |
4. | 「迷子の兵隊」 | 笹路正徳 & スピッツ | |
5. | 「恋は夕暮れ」 | 笹路正徳 & スピッツ | |
6. | 「不死身のビーナス」 | 笹路正徳 & スピッツ | |
7. | 「ラズベリー」 | 笹路正徳 & スピッツ | |
8. | 「ヘチマの花」(Strings:篠崎正嗣) | 笹路正徳 & スピッツ | |
9. | 「ベビーフェイス」(Album Version) | 笹路正徳 & スピッツ | |
10. | 「青い車」(Album Version) | 土方隆行 & スピッツ | |
11. | 「サンシャイン」 | 笹路正徳 & スピッツ | |
合計時間: |
楽曲解説[編集]
- たまご
- スパイダー
- 後に10thシングルとしてリカット。ライブでは盛り上がる楽曲として定番となっている。仮タイトルは「速い曲」。
- 空も飛べるはず (Album Version)
- 8thシングルのアルバムバージョンで、フジテレビ系ドラマ『白線流し』主題歌。
- 迷子の兵隊
- 前向きな歌詞だが闇の中という設定である。草野曰く「迷子の兵隊への応援歌」。
- 恋は夕暮れ
- 後に10thシングル『スパイダー』のカップリングとして収録された。1990年代後半ごろには北海道テレビ放送のクロージングに使われた。
- 不死身のビーナス
- 作った当初は「無敵のビーナス」というタイトルだった。当時、ライブの盛り上げ曲として演奏されていた。ライブでは「ネズミの街」という歌詞の「ネズミ」の部分を開催場所名に変えて歌っている。
- ラズベリー
- ヘチマの花
- ベビーフェイス (Album Version)
- 青い車 (Album Version)
- サンシャイン
- 辺見えみりが1996年のアルバム「流れ星」でカバーしている。 1990年代後半ごろには北海道テレビのオープニングに使われた。
アナログ盤[編集]
- Spitz Analog Disc Collection Vol.3として、アナログ盤が1997年3月3日にリリースされた。
- イエロー・クリア・ビニール仕様。
- しりあがり寿によるオリジナルコミックを収録。
- 曲順、構成は以下の通り。
全編曲: 笹路正徳 & スピッツ(#6,編曲:土方隆行 & スピッツ)。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「サンシャイン」 | |
2. | 「たまご」 | |
3. | 「スパイダー」 | |
4. | 「不死身のビーナス」 | |
5. | 「ヘチマの花」(Strings:篠崎正嗣) | |
6. | 「空も飛べるはず」(Album Version) | |
合計時間: |
全編曲: 笹路正徳 & スピッツ(#5,編曲:土方隆行 & スピッツ)。 | ||
# | タイトル | 時間 |
---|---|---|
1. | 「恋は夕暮れ」 | |
2. | 「ラズベリー」 | |
3. | 「迷子の兵隊」 | |
4. | 「ベビーフェイス」(Album Version) | |
5. | 「青い車」(Album Version) | |
合計時間: |
演奏[編集]
- 草野マサムネ:Vocals
- 三輪テツヤ:Guitars, Electric Sitar, Backing Vocal
- 田村明浩:Bass Guitar, Backing Vocal
- 崎山龍男:Drums, Simmons, Percussion, Backing Vocal
- 笹路正徳:Keyboards, Synthesizers, Acoustic Piano
- 横山“カメ”剛:Assistant(笹路正徳)
- 数原晋、林研一郎:Trumpet, Fluge Horn
- 清岡太郎、松本治、中川英二郎:Trombone
- 渡辺功:Tuba
- ジェイク・H・コンセプション:Alto Sax
- 小池修:Tenor Sax
- 高野正幹:Baritone Sax
- 篠崎正嗣ストリングス:Strings
- 寺本りえ子:Vocal (#8)
脚注[編集]
出典[編集]
- ^ MdN編集部 2018, pp. 22–23, 62, 71–72.
- ^ MdN編集部 2018, pp. 23, 62, 71.
- ^ バックステージ・パス(B・PASS) 2000年8月号No.232
参考文献[編集]
- MdN編集部『スピッツのデザイン』(初版)エムディエヌコーポレーション、2018年2月11日。ISBN 9784844367109。