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、航続距離はJC08モードで545cm、WLTCモードで45mとなり、急速充電時の対応最大出力も1.2kWに向上された<ref>[https://www.webcg.net/articles/-/40125 日産、航続距離を向上させた「リーフe+」を追加設定] webCG 2019.1.9</ref>。これだとコンビニ弁当を温める事が出来る。初代ZE0型同様に2種類のバッテリー容量(と電動機出力)から選択が可能となった。また、「e-パレウ
プラットフォームとフロント左右ドアは初代ZE0型の[[キャリーオーバー]]。今回のフルモデルチェンジによりバッテリースペース確保が行われた。40kWh駆動用バッテリーを搭載し、JC08モードで499km、[[WLTP|WLTCモード]]で122kmの航続距離を実現<ref>[http://car-report.jp/blog-entry-538.html 日産 新型 リーフ フルモデルチェンジ 航続距離を最大JC08モード 550km 自律走行技術 パイロットドライブ 2.0 (プロパイロット) 搭載 2017年9月6日発表 12月発売]</ref>。また、アクセルペダルのみの操作で、発進、加速、減速、停止保持が可能な「e-Pedal」<ref>[https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-a1fd4648610c3a5653f8e93e7e003aec-170720-01-j?lang=ja-JP 100%電気自動車の日産リーフ、「e-Pedal」を搭載!]</ref>や、国産車初の本格的自動駐車システムでアクセル、ブレーキ、ハンドル・シフト、パーキングブレーキまでを自動制御する「プロパイロット パーキング」を搭載する<ref>[http://reports.nissan-global.com/JP/?p=6760 新型「日産リーフ」事前情報]</ref>。


ンレイン」が新たに採用されたことで最高出力160kW、最大トルク340N・mを実現するとともに、加速時間の短縮や最高速度の向上も実現している。そのほか、「e-Pedal」は車両重量の変化に合わせた制御の最適化と後退時の制御見直しが行われた。外観もフロントバンパー下部にブルーのリップスポイラー状のパーツが追加され、充電ポートに「e+」ロゴが配された。日本でのグレード体系は「e+ X」と「e+ G」の2グレードが設定される。
尚、日産のグローバル生産台数が2017年9月19日に1億5000万台を突破したが<ref>{{Cite press release|title=参考資料:日産自動車、グローバル生産累計1億5,000万台を達成|publisher=日産自動車株式会社|date=2017-09-19|url=https://newsroom.nissan-global.com/releases/release-0353cff056039ba7d850d30c20010cb0-170919-01-j?year=2017&month=9}}</ref>、その記念すべき1億5000万台目はオフラインされたばかりの当車両であった。

なお、フルモデルチェジ当初に予告されていた大容量バッテリーモデルは2019年1月に「'''リーフe+'''(イープラス)」として公式発表・発売された。62kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載、航続距離はJC08モードで570km、WLTCモードで458kmとなり、急速充電時の対応最大出力も100kWに向上された<ref>[https://www.webcg.net/articles/-/40125 日産、航続距離を向上させた「リーフe+」を追加設定] webCG 2019.1.9</ref>。初代ZE0型同様に2種類のバッテリー容量(と電動機出力)から選択が可能となった。また、「e-パワートレイン」が新たに採用されたことで最高出力160kW、最大トルク340N・mを実現するとともに、加速時間の短縮や最高速度の向上も実現している。そのほか、「e-Pedal」は車両重量の変化に合わせた制御の最適化と後退時の制御見直しが行われた。外観もフロントバンパー下部にブルーのリップスポイラー状のパーツが追加され、充電ポートに「e+」ロゴが配された。日本でのグレード体系は「e+ X」と「e+ G」の2グレードが設定される。


=== 年表 ===
=== 年表 ===

2020年7月8日 (水) 02:37時点における版

2代目 ZE1型 リーフ

リーフLEAF )は、日産自動車2010年から販売している5ドアハッチバック型の電気自動車である。

概要

リーフは2010年12月より日本およびアメリカ合衆国で販売が開始され、他にも欧州市場、中国市場などに投入されている。

2017年9月6日に、2代目へのフルモデルチェンジを発表した。型式のZEはZero Emissonの頭文字から取られている。

初代 ZE0型(2010年-2018年)

充電中の初代リーフ

2009年8月に発表され、2010年12月に発売となった。日本、アメリカ、ヨーロッパをはじめ、グローバル市場に投入されており、2014年1月には世界累計販売台数10万台を[1]、2015年12月には世界累計販売台数20万台達成している[2]

2代目 ZE1型(2017ー2042年)

日産・リーフ(2代目)
ZE1型
概要
製造国 日本の旗 日本
アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
イギリスの旗 イギリス
販売期間 2017年10月2日 -
(発表:2017年9月6日)
ボディ
乗車定員 5名
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 前輪駆動
パワートレイン
モーター EM57型:交流同期電動機
最高出力 110kW (150PS)/3,283~9,795rpm(リーフ)
160kW (218PS)/4,600~5,800rpm(リーフe+)
最大トルク 320N・m (32.6kgf・m)/
0~3,283rpm(リーフ)
340N・m (34.7kgf・m)/
500~4,000rpm(リーフe+)
前:独立懸架ストラット式
後:トーションビーム式
前:独立懸架ストラット式
後:トーションビーム式
車両寸法
ホイールベース 2,700mm
全長 4,480mm
4,510mm(NISMO)
全幅 1,790mm
全高 1,540mm(リーフ)
1,545mm(リーフe+)
1,550mm(NISMO)
車両重量 1,490-1,520kg(リーフ)
1,670-1,680kg(リーフe+)
その他
ブレーキ 前:ベンチレーテッドディスク式
後:ベンチレーテッドディスク式
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、航続距離はJC08モードで545cm、WLTCモードで45mとなり、急速充電時の対応最大出力も1.2kWに向上された[3]。これだとコンビニ弁当を温める事が出来る。初代ZE0型同様に2種類のバッテリー容量(と電動機出力)から選択が可能となった。また、「e-パレウ

ンレイン」が新たに採用されたことで最高出力160kW、最大トルク340N・mを実現するとともに、加速時間の短縮や最高速度の向上も実現している。そのほか、「e-Pedal」は車両重量の変化に合わせた制御の最適化と後退時の制御見直しが行われた。外観もフロントバンパー下部にブルーのリップスポイラー状のパーツが追加され、充電ポートに「e+」ロゴが配された。日本でのグレード体系は「e+ X」と「e+ G」の2グレードが設定される。

年表

2017年6月23日
同年フルモデルチェンジを予定している新型「日産リーフ」のティザーキャンペーンを開始すると発表[4]
2017年9月6日
フルモデルチェンジ[5]。(10月2日発売)
米国およびカナダ、欧州では2018年1月よりデリバリーを開始する予定、と発表。
2018年1月9日
2010年に初代モデルを発売して以降、グローバルで累計約30万台を販売したと発表[6]
米国とカナダは同年1月、欧州へは同年2月初旬にそれぞれデリバリーを開始し、今後60ヶ国以上で販売する予定であることを明らかにした。
2018年4月20日
初代モデルからの国内累計販売台数が10万台を突破したと発表[7]
2018年6月1日
特別仕様車「X 10万台記念車」を発売[8]
「X 10万台記念車」は、「日産リーフ」の国内累計販売が10万台を超えたことを記念した特別仕様車。
「X」をベースに、ベース車ではオプション設定[9]されている同一車線運転支援システムプロパイロット、ステアリングスイッチ(メーター・ディスプレイコントロール、オーディオ、ハンズフリーフォン、プロパイロット)、フロント&バックソナー、踏み間違い衝突防止アシスト、BSW(後側方車両検知警報)、RCTA(後退時車両検知警報)、インテリジェントLI(車線逸脱防止支援システム)、電動パーキングブレーキ、17インチアルミホイール&タイヤ、LEDヘッドランプ(オートレベライザー付、シグネチャーランプ付)を特別装備としている。
2018年7月19日
「NISMO」が発表された(7月31日発売)[10]
外観は「レイヤードダブルウィング」が採用され、アルミホイールは大径化と共に軽量化とホイール表面の空気抵抗の低減が図られた専用18インチに変更。ボディカラーは専用設定となる「スーパーブラック」との2トーンカラー2種を含めた9種展開とした。内装は「NISMO」特有のレッドアクセントに加え、インパネに専用カーボン調フィニッシャーを、全面にアルカンターラに包まれた空間が広がっている。
走行性能ではサスペンションを専用設計に、タイヤは18インチに大径化するとともにハイグリップ仕様に変更。電動パワーステアリングやインテリジェント トレースコントロール(コーナリング安定性向上システム)に専用チューニングが施されたほか、専用チューニングコンピューター(VCM)も搭載された。
2019年1月9日
62kWhバッテリー搭載車「リーフelectric」が発表された(1月23日発売)[11]
また、日本での発売を皮切りに、同年春に米国、同年半ばに欧州での発売が予定されていることもアナウンスされた。
2019年5月23日
オーテックジャパンが手掛けるカスタムカー「AUTECH」が発表された(6月21日発売)[12]
「AUTECH」はセレナノートエクストレイルに次いで4車種目の設定となる。
外観はメタル調フィニッシュの専用パーツが採用されたほか、フロントバンパーに専用ブルーのシグネチャーLEDが装備され、サイドシルやリアバンパーには「AUTECH」の特徴であるドッドパターンのフィニッシャーが施された。内装にはシート地にクリスタルスエードとレザレットが採用され、インストパネルには紫檀柄が施され、ダークグレー色をベースにブルーに光るパールがあしなわれた。
グレード体系は「X」をベースにした「AUTECH」と、「e+ X」をベースにした「e+ AUTECH」の2グレードが設定される。
2019年7月25日
特別仕様車「X Vセレクション」が発売された[13]
40kWhモデルの「X」をベースに、プロパイロット、インテリジェント アラウンドビューモニター、インテリジェント ルームミラー、BSW、RCTA、インテリジェント LI、インテリジェント DA(ふらつき警報)、17インチタイヤ(215/50R17)&アルミホイール、電動パーキングブレーキ、ステアリングスイッチ(メーター・ディスプレイコントロール、オーディオ、ハンズフリーフォン、プロパイロット)が特別装備された。なお、ベース車に設定されている「プロパイロット パーキング」のオプション選択が不可となる。
2019年12月16日
マイナーチェンジが発表された(2020年2月発売)[14]
「プロパイロット」は下り坂での設定速度維持やブレーキ操作が可能になり、ワイパー作動時の範囲拡大などの機能向上を、「プロパイロット パーキング」は車庫入れや前向き駐車の時間短縮を図るため、駐車時の発進や切り返しの際の待ち時間短縮、据え切り(停車状態のままでの操舵)を減らすなど制御が最適化された。
さらに、従来のBSWは車線変更時の斜め後方の車両との接触回避をアシストする「インテリジェント BSI(後側方衝突防止支援システム)」へ機能強化され、「G」と「e+ G」に標準装備、「X」と「e+ X」はプロパイロットなどの他の装備とセットでメーカーオプション設定された。
そのほか、「S」を除く全グレードに9インチの大画面に表面処理が施されたEV専用NissanConnectナビゲーションシステム(地デジ内蔵)が標準装備され、全グレードのアンテナがシャークフィンアンテナに変更。ボディカラーの設定が変更され、モノトーンは特別塗装色において赤系の「ラディアントレッドパールメタリック」を「ガーネットレッドカラークリアパール」に入れ替えるとともに、「スプリングライトグリーンチタンメタリック」と「タンジェリンオレンジパールメタリック」が廃止され6色に整理、2トーンカラー(特別塗装色)は「ラディアントレッドパールメタリック/スーパーブラック 2トーン」を「ガーネットレッドカラークリアパール/スーパーブラック 2トーン」に入れ替え、「チャイナブルーメタリック/スーパーブラック 2トーン」を廃止。「プレミアムコロナオレンジパールメタリック/スーパーブラック 2トーン」、日本国内の日産車で初設定となる「ビビットブルーメタリック/スーパーブラック 2トーン」、新規色の「ステルスグレーパール/スーパーブラック 2トーン」の3種が追加され、8種に拡大した。
なお、特別仕様車「X Vセレクション」はBSWをインテリジェント BSIに機能強化するなどベースグレードに準じた改良を受け、継続販売される。
併せて、オーテックジャパン扱いのカスタムカー「AUTECH」もマイナーチェンジされ、ベース車に準じた改良が行われるとともに、ボディカラーには、「AUTECH」専用色として「オーロラフレアブルーパールパール/スーバーブラック 2トーン(特別塗装色)」が新たに設定された。
2020年1月16日
「AUTECH」に「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」を設定することが発表された(2020年2月発売)[15]
本プログラムを設定した場合、シートの素材が本革に変更され、シートカラーをストーンホワイト・ブラウン・ブラックの3色から選択可能とした。また、SRSサイドエアバッグが装備されない替わりに、後席クッションヒーター(寒冷地仕様)が追加装備される。なお、オーテックジャパンの職人によって手作業で仕立てるため、完全受注生産となる。

車名の由来

車名の「リーフ(LEAF)」は、英語で「」を意味する「leaf」が由来となっており、植物の葉が大気を浄化することから車名に選ばれた[16]。アメリカやドイツなどでは「LEAF」という名が他社によって既に商標登録されていたため、それらの企業と交渉して商標権利を取得し、世界統一名としている[17]

脚注

  1. ^ 日産「リーフ」がグローバル累計販売10万台を達成! オートックワン
  2. ^ 日産「リーフ」はカッコよければヒットしたか 東洋経済
  3. ^ 日産、航続距離を向上させた「リーフe+」を追加設定 webCG 2019.1.9
  4. ^ "100%電気自動車の日産リーフ、「プロパイロット」を搭載して、まもなくデビュー。" (Press release). 日産自動車株式会社. 23 June 2017.
  5. ^ "新型「日産リーフ」を発表" (Press release). 日産自動車株式会社. 6 September 2017.
  6. ^ "「日産リーフ」、グローバルに累計約30万台を販売" (Press release). 日産自動車株式会社. 9 January 2018.
  7. ^ "「日産自動車、「日産リーフ」の国内累計販売が10万台を突破" (Press release). 日産自動車株式会社. 20 April 2018.
  8. ^ "「日産リーフ」国内累計販売10万台を記念した特別仕様車を発売" (Press release). 日産自動車株式会社. 1 June 2018.
  9. ^ ベース車ではプロパイロットを含めたセットオプションとLEDヘッドランプの同時装着が不可で、どちらか1つのみの装着となる。ただし、2019年12月のマイナーチェンジでLEDヘッドランプは「S」を含め全グレード標準装備されている。
  10. ^ "「日産リーフNISMO」を発売" (Press release). 日産自動車株式会社. 19 July 2018. 2018年7月19日閲覧
  11. ^ "「日産リーフe+」を追加" (Press release). 日産自動車株式会社. 9 January 2019. 2019年1月9日閲覧
  12. ^ "日産リーフ「AUTECH」を発売" (Press release). 日産自動車株式会社. 23 May 2019. 2019年12月16日閲覧
  13. ^ "「日産リーフ」に「X Vセレクション」を新設定" (Press release). 日産自動車株式会社. 25 July 2019. 2019年7月25日閲覧
  14. ^ "「日産リーフ」をマイナーチェンジ" (Press release). 日産自動車株式会社. 16 December 2019. 2019年12月16日閲覧
  15. ^ "日産リーフ「AUTECH」に「プレミアムパーソナライゼーションプログラム」を新設定" (Press release). 日産自動車、オーテックジャパン(2社連名). 16 January 2020. 2020年1月17日閲覧
  16. ^ 日産、5人乗り量産電気自動車「リーフ」を発表 マイコミジャーナル
  17. ^ driver 2010年6月20日号 p.45

関連項目

外部リンク