GOLDEN☆BEST 来生たかお ビジターズ

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GOLDEN☆BEST
来生たかお ビジターズ
来生たかおベスト・アルバム
リリース
ジャンル J-POP
時間
レーベル ユニバーサルミュージック
来生たかお アルバム 年表
GOLDEN☆BEST 来生たかお バイオグラフィー
2003年
GOLDEN☆BEST 来生たかお ビジターズ
2004年
CD & DVD THE BEST 来生たかお
2005年
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GOLDEN☆BEST 来生たかお VISITORS』(ゴールデンベスト きすぎたかお ビジターズ)は、2004年にリリースされた来生たかおベスト・アルバムCD規格品番:UPCY-6006〉)である。

概要[編集]

※原則的に、来生たかおは“来生”に省略、来生えつこは“来生えつこ”と表記。

複数のレコード会社による合同企画『ゴールデン☆ベスト』シリーズの1枚で、『GOLDEN☆BEST 来生たかお バイオグラフィー』(2003年11月26日リリース)に続く第2弾として、来生の企画アルバム『Visitor』を基調に、桃井かおり斉藤由貴とのデュエットを含む、主に提供曲のセルフカバーで構成されている。

作曲家として多くの楽曲を提供しているため、元々自作自演曲だったにもかかわらずセルフカバーと思われがちな楽曲も存在する。岡村孝子が歌ったホンダ・トゥデイCMソングはぐれそうな天使」(1986年3月20日リリース)は、元々1985年9月10日に来生のオリジナル・シングルとしてリリースされており、岡村がカバーしたものである[1]

パッケージの体裁[編集]

アルバムタイトル[編集]

ジャケット

“TAKAO KISUGI GOLDEN☆BEST VISITORS”

ケースの側面部

“来生たかお ゴールデン☆ベスト ビジターズ”

なお、各種ディスコグラフィーによっても表記は片仮名やアルファベットになっている。

帯のコピー[編集]

アナザー・サイド・バイオグラフィー 桃井かおり、斉藤由貴とのデュエット曲収録。

収録曲[編集]

  1. マイ・ラグジュアリー・ナイト(4:51)
  2. 燃えつきて、ディザイア(5:19)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:星勝
    • 豊島たづみへの提供曲(1982年)で、サンリオ出版「シルエットディザイア」CFイメージソングとして使用された。
    • 来生は企画アルバム『Visitor』でカバーしている。
  3. スローモーション(4:27)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:星勝
    • 中森明菜への提供曲(1982年5月1日シングル・リリース)。
    • 来生は企画アルバム『Visitor』でカバーしている。
  4. 美しい女(4:44)
  5. とめどなく(5:00)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:星勝
    • 石川セリへの提供曲で、アルバム『MÖBIUS』(1982年10月5日リリース)に収録された。
    • 来生は企画アルバム『Visitor』でカバーしている。
  6. ねじれたハートで(3:56)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:星勝
    • 1982年7月21日にリリースされた、桃井かおりとのデュエットによるシングル。桃井には以前から楽曲提供をしていたが、桃井がレコード会社を移籍した折り、デュエットの話が持ち上がったという。来生は、映画『青春の蹉跌』『赤い鳥逃げた?』等で桃井のファンだったが、憧れの人は会わずに遠くで見ている方が良いと語っている[2]
    • 来生は、企画アルバム『Visitor』ではソロで、オリジナルアルバム『avantage』では来生えつことのデュエットでカバーしている。
  7. シルエット・ロマンス(5:33)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:星勝、萩田光雄
    • 大橋純子への提供曲(1981年11月25日シングル・リリース)で、サンリオ出版「シルエット・ロマンス」CFイメージソングとして使用された。大橋は第24回輝く!日本レコード大賞にて最優秀歌唱賞を受賞した。また、来生のデビュー25周年記念オリジナル・アルバム『Dear my company』ではデュエットが実現している。
    • 来生は、第12弾オリジナル・シングル「気分は逆光線」及びベスト・アルバム『BIOGRAPHY II』で初めてカバーしているが、本アルバムには企画アルバム『Visitor』のヴァージョンが収録されている。
  8. 裸足で散歩(3:46)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:椎名和夫
    • 小堺一機への提供曲だが、タイトルと歌詞を改変した「日曜はダメ」としてアルバム『The Nextdoor Boy』(1986年8月21日リリース)に収録された。
    • 来生は第17弾オリジナル・シングル「白いラビリンス(迷い)」(1984年11月1日リリース)のB面でカバーしている。
  9. 白いラビリンス(迷い)(5:03)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:ポール・モーリア
    • 中森明菜への提供曲で、アルバム『POSSIBILITY』(1984年10月10日リリース)に収録されたが、その際のタイトルは「白い迷い(ラビリンス)」である。
    • 来生は第17弾オリジナル・シングルとしてカバーしている。
  10. 疑問符(4:34)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:ポール・モーリア
    • 河合奈保子への提供曲。
    • 来生は企画アルバム『LABYRINTH』でカバーしている。
  11. はぐれそうな天使(4:08)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:武部聡志
    • 岡村孝子がカバーした楽曲で、本田技研工業トゥデイ」のCMソングとして使用された。
    • 来生は第18弾オリジナル・シングルとして1985年9月10日にリリースしている。なお、来生のヴァージョンも上記CMで使用されている。
  12. 楽園のDoor(4:43)
  13. ORACIÓN -祈り-(3:37)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:武部聡志
    • 斉藤由貴とのデュエットによるシングル(1988年6月21日リリース)で、フジテレビ開局30周年記念映画『優駿 ORACION』のイメージソングとして使用された。リリースに際し、東京のレコーディング・スタジオにおいて制作記者発表が開かれ、2人はその場でも歌っている[3] 。また、TBS系音楽番組『ザ・ベストテン』(1988年7月7日放送)では、2元中継で歌われた。
    • 来生は、第22弾オリジナル・シングル(1988年7月25日リリース)としてソロでカバーしている。
  14. 語りつぐ愛に(3:53)
  15. セカンド・ラブ(4:00)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:星勝
    • 中森明菜への提供曲で、来生のオリジナル・アルバム『Dear my company』ではデュエットが実現している[4]
    • 来生は企画アルバム『Visitor』で初めてカバーしているが、本アルバムには第25弾オリジナル・シングル「夢より遠くへ」(1990年11月28日リリース)のカップリングで、セイコー「クレオ&カデット」TV-CFイメージソングとして使用されたヴァージョンが収録されている。
  16. めざめ(4:12)
  17. With(4:15)
    • 作詞:来生えつこ / 作曲:来生たかお / 編曲:Gilles GAMBUS
    • 小堺一機への提供曲(1986年8月21日リリース)で、TBSラジオ『コサキンDEワァオ!』(他、同局のコサキンの各番組)のエンディングテーマとして使用された。また、セルフカバー・アルバム『With』に収録されたヴァージョンは、TBSラジオ『小堺一機のサタデーウィズ』のエンディングテーマとして使用された。
    • 来生は企画アルバム『LABYRINTH II』でカバーしている。

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ 岡村孝子が1985年のソロ・デビュー以降に発表した全楽曲の中で唯一、作詞・作曲ともに携わっていない楽曲(2010年1月現在)。
  2. ^ 報知新聞』の芸能欄“悪友親友こう言う録”(1991年5月23日)
  3. ^ ファンクラブ「TAKAO CLUB」の会報『égalité』vol.1
  4. ^ 「夢の途中(セーラー服と機関銃)」では薬師丸ひろ子と来生のデュエットが実現している。
  5. ^ 知ってるつもり?!』の司会者・関口宏の妻であり、「アカシアの雨がやむとき」を歌った西田佐知子が作詞を担当している。