飛騨・美濃伝統野菜

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飛騨・美濃伝統野菜(ひだ・みのでんとうやさい)とは、岐阜県で生産される野菜果樹のうち、岐阜県知事が認証した野菜、果樹につけられる名称である[1][* 1]

認証条件[編集]

認証条件は、岐阜県内で生産されている野菜、果樹等で、以下の条件を満たすものであること(「飛騨・美濃伝統野菜」認証要領 第4条各号)[2]

  • 主に岐阜県で栽培されていること
  • 岐阜県の気候風土により特性がみられること
  • 昭和20年以前から栽培され、地域に定着していること

認証されている品目[編集]

ささげ。旧丹生川村(現高山市)を中心に、高山市飛騨市で栽培。気温の低下とともにさやの表面に紫色の美しい縞模様が現れる。
トウガラシ。旧福岡町(現中津川市)で栽培。アジメドジョウに形が似ていることから、あじめコショウと呼ばれている。
  • きくいも
きくいも。旧岩村町(現恵那市)を中心に栽培されている。
山ゴボウ(山菜の一種。正確にはキク科アザミの根)。中津川市を中心に栽培されている。柔らかく歯ごたえが良いのが特徴。漬け物(味噌漬け、醤油漬け等)に使用されている。切り口がに似ていることから、菊ごぼうという。
  • 桑の木豆
インゲンマメ。旧美山町(現山県市)で栽培されている。完熟すると、さやや豆に赤いかすり模様が入る。
  • 沢あざみ
あざみ。旧春日村(現揖斐川町)で栽培。
ささげ本巣市羽島市で栽培されている。さやに16個の豆が入っている。
  • 千石豆
フジマメ岐阜市南部で栽培されている。
ねぎ岐南町で栽培されている。青ネギと白ネギの中間の品種。
  • 西方いも
サトイモ。旧加子母村小郷地区(現中津川市)で栽培されている。
  • 飛騨一本太ねぎ
ねぎ。高山市原産という。高山市で栽培されている。
カブ。旧丹生川村原産。高山市で栽培されている。鮮やかな紅色であり、漬物に利用される。
  • まくわうり
マクワウリ。旧真正町(現本巣市)原産。
  • 守口だいこん
守口大根。旧川島町(現各務原市)、岐阜市で栽培されている。主に漬物に利用される。
  • わしみかぶら
カブ。旧高鷲村(現郡上市)で栽培されている。紫に近い色合いで、下部ほど色が薄くなり、下の3分の2は白い。
美濃加茂市蜂屋町原産という。干し柿専用品種。干し柿は、スローフード協会の「味の箱舟」に認定されている。
  • 弘法いも
じゃがいも。旧根尾村(現本巣市)で栽培されている。肉質は堅く粘質。
  • 瀬戸のたけのこ
孟宗竹。中津川市で栽培されている。元々は薩摩藩からもたされたという。
  • 種蔵紅かぶ
カブ。旧宮川村(現飛騨市)で栽培されている。鮮やかな赤紫色の紅かぶで、円錐形であり、葉軸は赤い。
  • 半原かぼちゃ
かぼちゃ瑞浪市で栽培されている。
柿。旧伊自良村(現山県市)で栽培されている。
  • 紅うど
ウド。旧上矢作町(現恵那市)で栽培されている。鮮明な赤色と香りが強くて柔らかく、一般の山うどよりアクが少ない。
  • 藤九郎ぎんなん
銀杏。旧穂積町(現瑞穂市)に原木があったという。羽島市、瑞穂市で栽培。最も大粒種である。
  • 南飛騨富士柿
柿。主に下呂市で栽培。不完全渋柿であり、果実が四角ばりであるのが特徴。
山椒。主に高山市(旧上宝村)で栽培。一般的な山椒に比べて実が小ぶりで深い緑色。大変香りが良い。
  • 島ごぼう
牛蒡。主に岐阜市で栽培されている。比較的短根、側根が多い。
  • 久野川かぶら
カブ下呂市で栽培されている。葉や茎まで赤い。主に漬物に利用される。

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 「飛騨・美濃伝統野菜」認証要領 第5条第3号[2]

出典[編集]

外部リンク[編集]