堂上蜂屋柿

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Dou-jou Hachiya gaki,traditional dry fruit in Gifu, 2017.jpg

堂上蜂屋柿(どうじょうはちやがき)は、美濃加茂市から富加町にかけてつくられている干し柿である。堂上とは朝廷への昇殿を許されたをもつという意味である。

歴史[編集]

千年の歴史を持つと「蜂屋柿由来略書」で自称するが、「略書」の信憑性を保証する文献等の傍証を示したものはない。朝廷天皇)や将軍源頼朝織田信長徳川家康豊臣秀吉)に献上された。

平安時代から伝えられる干し柿の王様と呼ばれた(要出典)。

1904年、セントルイス万博で金牌獲得。

平成19年3月イタリアに本部のあるスローフード協会が認定する「味の箱舟」に岐阜県で初めて認定された。味の箱舟は、食の世界遺産とも呼ばれる。

効能[編集]

岐阜県が行う産学共同事業である「地域連携型技術開発プロジェクト」を通して蜂屋柿の果皮に様々な効能があることが明らかになっている。岐阜県国際バイオ研究所らの研究グループは、果皮エキスにアディポネクチンの量を増やす作用があることを新たに発見。このアディポネクチンは、「メタボリックシンドローム」を改善し、糖尿病高血圧動脈硬化などを抑制する働きをもつ物質である。また、同研究所らは果皮エキスが糖化反応を抑制することも見出している。糖化反応は、糖尿病や皮膚の老化に深く関与していることが知られている。これらの働きから蜂屋柿の果皮が生活習慣病を防ぐ健康食品や皮膚の老化を防ぐ化粧品の原料として注目されている。

購入方法[編集]

直接扱っている農家か店、または振興会に連絡する。

蜂屋柿由来略書[編集]

蜂屋柿ハ其形優美高尚ニシテ其味頗ル甘味ナルヲ以テ

古来名産トシテ天下ニ其名高シ右誌ヲ閲スルニ
今ヲ去ルコト凡ソ壱千年前迄ハ本郷志摩ト称セシ
カ文治年中時郷士蜂谷甚太夫鎌倉将軍ヘ
土地ノ産物タル乾柿ヲ献上セシ所
殊ニ外御賞翫遊サレ柿ニ密房ノ
甘味アリトテ柿名及村名ヲ蜂屋ト給ハル
夫ヨリ志摩ヲ蜂屋ト改ム
柿ハ往古ヨリ朝廷献上嘉納アラセラル又・・・

— 蜂屋柿由来略書

外部リンク[編集]