錦糸町

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錦糸町駅南口

錦糸町(きんしちょう)は、東京都墨田区錦糸町駅周辺の商業地域

駅南口江東橋は、ラブホテル街や性風俗街場外馬券売り場がある東京23区東部最大の歓楽街である。一方、駅北口錦糸では、複数の商業施設に加えコンサートホールタワーマンション公立公園などが集う23区東部の代表的な繁華街のひとつとなっており、駅を挟んで治安雰囲気が大きく異なっている。

概要[編集]

東京都により「錦糸町・亀戸副都心」に指定されている[1]。錦糸町駅にはJR総武線東京メトロ半蔵門線が乗り入れる。

地名の由来は、現在のJR錦糸町駅の北口の北斎通りに位置していた「錦糸堀」から来ている。なお、錦糸堀の由来については「岸堀」が訛ったものと諸説あるが不明である(本所七不思議の「おいてけ堀」は錦糸堀のこととされる)。現在の町名では、駅北側が墨田区錦糸、南側が墨田区江東橋である。墨田区随一の繁華街として賑わっており、おびただしい数の商業施設が集積している。また、横川や亀沢などは屋敷町としての歴史がある。

歴史[編集]

1657年明暦3年)の明暦の大火は、江戸城を始め江戸の町の大半を焼失する大災害となった。幕府は大名屋敷や神社仏閣を郊外に移転するなど江戸の町を大改造する計画を立てた。その受け皿になったのが現在の墨田区江東区などの城東地区である。碁盤の目のような町割りが敷かれ、同様に東西、南北に延びる運河も掘削され、水運を利用した物資の輸送を想定していた。

錦糸町は江戸と下総国を結ぶ街道が大横川横十間川と交差する地点に近く、古くから物流の拠点として発展してきた。明治になって総武鉄道の駅が置かれたのも物資の輸送を重視していたからである。

2019年(令和元年)10月1日、東京都は錦糸町の繁華街一帯(錦糸の一丁目から四丁目、江東橋一丁目から四丁目)を暴力団排除条例に基づき暴力団排除特別強化地域に指定[2]。地域内で、みかじめ料のやりとりや便宜供与などが禁止され、違反者は支払った側であっても懲役1年以下または罰金50万円以下の罰則が科されることとなった[3]

駅周辺[編集]

錦糸町は、JR錦糸町駅によって南北に分けられる。

南口[編集]

丸井錦糸町店

南口は、城東エリア最大の風俗街飲食店街、場外馬券売り場 (WINS) があり、全般に猥雑な雰囲気がある。ファッションビル丸井、駅ビルのテルミナには食品スーパーヨドバシカメラなどがあり、多くの大規模小売店などが営業を行っている。24時間営業の食品スーパー西友を擁する大型店LIVINには、2019年3月16日に錦糸町PARCOが開業した。また、マグロのぶつ切りで有名な鮮魚店の魚寅も京葉道路を渡った丸井の並びにある。

駅左手の四ツ目通りを渡ったところにある楽天地には、映画館と天然温泉楽天地スパがある。また、国道14号京葉道路)を松代橋方向に進み南に渡ると、花壇街の先に東京都立墨東病院がある。また両国橋方向に向かうとブレーキ博物館などがある。

1964年1月劇場公開の東宝映画『喜劇 駅前女将』に、駅前及び現在の丸井錦糸町店裏界隈が映っている。テルミナは当時「駅ビルきんし町」という名称であった。同年2月劇場公開の日活映画『美しい十代』には、同じ場所の他に四ツ目通りの商店街が映っている。

北口[編集]

北口に建立された『ECHO』

北口は近年再開発が進み、古くからの歓楽街である南口とは雰囲気を異にする。東武ホテルレバント東京(旧:東京マリオットホテル錦糸町東武)や、新日本フィルハーモニー交響楽団のホームであるコンサートホール「すみだトリフォニーホール」が並ぶ。また、「生活バリューモール」と称するショッピングセンターアルカキット錦糸町(旧:錦糸町そごう)がある。

1964年2月劇場公開の日活映画『美しい十代』では、現在の北口側にあった貨物ヤードで撮影が行われている。1973年8月劇場公開の松竹映画『男はつらいよ 寅次郎忘れな草』には、かつてあった長崎橋付近から撮影された貨物ヤードが登場する。

夜間や休日などには、駅前の南口や北口では様々なジャンルのストリートミュージシャンの演奏を見ることもできる。オリナスの南側には錦糸公園に墨田区総合体育館があり、スポーツも盛んである。

行事[編集]

河内音頭を愛する評論家・朝倉喬司の活動に錦糸町の町内会有志が共感したことから、1986年から毎年8月末に河内から「音頭取り」を招き、盆踊り大会「錦糸町河内音頭大盆踊り」が開催されている。地元の人々が子どもから大人まで熱狂的に踊りまくるなど、新たな錦糸町名物となっている。

脚注[編集]

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  1. ^ 錦糸町・亀戸副都心範囲図 (PDF) - 東京都都市整備局
  2. ^ 暴力団排除特別強化地域”. 警視庁 (2019年). 2022年8月25日閲覧。
  3. ^ 東京都暴力団排除条例”. 東京都ホームページ (2019年). 2022年8月25日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]