超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!

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超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!
ジャンル ファンタジー
小説
著者 海空りく
イラスト さくらねこ
出版社 ソフトバンククリエイティブ
レーベル GA文庫
刊行期間 2015年10月14日 -
巻数 既刊8巻(2019年3月現在)
漫画
原作・原案など (原作)海空りく
さくらねこ(キャラクター原案)
作画 山田こたろ
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表号 2016年10号 -
巻数 既刊6巻(2019年1月現在)
アニメ
原作 海空りく
監督 柳伸亮
シリーズ構成 赤尾でこ
キャラクターデザイン 矢野茜
アニメーション制作 project No.9
放送局 未定
放送期間 2019年 -
テンプレート - ノート
プロジェクト ライトノベル漫画アニメ
ポータル 文学漫画アニメ

超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』(ちょうじんこうこうせいたちはいせかいでもよゆうでいきぬくようです!)は、海空りくによる日本小説。略称は『超余裕[1]。「GA文庫」より刊行されている。イラストさくらねこ。2016年10号の『ヤングガンガン』より漫画版が連載開始、作画は山田こたろ。

あらすじ

7人の超人的な能力を持つ高校生が、異世界に飛ばされる。 その強すぎる力は「本気を出すと世界を壊してしまう」ため最初の頃は多少自重していたが、世話になった村娘が誘拐され、その救出を村人たちに懇願された際に、 超人高校生たちは革命により、世界そのものを変えてしまうことを決断する。

登場人物

声は特記ない限りドラマCD[2]、テレビアニメで共通のキャスト。

超人高校生

御子神 司(みこがみ つかさ)
声 - 小林裕介[2][3]
本作の主人公。肩書は「政治家」。高校生にして、総理大臣。右目が赤、左目が青のオッドアイが特徴。
異世界に飛ばされた7人の高校生のリーダーで、政治的な判断は彼に委ねられる。優れた判断力に加えて簡単な格闘術と、拳銃の扱いに長けている。
過去に悪徳政治家だった父を死刑にまで追い込み母親に絶縁された過去を持ち、感情を伴う人間的な思考は苦手。
勝人を「ショーニン」(勝人の音読みと「商人」をかけたあだ名)と呼び、言葉にしなくとも以心伝心できる程の信頼関係を持つ友人。
真田 勝人(さなだ まさと)
声 - 間島淳司[2][3]
肩書は「実業家」。金稼ぎの才能に長けており、現代世界の3割のお金が彼の手つきという別名・財界の魔王(エコノミックエンペラー)。
事業に失敗した父が首を吊って自殺しており、司は勝人が身内を傷付けられると激怒するのはこの事が関係しているのではと推測している。
若くして大企業の社長であり、司が「政治家としてこの世の全員を幸福にする」「一度関わったからにはこの世界に大して相応の責任が発生している」という道を取るのに対し、「他人を不幸にしてでも幸福にすべき人がいる」「元の世界の社員の面倒が見れない(帰れない)リスクを背負うなら協力しない」というスタンスを持つ。
プリンス暁(プリンスあかつき)
声 - 石上静香[2][3]
肩書は「マジシャン」。宙に浮いたり物を消したりする手品が得意。テクノロジー不足の異世界でもその力を発揮するが、その原理は謎。そして外見からよく女性に間違われる。
後に司の要望により神に祭り上げられる事になる。
一条 葵(いちじょう あおい)
声 - 金子彩花[2][3]
肩書は「剣豪」。和服を着込んだござる口調の侍少女で、優れた機動力と剣さばきで一介の兵器並の強力な攻撃力を持つ。
ただし殺気を消すことが出来ないため、隠密や狩りには不向き。女性としての恥じらいが薄い。
大星 林檎(おおほし りんご)
声 - 日高里菜[2][3]
肩書は「発明家」。現代社会の科学技術は相棒のAI付き機械「クマウサ」を使って様々な製品を作り指す。
臆病な性格で、他人との会話は苦手。司に好意を寄せている。
実は試験管ベビーであり、母に嫉妬される程に高すぎる科学の才能に一時はコンプレックスを抱えていた。後に司がそれを解消した事で好意を抱くようになった。
神崎 桂音(かんざき けいね)
声 - 金元寿子[2][3]
肩書は「医者」。世界最高の医師で、麻酔など必要な道具がなくてもあるもので手術や薬生成を行う、見ただけで相手の病状を(病気になりそうな体の不調も含め)言い当てる、さらには脳を直接いじって洗脳するなど、その手腕は桁違い。
猿飛 忍(さるとび しのぶ)
声 - 日岡なつみ[2][3]
肩書は「ジャーナリスト」。忍者の末裔で、司の片腕として諜報活動を担当する。首に巻いているストールは手足に巻きつける事でパラシュートになる。
拷問の訓練を受けており、血がこびり付いた器具を見ても「行動不能になる前に脱出すれば良い」と判断している。勝人曰く「処女じゃない」。

エルム村

リルル
声 - 桑原由気[2][3]
物静かで控えめな性格の村長の義娘。司に好意を寄せている。エルフと思われる種族で、魔法以外にも不思議な力を持つ。
ウィノナ
後述のエルクの母親。かつてエルム一の狩人と呼ばれた強さを持つ豪快な性格。
エルク
ウィノナの息子。現実的だが、ややせっかちな性格。村の財政を預かっている。
後に一国の財政を任される事になる。
ウルガ
エルム村の村長でエルクの父。

その他

ルー
ドルムントで不当な扱いを受けていたビューマの奴隷少女。あどけない片言で喋る。後に勝人の弟子になる。
勝人の予想を超えるレベルで商売の才能を開花させており、大人の度肝を抜いた妙案を出した事も。
ヤッコイ
ドルムントの商売を一手に牛耳る、ノイツェランド商会の店長。
非情にふくよかな体格をしており、商会のボスという座に胡坐を掻いていた所を勝人に足を掬われた。4巻で再登場し、国際的な政治の場で真っ当な商売人として活躍する事に。
ハイゼラート
ドルムント市長。ドルムントを開拓した先祖の末裔。ヤッコイに裏金を納めている。
エドゥアルド・フォン・フィンドルフ
領民の女性に「初夜権」を課した、フィンドルフの領主。地位は伯爵。
彼の前の代はもう少しマシだったらしい。
インザーギ
フィンドルフの部下で白銀騎士。
フィンドルフを利用して出世を目論んでおり、平然と領民を苦しめては彼のご機嫌を取っていた。司達の襲撃を受けて敗北し、ギュスターヴに助けを求めに行った。
オスロー・エル・ギュスターヴ
帝国北部ギュスターヴ領の領主。通称《潔癖公》であり、メイドの耳を黒子が付いていたという理由で削ぎ落としている。
強力な炎の魔法を操る武人であり、ヤマトの国を陥落させた際に大きな戦果を挙げた。しかし同時に皇帝に対する狂信的な忠誠心を併せ持っており、「武も金も無い平民はその命で陛下に忠義を示せば良い」と平然と言い餓死が当然の圧政を強いる、多大な被害が出て突破が困難を極める冬の山を越えてでも造反者を皆殺しにするよう周辺国に命ずる、命令を出しても司達が生きている事を知って狂ったように皇帝に詫びる等、周囲からは「地位を与える相手を間違えた」とまで称される狂気の男。
あまりの狂気に周辺国の貴族達すらも彼に愛想を尽かしており、自治する土地を枯らせる政策を彼を討伐する大義名分にされるほど。

用語解説

地名

フレアガルド
司たちが飛ばされた異世界の大陸。公用語は日本語によく似た「アルト語」。
ドルムント
司たちが飛ばされたエルム村から近い、フィンドルフ領最大の商業都市。 勝人が最初に商売を行った場所。

団体

《七光聖教》
7人の勇者が外の世界から現れ、邪悪な竜から世界を救った伝説があり、そこから派生した宗教。
今では言い伝えのみで廃れてしまっていたが、司達超人高校生が自分たちの活動の基盤として利用する。

その他(用語)

ビューマ
獣耳と尻尾を持つ、この世界では一般的な所属。力が強い。
司たちのような人間に相当する種族は「ヒューマ」と呼ばれ、魔法を使えるものもいるという。

既刊一覧

原作

漫画版

テレビアニメ

文庫版を原作としたテレビアニメが2019年放送予定[1][3]

スタッフ

出典

外部リンク

映像外部リンク
アニメ『超人高校生たちは異世界でも余裕で生き抜くようです!』PV第1弾 - YouTubeハピネットピクチャーズが2019年3月12日にアップロード)