ゆうべはお楽しみでしたね

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ゆうべはお楽しみでしたね
ジャンル 青年漫画
漫画
作者 金田一蓮十郎
出版社 スクウェア・エニックス
掲載誌 ヤングガンガン
レーベル ヤングガンガンコミックス
発表期間 2014年13号 - 連載中
巻数 既刊3巻(2016年11月11日現在)
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ゆうべはお楽しみでしたね』(ゆうべはおたのしみでしたね)は、金田一蓮十郎による日本漫画作品。略称は『ゆうたの』。スクウェア・エニックスMMORPGドラゴンクエストX』(以下『ドラクエX』)を題材にした作品。

概要[編集]

実在するオンラインゲームである『ドラクエX』を題材にしているが、従来のドラクエ漫画と異なり、ゲーム内の世界ではなく、現代の日本に住む『ドラクエX』のプレイヤーを題材にした作品。ネカマの「パウダー」とネナベの「ゴロー」がルームシェアするラブコメディとなっている。プレイ中のゲーム内の様子も描かれるが、戦闘や冒険シーンは殆ど見られない。タイトルの『ゆうべはお楽しみでしたね』は第1作目の『ドラゴンクエスト』にて、主人公の勇者がローラ姫と一夜を明かした際に宿屋の主人がからかって発するセリフから来ている。

ヤングガンガン』(スクウェア・エニックス)にて、2014年13号(同年6月20日)より月一ペースで連載。同社のウェブコミック配信サイト『ガンガンONLINE』では第1話、第2話および最新話が掲載されている。話数は「サーバ1」、「サーバ2」・・・という風にサーバで表現される。

なお、作中の登場人物は連絡先を教えあってルームシェアを開始しているが、実際の『ドラクエX』作中や掲載誌上では迷惑・犯罪行為に巻き込まれる危険があることから、プレイヤーに住所や連絡先などの個人情報を公開しないように注意が喚起されている[1]

あらすじ[編集]

ドラクエシリーズ初のMMORPGである『ドラゴンクエストX』に最初は戸惑っていた「パウダー」だが、ゲーム内で死んでいたところをオーガの「ゴロー」に助けられたためフレンドになる。2人はチーム「ヘブンスライム」に加入し、1年ほどが過ぎた。そんなある日、ゴローはアパートの賃貸契約が切れるということで、一人暮らしをしていたパウダーの家に引っ越し、ルームシェアすることになる。

しかし、パウダーはゲーム内では女キャラクターだったが現実には男で、ゴローはゲーム内では男キャラクターだったが現実では女だった。お互いに同性だと思っていたためルームシェアを承知したはずが、勘違いで異性とのルームシェアになってしまう。

登場人物[編集]

主要人物[編集]

パウダー / さつきたくみ
『ドラクエX』では可愛らしい丸い耳をしたボブカットのプクリポの女子キャラクター。通称「パウ」。魔法系の職業が得意らしい[2]が、バトルよりものんびり過ごすことを好む。平日は日課に追われているため、まだストーリーもクリアしていない。チーム「ヘブンスライム」に所属。パウダーは裁縫職人をしているが、ランプ錬金とツボ錬金の職人用のサブキャラクターとしてオーガ女の「みみつみ」とウェディ女の「にゃも」を作成している。名前の由来は、名前を決める際に食べていた菓子に書かれていた「〜パウダー配合」という言葉から。使用ハードはPC(Windows)。
現実世界では22歳のゲームオタクの男性で本名は「さつき たくみ」。上中里駅の近くにある祖父の一軒家で一人暮らしをしていたが、『ドラクエX』で知り合ったゴローとルームシェアをすることになる。学生時代にキモがられた経験からギャル女子系が苦手。専門書店「animate」のコミック売り場を担当しているが接客が苦手で、そのことを同じ職場の「おおにた」に注意されている。
ゴロー / おかもとみやこ
『ドラクエX』ではいかついオーガ男。特訓ポイントこそカンストしてないが、僧侶、パラディン、戦士、バトルマスターなど前衛職も回復職もこなし、紳士的な言動でパウダーから頼られている。対人戦闘施設のコロシアムではSランクのガチ勢で、のんびり派のパウダーとプレイスタイルは逆。チーム「ヘブンスライム」に所属。名前の由来は実家の飼い犬から。使用ハードはWii U
現実では上野近辺のネイルサロンの女性店員で本名は「おかもと みやこ」。いわゆる「ネナベ」だが、ネカマ・ネナベという言葉の意味を理解しておらず、そもそも性別を偽っているという意識もない。兄の影響でゲームをプレイしているが、『ドラクエX』が原因で彼氏と別れている。現実ではカラーコンタクトやつけまつげなどを使用しおしゃれだが、ゲーム内ではドレスアップやカラーリングには無頓着。家にいるときは眼鏡をかける。

チーム「ヘブンスライム」[編集]

ドリップ
オーガ女。プクリポが好きで、あまりに可愛いと「おちこむ」の仕草をする。
クライド
ウェディ男。クエストとドレスアップが好き。
マープル
ウェディ女。全29人のチーム「ヘブンスライム」のリーダーで、パウダーとゴローを勧誘した人。
あにがさき
プクリポ男。一人称は「オラ」。パウダーのことを妹のように可愛がっていたが、オフ会で会ってたくみが小さくも可愛くもないことにがっかりしている。
ユユ
ドワーフ女。ドロ、ムム、ポポ、グユという4人のサブキャラを持つ。
タミィ
ウェディ。
ともえ
ウェディ女。ネカマで、現実ではバードの兄。
サイカ
ウェディ。
きしりかわ
ウェディ男。チーム「ヘブンスライム」初の全職カンスト達成者。
現実ではドリップの妹。
バード
オーガ男。 現実ではともえの弟。バケツの様な形状をした「聖騎士のヘルム」を愛用している。
ちゃぶだい / マリオ / 山木
ツリ目のプクリポ男。ウェディ女・マリオのサブキャラクター。
現実では山木という関西に住む大学生。
チクチク
エルフ男。名前の由来はウニが好きだから。現実ではマリオの姉。
まむ
エルフ女。
現実では、ともえ、バードの母親。ヘブンスライムのオフ会の幹事を行う。
ダノン / 志野田
ウェディ女。
現実では山木(ちゃぶだい / マリオ)と同じ関西の大学に通う女子大生。ネットゲームに興味を持ち、山木にレクチャーを受けて『ドラクエX』を始める。

その他の登場人物[編集]

おおにた
パウダー(さつきたくみ)と同じくanimateで働く男性。大阪出身で不気味な笑顔をふりまく。『ドラクエX』はプレイしていないが、さつきが女性とルームシェアし始めたと聞いて興味を持つ。
長井
ゴロー(おかもとみやこ)の働くネイルサロンの常連客。タレントで「おしゃ魔女そらみ」が好き。
あやの
おかもとみやこの友人。恋愛体質で、さつきに迫ったこともある。

作中用語[編集]

ヘブンスライム
パウダー(さつきたくみ)とゴロー(おかもとみやこ)が所属しているチーム。
サブキャラ
『ドラクエX』では、1アカウントにつき3人から5人のキャラクターを作成できる。メインで使っているキャラクターに対して、サブで使用しているキャラクターをサブキャラと呼ぶ。

書誌情報[編集]

電子書籍[編集]

kindleストア、eBookJapanBookLivehontoYahoo Japanブックストア、kinoppyどこでも読書ニコニコ静画ひかりTVbook漫画全巻ドットコムなどで電子書籍版も販売されている。

出典・脚注[編集]

  1. ^ オンラインプレイ中のご注意・個人情報は誰にも教えないようにしよう(DQX公式サイト)
  2. ^ 第1巻64頁

外部リンク[編集]