西宮悠介

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西宮 悠介
Y nishimiya20180608.jpg
ロッテ浦和球場にて(2018年)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 茨城県土浦市
生年月日 (1991-05-01) 1991年5月1日(28歳)
身長
体重
180[1] cm
80[1] kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2013年 ドラフト5位
初出場 2014年3月30日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

西宮 悠介(にしみや ゆうすけ[2]1991年5月1日[1] - )は、茨城県土浦市出身[3]の元プロ野球選手投手)。左投左打。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学校3年の時に荒川沖サニーズで野球を始めると、土浦市立土浦第三中学校時代は土浦シニアに在籍[4]佐野日本大学高等学校への進学後[3]は、1年秋からのベンチ入りを経て、2年秋からダブルエースの1人として活躍した[4]。3年夏[5]選手権栃木大会では、栃木県立鹿沼商工高等学校戦との準々決勝でダブルエースによる完封リレーを達成。救援で登板した西宮は、キレのあるスライダーストレートで、鹿沼商工打線を寄せ付けなかった[6]。しかし、栃木県立宇都宮工業高等学校との準決勝に敗れた[7]ため、在学中には春夏とも甲子園球場の全国大会に出場できなかった[8]

横浜商科大学への進学後は、1年春から神奈川大学野球のリーグ戦に登板。3勝3敗ながら、防御率1.86という好成績[9]で、フレッシュマン賞を受賞した[3]。2年の春季リーグ戦では、2勝0敗、防御率0.92[9]で、チームのリーグ優勝と第60回全日本大学野球選手権記念大会進出に貢献[10]。秋季リーグ戦では、30イニング連続無失点を記録した[11]ほか、3勝2敗、防御率1.67という成績を残した[9]。3年時の2012年には、3月10日開催の東日本大震災復興支援ベースボールマッチに大学選抜チームの一員として登板[12]。秋季リーグ戦では、2勝1敗、防御率1.53を記録した[9]。さらに、チームが秋季リーグ2位で出場した第8回関東地区大学野球選手権大会[13]では、白鴎大学戦での勝利に貢献した[14][13]

大学4年時の2013年には、3月4日横浜DeNAベイスターズ (ファーム)との練習試合へ登板すると、3回を無失点に抑えた[15]。春季リーグ戦では、神奈川大学戦で完投(自責点0)[16]神奈川工科大学戦で完封[17]するなど、3勝0敗[9][3]で、ベストナインに選出[9]。秋季リーグでは、2勝1敗、防御率2.15を記録する[9]と共に、前年に続いてリーグ2位で関東地区大学野球選手権大会に進出した[18]。リーグ戦では、同期の左投手である岩貞祐太と競い合いながら、通算で20勝11敗という成績を残した[9]

2013年のNPBドラフト会議で、東北楽天ゴールデンイーグルスから5巡目で指名[19]。契約金4,000万円、年俸1,000万円(金額は推定)という条件で入団した[20]。背番号は38[21]。この会議では、岩貞も阪神タイガースから1巡目指名を経て入団している。

プロ入り後[編集]

2014年には、(投手8人を含む)同期入団の新人9選手でただ1人、レギュラーシーズンの開幕から一軍に帯同した[22]3月30日に、埼玉西武ライオンズとの開幕カード第3戦(西武ドーム)で、救援投手として公式戦デビュー。4月22日楽天Koboスタジアム宮城]で催された同カードでは、延長12回表に登板すると、アンドリュー・ジョーンズのサヨナラ本塁打によって公式戦初勝利を記録した[23]。一軍公式戦全体では、福山博之に次ぐチーム2位の46試合に登板するとともに、3勝0敗2ホールド、防御率3.17を記録するなど中継ぎで活躍した。

2015年には、前年に続いて開幕一軍入りを果たしたが、公式戦では登板のたびに四球を出すなど制球難を露呈。一軍公式戦での登板は13試合どまりで、1勝1敗2ホールドを記録しながら、通算の与四死球数(13)が投球イニング(11回2/3)を上回った。

2016年には、5月17日に出場選手登録を果たすと、主に接戦で起用されるなど一軍公式戦では29試合に登板し3勝を挙げ、投球イニングを上回る奪三振も記録した。防御率も8月初旬までは2点台中盤だったが、以降の登板試合で失点を重ねたため、最終的には4.44にまで悪化し昨年に続いて制球に課題を残すシーズンとなった。

2017年には、シーズン初の出場選手登録が9月にまで持ち越された。一軍公式戦への登板も8試合と前年から大幅に減少したものの、9月20日の対オリックス・バファローズ戦(Koboパーク宮城)で1回を投げて3点を失っただけで、残りの7試合をすべて無失点で凌いだ。

2018年には、前年に続いてシーズンの大半を二軍で過ごしたため、一軍公式戦では入団後最小の7試合にとどまった。

2019年には、4月25日にシーズン初の出場選手登録。令和時代の初日および、自身の28歳の誕生日(5月1日)に福岡ヤフオク!ドームで催された対福岡ソフトバンクホークス[24]など、一軍公式戦14試合の登板で1勝と1ホールドを挙げた。レギュラーシーズン終了後の10月18日に球団から戦力外通告を受けた[25]ものの、NPB他球団での現役続行を希望していたことから、11月12日12球団合同トライアウト大阪シティ信金スタジアム)へ参加。対戦した3人の打者のうち、亀澤恭平に死球を出しながらも残り2人を凡退させた[26]が、11月22日に楽天球団を通じて現役引退を発表した[27]。入団からわずか6年間ながら、楽天一筋で現役生活を全うしたことから、球団では11月24日楽天生命パークのファン感謝祭で引退セレモニーを開催した[28]

現役引退後[編集]

2020年シーズンからは、楽天野球団のチーム運営部に所属しながら、打撃投手を務める[29]

選手としての特徴[編集]

最速148㎞/hのストレート[30]、高校時代から切れ味の鋭さが高く評価されていたスライダー[30]、右打者の外へ逃げるスプリット[11]などを投げ分けたスリークォーターの左投手[4]。スプリットについては、大学2年時にスライダーを狙い打たれるシーンが増えたことから、『ダイヤのA』を読みながら習得したという。

楽天への入団時には、ふてぶてしさを感じさせるマウンドさばきも評価されていた[4][31]。もっとも、一軍公式戦での登板試合数は1年目が最も多く、2年目以降は制球難から登板の機会を減らした。

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2014 楽天 46 0 0 0 0 3 0 0 2 1.000 211 48.1 41 3 29 1 1 51 2 0 22 17 3.17 1.45
2015 13 0 0 0 0 1 1 0 1 .500 62 11.2 15 1 10 0 3 8 2 0 13 11 8.49 2.14
2016 29 0 0 0 0 3 0 0 0 1.000 115 26.1 18 0 20 0 1 32 0 0 14 13 4.44 1.44
2017 8 0 0 0 0 1 0 0 0 1.000 37 9.1 6 1 4 0 0 10 2 0 3 3 2.89 1.07
2018 7 0 0 0 0 0 0 0 1 .--- 41 9.1 7 1 9 0 1 10 2 0 4 4 3.86 1.71
2019 14 0 0 0 0 1 0 0 1 1.000 84 16.1 18 0 17 0 1 21 0 0 15 14 7.71 2.14
通算:6年 117 0 0 0 0 9 1 0 5 .900 550 121.1 105 6 89 1 7 132 8 0 71 62 4.60 1.60
  • 2019年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



投手












2014 楽天 46 1 9 1 0 .909
2015 13 0 1 0 0 1.000
2016 29 0 2 0 0 1.000
2017 8 0 1 0 0 1.000
2018 7 1 1 0 0 1.000
2019 14 0 2 0 0 1.000
通算 117 2 16 1 0 .947
  • 2019年度シーズン終了時

記録[編集]

  • 初登板:2014年3月30日、対埼玉西武ライオンズ3回戦(西武ドーム)、7回裏に3番手で救援登板、1/3回を無失点
  • 初奪三振:同上、7回裏に熊代聖人から空振り三振
  • 初勝利:2014年4月22日、対埼玉西武ライオンズ4回戦(楽天Koboスタジアム宮城)、12回表に5番手で救援登板、1/3回を無失点[23]
  • 初ホールド:2014年9月28日、対埼玉西武ライオンズ23回戦(西武ドーム)、6回裏1死に3番手で救援登板、2/3回を3失点

背番号[編集]

  • 38 (2014年 - 2019年)

登場曲[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ a b c ドラフト会議2013”. 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト. 2013年12月14日閲覧。
  2. ^ 2013年プロ野球ドラフト 西宮 悠介”. スポニチ Sponichi Annex. スポーツニッポン新聞社. 2013年12月14日閲覧。
  3. ^ a b c d “プロ野球ドラフト会議:横浜商大・西宮投手は楽天5位”. カナロコ (神奈川新聞社). (2013年10月24日). http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1310240013/ 2013年12月15日閲覧。 
  4. ^ a b c d “【楽天】ドラ5西宮、武器はマー君ばりのスプリット!”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2013年11月7日). オリジナルの2013年11月7日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131107025437/http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20131106-OHT1T00129.htm 2013年12月15日閲覧。 
  5. ^ <2009夏>佐野日大”. 下野新聞「SOON」. 下野新聞社. 2013年12月15日閲覧。
  6. ^ [09夏]準々決勝 佐野日大1-0鹿商工”. 下野新聞「SOON」. 2009年7月25日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年12月15日閲覧。
  7. ^ “あすの決勝は、作新と宇工が激突 全国高校野球栃木大会第12日”. 下野新聞「SOON」. (2009年7月25日). オリジナルの2009年7月26日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20090726034624/http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/top/news/20090725/179954 2013年12月15日閲覧。 
  8. ^ ドラフト候補100選手カタログ 大学生30人 西宮悠介[横浜商大]”. 週刊ベースボール速報プレミアムコラム. ベースボール・マガジン社. 2013年12月15日閲覧。
  9. ^ a b c d e f g h 横浜商科大学硬式野球部 西宮 悠介について”. 横浜商科大学 (2013年10月24日). 2013年12月15日閲覧。
  10. ^ “神奈川大学野球:春季リーグは横浜商大が5季ぶり6度目の優勝”. カナロコ. (2011年5月20日). http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1105200001/ 2013年12月15日閲覧。 
  11. ^ a b “神奈川大学野球秋季リーグ:春秋連覇狙う投手陣の横浜商大”. カナロコ. (2011年10月18日). http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1110170024/ 2013年12月15日閲覧。 
  12. ^ “震災復興支援試合:大学選抜の横浜商大・西宮「思い込め投げた」”. カナロコ. (2012年3月11日). http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1203110014/ 2013年12月15日閲覧。 
  13. ^ a b 【ご声援ありがとうございました】横浜商科大学硬式野球部の第8回横浜市長杯関東大学選手権結果について”. ニュース&トピックス. 横浜商科大学 (2012年11月4日). 2013年12月15日閲覧。
  14. ^ 横浜商科大対白鴎大”. 小関順二公式ホームページ. 2013年12月15日閲覧。
  15. ^ “西宮が好救援!横浜商大、DeNA2軍とドロー”. スポーツ報知. (2013年3月4日). オリジナルの2013年3月17日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20130317232602/http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/ama/news/20130303-OHT1T00272.htm 2013年12月15日閲覧。 
  16. ^ “大学野球春季リーグ:商大と桐蔭大 勝ち点”. カナロコ. (2013年4月29日). http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1304290003/ 2013年12月15日閲覧。 
  17. ^ “大学野球神奈川春季リーグ:関東大と商大が勝ち点”. カナロコ. (2013年5月5日). http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1305050015/ 2013年12月15日閲覧。 
  18. ^ “神奈川大学野球秋季リーグ:商大が大勝し2位、岩貞は圧巻の無安打投球”. カナロコ. (2013年10月16日). http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1310150014/ 2013年12月15日閲覧。 
  19. ^ “プロ野球ドラフト会議:商大コンビが満面の笑み、阪神1位に岩貞、楽天5位に西宮”. カナロコ. (2013年10月25日). http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1310250022/ 2013年12月15日閲覧。 
  20. ^ “【楽天】ドラ5西宮、目標は“沢村先輩”と日本Sで対戦”. スポーツ報知. (2013年11月23日). オリジナルの2013年11月23日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20131123063413/http://hochi.yomiuri.co.jp/baseball/npb/news/20131122-OHT1T00182.htm 2013年12月15日閲覧。 
  21. ^ 2014年度:新入団選手発表会”. 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト. 楽天ゴールデンイーグルス (2013年12月9日). 2013年12月14日閲覧。
  22. ^ “楽天ドラフト5位西宮「投げっぷり見て」”. 日刊スポーツ. (2014年3月28日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20140328-1276569.html 2014年3月28日閲覧。 
  23. ^ a b “楽天がジョーンズの一発でサヨナラ勝ち”. デイリースポーツ. (2014年4月22日). http://www.daily.co.jp/newsflash/baseball/2014/04/22/1p_0006885259.shtml 2014年4月22日閲覧。 
  24. ^ “楽天・西宮 令和初日のバースデー登板で1回零封「一番思い出深い誕生日に」”. スポーツニッポン. (2019年5月1日). https://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2019/05/01/kiji/20190501s00001173351000c.html 2019年11月22日閲覧。 
  25. ^ 選手契約に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス オフィシャルサイト. 楽天ゴールデンイーグルス (2019年10月1日). 2019年11月22日閲覧。
  26. ^ “43人が参加/12球団合同トライアウト詳細”. 日刊スポーツ. (2019年11月12日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201911110000087.html 2019年11月22日閲覧。 
  27. ^ “楽天戸村と西宮が引退発表 ファン感謝祭でセレモニー”. 日刊スポーツ. (2019年11月22日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/201911220000444.html 2019年11月22日閲覧。 
  28. ^ “今江敏晃選手、戸村健次選手、西宮悠介選手引退セレモニー”. 東北楽天ゴールデンイーグルス. (2019年11月24日). https://www.rakuteneagles.jp/news/detail/00002595.html 2019年11月25日閲覧。 
  29. ^ “スタッフ契約に関して”. 東北楽天ゴールデンイーグルス. (2019年11月24日). https://www.rakuteneagles.jp/news/detail/00002611.html 2019年11月25日閲覧。 
  30. ^ a b “「チームの一員として力になりたい」 西宮(佐野日大高出)が楽天5位 プロ野球ドラフト会議”. 下野新聞「SOON」. (2013年10月25日). http://www.shimotsuke.co.jp/news/tochigi/sports/general/news/20131025/1393775 2013年12月15日閲覧。 
  31. ^ “楽天が指名あいさつ ドラフト5位・西宮「1軍で戦力に」”. 河北新報 (河北新報社). (2013年11月7日). http://www.kahoku.co.jp/news/2013/11/20131107t14025.htm 2013年12月15日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]