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'''ミラジーノ1000'''は、[[ダイハツ工業]]がかつて生産・販売していた[[自動車]]。[[ダイハツ・ミラジーノ]]の上位グレードに当たる。
'''ミラ ジーノ 1000'''(''Mira Gino 1000'')は、[[ダイハツ工業]]がかつて生産・販売していた[[自動車]]。[[ダイハツ・ミラジーノ]](以下「ジーノ」)の上位グレードに当たる。


== 概要 ==
== 概要 ==
ボディは初代ミラジーノから、[[エンジン]]は[[ダイハツ・ストーリア|ストーリア]](OEM車種の[[トヨタ・デュエット]]を含む)と同じ1,000cc12バルブDOHC・[[ダイハツ・EJ型エンジン|EJ-VE型]]64馬力を使用している。具体的には輸出仕様の[[ダイハツ・クオーレ|クオーレ]](5代目[[ダイハツ・ミラ|ミラ]])の外装をミラジーノに改め、軽のミラジーノに対し前後バンパーのオーバーライダーにガードと前後フェンダーアーチ部にメッキモールが装着されただけであり<ref>それだけに全長と全幅はほんの少しだけ拡大されている。</ref>内装自体はミラジーノと全く同じ、制振や静音性を向上させるまでには至らず、乗り心地は社内外の競合車種<ref>[[日産・マーチ]]、[[ホンダ・フィット]]など。</ref>と比べてかなり古典的なものを感じるものとなってしまった。
ボディは初代ジーノから、[[エンジン]]は[[ダイハツ・ストーリア|ストーリア]](OEM車種の[[トヨタ・デュエット]]を含む)と同じ1,000cc12バルブDOHC・[[ダイハツ・EJ型エンジン|EJ-VE型]]64馬力を使用している。具体的には輸出仕様の[[ダイハツ・クオーレ|クオーレ]](5代目[[ダイハツ・ミラ|ミラ]])の外装をジーノに改め、軽のジーノに対し前後バンパーのオーバーライダーにガードと前後フェンダーアーチ部にメッキモールが装着されただけであり<ref>それだけに全長と全幅はほんの少しだけ拡大されている。</ref>内装自体はジーノと全く同じ、制振や静音性を向上させるまでには至らず、乗り心地は社内外の競合車種<ref>[[日産・マーチ]]、[[ホンダ・フィット]]など。</ref>と比べてかなり古典的なものを感じるものとなってしまった。


しかも性格やコンセプトが中途半端であり1000ccのパワーのことを考慮すると税金・高速道路通行料・車検費用では軽自動車のターボ車のほうが安上がりになってしまう<ref>ただし、1000ccモデル故に常用回転域での使用では軽のターボ車よりも扱いやすく、燃費やトルクの面で有利になることも少なくなかった。</ref>こともありほとんど売れなかった。
しかも性格やコンセプトが中途半端であり1000ccのパワーのことを考慮すると税金・高速道路通行料・車検費用では軽自動車のターボ車のほうが安上がりになってしまう<ref>ただし、1000ccモデル故に常用回転域での使用では軽のターボ車よりも扱いやすく、燃費やトルクの面で有利になることも少なくなかった。</ref>こともありほとんど売れなかった。


2004年6月の[[ダイハツ・ブーン|ブーン]]の登場に伴い、軽自動車のミラジーノに先行して生産中止となった。
2004年6月の[[ダイハツ・ブーン|ブーン]]の登場に伴い、軽自動車のジーノに先行して生産中止となった。
総生産台数は1000ccモデルで1290台。
総生産台数は1000ccモデルで1290台。


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2013年5月27日 (月) 12:32時点における版

ダイハツ・ミラ > ダイハツ・ミラジーノ > ダイハツ・ミラジーノ1000
ダイハツ・ミラジーノ1000
(L701S/711S)
ボディ
乗車定員 4人
ボディタイプ 5ドアハッチバック
駆動方式 FF/4WD
パワートレイン
エンジン EJ-VE 直列3気筒DOHC 989cc・47kw(64ps)
10・15モード燃費
18.8km/L(FFモデル車)
16.4km/L(4WDモデル車)
車両寸法
全長 3415mm
全幅 1495mm
全高 1425mm
車両重量 830Kg
系譜
後継 ダイハツ・ブーンに統合。
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ミラ ジーノ 1000Mira Gino 1000)は、ダイハツ工業がかつて生産・販売していた自動車ダイハツ・ミラジーノ(以下「ジーノ」)の上位グレードに当たる。

概要

ボディは初代ジーノから、エンジンストーリア(OEM車種のトヨタ・デュエットを含む)と同じ1,000cc12バルブDOHC・EJ-VE型64馬力を使用している。具体的には輸出仕様のクオーレ(5代目ミラ)の外装をジーノに改め、軽のジーノに対し前後バンパーのオーバーライダーにガードと前後フェンダーアーチ部にメッキモールが装着されただけであり[1]内装自体はジーノと全く同じ、制振や静音性を向上させるまでには至らず、乗り心地は社内外の競合車種[2]と比べてかなり古典的なものを感じるものとなってしまった。

しかも性格やコンセプトが中途半端であり1000ccのパワーのことを考慮すると税金・高速道路通行料・車検費用では軽自動車のターボ車のほうが安上がりになってしまう[3]こともありほとんど売れなかった。

2004年6月のブーンの登場に伴い、軽自動車のジーノに先行して生産中止となった。 総生産台数は1000ccモデルで1290台。

注釈

  1. ^ それだけに全長と全幅はほんの少しだけ拡大されている。
  2. ^ 日産・マーチホンダ・フィットなど。
  3. ^ ただし、1000ccモデル故に常用回転域での使用では軽のターボ車よりも扱いやすく、燃費やトルクの面で有利になることも少なくなかった。

関連項目