東川町
ひがしかわちょう 東川町 | |
---|---|
旭岳と姿見の池 | |
国 | 日本 |
地方 | 北海道地方 |
都道府県 | 北海道(上川総合振興局) |
郡 | 石狩国上川郡 |
市町村コード | 01458-3 |
法人番号 | 8000020014583 |
面積 |
247.30km2 |
総人口 |
8,332人 [編集] (住民基本台帳人口、2024年3月31日) |
人口密度 | 33.7人/km2 |
隣接自治体 |
旭川市 石狩国上川郡:東神楽町、美瑛町、上川町 |
町の木 | カツラ |
町の花 | エゾムラサキツツジ |
東川町役場 | |
町長 | 菊地伸 |
所在地 |
〒071-1492 北海道上川郡東川町東町1丁目16番1号 |
外部リンク | 写真の町ひがしかわ |
ウィキプロジェクト |
東川町(ひがしかわちょう)は、北海道中央部の上川盆地・大雪山麓にある町。
北海道最高峰の旭岳が町域にあり、その登山口にあたる旭岳温泉街と天人峡温泉は、夏と紅葉の秋に大変賑わう。また、全世帯が大雪山からの豊富な伏流水を利用し、北海道内で唯一上水道が存在しない。さらに、田園風景が美しく北海道で初めて景観行政団体に指定されているなど、「大自然と共生する町」として近年評価が急上昇し、道内外からの移住者、観光客が増加している。
ブランド・旭川家具の木工製品を製造する工房が点在する「クラフトの町」、写真甲子園が毎年開催される「写真の町」としても有名。
地理
- 町の西部は上川盆地の農業地帯、東部は大雪山の山岳地帯である。
- 東川町は、北海道のほぼ中央に位置し、東部は山岳地帯で、大規模な森林地域を形成している。また、日本最大の自然公園「大雪山国立公園」の区域の一部になっている。
- 田園風景が美しく北海道で初めて「景観行政団体」に指定されており、北海道内はもとより、道外からの移住者も多い。さらに、近年は道北の中核都市である旭川市の中心部からおよそ13km(車で約15分)、旭川空港からおよそ7km(車で約8分)という地理的な利便性の高さから、ベッドタウンとしても発展を遂げている。
隣接している自治体
歴史
- 忠別川のアイヌ語名「チュプペツ」(日の出る川)を意訳して町名がついた。旭川と同語源である。
- 1897年(明治30年)11月5日 - 石狩国上川郡旭川村(現・旭川市)から分村、上川郡東川村
- 1897年(明治30年)天人峡温泉の発見。
- 1906年(明治39年)4月1日 - 二級町村制、東川村
- 1919年(大正8年)4月1日 - 一級町村制、東川村
- 1959年(昭和34年)8月15日 - 町制施行、東川町
行政
- 町長
- 松岡市郎
経済
産業
農業
北海道の中央・大雪山国立公園の麓に広がる道内随一の米どころ。 冷涼な気候や大雪山の清流を活かした野菜や花々の生産も盛ん。
商業
中心市街地には、大雪山国立公園に向かって建ち並ぶ店先にはオリジナルの木彫看板がかけられ、それぞれの店の特徴を表現した木彫看板が、町の特徴となっている。
工業
木工業が盛んで多くの家具職人が集い芸術性の高い家具を作り続け、全国的に名高い旭川家具の生産全体に占める約30%が東川町で生産されている。また、大雪山を望む美しい風景に惹かれ、木工クラフトや陶芸などを創作する人々が東川町に移住しアトリエや喫茶店を設けている。
観光
日本最大の山岳国立公園、大雪山国立公園への入口の町。
東川町は、北海道最高峰にして大雪山連邦の主峰「旭岳」(標高2,290m)や、日本の滝百選にも選ばれ北海道一の落差誇る「羽衣の滝」(落差270m)、旭岳の中腹の原生林に囲まれた旭岳温泉(旧湧駒別温泉)、その裾野の渓谷に湧く天人峡温泉の2つの温泉地を有し、多くの観光客で賑わっている。
農協
- 東川町農業協同組合(JAひがしかわ)
郵便局
- 東川郵便局
※集配業務は旭川東郵便局が担当
宅配便
公共機関
警察
姉妹都市・提携都市
海外
地域
人口
人口は1950年の1万754人(当時は東川村)をピークに1994年3月には6973人にまで減少した[1]。しかし、1994年度から宅地開発や子育て支援によって人口増に転じ、2014年11月に再び人口8000人を突破した[1]。東川町は北海道でも数少ない人口増加地域となっており、特に上川総合振興局管内を含む、道北の自治体で、人口が増加しているのは、当町を含め、東神楽町と鷹栖町の3つの自治体しかない(なお、旭川市の人口は、1985年の国勢調査をピークに減少に転じている)。
東川町(に相当する地域)の人口の推移 | |||
総務省統計局 国勢調査より |
消滅集落
2015年国勢調査によれば、以下の集落は調査時点で人口0人の消滅集落となっている[2]。
- 東川町 - 6東区、6西区、大雪山国立公園、東20号・ノカナン
教育
- 専修学校
- 高等学校
- 道立高等学校
- 小学校
- 東川小学校
- 東川第一小学校
- 東川第二小学校
- 東川第三小学校
- 東川第四小学校(廃)
- 東川第五小学校(廃)
- 中学校
- 東川中学校
交通
空港
鉄道
- かつては旭川電気軌道が通っていた。
バス
- 旭川電気軌道:旭川市内〜東川〜旭岳温泉、旭川駅~東川道草館~東神楽~旭川駅(循環線)
- 東川町営バス:東忠別線、北忠別線、東雲・上岐登牛線
道路
名所・旧跡・観光スポット・祭事・催事
文化財
特別天然記念物
道指定
- 羽衣の滝 - 日本の滝百選、道指定名勝
町の文化財
観光
- 天人峡温泉
- 旭岳温泉(旧湧駒別温泉) ※祭りは6月中旬
- 中岳温泉(露天風呂のみ)
- 大雪旭岳源水(湧水) - 環境省「平成の名水百選」に選出
- 羽衣公園(どんとこい祭り8月上旬、氷まつり1月中旬)
- キトウシ森林公園(くらし楽しくフェスティバル5月下旬・9月上旬)
- 旭岳スキーコース
- 旭岳ロープウェイ
- キャンモアスキービレッジ
- 東川町郷土館
スポーツ施設
出身者
- 朝倉和夫 - 会計学者
- 原幹恵 - グラビアアイドル。当町が出生地。育ちは新潟である。
- 水野悠希 - 北海道文化放送アナウンサー。小学生の時に住んでおり担当番組『のりゆきのトークDE北海道』では東川町観光大使として活躍。
- 森崎博之 - TEAM NACSリーダー。同町の観光大使。
- 竹田津実 - 大分県出身のエッセイスト、写真家、獣医師。東川賞を受賞後、獣医師として東川町に転居してきた。
- 菅野博之(最高裁判所判事)
東川町が舞台の作品
その他
- 日本の音風景100選:大雪山旭岳の山の生き物
- ニューデザインパラダイス:フジテレビ系番組、同番組でデザインされた婚姻届を2005年10月3日より採用、実用化。
- 小泉ニロ:歌手。同町観光大使。
注釈
- ^ a b “東川町、42年ぶり8千人突破 宅地開発、子育て支援で人口増”. 北海道新聞 (北海道新聞社). (2014年11月5日)
- ^ 総務省統計局統計調査部国勢統計課 (27 January 2017). 平成27年国勢調査小地域集計01北海道《年齢(5歳階級),男女別人口,総年齢及び平均年齢(外国人-特掲)-町丁・字等》 (CSV) (Report). 総務省. 2017年5月20日閲覧。
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で外部リンクを指定しないでください (説明)※条町区分地の一部に0人の地域がある場合でも他の同一区分地で人口がある場合は除いた。|authorlink=