河合楽器製作所

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株式会社 河合楽器製作所
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co., Ltd.
Kawai logo.svg
Kawai Musical Instruments Manufacturing (headquarters 1).jpg
本社
種類 株式会社
市場情報
東証1部 7952
略称 KAWAI
本社所在地 日本の旗 日本
430-8665
静岡県浜松市中区寺島町200番地
北緯34度41分59.4秒
東経137度44分22.2秒
座標: 北緯34度41分59.4秒 東経137度44分22.2秒
設立 1951年5月15日
業種 その他製品
法人番号 2080401001323
事業内容 別記のとおり
代表者 河合弘隆(代表取締役社長)
資本金 71億22百万円
(2016年3月31日現在)
発行済株式総数 85,610,608株
売上高 単体: 496億54百万円
連結: 692億58百万円
(2016年3月期)
純資産 単体: 119億91百万円
連結: 206億26百万円
(2016年3月31日現在)
総資産 単体: 370億97百万円
連結: 495億17百万円
(2016年3月31日現在)
従業員数 単体: 1,340人
連結: 2,868人
(2016年3月31日現在)
決算期 3月末日
会計監査人 明治アーク監査法人
主要株主 エイチエスビーシーブローキングセキュリティーズ 9.94%
KSD-NH 9.22%
株式会社河合社団 5.30%
オンキヨー 4.99%
カワイ従業員持株会 3.43%
明治安田生命保険 3.32%
株式会社学研ホールディングス 3.08%
東京海上日動火災保険 3.05%
河合楽器取引先持株会 2.99%
共栄火災海上保険 2.49%
(2017年3月31日現在)
主要子会社 株式会社ホクリク鋳鉄
関係する人物 河合小市
外部リンク www.kawai.jp
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株式会社 河合楽器製作所(かわいがっきせいさくしょ)は、静岡県浜松市中区に本社を置く世界的な楽器メーカーである。商標名は英字大文字でKAWAI。ピアノ販売では世界第2位のシェアを占める[1]

概要[編集]

カワイ表参道

日本楽器製造(現・ヤマハ株式会社)に勤務していた河合小市が独立し、1927年(昭和2年)に河合楽器研究所として設立された。1935年(昭和10年)に合名会社1951年(昭和26年)に株式会社へと改組する。1952年(昭和27年)に河合小市が死去すると、1955年(昭和30年)、娘婿の河合滋が社長に就任。1956年(昭和31年)にカワイ音楽教室を創設、音楽教育事業によるユーザ層の拡大に乗り出すと共に、1989年(平成元年)に河合弘隆が社長に就任し、滋は会長に専任となった。

河合滋が社長を務めていた頃は、業界に先駆けてピアノの割賦販売を打ち出すなど、同業のヤマハと切磋琢磨し、日本の音楽普及に貢献した。バブル時代にはゴルフ場事業等にも進出し、非ピアノ事業の育成を企図した多角化を行ったが、近年はピアノ事業に回帰する姿勢を鮮明にしている。

ピアノを中心とした楽器製造・販売のほか、近年はカワイ精密金属などでピアノの部品素材のノウハウを生かした半導体素材の生産も行っている。かつてはDTM関連製品やムーンサルト、F-I、Rockoonシリーズ等のエレキギター/エレキベース、K5000シリーズなどのシンセサイザーを製造・販売していたが、現在では楽譜作成ソフトウェア「スコアメーカー」や入力用の小型キーボード「HYPERCAT」を除き撤退している。出版部門は「カワイ出版」のブランドで、多くの楽譜、音楽書を出版している。音楽書以外にも絵本等の出版も行っている

また、ピアノの製造過程で出る端材を活用して、木製の玩具なども発売している他、学校向けのスポーツ用具[注釈 1] も製造している。

国内のアコースティックピアノにおけるシェアはヤマハが約6割、同社が同4割で長らくこの比率は[2]変わっていない。

ヤマハが特約店方式で各地の楽器店と契約しているのに対し、全国に直営店を展開している。

グランドピアノ1990年代まではドイツ製ピアノの影響が強い製品を製造していたが、現在ではスタインウェイの特徴を取り入れ、近代化されたRXシリーズを中心に、手作り工程と入念な出荷調整を取り入れた高級機SKシリーズ、コンサート用のSK-EXシリーズを出荷している。アップライトはKシリーズを出荷している。いずれも炭素繊維強化プラスチックを採用してレスポンスを改善したアクションを特徴としている。また騒音対策としてエニタイム仕様やピアノマスク仕様のピアノも出荷している。

他にも外装部が透明アクリル樹脂でできているクリスタル・ピアノ「CR-40A」を受注販売している。

連合赤軍あさま山荘事件の発生当時、連合赤軍に占拠されたあさま山荘の所有者であった(正確には当社の健康保険組合の所有)。

教育事業[編集]

音楽教室の他に、主に幼稚園・保育園を対象に体操教室・英語教室・絵画造形教室などを開講しているが2016年より一部の直営教室にて学研教室とのフランチャイズ契約を締結し、また学研がカワイ音楽教室とのコラボとして学研教室のメニューとして組み入れた。

音楽教室[編集]

()内はテキストのタイトルとなっている。

リトミックコース
  • おんがく広場
  • クーちゃんランド(クーちゃんいっしょにあそぼ!)
  • くるくるクラブ(くるくるといっしょ)
  • ピコルわーるど(ピコルわーるど)
鍵盤楽器コース
  • 3歳ソルフェージュ(おんがくのーと)
  • チャイルドコーナー(ピコルのぼうけん)
  • ピアノコース(サウンドツリー)
    • 学研教室こどもピアノコース
  • スーパーピアノコース
  • 受験準備コース

絵画造形教室[編集]

英語教室[編集]

体育教室[編集]

体育教室の内サッカーコース、体操コース、新体操コースは『カワイ杯』として全国大会を例年静岡県で開催している。

その他[編集]

名古屋市のCTV栄ビル屋上と、東京・銀座京橋寄り)にネオンサインを設置している。後者(カワイピアノ)は、銀座を舞台にした1989年の刑事ドラマ『ハロー!グッバイ』(日本テレビ系)のオープニングに登場し、「銀座の風景の一部」として繰り返し映っている[注釈 2]

名古屋栄ビル屋上にあるネオンサインは、過去に名古屋ローカル番組、『PS』(中京テレビ)にて、「あの鍵盤は何を演奏しているのか?」との疑問から調査を行ったことがある。実際にネオンサインの表示に合わせて演奏してみるも、どの曲かは全く分からなかった。担当者に聞き込みを行ったところ、特に曲は決めず適当に表示していたことが発覚した。後日改められ、現在は童謡の「夕焼け小焼け」が演奏されている。

沿革[編集]

  • 1927年(昭和2年) - 河合小市が「河合楽器研究所」を創立。ピアノの製造・販売を開始。
  • 1928年(昭和3年) - カワイ・グランドピアノ第一号完成。
  • 1929年(昭和4年) - 「河合楽器製作所」に改称。
  • 1930年(昭和5年) - オルガン製造を開始。
  • 1934年(昭和9年) - ハーモニカ製造を開始。
  • 1935年(昭和10年) - 合名会社に改組、「合名会社河合楽器製作所」に改称。
  • 1951年(昭和26年) - 株式会社に改組、「株式会社河合楽器製作所」に改称。
  • 1956年(昭和31年) - 音楽教室事業を開始。
  • 1960年(昭和35年) - 電子オルガン製造を開始。
  • 1961年(昭和36年) - ピアノ調律技術者養成所(現カワイ音楽学園)を開設。
  • 1967年(昭和42年) - 体育教室事業を開始。
  • 1973年(昭和48年) - 楽譜出版事業(カワイ出版)を開始。
  • 1977年(昭和52年) - 青山ショップ(現:カワイ表参道)を開設。
  • 1980年(昭和55年) - 竜洋工場(静岡県磐田市)を開設。
  • 1983年(昭和58年) - (財)サウンド技術振興財団(現:カワイサウンド技術・音楽振興財団)を設立。
  • 1984年(昭和59年) - (株)カワイビジネスソフトウエアを設立。
  • 1985年(昭和60年) - 電子ピアノの製造を開始。
  • 1989年(平成元年) - (株)カワイ音響システムを設立。
  • 1999年(平成11年) - 最高級グランドピアノ「Shigeru Kawai シリーズ」を発売。
  • 2001年(平成13年) - 最高級フルコンサートピアノ「SK-EX」完成。
  • 2006年(平成18年) - 青山ショップを「カワイ表参道」としてリニューアル。
  • 2014年(平成26年) - (株)全音楽譜出版社を子会社化。
  • 2015年(平成27年)11月24日 - 学研ホールディングスオンキヨーと業務資本提携[3]
  • 2017年(平成29年) - (株)ディアパソンおよびメルヘン楽器(株)を吸収合併。

国内拠点[編集]

支社[編集]

  • 関東支社
  • 中部支社
  • 関西支社

工場[編集]

  • 竜洋工場

グループ会社・関連団体[編集]

グループ会社[編集]

関連団体[編集]

製品写真[編集]

関連項目[編集]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 体育授業用の跳び箱や卓球台など
  2. ^ ファーストカットの早朝、中盤のライトアップされた夜間、3度目の昼間。

出典[編集]

  1. ^ 読売テレビ秘密のケンミンSHOW2011年2月3日放送分より。
  2. ^ ヤマハが成熟市場の楽器で利益を伸ばすワケ(2016年11月18日、東洋経済オンライン)
  3. ^ “河合楽器・オンキヨー提携”. 朝日新聞 (朝日新聞社): p. 朝刊 9面. (2015年11月6日) 

外部リンク[編集]