スコアメーカー
スコアメーカーとは、河合楽器製作所が1995年から製造販売している楽譜作成ソフトウェアである。
概要[編集]
一般の楽譜作成ソフトでは、音の高さ・長さ・音色などを入力する必要があるが、このソフトは「印刷楽譜をスキャナで読み取りそのまま楽譜データにする(楽譜認識)」ことができる。そのため、楽譜を読み慣れない人でも
などを容易に行うことができる。通常の音符入力もできるので、自分で作曲・アレンジに使うこともできる。
オリジナルの楽譜フォント「Harp」を採用。楽譜出版を長年手がけてきたメーカーらしく、作成した楽譜も市販楽譜さながらに美しく仕上げることができる。
バージョン[編集]
- スコアメーカー1.0
- スコアメーカー2.0
- 2.1でWindows 98とNT4.0に対応。また、楽譜に任意のテキストを書き込むことができる「注釈」機能が追加された。[アップデート]でさらにWindows Me・2000・XPにも対応。
- スコアメーカー3.0
- このバージョンからWindows XPに正式対応。レイアウト機能が強化され、一部の五線を非表示にする(合唱曲の楽譜の前奏部分など)ことが可能になった。また、WAV形式での保存が可能となった。
- スコアメーカー4.0
- このバージョンから歌詞認識(印刷楽譜にある歌詞をそのまま読み込む)が可能になった。従来は楽譜認識しsdfファイル作成後、手打ちで歌詞を入力しなければならなかった。また、同時に複数の楽譜ファイルを開いて作業することも可能になった。
- スコアメーカー5
- このバージョンからMusicXML出力が可能になった。また、このバージョンのみサンプル曲としてカワイ出版の『ピアノ名曲100選』データがついていた。
- スコアメーカーLite
- スコアメーカービギナーズ
- スコアメーカー for MacOS 2.0
スコアメーカーFXシリーズ[編集]
- 2007年リリースの最新バージョン。新ファイルフォーマット「sdx」を採用(従来のsdfも読み込み・出力可)。歌詞をメモ帳などであらかじめ作っておき、一括して流し込むことができる。等の新機能が追加された。
- FX Pro
- 上級モデル。最大256パート。手書き風楽譜の認識も可能。八分音符で書かれた楽譜を自動的にジャズ風に演奏できる「シャッフル」機能など
- FX
- 標準モデル。
- FX Lite
- 楽譜認識機能がない
姉妹品[編集]
スコアメーカーの楽譜データ形式である「sdfファイル」を読み込んで使用する。
- MusicDrill音楽帳
- 音楽教育用ソフト。小学校低学年用「たのしいおんがく」と中学年以上用の「音楽を作ろう」の2つのソフトから習熟度に合わせて6段階のレベルを選んで使用することができる。「音楽を作ろう」では、キーボードを叩く速さに合わせて演奏を進める「タッピング」機能がついている。もともと「スコアメーカー」の方が「音楽帳」の姉妹品扱いであった。
- バージョンアップは「3.0」発売後永らくなかったが、2007年にWindowsVista対応の「音楽帳5」をリリース。
- プリマヴィスタ
- 合唱練習ソフト。演奏にあわせてマイクで歌うだけで、音程判定をしてくれる。
- ピアノマスター
- 電子ピアノ練習ソフト。
- スコアプレーヤー
- sdfファイルの読み込み・演奏・印刷が可能なフリーソフト。2007年現在Ver.4が公開されている。
- スコアプレーヤーFX
- 2007年リリース。従来のスコアプレーヤーの機能に加え、FXシリーズの保存形式であるsdxファイルの読み込み・演奏・印刷、さらに簡単な編集や移調も可能。
関連記事[編集]
外部リンク[編集]
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