教祖祭PL花火芸術

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
教祖祭PL花火芸術
PL Art of Fireworks
PL Fireworks2010-5.jpg
二上山から見た花火(2010年撮影)
概要
通称、略称 PL花火
開催時期 8月1日(小雨決行)
初回開催 1953年
会場・場所 光丘カントリー倶楽部
大阪府富田林市新堂2258-1。PL教団の関係施設)
打ち上げ数 20,000発
主催 パーフェクト リバティー教団
人出 約25万 - 30万人(年)
最寄駅 近鉄長野線富田林駅
直通バス なし
テンプレートを表示

教祖祭PL花火芸術(きょうそさいピーエルはなびげいじゅつ)は、毎年8月1日大阪府富田林市の光丘カントリー倶楽部で行われるパーフェクト リバティー教団(PL)の祭礼であり、日本有数の巨大花火大会である。

概要[編集]

教祖を讃仰し、PL教団の礎を築いた初代・二代教祖の遺徳を讃える祭(教祖祭)の中の一行事である。

当初は10万発 - 12万発だったが、2008年より数え方を小割りや浮模様、分砲なども含めた数え方から、純粋に丸玉の総数に変更したため、1万 - 2万発となったが、規模、予算はほとんど変わらない[1]

富田林市内をはじめ、近隣の羽曳野市河南町太子町大阪狭山市河内長野市のほか、松原市堺市藤井寺市八尾市柏原市和泉市の一部地域などからも十分見ることができる。遠くは大阪市内・東大阪市北摂地方・北河内地方・泉州地方・兵庫県神戸市阪神間の高層ビルや高層マンション(主に30階前後、兵庫区長田区の一部では10階以上)や高台、生駒山地金剛山地六甲山地北摂山地和泉山脈淡路島、奈良県北部(天理市田原本町三宅町川西町の一部)からも気象条件等によっては見ることができる。

2014年まで打ち上げ場所近くに教団関係者でなくとも利用できる有料観覧場所(ローンパーク会場)が設けられていたが、2015年は有料観覧場所は設けられなくなった。

また「裸の大将」として有名な山下清もこの花火を書いた絵を残している。ラストに打ち上げられる花火はおよそ8000発(旧公称10万発 - 12万発当たり)の「超大型スターマイン」と表現され、その際は南河内一面に花火の音が地響きの様に轟き、一瞬昼のように明るくなり壮絶である。

かつては7月末ないし8月初旬に開催されていたが、現在は開催日が8月1日に固定されており、雨天でも中止とはなっていない(教団のホームページに「天候により中止の場合もある」と記載されているが、かつては昭和57年台風第10号豪雨の中でも開催されている)なお開催日が8月1日の理由として、「初代教祖の命日だから」という説があるが、実際の命日は7月6日で誤りである(統計上雨の少ない日を選んだという説がある)。

関西では「PL教団=花火」というイメージが定着しており、桂米朝の落語『地獄八景亡者戯』の中にも「今、バーンと花火が上がりましたが…」「ああ、ありゃPL教」というくだりがある。

開催当日の会場周辺は浴衣姿も多く、広く“夏の風物詩”として解釈されている様子が伺えるが、これはあくまでも、教団主催の宗教行事である。

歴史[編集]

初代教祖である御木徳一は晩年、常々下記にように話していた。

自分が死んでもこの教えが世に広まるのであれば、死ぬことは世界平和のためになるから、死んだら嘆いたりせずに花火を打ち上げて祝ってくれ

徳一が死亡した後、息子であり二代教祖でもある徳近はその遺志を継ぎ、1953年、徳一と自身の故郷でもある愛媛県松山市での教祖祭で、初めて花火を打ち上げる。

以後、教祖祭は大阪府富田林市の大本庁において行われるようになり、1963年には名称を「PL花火芸術」と定める。これを契機に花火はより華やかになり、大阪府下では夏の風物詩として定着した。

交通アクセス[編集]

鉄道[編集]

[編集]

  • 国道170号国道309号などからアクセス可能。
    • ただし、国道170号の一部区間は当日夕方から通行止め(後述)。周辺の道路も夕方から通行止めや一方通行規制がなされる。

鉄道[編集]

  • 近鉄南大阪線長野線などは当日の午後から終電まで臨時ダイヤで運行している。
    • 15時頃から19時頃まで大阪阿部野橋駅発の準急のほとんどは富田林行として毎時8本程度運行している。20時頃から終電までの大阪阿部野橋駅発の準急のほとんどは古市行として毎時6本程度運行している。花火終了後の21時頃から23時頃までの富田林駅発準急大阪阿部野橋行は毎時12本程度運行している[2]。また、16時頃から大阪阿部野橋駅と橿原神宮前との準急は運行を取りやめ、代替として古市駅発着の普通が運行される。
    • 長野線の富田林駅 - 河内長野駅間は16時頃から21時頃まで上下とも普通のみ運行している。花火終了後の21時頃から終電まで下りは普通、上りは準急を運行している。
  • 南海高野線も花火大会終了後、上りの急行が大阪狭山市駅臨時停車する。また、通常ダイヤに加えて数本程度、河内長野発の臨時準急・区急難波行を運行している。

バス[編集]

  • 近鉄バスは、富田林駅前発着は当日15時から最終便まで全便運休。喜志駅前発着は当日18時から最終便まで全便運休。この他、北野田駅前や河内松原駅前発着のバスについても19時頃から最終便まで運休する系統がある。
  • 南海バスは、金剛駅東口バスターミナルを発着する便は当日の15時から最終便まで通常の便を運休し、路線を短縮したうえで臨時便を運行している。この他、北野田駅前や初芝駅前などを発着のバスについても18時頃から最終便まで運休する系統がある。
  • 金剛バスは、富田林駅前発着の当日20時から最終便まで全便運休。

道路などの交通規制[編集]

  • 当日13時から翌日7時まで付近の歩道橋が通行禁止。そのため、歩道橋の登り口には門が設置されている。
  • 当日16時から23時まで、富田林駅北口バスロータリーや大阪府道35号堺富田林線の平尾交差点から昭和町2丁目交差点まで、大阪府道203号富田林狭山線の小金平交差点から西口駅前交差点など、付近の道路が車両通行止め[3]
  • 当日19時から23時まで、国道170号(大阪外環状線)の緑ヶ丘交差点から富美ヶ丘南交差点までや大阪府道35号堺富田林線の昭和町2丁目交差点から常磐町交差点などが車両通行止め[3]

注釈・出典[編集]

  1. ^ 一大会で7・5億円、ジャニーズも打ち上げる! 花火大会が儲かるカラクリ - ビジネスジャーナル
  2. ^ 河内長野発の電車を含む。
  3. ^ a b 交通規制 - 教祖祭PL花火芸術 - 株式会社光丘

関連項目[編集]

外部リンク[編集]