北海道ベースボールリーグ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動
北海道ベースボールリーグ
競技 日本プロ野球
理事長 出合祐太
開始年 2020年
参加チーム 2
日本の旗 日本
公式サイト HBL 北海道ベースボールリーグ(Facebook)

北海道ベースボールリーグ(ほっかいどうベースボールリーグ、英語:Hokkaido Baseball League)は、2020年に公式戦が開始された、日本野球独立リーグ北海道を活動地域とする。略称はHBL

歴史[編集]

リーグ設立発表まで[編集]

2016年10月3日、西アフリカ・ブルキナファソの野球振興に携わっている出合祐太が「夢を持った若者たちへチャンスを与えられる場をつくりたい」と、一般社団法人として「北海道ベースボールアカデミー」を設立。関西中心の独立リーグ、ベースボール・ファースト・リーグ(現・関西独立リーグ)とパートナーシップを結び、発展を目指すとされた[1]

リーグ設立[編集]

2019年4月25日にアカデミーの出合が会見を行い、道内初の独立リーグ「北海道ベースボールリーグ」の設立を発表した[2]。2020年の初年度は富良野市美唄市の2球団で70試合程度を予定し、2025年に4地域6球団、2030年に6地域8球団まで増やすことを目標としている[3]

8月3日月形町野球場にて入団テストが実施された[4]

10月7日、富良野市を本拠とする球団が「レラハンクス富良野BC」という名称(「レラ」「ハンク」はそれぞれアイヌ語の「風」「へそ」)をTwitterにて発表した[5]。11月13日には、美唄市を本拠とする球団の名称が「美唄ブラックダイヤモンズ」となることも発表された[6]

当初は2020年5月2日にリーグ開幕戦が開催される予定だった[7]。2020年3月25日に2020年シーズンの日程が発表された[8]。ただし、新型コロナウイルスの影響により、開幕を延期する可能性があることが注記されていた[8]。4月17日になって、開幕を5月11日以降に延期すると発表した[9]

5月18日、今シーズンの公式戦を5月30日に開始することを発表した[10][11]。試合開催に際しては、観客のマスク着用、球場入口での検温や消毒液設置、座席は間隔を1席以上離す、飲食ブース非設置といった新型コロナウイルス感染対策を取るとしている[10][11]。開幕日とその翌日は、球場が使用制限中であるため、無観客試合となる[12]

5月30日、美唄市営球場で初の公式戦となる美唄対富良野戦が無観客で開催され、富良野が9対4で初勝利を飾った[13]

開催形式[編集]

2020年の当初日程では8月中旬まで69試合のリーグ戦を実施したのち、4試合の「HBLチャンピオンシップ」を開催する予定となっていた[8]。5月と6月は毎週4試合を実施し、7月と8月については3試合や5試合の週もあった[8]。試合開始時刻は平日が15:30、週末は13:00となっており、ナイトゲームは実施しない[8]

前記の新型コロナウイルスによる開幕日変更後の日程では、リーグ戦は9月18日までで、その後に5試合のチャンピオンシップを実施する形となっている[12]

使用球場は、富良野が富良野市民球場と芦別市民球場、美唄が美唄市営野球場と砂川市営野球場である[8]

運営[編集]

選手は食事提供のある全寮制で遠征費も自己負担はなく、一日の前半は就労し(地元の企業や農家を予定)、午後に練習や試合を実施する[14]。地域の人材不足と野球技能を高めたい選手のニーズを組み合わせた発想と紹介されている[14]。リーグ地域のみ使用可能な地域通貨発行も準備しているとされ[3]、選手はこの地域通貨で食費などを受領する構想である[14]

運営費はリーグのスポンサー収入と選手就労への対価で賄う予定である[14]。監督は置かず、出場試合数も各選手に均等に配分する[14]

2020年5月8日に球団が開いた記者会見で、2021年シーズン以降は選手のカテゴリーを「育成枠」「専属選手枠」「プロ契約枠」に細分化し、主体となる「育成枠」(運営費を球団に支払う)のほかに、運営費が免除される「専属選手枠」、球団が報酬を支給する「プロ契約枠」をそれぞれ各球団1 - 5人保有可能とする方針を発表した[15]

現役復帰を宣言した新庄剛志にオファーを出したが、「NPBのみが目標」として断わられていたことが、新庄への取材で2020年5月に明らかにされた[16]。新庄によると断りの回答に対してリーグ側からは「頑張ってください」と励まされたという[16]

拡張構想[編集]

2020年5月8日の記者会見で、2021年より石狩市を本拠とする「石狩レッドフェニックス」の参加が発表され、さらに砂川市を本拠とする「砂川ドリームリバーズ」も2022年以降に参加する方向で準備を進めていると紹介された[15]

脚注[編集]

  1. ^ 北海道ベースボールアカデミーが設立会見 - 日刊スポーツ2016年10月3日
  2. ^ 北海道内初の独立リーグ「北海道ベースボールリーグ」設立…富良野&美唄2球団で船出「地域の可能性広げる」(スポーツ報知2019年4月26日)
  3. ^ a b 20年北海道で野球リーグ開始、農業従事者も可能に - 日刊スポーツ2019年4月25日
  4. ^ 北海道ベースボールリーグが入団テスト 月形 - 北海道新聞2019年8月3日
  5. ^ 2019年10月7日のツイート - レラハンクス富良野BC公式twitter
  6. ^ 北海道ベースボールアカデミーfacebookの2019年11月14日の書き込みを参照
  7. ^ 2020年1月17日のツイート - レラハンクス富良野BC公式Twitter
  8. ^ a b c d e f 【HBL公式戦日程決定!】 - 公式facebook(2020年3月25日)
  9. ^ 【開幕延期について】 - 公式facebook(2020年4月17日の箇所を参照)
  10. ^ a b 【開幕後から新型コロナウイルス感染拡大予防について】 - リーグ公式facebook(2020年5月18日)
  11. ^ a b “北海道の新設野球独立リーグが5・30「日本最速開幕」を決断!”. Yahoo!ニュース(テレビ東京). (2020年5月18日). https://news.yahoo.co.jp/articles/7366f50445dda664ab5d5dd3fcbfdf8c5430e803 2020年5月18日閲覧。 
  12. ^ a b 2020年5月28日のツイート - リーグ公式Twitterアカウント
  13. ^ “北海道ベースボールリーグ開幕、街の協力に代表感謝”. 日刊スポーツ. (2020年5月30日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202005300000599.html 2020年5月30日閲覧。 
  14. ^ a b c d e “来春2チームで始動 既存の独立Lと異なる発想の「北海道ベースボールリーグ」”. Full-Count. (2019年5月3日). https://full-count.jp/2019/05/03/post359643/ 2019年11月16日閲覧。 
  15. ^ a b “今年開幕予定の「北海道ベースボールリーグ」、来季以降に石狩市、砂川市が参入”. Full-Count. (2020年5月8日). https://full-count.jp/2020/05/08/post768630/ 2020年5月8日閲覧。 
  16. ^ a b “新庄剛志氏に北海道独立Lオファー「ムリオちゃん」”. 日刊スポーツ. (2020年5月20日). https://www.nikkansports.com/baseball/news/202005190000537.html 2020年5月20日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

加盟球団関連