伊志嶺忠

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伊志嶺 忠
東北楽天ゴールデンイーグルス #48
T ishimine20140508.jpg
ロッテ浦和球場にて(2014年)
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 沖縄県中頭郡北谷町
生年月日 (1985-06-22) 1985年6月22日(32歳)
身長
体重
178 cm
78 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 捕手一塁手外野手
プロ入り 2007年 大学生・社会人ドラフト3巡目
初出場 2008年7月29日
年俸 1,350万円(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

伊志嶺 忠(いしみね ただし、1985年6月22日 - )は、東北楽天ゴールデンイーグルスに所属するプロ野球選手捕手)。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

小学3年から内野手として「北谷ライオンズ(現:北玉ライオンズ)」で野球を始める。桑江中学校に入学し、1年途中から捕手に転向。沖縄県立北谷高等学校に進学。入学直後は一時外野手を務めたが、主に捕手・3番打者としてプレーした。2年秋に県大会ベスト4、3年夏の県大会ではベスト8に終わり、甲子園出場の経験はない。高校通算35本塁打。

東京情報大学へ進学してからは1年時からレギュラーとなり4番、正捕手を任される。千葉県大学野球リーグでは三度の優勝(1年秋、2年秋、4年秋)を経験。また同リーグのベストナインに四度選出(1年春、2年春・秋、3年秋)され、特に3年秋には打率4割2分5厘、4本塁打、18打点の成績でリーグ三冠王の栄誉に輝いた。しかし4年時には右手を骨折し、公式戦にはほとんど出場できなかった。大学通算13本塁打。2007年大学生・社会人ドラフトにて東北楽天ゴールデンイーグルスから3巡目指名を受けて入団。

プロ入り後[編集]

2008年7月29日ロッテ戦で、プロ初出場を8番・キャッチャーでプロ初スタメンでフル出場し、同期の長谷部康平とバッテリーを組んだ。しかし、打撃面では3打数無安打、リードでも長谷部の7失点を初め、計8失点と結果を残せなかった。しかし、二軍ではレギュラーに定着してチーム最多の70試合に出場し、チームトップの34打点とチーム3位の5本塁打を記録した。この年は出場機会を増やすために外野手にも挑戦している。

2009年には、春季キャンプ、オープン戦と一軍に帯同し、オープン戦最後の中日戦では、平井正史からレフトスタンドにホームランを放ち三番手捕手争いに名乗りを上げ、初の開幕一軍を勝ちとった。4月5日日本ハム戦で、8回表2死で代打出場し建山義紀からセンター前へプロ初ヒットを放った。

2010年には一軍公式戦への出場が2試合にとどまったが、2011年には正捕手の嶋基宏に次ぐ2番手捕手の座を確立。一軍では、主にルーキーの塩見貴洋とバッテリーを組みながら、公式戦33試合の出場で打率.254を記録した。

2012年にも2番手捕手の座を期待されたが、小山桂司岡島豪郎の台頭などで、一軍公式戦への出場は11試合に終わった。また、マスクを被った試合で負けることが多かったため、シーズン終了後には「勝てる捕手になりたい」という言葉で巻き返しを誓った[2]

2013年には開幕一軍登録。捕手で開幕一軍に入ったのは伊志嶺と嶋だけだったが、5月3日に岡島と入れ替わる格好でいったん登録を抹消された。しかし、岡島が7月から右翼手としてレギュラーに定着したことなどから、8月11日に一軍へ復帰。この年初めてスタメンマスクを任された同月17日西武戦(西武ドーム)では、6回表の打席でシーズン初安打となる適時打を放った。9月19日ソフトバンク戦(クリネックススタジアム宮城)では、8回表に同点へ追い付かれながら、9回裏に自身初のサヨナラ安打[3]同月23日の日本ハム戦(札幌ドーム)では、入団6年目での一軍初本塁打を放つとともに、リード面でも一軍初先発のルーキー・宮川将へプロ2勝目をもたらした[4]。一軍公式戦への出場こそ19試合だったが、シーズン終盤には上記のように、スタメンマスクをかぶった試合の随所で存在感を発揮した。

2015年は開幕一軍に選ばれるが、5試合の出場のみで5月13日に抹消。再び一軍に上がると、6月3日ヤクルト戦では6番、一塁手でスタメン、2安打を放った。6月12日中日戦では岩田慎司から2年ぶりの本塁打を放つが、一塁の守備の際に負傷。翌日抹消された。怪我が完治し、一軍に戻ってくると、7月22日日本ハム戦には左翼手でスタメン起用され、浦野博司から3ランホームランを打つ。その後も捕手だけでなく、ファースト、レフトなどポジションをこなし、自身最多の54試合に出場した。

人物[編集]

2012年4月17日の千葉ロッテマリーンズ戦が雨天中止となり、清田育宏がヘッドスライディングをするために出てきた際、自らも登場し三塁ベースコーチをつとめた。

名前の「ただし」を変化させて「ターシー」と呼ばれている他、星野仙一監督からは「シーサー」とも呼ばれている。

出身地は北谷町とされているが、隣接する宜野湾市で生まれ、幼少時に北谷町に転居したという経緯がある。

楽天のチームメートである西村弥とは同じ沖縄県出身で、東京情報大学出身の先輩でもある。歌手伊禮麻乃ORANGE RANGEのRYOとは沖縄県立北谷高等学校時代の同級生である。

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2008 楽天 1 3 3 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2009 11 14 12 0 2 0 0 0 2 0 0 0 0 0 2 0 0 5 0 .167 .286 .167 .452
2010 2 4 4 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 1 0 .000 .000 .000 .000
2011 33 73 67 7 17 5 0 0 22 7 1 1 2 0 4 0 0 19 0 .254 .296 .328 .624
2012 11 28 24 3 4 1 0 0 5 1 0 0 1 0 3 0 0 5 0 .167 .259 .208 .468
2013 19 35 32 2 4 0 0 1 7 6 0 0 1 2 0 0 0 8 0 .125 .118 .219 .336
2014 14 25 22 0 2 0 0 0 2 0 0 1 1 0 2 0 0 6 0 .091 .167 .091 .258
2015 54 149 133 13 32 5 0 3 46 14 0 1 3 0 12 0 1 36 2 .241 .308 .346 .654
2016 27 22 18 0 3 0 0 0 3 1 0 1 2 1 1 1 0 4 0 .167 .200 .167 .367
通算:9年 172 353 315 25 64 11 0 4 87 29 1 4 10 3 24 1 1 85 2 .203 .259 .276 .536
  • 2016年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]


捕手 一塁 外野
試合 刺殺 補殺 失策 併殺 捕逸 守備率 企図数 許盗塁 盗塁刺 阻止率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率 試合 刺殺 補殺 失策 併殺 守備率
2008 1 6 1 0 0 1 1.000 0 0 0 .000 - -
2009 6 19 1 0 0 0 1.000 2 2 0 .000 - -
2010 2 12 0 1 0 0 .923 0 0 0 - - -
2011 31 121 13 4 0 1 .971 10 9 1 .100 - -
2012 11 53 3 0 0 0 1.000 11 9 2 .182 - -
2013 19 59 10 1 1 0 .998 9 7 2 .222 - -
2014 14 34 6 0 2 0 1.000 7 4 3 .429 - -
2015 14 59 2 1 0 1 .984 6 5 1 .167 - -
2016 22 31 1 0 0 4 1.000 2 2 0 .000 12 95 5 1 5 .990 15 35 1 0 0 1.000
通算 120 329 37 7 3 3 .979 47 38 9 .191 12 95 5 1 5 .990 15 35 1 0 0 1.000
  • 2016年度シーズン終了時

記録[編集]

背番号[編集]

  • 48 (2008年 - )

登場曲[編集]

  • 「Love In This Club」Usher(2009年 - )

脚注[編集]

  1. ^ 楽天 - 契約更改 - プロ野球.日刊スポーツ.2016年11月22日閲覧。
  2. ^ “伊志嶺来季の巻き返し誓う”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2012年10月17日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20121017-1033893.html 2012年10月17日閲覧。 
  3. ^ “星野楽天ミラクルM7 伊志嶺サヨナラ打”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2013年9月20日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/p-bb-tp0-20130920-1192148.html 2014年1月19日閲覧。 
  4. ^ “【楽天】6年目伊志嶺がプロ初本塁打”. nikkansports.com (日刊スポーツ). (2013年9月23日). http://www.nikkansports.com/baseball/news/f-bb-tp0-20130923-1193987.html 2014年1月19日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]