ヴァーティゴ

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ヴァーティゴ(Vertigo)とは、1960年代後半にイギリスにおいて設立されたレコード・レーベルの名称。『Vertigo』(眩暈の意)の名が示すとおり、渦巻き型のシンボル・マークで知られた。

歴史[編集]

当時隆盛を極めつつあったプログレッシヴ・ロックハードロックに対応するため、フィリップス・レコードが傘下に設立したレーベルである。初期にはブラック・サバスユーライア・ヒープが高い評価を得た一方、ジェントル・ジャイアントコロシアムなど実験的音楽を志向する多くのバンドが作品を発表し、現在高値で取引されている作品も多い。またロッド・スチュアートも所属していたが、当時のレーベル・カラーでは異色の存在だったといっていい(その後、姉妹レーベルのマーキュリー・レコードに移籍)。

1970年代半ばになるとヴァーティゴは次第にレーベル・カラーを大衆向けに変え、ステイタス・クォーシン・リジィクラフトワーク(英国盤)などの高い人気を誇るバンドを多数擁するようになる。

1980年を過ぎると規模が縮小されたが、現在でもメタリカダイアー・ストレイツをはじめとする、各バンドのイギリスにおける配給元として機能している。親会社であったフィリップスは現在ユニバーサル ミュージックに併合されているため、ヴァーティゴの音源がユニバーサルから発売されることもある。

また日本フォノグラムから発売された邦楽作品にも、ヴァーティゴ・レーベルが使用されたものがある(ストロベリー・パス『大烏が地球にやってきた日』、長谷川きよし『黒の舟唄』など)。

所属していた主なバンド・アーティスト[編集]

現在所属している主なバンド・アーティスト[編集]

外部リンク[編集]

脚注[編集]

  1. ^ マーキュリーレコード所属アーティスト一覧(英語)