ハイメ・ガルシア (野球)

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ハイメ・ガルシア
Jaime García
アトランタ・ブレーブス #54
Jamiegarcia2013cards.jpg
カージナルス時代(2013年)
基本情報
国籍 メキシコの旗 メキシコ
出身地 タマウリパス州の旗タマウリパス州レイノサ
生年月日 (1986-07-08) 1986年7月8日(30歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
215 lb =約97.5 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2005年 MLBドラフト22巡目(全体680位)でセントルイス・カージナルスから指名
初出場 2008年7月11日 ピッツバーグ・パイレーツ
年俸 $12,000,000(2017年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ハイメ・オマー・ガルシアJaime Omar García, 1986年7月8日 - )はメキシコタマウリパス州レイノサ出身のプロ野球選手投手)。左投左打。現在はMLBアトランタ・ブレーブスに所属している。

経歴[編集]

プロ入りとカージナルス時代[編集]

野球好きの父ハイメ(同名)から野球を教わり、高校時代にはメキシコのジュニア代表にも選ばれた。

2004年MLBドラフト30巡目(全体889位)でボルチモア・オリオールズから指名されたが契約せず、2005年MLBドラフト22巡目(全体680位)でセントルイス・カージナルスからで指名され、プロ入り[2]2008年7月10日マーク・マルダー故障者リスト入りに伴い、メジャー昇格を果たし[3]、翌11日のピッツバーグ・パイレーツ戦でメジャーデビュー。しかし、8月26日の登板を最後にシーズンを終え、9月8日トミー・ジョン手術を受けた[4]。この手術の後、新しい変化球の習得やフォームの修正が自身の成長につながったことから、手術を「人生最高の出来事」と振り返っている。

2009年はメジャーで登板するなくシーズンを終えた。2010年スプリングトレーニングカイル・マクレラン英語版リッチ・ヒルらとの先発5番手に争いに勝ち、先発ローテーション入り[4]。163.1イニングを投げ13勝を挙げるなど、大きく成長した。

2011年も前年に劣らぬ活躍を続け、特に制球力が向上。K/9が7.27から7.21とほとんど変わらないのに対し、BB/9が3.53から2.31に、K/BBが2.06から3.12になった。7月にはチームと4年2700万ドルの延長契約を結んだ。

2012年6月5日に肩を痛めて故障者リスト入りし、復帰に2カ月以上もかかった。復帰後は順調だったもののワシントン・ナショナルズとのディビジョンシリーズ第2戦で再び肩を痛め降板した。結局、この年は20試合の先発登板に留まり、規定投球回にも届かなかったが、投げた試合では好投して防御率3.92・7勝7敗という数字を記録。被本塁打率も低く、121.2イニングで7本しか被弾しなかった。

2013年は序盤から好投が続いたが、突然崩れるようになった[5]。これは肩の関節唇を負傷していたのが原因で、その修復手術を受けるため、6月以降は戦線離脱した[5]。そのため、同年は9試合の登板に終わり、防御率3.58・5勝2敗・WHIP1.30という成績だった。

2014年は、前年に受けた手術もあって滑液包炎を発症し、復帰が5月18日にずれ込んだ[6]。更に、6月下旬に胸郭出口症候群に起因する肩痛を発症し、故障者リスト入りして手術を受ける羽目になった[6]。このように故障を頻発し、2年連続で10試合未満に留まる7試合の登板に終わり、防御率もルーキーの年以来の4.00超えとなる4.12だった。

2015年、完全復活とはならなかったが、3年ぶりとなる20試合に先発登板。防御率2.43・自身3度目の2ケタ勝利となる10勝6敗・WHIP1.05という素晴らしい成績を残し、チームの快進撃に一定の貢献度を示した。制球力の高さや被本塁打の少なさも健在だった。

2016年は久々にフルシーズン先発ローテーションに入って投げ、32試合に登板して規定投球回にも達した。防御率4.67・2年連続2ケタ勝利となる10勝13敗・WHIP1.38と、実力からすれば低調な成績だったが、復活という一定の成果を残した。

ブレーブス時代[編集]

2016年12月1日ジョン・ガント英語版とマイナー選手2名とのトレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[7][2]

投球スタイル[編集]

オーバースローから、最速95mph(約153km/h[8]・平均90mph(約145km/h)のシンカーフォーシーム速球系を中心に、決め球である平均82mph(約132km/h)のチェンジアップと、平均84mph(約135km/h)のスライダー、その他に平均74mph(約119km/h)のカーブ、平均88mph(約142km/h)のカッターなどを使用する。GB%がメジャー通算57%と高く、多彩な球種でゴロを打たせて取るピッチングスタイル[9]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2008 STL 10 1 0 0 0 1 1 0 3 .500 69 16.0 14 4 8 0 1 8 3 0 10 10 5.63 1.38
2010 28 28 1 1 1 13 8 0 0 .619 695 163.1 151 9 64 4 3 132 4 1 64 49 2.70 1.32
2011 32 32 2 2 0 13 7 0 0 .650 826 194.2 207 15 50 2 2 156 12 1 100 77 3.56 1.32
2012 20 20 0 0 0 7 7 0 0 .500 515 121.2 136 7 30 1 0 98 12 1 58 53 3.92 1.36
2013 9 9 0 0 0 5 2 0 0 .714 234 55.1 57 6 15 0 0 43 3 0 26 22 3.58 1.30
2014 7 7 0 0 0 3 1 0 0 .750 177 43.2 39 6 7 0 3 39 1 0 20 20 4.12 1.05
2015 20 20 0 0 0 10 6 0 0 .625 510 129.2 106 6 30 0 3 97 4 0 37 35 2.43 1.05
2016 32 30 1 1 0 10 13 0 0 .435 741 171.2 179 26 57 3 7 150 8 0 94 89 4.67 1.38
通算:8年 158 147 4 4 0 62 45 0 3 .579 3767 896.0 889 79 261 10 19 723 47 3 409 355 3.57 1.28
  • 2016年度シーズン終了時

背番号[編集]

  • 64(2008年)
  • 54(2010年 - )

脚注[編集]

  1. ^ Jamie Garcia Contract Details, Salaries, & Earnings” (英語). Spotrac. 2016年12月2日閲覧。
  2. ^ a b MLB公式プロフィール参照。2016年12月2日閲覧。
  3. ^ Matthew Leach (2008年7月10日). “Mulder's injury opens door for Garcia” (英語). MLB.com. 2016年12月2日閲覧。
  4. ^ a b Joe DiGiovanni (2010年4月9日). “Cards' Garcia eager for return” (英語). MLB.com. 2010年5月3日閲覧。
  5. ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2014』 廣済堂出版、2014年、340頁。ISBN 978-4-331-51809-0
  6. ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版、2015年、339頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  7. ^ Braves trade for Cards lefty Garcia” (英語). MLB.com (2016年12月1日). 2016年12月2日閲覧。
  8. ^ 2010年シーズン記録
  9. ^ FanGraphs

関連項目[編集]

外部リンク[編集]