スペイス・オディティ (曲)

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スペイス・オディティ
デヴィッド・ボウイシングル
A面 スペイス・オディティ
B面 フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年
リリース
規格 レコード
録音 トライデント・スタジオ
(1969年6月20日、ロンドン
ジャンル スペース・ロックフォークロック
時間
レーベル フィリップス・レコード
(1969年、UK
マーキュリー・レコード
(1969年、US
作詞・作曲 デヴィッド・ボウイ
プロデュース ガス・ダッジョン
デヴィッド・ボウイ シングル 年表
ラブ・ユー・ティル・チューズデイ
(1967年)
スペイス・オディティ
(1969年)
プリティエスト・スター
(1970年)
デヴィッド・ボウイ アルバム 年表
デヴィッド・ボウイ
(1967年)
スペイス・オディティ
(1969年)
世界を売った男
(1971年)
スペイス・オディティ 収録曲

Side A

  1. スペイス・オディティ
  2. 眩惑された魂
  3. ドント・シット・ダウン
  4. ヘルミオーネへの手紙
  5. シグネット・コミティー

Side B

  1. ジャニーヌ
  2. おりおりの夢
  3. フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年
  4. 神は知っている
  5. フリー・フェスティバルの思い出
ミュージックビデオ
「Space Oddity」 - YouTube
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スペイス・オディティ(シングル)
専門評論家によるレビュー
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スペイス・オディティ」(Space Oddity)は、デヴィッド・ボウイが1969年に発表した楽曲。

シングル盤としてリリースされている他、デヴィッド・ボウイのアルバムスペイス・オディティ』、コンピレーション・アルバムザ・シングルス・コレクション』等に収録。多数のミュージシャンにカバーされている、デヴィッド・ボウイ初期の代表作の一つ。
2013年5月には、カナダのクリス・ハドフィールド宇宙飛行士国際宇宙ステーションでこの曲を(歌詞を少し変えて)歌い、宇宙で録音・撮影された初のミュージックビデオとしてYouTubeで公開されたことも話題になった。このビデオはボウイから1年間のライセンスを受けて公開されていたもので、1年後に削除された。公開中には2,200万回のアクセスがあった[1]

ローリング・ストーン』誌が選ぶ最も偉大な500曲において、189位にランクイン[2]

ギターワールド誌が選ぶ「偉大なる12弦ギターソング」で、19位に選ばれている[3]

全英シングルチャートでは1969年の初発売時は5位だったものの、1975年の再リリースで首位を獲得[4]

トム少佐[編集]

トム少佐en:Major Tom)は、デヴィッド・ボウイが創りだした、フィクションとしての人物である。『スペイス・オディティ』は、トム少佐を知る上で、極めて重要性のある曲である。『アッシェズ・トゥ・アッシェズ』(en:Ashes to Ashes[5]等も重要な参考文献となる。

メタルギアソリッド3」に出てくる「トム少佐」も「スペイス~」に由来する。当初はエンディングにこの曲を、続編的楽曲として「アッシェズ・トゥ・アッシェズ」を起用する予定だったが没になったというエピソードがある。[要出典]

収録曲[編集]

1969年フィリップス、マーキュリー[編集]

  1. スペイス・オディティ - 5:13
  2. フリークラウドから来たワイルドな瞳の少年 - 4:59

1973年RCA[編集]

アメリカ合衆国カナダで1月にRCAから発売された再リリース盤。
  1. スペイス・オディティ - 5:06
  2. 世界を売った男 - 3:53

1973年RCA日本国内盤[編集]

  1. スペイス・オディティ
  2. イット・エイント・イージー

1975年RCA[編集]

「MAXIMILLION」シリーズとしてRCAから発売された再リリース盤。このリリースの際、全英シングルチャートで1位を獲得した。
  1. スペイス・オディティ - 5:15
  2. チェンジス - 3:33
  3. ヴェルヴェット・ゴールドマイン - 3:09

2009年EMI[編集]

アポロ11号月面着陸40周年記念盤としてEMIからリリースされた。様々なヴァージョンの『スペイス・オディティ』を全12曲収録。デジタルリマスターEP盤
  1. スペイス・オディティモノラル、2009年デジタルリマスター、UK) - 4:42
  2. スペイス・オディティ(モノラル、2009年デジタルリマスター、US) - 3:29
  3. スペイス・オディティステレオ、2009年デジタルリマスター、US) - 3:58
  4. スペイス・オディティ(1979年再録音、2009年デジタルリマスター) - 4:57
  5. スペイス・オディティベースドラムス) - 5:31
  6. スペイス・オディティストリングス) - 5:31
  7. スペイス・オディティアコースティック・ギター) - 5:31
  8. スペイス・オディティメロトロン) - 5:31
  9. スペイス・オディティバッキング・ボーカルフルートチェロ) - 5:31
  10. スペイス・オディティ(スタイロフォンとギター) - 5:31
  11. スペイス・オディティ(リード・ボーカル) - 5:31
  12. スペイス・オディティ(カウントダウンを含むメイン・バッキング・ボーカル) - 5:31

スタッフ・クレジット[編集]

参加ミュージシャン[編集]

スタッフ[編集]

チャート[編集]

チャート(1969年~1975年) 最高順位
アメリカ(Billboard Hot 100[6] 15
イギリス(全英シングルチャート[4] 5

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ “Chris Hadfield’s ‘Space Oddity’ video removed from YouTube”. Spaceflightinsider.com. (2014年5月13日). http://www.spaceflightinsider.com/missions/iss/last-chance-hear/ 2014年10月6日閲覧。 
  2. ^ The 500 Greatest Songs of All Time” (英語). Rolling Stone (2021年9月15日). 2021年12月21日閲覧。
  3. ^ The greatest 12-string guitar songs of all time” (英語). www.guitarworld.com (2020年5月20日). 2021年12月26日閲覧。
  4. ^ a b David Bowie|full Official Chart History”. Official Charts. 2023年1月17日閲覧。
  5. ^ MTVによると、『アッシェズ・トゥ・アッシェズ』は、『スペイス・オディティ』に対する、デヴィッド・ボウイ自身によるシニカルなアンサー・ソングである。(第2回MTVロック検定2級 Q60
  6. ^ David Bowie”. Billboard. 2023年1月17日閲覧。

外部リンク[編集]