ジェイク・ディークマン

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ジェイク・ディークマン
Jake Diekman
テキサス・レンジャーズ #41
Jake Diekman on June 9, 2012.jpg
フィリーズ時代 (2012年6月9日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 ネブラスカ州ゲージ郡ワイモア英語版
生年月日 (1987-01-21) 1987年1月21日(31歳)
身長
体重
6' 4" =約193 cm
200 lb =約90.7 kg
選手情報
投球・打席 左投左打
ポジション 投手
プロ入り 2007年 MLBドラフト30巡目
初出場 2012年5月15日 ヒューストン・アストロズ
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ジェイコブ・タナー・ディークマンJacob Tanner Diekman, 1987年1月21日 - )は、アメリカ合衆国ネブラスカ州ゲージ郡ワイモア英語版出身のプロ野球選手投手)。左投左打。MLBテキサス・レンジャーズ所属。

経歴[編集]

プロ入りとフィリーズ時代[編集]

2007年MLBドラフト30巡目(全体923位)でフィラデルフィア・フィリーズから指名され、6月22日に契約。契約後、傘下のルーキー級ガルフ・コーストリーグ・フィリーズでプロデビューし、10試合(先発7試合)に登板して1勝3敗・防御率2.92・35奪三振の成績を残した。8月にA-級ウィリアムズポート・クロスカッターズ英語版へ昇格。3試合に先発登板して2勝1敗・防御率2.25・11奪三振の成績を残した。

2008年はまずA級レイクウッド・ブルークロウズでプレーし、19試合に先発登板して3勝5敗・防御率5.42・53奪三振の成績を残した。7月にA-級ウィリアムズポートへ異動。8試合に先発登板して1勝4敗・防御率4.40・43奪三振の成績を残した。

2009年からリリーフへ転向。A級レイクウッドでプレーし、32試合(先発2試合)に登板して2勝0敗2セーブ・防御率4.04・52奪三振の成績を残した。

2010年はまずA級レイクウッドでプレーし、21試合に登板して2勝0敗・防御率1.90・30奪三振の成績を残した。6月にA+級クリアウォーター・スレッシャーズ英語版へ昇格。24試合に登板して0勝2敗・防御率3.66・26奪三振の成績を残した。

2011年はAA級レディング・フィリーズでプレーし、53試合に登板して0勝1敗3セーブ・防御率3.05・83奪三振の成績を残した。オフの11月18日にフィリーズとメジャー契約を結び、40人枠入りを果たした[1]

2012年3月27日にAAA級リーハイバレー・アイアンピッグスへ配属され、そのまま開幕を迎えた。5月11日にメジャーへ昇格し[2]、15日のヒューストン・アストロズ戦でメジャーデビュー。同点の9回表2死から登板し、1.1回を無安打無失点3奪三振に抑え、10回裏にフィリーズがサヨナラ勝ちしたため、メジャー初勝利を挙げた。その後もリリーフとして22試合に登板したが、8月1日にAAA級リーハイバレーへ降格。登録枠が拡大された9月2日に再昇格した[3]。この年メジャーでは32試合に登板して1勝1敗・防御率3.95・35奪三振の成績を残した。

2013年3月17日にAAA級リーハイバレーへ配属され、そのまま開幕を迎えた。AAA級リーハイバレーで30試合に登板後、6月13日にメジャーへ昇格[4]。45試合に登板して1勝4敗・防御率2.58・41奪三振の成績を残した。

2014年は初の開幕ロースター入りを果たした[5]。この年は、チーム最多且つ自己最多となる73試合に投げ、防御率3.80・チーム最多ホールド[6]を記録。また、71.0イニングで100個の三振を奪い、奪三振率12.7という高率をマークしたが、大雑把な制球力から四球で乱れる場面もあった[6]

2015年、フィリーズでは41試合に投げたが、防御率5.15・WHIP1.75と荒れたピッチング内容だった。奪三振率(12.0)と与四球率(5.9)のどちらもが高いのも、相変わらずであった。

レンジャーズ時代[編集]

2015年7月31日マット・ハリソンニック・ウィリアムズホルヘ・アルファーロジェイク・トンプソンジェラッド・アイコフアレク・アッシャー英語版とのトレードで、コール・ハメルズと共にテキサス・レンジャーズへ移籍した[7][8]。レンジャーズ加入後は投球内容が一転し、26試合の登板で防御率2.08・WHIP0.92という成績を残した。フィリーズとの通算では、2年連続65試合以上となる67試合に投げ、2勝1敗・防御率4.01・58.1イニングで31四球・69奪三振という成績を残した。

2017年1月17日、例年悩まされてきた慢性の大腸炎を手術することが発表された。これによってシーズン前半を欠場することになった[9]9月1日にメジャー復帰するとシーズン終了までに11試合に登板した。オフにはハッチ賞を受賞した[10]

投球スタイル[編集]

サイドスロー気味のスリークォーターから、平均球速153.0km/hツーシームを繰り出す。これが投球全体の70%以上の割合で投げており、次いで平均球速136.5km/hのスライダーが約24%と、この2球種で全体のほとんどを占める。それ以外ではチェンジアップを投げる。また、ごく稀にカーブフォーシームを投げることがある。2013年の1シーズンのみ、基本球種にツーシームではなくシンカーを使っており、シンカー、ツーシーム、スライダーの3球種を組み合わせていた。[11]

三振能力が非常に高く、2016年シーズン終了時点で通算奪三振率11.03をマークしている。一方で、もともと制球力がない上に、最大の武器であるスライダーをボール球にして振らせることが多いため、特にスライダーのストライク率が低い。その結果、与四球が多くなり通算与四球率4.65という壊滅的な数字を残している[11]

詳細情報[編集]

年度別投手成績[編集]





















































W
H
I
P
2012 PHI 32 0 0 0 0 1 1 0 4 .500 131 27.1 25 1 20 3 3 35 1 0 17 12 3.95 1.65
2013 45 0 0 0 0 1 4 0 11 .200 164 38.1 34 1 16 2 0 41 2 1 15 11 2.58 1.30
2014 73 0 0 0 0 5 5 0 18 .500 313 71.0 66 4 35 5 3 100 7 0 36 30 3.80 1.42
2015 41 0 0 0 0 2 1 0 6 .667 175 36.2 40 3 24 0 2 49 1 0 23 21 5.15 1.75
TEX 26 0 0 0 0 0 0 0 10 --- 85 21.2 13 2 7 0 1 20 1 0 5 5 2.08 0.92
'15計 67 0 0 0 0 2 1 0 16 .667 260 58.1 53 5 31 0 3 69 2 0 28 26 4.01 1.44
2016 66 0 0 0 0 4 2 4 26 .667 221 53.0 36 4 26 1 3 59 3 0 22 20 3.40 1.17
2017 11 0 0 0 0 0 0 1 1 ---- 45 10.2 4 1 10 1 0 13 0 0 3 3 2.53 1.31
MLB:6年 294 0 0 0 0 13 13 5 76 .500 1134 258.2 218 16 138 12 12 317 15 1 121 102 3.55 1.38
  • 2017年度シーズン終了時

表彰[編集]

背番号[編集]

  • 63(2012年 - 2015年途中)
  • 41(2015年途中 - )

脚注[編集]

  1. ^ “Phillies Add Four Players To 40-Man Roster” (英語). Phillies Press Release. MLB.com. (2011年11月18日). http://m.phillies.mlb.com/news/article/25999524 2015年11月20日閲覧。 
  2. ^ “Phillies announce roster moves” (英語). Phillies Press Release. MLB.com. (2012年5月11日). http://m.phillies.mlb.com/news/article/30964070 2015年11月20日閲覧。 
  3. ^ Todd Zolecki (2012年9月2日). “Callups De Fratus, Diekman bolster bullpen” (英語). MLB.com. 2015年11月20日閲覧。
  4. ^ Todd Zolecki (2013年6月13日). “Hernandez sent down to get playing time at Triple-A” (英語). MLB.com. 2015年11月20日閲覧。
  5. ^ “Phillies finalize Opening Day roster” (英語). Phillies Press Release. MLB.com. (2014年3月29日). http://m.phillies.mlb.com/news/article/70413270 2015年11月20日閲覧。 
  6. ^ a b 友成那智、村上雅則 『メジャーリーグ・完全データ選手名鑑2015』 廣済堂出版2015年、322頁。ISBN 978-4-331-51921-9
  7. ^ “6対2の大型トレード成立へ! レンジャーズ、先発左腕C.ハメルズらを獲得”. MSNスポーツ (MSN). (2015年7月30日). https://archive.is/swW41 2015年11月20日閲覧。 
  8. ^ Rangers get Cole Hamels, reliever for lefty Matt Harrison, 5 prospects” (英語). ESPN (2015年7月29日). 2015年11月20日閲覧。
  9. ^ “レンジャーズ左腕、大腸炎手術でシーズン前半絶望に”. iSM(Yahoo!JAPAN). (2017年1月18日). オリジナル2017年2月2日時点によるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170202033010/http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170118-00000213-ism-base 2017年1月28日閲覧。 
  10. ^ Doug Miller (2018年1月29日). “Diekman wins Hutch Award for community service” (英語). MLB.com. https://www.mlb.com/news/jake-diekman-wins-hutch-award/c-265289624 2018年4月10日閲覧。 
  11. ^ a b Jake Diekman Pitch Data” (英語). The Baseball Cube. 2017年1月29日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]