エールディヴィジ

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エールディヴィジ
Eredivisie
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加盟国 オランダの旗 オランダ
大陸連盟 UEFA
創立 1956
参加クラブ 18
リーグレベル 第1部
下位リーグ エールステ・ディヴィジ
国内大会 KNVBカップ
ヨハン・クライフ・スハール
国際大会 チャンピオンズリーグ
ヨーロッパリーグ
最新優勝クラブ アヤックス (26回目) (2018-19)
最多優勝クラブ アヤックス (26回)
テレビ局 Fox Sports Eredivisie
NOS (ハイライト)
日本:Hulu(生中継)
DAZN(ハイライト)
公式サイト Eredivisie.nl
2020-21

エールディヴィジオランダ語: Eredivisie, オランダ語発音: [ˈeːrədiˌvizi])は、オランダ・プロサッカーリーグの最上位リーグである。またオランダ語で「名誉ある階級」という言葉が由来である。

大会形式[編集]

18クラブによる2回総当りで基本的に8月終わりに開幕して翌年5月に閉幕する。優勝クラブは次年度のUEFAチャンピオンズリーグへの出場権を得る。4位~7位がヨーロッパ・リーグ出場枠を賭けてリーグ戦終了後に勝ち抜き戦形式のPOを行う。最下位 (18位) のクラブはエールステ・ディヴィジ (2部リーグ) に自動降格 (代わってエールステ・ディヴィジの優勝クラブが昇格) し、16位17位 とエールステ・ディヴィジの8クラブが入れ替えPOを争う。

2020-21シーズン所属クラブ[編集]

2020-2021年シーズンのエールディヴィジのクラブ数は前年同様の18。新型コロナの影響により昨シーズンのエールステ・ディヴィジからの昇格クラブは無い。

チーム 創設 監督 ホームタウン スタジアム 収容人数 前年度成績
AFCアヤックス 1900年 オランダの旗 エリック・テン・ハフ アムステルダム ヨハン・クライフ・アレナ 54,990 優勝
AZアルクマール 1967年 オランダの旗 パスカル・ヤンセン アルクマール AFASスタディオン 17,250 2位
ADOデン・ハーグ 1905年 オランダの旗 ルート・ブロート デン・ハーグ カーズ・ジーンズ・スタディオン 15,000 17位
FCエメン 1925年 オランダの旗 ディック・ルッケン エメン デ・アウデ・メールダイク 8,600 12位
フェイエノールト 1908年 オランダの旗 ディック・アドフォカート ロッテルダム フェイエノールト・スタディオン 53,000 3位
フォルトゥナ・シッタート 1968年 オランダの旗 ショルス・ウルティー シッタート・ヘレーン フォルトゥナ・シッタート・スタディオン 12,500 16位
FCフローニンゲン 1971年 オランダの旗 ダニー・バイス フローニンゲン エウロボルグ 22,525 9位
SCヘーレンフェーン 1920年 オランダの旗 ヨニー・ヤンセン ヘーレンフェーン アベ・レンストラ・スタディオン 26,900 10位
ヘラクレス・アルメロ 1903年 ドイツの旗 フランク・ヴォルムート アルメロ エルフェ・アシト 12,080 8位
PSVアイントホーフェン 1913年 ドイツの旗 ロガー・シュミット アイントホーフェン フィリップス・スタディオン 35,000 4位
スパルタ・ロッテルダム 1888年 オランダの旗 ヘンク・フレイザー ロッテルダム スパルタ・スタディオン 11,000 11位
FCトゥウェンテ 1965年 オランダの旗 ロン・ヤンス エンスヘデ デ・フロルーシュ・フェステ 30,250 14位
FCユトレヒト 1970年 オランダの旗 レネ・ハケ ユトレヒト スタディオン・ハルヘンワールト 23,750 6位
SBVフィテッセ 1892年 ドイツの旗 トーマス・レッシュ アーネム ヘルレドーム 25,000 7位
VVVフェンロー 1903年 オランダの旗 ハンス・デ・コニング フェンロー デ・クール 8,000 13位
RKCヴァールヴァイク 1940年 オランダの旗 フレット・フリム ヴァールヴァイク マンデマケルス・スタディオン 7,500 18位
ヴィレムII 1896年 オランダの旗 アドリー・コスター ティルブルフ コニング・ヴィレムII・スタディオン 14,700 5位
PECズヴォレ 1910年 オランダの旗 ヨン・ステーヘマン ズヴォレ MAC³PARKスタディオン 14,000 15位

概要と歴史[編集]

オランダのフットボールリーグの歴史は1897年まで遡るが、プロ化されてエールディヴィジとしてスタートしたのは1956-57シーズンからである。創設当初はアヤックス、BVC、BVVDOSEVVエリンクヴァイクSCエンスヘデフェイエノールト、フォルトゥナ'54、GVAVMVVNACNOAD、PSV、ラピドJC、スパルタVVV '03、ヴィレムIIの18クラブが参加した。[1]レギュレーションは、1956年から18チームとほぼ変動していない。

1897年、オランダ主要都市で発足したチーム同士が競い合ったのをきっかけに、サッカーの普及とともに全国リーグの開催へと発展していった。しかし、第2次世界大戦前には多くの西欧各国のサッカーリーグがプロ化された中、オランダのリーグは1950年代までセミプロやアマチュアの体制をとるクラブがほとんどであった。

その後、オランダでもプロ化の機運が高まりはじめ、1954年にリーグがプロ化し、1956年にエールディヴィジが発足した。ちなみにプロ化以前の第2次世界大戦中、オランダはナチス・ドイツの占領下に置かれたが、オランダリーグ自体はアマチュアであったためか、リーグは例年通りに開催された (事情は違うが、スコティッシュ・プレミアリーグも第2次世界大戦中に通常開催している) 。

プロ化した1956-57シーズンから2007-08シーズンまでの52回のリーグ戦で、アヤックス、PSV、フェイエノールトの3チームが48回の優勝を記録する完全な3強寡占のリーグ構造であった。それ以外のチームではDOS (1957-58) 、スパルタ・ロッテルダム (1958-59) 、DWS (1963-64) 、AZ (1980-81) の計4回にとどまり、1981-82シーズンからの27シーズンは3強による優勝の独占が続いた。

しかし、ボスマン判決によって1996年以降は他国リーグの青田買いの対象となり、各国の代表選手達が次々と他国リーグへ移籍。3強も例外ではなく主力選手の流出で戦力低下を余儀なくされて、リーグの地盤沈下を招いた。

2000年代に入ると、アヤックスやPSVが海外での選手発掘によって戦力の底上げに成功してUEFAチャンピオンズリーグでの活躍で復活を印象づけたのに対して、フェイエノールトは2002年のUEFAカップ制覇を境に経済的に弱体化。一方で、AZやFCトゥウェンテなどのチームが徐々に力をつけて上位陣に定着、2008-09シーズンにはAZが28年ぶり2度目の優勝、2009-10シーズンにはFCトゥウェンテがチーム創設以来初のリーグ優勝を果たした。

このためかつての圧倒的優位を失ったトップ3は伝統的なトップ3との意味で"トラディツォネール・トップ3"と呼ばれているが、現在でもクラブ規模の面では依然群を抜いた存在であり、地方クラブがこの3クラブを追い抜く事は不可能に近い(PSVも地方クラブであるが、例外的にフィリップスのスポンサーシップと過去の成績から国外で高い知名度を得ることに成功した)。AZは後にスポンサーの銀行が破産し経済力が大きく低下、代わりに外国資本によって買収されたフィテッセが財政面での力を付け(実質的には赤字経営だがオーナーが補填)、財政面で危機を脱したフェイエノールトがトップクラブを夢見て運営に失敗したトゥエンテの予算規模を再び抜いている。

2019-20シーズン、世界中で猛威を振る新型コロナウイルス感染症の影響を受けるオランダでは、4月にマルク・ルッテ首相が9月までのプロフットボールをはじめとしたイベント開催の禁止を発表した。これを受け、1956年のエールディヴィジの歴史において史上初めてリーグ打ち切りが決定した。

アヤックスとフェイエノールトの対戦はデ・クラシケル (De Klassieker) と呼ばれる。

歴代大会結果[編集]

クラブ別優勝回数[編集]

エールディヴィジ移行後[編集]

回数 クラブ
26 アヤックス
21 PSV
10 フェイエノールト
2 AZ
1 スパルタ・ロッテルダム, トゥウェンテ, DWS, DOS

都市別優勝回数[編集]

回数 都市 クラブ
27
アムステルダム アヤックス (26), DWS (1)
21
アイントホーフェン PSV (21)
11
ロッテルダム フェイエノールト (10), スパルタ・ロッテルダム (1)
2
アルクマール AZ (2)
1
エンスヘデ トゥウェンテ (1)
1
ユトレヒト DOS (1)

連覇記録[編集]

  • 4連覇
    • PSV (1985-86, 1986-87, 1987-88, 1988-89)
    • PSV (2004-05, 2005-06, 2006-07, 2007-08)
    • アヤックス (2010-11, 2011-12, 2012-13, 2013-14)

歴代得点王[編集]

国際大会での戦績[編集]

2019-20シーズン終了時点
アヤックス (4回)
フェイエノールト (1回)
PSVアイントホーフェン (1回)
アヤックス (2回)
フェイエノールト (2回)
PSVアイントホーフェン (1回)
アヤックス (1回)
FCトゥウェンテ (1回)
AZ (1回)
アヤックス (1回)
アヤックス (1回)
アヤックス (1回)
アヤックス (3回)
アヤックス (1回)
フェイエノールト (1回)
PSVアイントホーフェン (1回)
アヤックス (2回)
フェイエノールト (1回)
PSVアイントホーフェン (1回)

主な選手[編集]

出場ランキング[編集]

2019-20シーズン終了時点

ランク 選手 出場数
1 オランダの旗 ピム・ドゥースブルグ 687
2 オランダの旗 ヤン・ヨングブルート 683
3 オランダの旗 ピート・シュライフェルス 575
4 オランダの旗 サンデル・ボスフケル 560
5 オランダの旗 エディ・トライテル 553
6 オランダの旗 ヴィリー・ファン・デル・カイレン 533
7 オランダの旗 ダニー・ブリント 521
8 オランダの旗 エドワート・メホト 519
9 オランダの旗 アート・マンスフェルト 503
10 オランダの旗 ヴィレム・ファン・ハネヘム 488
太字 は現役選手[2]

得点ランキング[編集]

2019-20シーズン終了時点

ランク 選手 得点数 出場数
1 オランダの旗 ヴィリー・ファン・デル・カイレン 311 533
2 オランダの旗 ルート・へールス 265 393
3 オランダの旗 ヨハン・クライフ 215 308
4 オランダの旗 キース・キスト 212 372
5 オランダの旗 トニー・ファン・デル・リンデン 205 323
6 オランダの旗 ヘンク・フロート 196 283
7 オランダの旗 ピーター・ハウトマン 180 330
8 オランダの旗 シャーク・スワルト 176 463
9 オランダの旗 レオ・ファン・フェーン 174 491
10 オランダの旗 コル・ファン・デル・ハイプ 160 214
太字 は現役選手[3]

日本人選手[編集]

1982年に望月達也HFCハーレムにアマチュア契約で入団し、日本人選手初のエールディビジデビューを果たした[4]

2001年に小野伸二フェイエノールトに加入し、日本人選手としてエールディビジ初ゴール(2部では小倉隆史が記録)やチームのUEFAカップ優勝に貢献。5シーズン在籍して112試合出場19得点をマークし[4]、エールディビジで最も優れたアジア人選手とオランダメディア『elfvoetbal』は伝えている[5]

2008年には本田圭佑VVVフェンローに加入。1年目にチームは2部へ降格してしまうが、2部ではキャプテンとしてチームの昇格に貢献し、2部の年間最優秀選手賞を受賞。本田の活躍もあり、VVVには吉田麻也カレン・ロバート大津祐樹など日本人選手が続けて所属した[4]

2010年代では、ハーフナー・マイクがオランダ2クラブでプレーし、日本人選手最多となるエールディビジ通算51ゴールをマークしている[5]。2019年には堂安律FCフローニンゲンからPSVアイントホーフェンに移籍した。

シーズン別大会名[編集]

  • Eredivisie (1956–1990)
  • PTT-Telecompetitie (1990–1999)
  • KPN-Telecompetitie (1999–2000)
  • KPN Eredivisie (2000–2002)
  • Holland Casino Eredivisie (2002–2005)
  • Eredivisie (2005–現在)

脚注[編集]

  1. ^ Netherlands 1956/57”. RSSSF. 2013年10月12日閲覧。
  2. ^ http://www.ererat.nl/asp/ererat_speler.asp?report=11&van=1956&tot=2099&clubid=&wie=&natioid=
  3. ^ http://www.ererat.nl/asp/ererat_speler.asp?report=2&sortitem=0&sortdir=-1&van=1956&tot=2020&clubid=-1&wie=1&natioid=-1
  4. ^ a b c 若き日の小野や本田が放った輝き オランダで欧州“一歩目”を刻んだ日本人選手の系譜football-zone 2017年8月12日
  5. ^ a b 日本とオランダは最高の相性?現地メディアが考える歴代最高のアジア人選手とはゲキサカ 2018年3月23日

関連項目[編集]

外部リンク[編集]