エールステ・ディヴィジ

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エールステ・ディヴィジ
加盟国 オランダの旗 オランダ
大陸連盟 UEFA
創立 1956
参加クラブ 19
リーグレベル 第2部
上位リーグ エールディヴィジ
下位リーグ トップクラッセ (2015年まで)
トゥヴェーデ・ディヴィジ (2016年より)
国内大会 KNVBカップ
最新優勝クラブ スパルタ・ロッテルダム (2015-16)
2016-17

エールステ・ディヴィジオランダ語: Eerste Divisie, オランダ語発音: [ˈeːrstə diˈvizi]; 英語: First Division)は、オランダのプロサッカーリーグのディビジョンのひとつで、最上位であるエールディヴィジの一つ下のディヴィジョンである。 Eersteとはオランダ語で1番 (First) という意味であるが、実質2部である。

スポンサーであるベルギーのビール醸造会社のブランド名を冠してジュピラーリーグ (Jupiler League) とも呼ぶ。 以前は職業別電話帳の会社がスポンサーで、ハウデン・ヒッズ・ディヴィジ (Gouden Gids Divisie, [ˈɣʌu̯də(n) ˈɣɪdz diˈvizi])[1]と称していた。なお、ベルギーのサッカーリーグにも同じスポンサーが付いており、こちらの呼び名もジュピラー・プロ・リーグである。

概要[編集]

エールステ・ディヴィジは19クラブで構成されており、2回総当りのホーム・アンド・アウェー方式で行われる。 優勝クラブは自動的に翌シーズンのエールディヴィジに昇格し、代わりにエールディヴィジの18位(最下位)クラブが自動的に降格してくる。その他のエールステ・ディヴィジ8クラブとエールディヴィジ16位・17位のクラブが入れ替え戦 (ジュピラーPO) に進出して翌シーズンのエールディヴィジの枠を争う(後述)。

エールステ・ディヴィジからの降格・下部リーグであるフーフトクラッセからの昇格は原則として認められていなかった。これはエールディヴィジとエールステ・ディヴィジのみがプロリーグであり、これより下のリーグはアマチュアリーグであるためである。しかし、2010-11シーズンから、アマチュアクラブにもプロリーグ挑戦の門戸を開放することを目指し、トップクラッセを設立。初回のシーズンはエールステの最下位(19位[2])・オスがトップクラッセに降格した(2010年10月放映「FIFAフットボール・ムンディアル」より)。

2012-13シーズンの2クラブの財政破綻を受け、KNVBは2013年夏にリーグ改革に着手。トップクラッセからアヒレス'29、エールディヴィジのリザーブからヨング・アヤックス、ヨング・PSV、ヨング・トゥエンテを加えた20チームでのリーグ戦に変更[3]。2015-2016シーズンはヨング・トゥエンテが財政難からジュピラー・リーグを撤退したために一時的に19クラブでのリーグ戦となった。KNVBは2016-2017シーズンからオランダ・フットボールの新たな構成として『フットボール・ピラミッド』を導入。新設されるプロリーグとアマチュアリーグを繋ぐトゥヴェーデ・ディヴィジ (18クラブを予定) とジュピラー・リーグの間での入れ替えが義務化される[4]

リザーブチームの扱い[編集]

2013-14シーズンから試験的に2年間、リザーブリーグからアヤックス、PSV、トゥエンテの各リザーブチーム (ヨング) がエールステ・ディヴィジに参加、2015-2016シーズンからはトゥエンテが撤退し、アヤックスとPSVの両ヨングチームが参加している。リザーブチームはあくまで経験を積む場としての参加であり、昇格は争わないため、入れ替えプレーオフ参加資格もない。現在の規定ではこれまでのリザーブチームのルールとは違い、同じ週にエールディヴィジとエールステ・ディヴィジの両方でプレーできる選手の数は (禁止規定が2015年夏に緩和されて) 2人まで。23歳以上でトップチームで10回以上スタメンまたは10回以上45分間以上プレーした選手はそれ以降ジュピラーリーグでの出場資格を失う。また、リザーブチームはこれまで同様にKNVB杯の出場資格は持たない[5]

入れ替え戦[編集]

エールディヴィジとの入れ替え[編集]

オランダ独特の方式を採用している。
入れ替え戦参加資格は以下のように決定する。

  1. エールディヴィジ 16位と17位
  2. エールステ・ディヴィジのピリオド・チャンピオン[6] 6クラブ
  3. ピリオド・チャンピオン以外でレギュラーシーズンの順位 上位2クラブ
  4. 上記項目で判断したが、ピリオド・チャンピオンが該当なしであった場合や、ピリオド・チャンピオンが既にシーズン順位1位で自動昇格を得ている場合など、参加資格に空きがあるときはレギュラーシーズンの順位が上位であるクラブ (上記3で資格を得たクラブに続く順位のクラブ) に資格を与える。
  5. 決定したエールステ・ディヴィジからの8クラブにはシーズン順位を元に1~8位の順位付けがなされ、入れ替え戦の際にその順位が使用される。

エールディヴィジの2クラブを合わせた全10クラブがエールディヴィジ2枠を賭けて、3ラウンドで争う。 第1ラウンドはホーム・アンド・アウェー方式による2試合。第2ラウンドと第3ラウンドもホーム・アンド・アウェー方式だが、1勝1敗、あるいは2分けに終わった場合、延長戦を行わず、第3戦を行って決着をつける。

  • 第1ラウンド
    • A - エールステ・ディヴィジの8位 vs エールステ・ディヴィジの5位
    • B - エールステ・ディヴィジの7位 vs エールス・ディヴィジテの6位
  • 第2ラウンド
    • C - Aの勝者 vs エールディヴィジの17位
    • D - エールステ・ディヴィジの4位 vs エールステ・ディヴィジの1位
    • E - エールステ・ディヴィジの3位 vs エールステ・ディヴィジの2位
    • F - Bの勝者 vs エールディヴィジの16位
  • 第3ラウンド
    • G - Cの勝者 vs Dの勝者
    • H - Eの勝者 vs Fの勝者

GとH、それぞれの勝者が来季エールディヴィジへ。

トップクラッセとの入れ替え[編集]

前述のとおり、オランダではプロとアマの棲み分けが完全になされた伝統から、2009-10シーズンまではエールステ・ディヴィジとアマチュア1部(実質3部)のフーフトクラッセとの入れ替えは認められていなかったが、アマチュアクラブにも将来的なプロリーグ参入を目指せる環境づくりを提供することを念頭に、トップクラッセという新ディビジョンを発足。2009-10シーズンはエールステ・ディヴィジ最下位(19位)のオスが降格したのみだったが、2010-11シーズンからはエールステ・ディヴィジの最下位チームとトップクラッセの総合優勝チーム(土曜日組・日曜日組の予選リーグそれぞれの優勝クラブでのプレーオフの勝利チーム)とが自動的に入れ替わる。ただしトップクラッセの優勝チームには昇格の拒否権があり、その場合はプレーオフで敗退したクラブが昇格する。そのクラブも拒否した場合、入れ替えは行われない。

2016-17シーズン所属クラブ[編集]

クラブ 都市 15-16
順位
エールステ
初参戦
エールステ
在籍年数
直近の
昇降格
昇降格以来の
在籍年数
エールステ
優勝回数
リーグ
優勝回数
直近の
優勝
アヒレス'29 フルースベーク 15位 2013-14 4 2013-14 4 0 0 -
ヨング・アヤックス アムステルダム 9位 2013-14 4 2013-14 4 0 0 -
アルメレ・シティFC アルメレ 8位 2005-06 11 2005-06 11 0 0 -
SCカンブール レーワルデン 1部18位 1965-66 45 2016-17 1 2 0 -
FCデン・ボス スヘルトーヘンボス 17位 1958-59 40 2005-06 11 4 1 1948
FCドルトレヒト ドルトレヒト 14位 1956-57 31 2015-16 2 2 0 -
FCアイントホーフェン アイントホーフェン 4位 1957-58 55 1977-78 39 0 1 1954
FCエメン エメン 7位 1985-86 31 1985-86 31 0 0 -
フォルトゥナ・シッタート シッタート 16位 1956-57 37 2002-03 14 4 0 -
デ・フラーフスハップ ドゥーティンヘム 1部17位 1956-57 34 2016-17 1 3 0 -
ヘルモント・スポルト ヘルモント 13位 1956-57 50 1984-85 31 1 0 -
MVV マーストリヒト 10位 1976-77 24 2000-01 16 2 0 -
NACブレダ ブレダ 3位 1965-66 13 2015-16 2 1 1 1921
FCオス オス 19位 1992-93 25 2012-13 5 0 0 -
ヨングPSV アイントホーフェン 11位 2013-14 4 2013-14 4 0 0 -
RKCヴァールヴァイク ヴァールヴァイク 18位 1984-85 10 2014-15 3 2 0 -
SCテルスター フェルセン 12位 1956-57 45 1978-79 38 0 0 -
ヨング・ユトレヒト ユトレヒト リザーブ1位 2016-17 1 2016-17 1 0 0 -
FCフォレンダム フォレンダム 6位 1956-57 36 2009-10 7 6 0 -
VVVフェンロー フェンロー 2位 1963-64 36 2013-14 4 2 0 -

歴代優勝クラブ[編集]

シーズン 優勝 準優勝
1956-57 ADO
ブラウ・ウィット
アルクマール'54
ストルムフォーヘルス
1957-58 ヴィレムII
SHS
DFC
ストルムフォーヘルス
1958-59 FCフォレンダム
シッターディア
レーワルデン
ストルムフォーヘルス
1959-60 GVAV
アルクマール'54
フィテッセ
DFC
1960-61 FCフォレンダム
ブラウ・ウィット
デ・フォレワイカース
DHC
1961-62 ヘラクレス
フォルトゥナ・フラールディング
SBVエクセルシオール
DHC
1962-63 DWS ゴー・アヘッド
1963-64 シッターディア テルスター
1964-65 ヴィレムII USVエリンクワイク
1965-66 シッターディア クセルクセス
1966-67 FCフォレンダム NEC
1967-68 ホラント・スポルト AZ'67
1968-69 SVV HFCハールレム
1969-70 FCフォレンダム SBVエクセルシオール
1970-71 FCデン・ボス GVAV
1971-72 HFCハールレム AZ'67
1972-73 ローダJCケルクラーデ PECズヴォレ
1973-74 SBVエクセルシオール フィテッセ
1974-75 NEC FCフローニンゲン
1975-76 HFCハールレム FC VVV
1976-77 フィテッセ PECズヴォレ
1977-78 PECズヴォレ MVVマーストリヒト
1978-79 SBVエクセルシオール FCフローニンゲン
1979-80 FCフローニンゲン FCフォレンダム
1980-81 HFCハールレム SCヘーレンフェーン
1981-82 ヘルモント・スポルト フォルトゥナ・シッタート
1982-83 DS'79 FCフォレンダム
1983-84 MVVマーストリヒト FCトゥウェンテ
1984-85 SCヘラクレス FC VVV
1985-86 FCデン・ハーグ PECズヴォレ
1986-87 FCフォレンダム ヴィレムII
1987-88 RKCヴァールヴァイク BVフェーンダム
1988-89 フィテッセ FCデン・ハーグ
1989-90 SVV NACブレダ
1990-91 デ・フラーフスハップ NACブレダ
1991-92 SCカンブール BVVデン・ボス
1992-93 VVVフェンロー SCヘーレンフェーン
1993-94 ドルトレヒト'90 NEC
1994-95 フォルトゥナ・シッタート デ・フラーフスハップ
1995-96 AZ FCエメン
1996-97 MVVマーストリヒト SCカンブール
1997-98 AZ SCカンブール
1998-99 FCデン・ボス FCフローニンゲン
1999-2000 NACブレダ FCズヴォレ
2000-01 FCデン・ボス SBVエクセルシオール
2001-02 FCズヴォレ SBVエクセルシオール
2002-03 ADOデン・ハーグ FCエメン
2003-04 FCデン・ボス SBVエクセルシオール
2004-05 ヘラクレス・アルメロ スパルタ・ロッテルダム
2005-06 SBVエクセルシオール VVVフェンロー
2006-07 デ・フラーフスハップ VVVフェンロー
2007-08 FCフォレンダム RKCヴァールヴァイク
2008-09 VVVフェンロー RKCヴァールヴァイク
2009-10 デ・フラーフスハップ SCカンブール
2010-11 RKCヴァールヴァイク FCズヴォレ
2011-12 FCズヴォレ スパルタ・ロッテルダム
2012-13 SCカンブール FCフォレンダム
2013-14 ヴィレムII FCドルトレヒト
2014-15 NEC FCアイントホーフェン
2015-16 スパルタ・ロッテルダム

脚注[編集]

  1. ^ Gids in isolation: [ˈɣɪts].
  2. ^ 当初20チームだったが、ハールレムがシーズン途中で経営破たんし、参加辞退。それとの試合も無効扱いとなったため19チームでの開催となった
  3. ^ 負のスパイラル脱却を狙うオランダ2部 成否分ける再編成後の新フォーマット 中田徹 - スポーツナビ(2013年6月8日)
  4. ^ http://home.knvb.nl/nieuws/nieuwe-competitiestructuur-krijgt-vorm/
  5. ^ http://home.knvb.nl/nieuws/nieuwe-competitiestructuur-krijgt-vorm/
  6. ^ ピリオド・チャンピオンとはレギュラーシーズンの6節ごとにチャンピオンを決めるものである。 既に前のピリオドでチャンピオンになっているクラブが、同シーズンに再びピリオド1位になった場合はそのピリオド2位のクラブがピリオド・チャンピオンとなる。2位のクラブも既にピリオド・チャンピオンになっている場合は該当なしとなる。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • JupilerLeague.nl – エールステ・ディヴィジ公式サイト(オランダ語)
  • KNVB.nl – KNVB公式サイト(オランダ語)(英語)
  • League321.com – Dutch football league tables, records & statistics database(英語)