イギリス統治下のビルマ

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動先: 案内検索
ビルマ(イギリス領インド帝国)
イギリス領インド帝国
コンバウン王朝
ビルマ国
1824年 - 1942年
1945年 - 1948年
ビルマ国
:en:Saharat Thai Doem
ビルマ
ビルマ(イギリス領インド帝国)の国旗
国旗
国歌: 女王陛下万歳
ビルマ(イギリス領インド帝国)の位置
公用語 英語(公用)、ビルマ語(禁制)
宗教 仏教キリスト教ヒンドゥー教イスラム教
首都 ヤンゴン
国王
1862年 - 1901年 ヴィクトリア
1901年 - 1910年 エドワード7世
1910年 - 1936年 ジョージ5世
1936年 - 1936年 エドワード8世
1936年 - 1947年 ジョージ6世
知事
1923年 - 1927年 ハーコート・バトラー英語版(初代)
1946年 - 1948年 ハーコート・ランス英語版(最終)
変遷
第一次英緬戦争 1824年3月5日
英緬戦争 1824年-1826年、1852年、1885年
植民地抵抗運動 1918年-1942年
英領インドから分離 1937年
日本による統治英語版タイによる統治英語版 1942年-1945年
イギリスより独立 1948年1月4日
通貨 ビルマ・ルピー英語版インド・ルピースターリング・ポンド

イギリス統治下のビルマ(イギリスとうちかのビルマ)は、英緬戦争を発端に1824年から1937年までイギリス領インドの一州として続いた。その後分離した植民地を経て、最終的には独立国となった。

歴史[編集]

イギリス統治下のビルマ[編集]

第一次英緬戦争英語版1824年-1826年)におけるイギリスの勝利によって、アラカン(現ラカイン州)やテナセリム(現タニンダーリ管区)などいくつかの地域が併合された。1852年第二次英緬戦争英語版により下ビルマが併合された。併合された地域はイギリス領インドの一部となったが、この時点では州より格の低い行政区分であるminor province(首席弁務官により統治されるプロヴィンス)に過ぎなかった。1885年第三次英緬戦争英語版の後には上ビルマが併合された。

1897年に、イギリス領インド帝国の一州としてビルマ州the province of Burma)が創設され、他の州と同様、副総督により統治されることになった。1935年新インド統治法英語版の成立により、この状態は1937年に終わり、以降はビルマ統治法の下、イギリス本国のビルマ省英語版インド・ビルマ大臣英語版Secretary of State for India and Burma)により、インドとは別個に支配されることになった。初代初代植民地政府首相にはバー・モウが就いたが、不信任決議でバー・モウを失脚させたウー・ソオが、1940年に植民地政府首相となった。しかしウー・ソオは、ビルマ独立を模索し、秘密裏に大日本帝国と接触していたことが発覚し、1942年に逮捕され、解任となる。

ビルマは時にスコットランドの植民地であったと揶揄されることがある。これは多くのスコットランド人がビルマの植民地支配に重要な役割を果たしたからである。例えばサー・ジェームス・ジョージ・スコット英語版イラワディ・フロティラ社英語版を挙げることができる。

日本統治下のビルマ[編集]

1941年に太平洋戦争が開戦すると、ビルマの戦いも始まり、大日本帝国軍がビルマに侵攻し全土を制圧した。

独立[編集]

1943年、日本の支援を受けビルマ国1943年 - 1945年)として独立。イギリスにより収監されていたバー・モウが、日本軍により解放され、最初で最後の首相となった。

再度のイギリスによる統治[編集]

攻勢となった連合国軍が日本軍を破り、ビルマを奪還。1945年、再びイギリス植民地となった。また、ビルマ国政府は日本に亡命した。

再度の独立[編集]

1948年、ビルマはイギリス連邦を離脱し、ビルマ連邦として独立をとげた。

脚注[編集]

[ヘルプ]

関連項目[編集]

参考資料[編集]

  • Desai, Walter Sadgun (1968). History of the British Residency in Burma. London: Gregg International. ISBN 0576031526.
  • Harvey, Godfrey (1992). British Rule in Burma 1824–1942. London: Ams Pr. ISBN 0404548342.
  • Imperial Gazetteer of India vol. IV (1908), The Indian Empire, Administrative, Published under the authority of His Majesty's Secretary of State for India in Council, Oxford at the Clarendon Press. Pp. xxx, 1 map, 552.