西野勇士
千葉ロッテマリーンズ #29 | |
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基本情報 | |
国籍 | 日本 |
出身地 | 富山県高岡市 |
生年月日 | 1991年3月6日(33歳) |
身長 体重 |
182 cm 82 kg |
選手情報 | |
投球・打席 | 右投右打 |
ポジション | 投手 |
プロ入り | 2008年 育成選手ドラフト5位 |
初出場 | 2013年3月30日 |
年俸 | 1億円(2016年) |
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度) | |
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この表について
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西野 勇士(にしの ゆうじ、1991年3月6日 - )は、千葉ロッテマリーンズに所属するプロ野球選手(投手)。富山県高岡市出身。
経歴
プロ入り前
兄の影響で5歳から野球を始める。 中学時代までは外野手兼三塁手としてプレーした[1]。高岡ボーイズでは、当時2年間コーチをしていた橋本清からも教えを受けていた[2]。
中学時代は学業成績も良かったため、進学校である高岡高校への進学を勧められたが、野球強豪校の新湊高校に進学。自転車で1時間かけて通学した[3]。1年時の夏に投手に転向する[1]。エースとして挑んだ3年時の夏は富山県予選決勝でライバル・高岡商業高校に2-3で惜敗し準優勝に終わった。高校卒業後の進路に東洋大学への進学の話があり、当時の監督からも勧められたが、本人はプロを目指していたため進学などは一切考えておらず、プロ志望届を提出した。
2008年10月30日、プロ野球ドラフト会議で千葉ロッテマリーンズから育成選手ドラフト5巡目指名を受け、育成選手となる。
プロ入り後
2012年11月10日には支配下選手登録された[4]。背番号は67。
2013年、3月30日のオリックス戦でプロ初登板を果たす。4月7日には初先発するものの試合が降雨ノーゲームとなり、記録には残らなかった。翌4月8日の楽天戦にスライド登板したために[5]、「プロ初先発」を2日連続で経験。7回無失点でプロ入り初勝利を挙げた[6]。前半戦で8勝を挙げるが、8月には右肩痛を発症させるなど後半は1勝だけで、この年は9勝6敗に終わる。埼玉西武ライオンズとの2013年のパシフィック・リーグクライマックスシリーズファーストステージの第1戦(西武ドーム)で、4点リードで迎えた5回1死満塁の場面で2番手として登板し、1回2/3を無安打無失点に抑えて勝利投手となる。育成選手出身の選手がプレーオフ、CSで勝利投手となるのは史上初[7]。オフには小野晋吾の引退により空き番号となっていた、村田兆治の背番号29になることが発表された。
2014年は、シーズン開幕直前に前年最多セーブに輝いた益田直也の負傷離脱により、開幕からクローザーを任された。好調だったため益田が復帰後も抑えのままでそのまま活躍し、リーグ3位の31セーブを記録した[8]。
オフの10月9日に、日米野球2014の日本代表に選出された事が発表された[9]。第3戦では9回に登板し、1イニングを無安打無失点の投球を見せ、則本昂大、西勇輝、牧田和久と共に日米野球史上初の継投ノーヒットノーランを達成[10]。
2015年開幕前の2月16日に、「GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表」の日本代表に選出された事が発表された[11]。3月10日の第1戦に5番手として登板し、セーブを記録している[12]。
7月16日に、第1回WBSCプレミア12の日本代表第1次候補選手に選出された事が発表された[13]。9月10日に、第1回WBSCプレミア12の日本代表候補選手に選出された事が発表された[14]。
シーズンは終盤に打球の直撃による骨折で離脱[15]したものの自己最多の34セーブを挙げ、打たれた本塁打も1本だけ、特にセーブがつく機会での失敗は0と安定した成績を残した。
2016年開幕前の2月15日に「侍ジャパン強化試合 日本 vs チャイニーズタイペイ」の日本代表26名に選出されたことが発表された[16]。
プレースタイル
オーバースローから平均球速約139km/h[17]、最速150km/h[18]のストレートと、決め球のフォークが武器で[19]、他にもスライダー、カーブを投げる[1]。また、2011年にはイースタンリーグで与四球率1.10、2012年は与四球率1.97とコントロールの良さも持ち味である。高校時代の西野は最速143km/hの直球とスライダーで打者を打ち取るタイプの投手だった[20]。
人物・エピソード
支配下選手一年目の2013年は浦和の球団寮からQVCマリンフィールドのある幕張まで電車通勤を行っていたが、シーズンオフの期間を使い埼玉県内の自動車教習所に通った。12月27日鴻巣市の埼玉県警運転免許センターで適性試験と学科試験に一発で合格したため普通自動車免許(AT車限定)を取得した[21]。
詳細情報
年度別投手成績
年 度 |
球 団 |
登 板 |
先 発 |
完 投 |
完 封 |
無 四 球 |
勝 利 |
敗 戦 |
セ 丨 ブ |
ホ 丨 ル ド |
勝 率 |
打 者 |
投 球 回 |
被 安 打 |
被 本 塁 打 |
与 四 球 |
敬 遠 |
与 死 球 |
奪 三 振 |
暴 投 |
ボ 丨 ク |
失 点 |
自 責 点 |
防 御 率 |
W H I P |
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2013 | ロッテ | 24 | 22 | 0 | 0 | 0 | 9 | 6 | 0 | 0 | .600 | 588 | 139.2 | 140 | 5 | 40 | 2 | 3 | 106 | 8 | 0 | 61 | 59 | 3.80 | 1.29 |
2014 | 57 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 31 | 9 | .500 | 219 | 58.0 | 33 | 4 | 15 | 1 | 0 | 63 | 3 | 0 | 12 | 12 | 1.86 | 0.83 | |
2015 | 54 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 2 | 34 | 4 | .333 | 219 | 54.0 | 44 | 1 | 12 | 1 | 1 | 71 | 8 | 0 | 13 | 11 | 1.83 | 1.04 | |
通算:2年 | 135 | 22 | 0 | 0 | 0 | 11 | 9 | 65 | 13 | .550 | 1026 | 251.2 | 217 | 10 | 67 | 4 | 4 | 240 | 19 | 0 | 86 | 82 | 2.93 | 1.13 |
- 2015年度シーズン終了時
記録
- 投手記録
- 初登板:2013年3月30日、対オリックス・バファローズ2回戦(QVCマリンフィールド)、5回表に2番手で救援登板、2回2/3を1失点
- 初奪三振:同上、5回表に坂口智隆から
- 初先発・初勝利:2013年4月8日、対東北楽天ゴールデンイーグルス3回戦(日本製紙クリネックススタジアム宮城)、7回無失点
- 初セーブ : 2014年4月5日、対北海道日本ハムファイターズ2回戦(QVCマリンフィールド)、9回表に4番手で救援登板・完了、1回無失点
- 初ホールド:2014年4月18日、福岡ソフトバンクホークス4回戦(QVCマリンフィールド)、10回表に4番手で救援登板、1回無失点
- 打撃記録
- その他記録
背番号
- 131 (2009年 - 2012年)
- 67 (2013年)
- 29 (2014年 - )
登場曲
- Santana feat.P.O.D 『America』(2013年3月-)
- Flo Rida 『Wild Ones』(2013年5月-)
- Sasha Lopez 『Beautiful Life(feat.Tony T & Big Ali) 』(2014年-)
代表歴
脚注
- ^ a b c “ロッテ西野 育成初開幕ローテ浮上 先発不安の中、待望の救世主”. スポニチSponichi Annex (2013年3月22日). 2013年4月26日閲覧。
- ^ “橋本清:ファームはロッテが日本一!”. ワイズ・スポーツ株式会社 (2010年10月7日). 2013年6月30日閲覧。
- ^ “ロッテ・西野 連日の初先発で初勝利!育成出身初デビュー戦快挙”. スポニチSponichi Annex (2013年4月9日). 2013年5月14日閲覧。
- ^ “西野投手の支配下選手登録について”. 千葉ロッテマリーンズ (2012年11月11日). 2013年3月13日閲覧。
- ^ “先発・西野27球 ノーゲームで2試合連続先発”. スポーツニッポン (2013年4月8日). 2013年4月12日閲覧。
- ^ “西野が初先発初勝利、ホワイトセルが3打席連発&角中満弾”. スポーツニッポン (2013年4月8日). 2013年4月8日閲覧。
- ^ 年俸440万男が躍動!西野 育成ドラフト出身でCS初勝利スポーツニッポン2013年10月13日配信
- ^ 日本野球機構オフィシャルサイト/2014年度 パシフィック・リーグ リーダーズ(投手部門)
- ^ 2014年10月9日 侍ジャパン「2014 SUZUKI 日米野球」出場選手発表! 侍ジャパン公式サイト (2014年10月9日) 2015年3月26日閲覧
- ^ 侍救援陣、重圧はねのけ無安打リレー日刊スポーツ、2014年11月16日
- ^ 欧州代表戦、侍ジャパン出場選手発表!6選手が小久保体制下で初招集 侍ジャパン公式サイト (2015年2月16日) 2015年3月22日閲覧
- ^ ひかりTV 4K GLOBAL BASEBALL MATCH 2015 侍ジャパン 対 欧州代表 第1戦 2015年3月10日(火) 東京ドーム 打席結果・投打成績 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年3月10日) 2016年3月10日閲覧
- ^ トップチーム第一次候補選手発表!11月に行われる「WBSC世界野球プレミア12」へ向けて65名が名を連ねる 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年7月16日) 2015年8月4日閲覧
- ^ 「WBSC世界野球プレミア12」侍ジャパントップチーム候補選手45名を発表 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2015年9月10日) 2015年9月20日閲覧
- ^ ロッテ西野骨折で抹消…伊東監督、一致団結に期待
- ^ 3月開催の侍ジャパン強化試合、出場26選手発表! 野球日本代表 侍ジャパンオフィシャルサイト (2016年2月15日) 2016年2月17日閲覧
- ^ 『2014 プロ野球オール写真選手名鑑』日本スポーツ企画出版社、2014年、42頁頁。ISBN 978-4-905411-17-8。
- ^ “ロッテ 西野勇士「理想は上原さんのようなクローザー」”. 週刊ベースボールONLINE. (2014年7月21日) 2014年10月1日閲覧。
- ^ “育成出身のロッテ・西野 1軍デビュー登板へ 川崎コーチも期待”. スポニチ Sponichi Annex (2013年2月26日). 2013年3月13日閲覧。
- ^ “ロッテ・西野勇士、試練を乗り越えパ・リーグ初の育成から新人王なるか?”. web Sportiva. (2013年7月7日) 2014年10月2日閲覧。
- ^ “電車男ロッテ西野、自動車免許を取得”. 日刊スポーツ nikkansports.com (2013年12月29日). 2013年12月29日閲覧。
- ^ “「マツダオールスターゲーム2013」益田投手、西野投手、今江選手、鈴木選手が監督推薦で選出!!”. 千葉ロッテマリーンズ (2012年7月1日). 2013年7月4日閲覧。
関連項目
外部リンク
- 個人年度別成績 西野勇士 - NPB.jp 日本野球機構