常呂川

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。タクナワン (会話 | 投稿記録) による 2021年10月9日 (土) 17:03個人設定で未設定ならUTC)時点の版であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

常呂川
置戸町学友橋より川名銘板とともに上流方面を望む

地図

地図
水系 一級水系 常呂川
種別 一級河川
延長 120 km
平均流量 26.41 m³/s
(北見観測所 2000年)
流域面積 1,930 km²
水源 三国山置戸町
水源の標高 -- m
河口・合流先 オホーツク海北見市
流域 日本の旗 日本
北海道オホーツク総合振興局管内
テンプレートを表示

常呂川(ところがわ)は、北海道オホーツク総合振興局管内を流れオホーツク海へ注ぐ一級河川。常呂川水系の本流である。オホーツク海側では最大の河川であり、サケも遡上する。

「常呂」の語源は、アイヌ語地名研究者の山田秀三によると、「ト・コㇿ・ペッ」(沼を持つ川)と解されるが、今は湖沼とつながっていない。また、『永田地名解』によると、昔の常呂川はライ・トコロ(死んだトコロ川)と呼ぶ支流が本流で、サロマ湖とつながっていたことに由来するとしている[1]

地理

北海道常呂郡置戸町西部付近にある三国山源流を発し、北東に流れる。鹿ノ子ダムを経由し、北見市常呂町常呂でオホーツク海に注ぐ。

上流は森林資源が豊富で、林業や木材加工業が盛んである。中流域の北見盆地には肥沃な土地を生みだし、小麦テンサイタマネギなど多様な作物が作られている。下流の平野でも畑作が盛んである。

流域の自治体

北海道
常呂郡置戸町訓子府町北見市

支流

括弧内は流域の自治体

主な橋梁

脚注

  1. ^ 北海道開発局, 国土交通省. “常呂川”. 北海道開発局. 2019年9月5日閲覧。
  2. ^ 「北見の見晴大橋が開通」『朝日新聞』朝刊2021年3月23日(北海道面)