国営昭和記念公園
国営昭和記念公園 Showa Kinen Park Showa Commemorative National Government Park | |
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秋色に染まる銀杏並木 | |
所在地 | |
座標 | 北緯35度42分26.68秒 東経139度23分39.48秒 / 北緯35.7074111度 東経139.3943000度座標: 北緯35度42分26.68秒 東経139度23分39.48秒 / 北緯35.7074111度 東経139.3943000度 |
面積 | 165.3 ha |
開園 | 1983年10月26日 |
事務所所在地 |
〒190-8558 東京都立川市緑町3173 |
公式サイト | 公式ホームページ |
国営昭和記念公園(こくえいしょうわきねんこうえん、英語:Showa Kinen Park、Showa Commemorative National Government Park)は、。昭和天皇御在位五十年記念事業の一環として、現在及び将来を担う国民が自然的環境の中で健全な心身を育み、英知を養う場とするために、戦後米軍が旧陸軍施設を接収した東京都立川市と昭島市の両市にまたがる立川基地跡地のうち、180haを記念公園として建設することが閣議決定され、「緑の回復と人間性の向上」をテーマに1978年(昭和53年)度より国土交通省の手で施設整備が進められてきた。1983年(昭和58年)10月26日、昭和天皇御臨席のもとに約70haで開園した後、レインボープールや子供の森、日本庭園、砂川口、盆栽苑等次々と施設が整備され、2005年(平成17年)11月にはみどりの文化ゾーンが共用された。全面開園に向けて現在も建設工事が続けられている。
概要
立川基地跡の一部に開設されており、レクリエーション施設としての面もあるが、大規模な震災や火災などが発生した場合は、被災した都民の避難地としての機能も果たすよう設計されている。例えば、園路はスムーズに避難を行うために幅が広く作られており、被災者のために収容施設を仮設できるよう広大で平坦な芝生地を設置している。また、2005年11月27日に、「みどりの文化ゾーン・花みどり文化センター」が開設され、同時に昭和天皇記念館が開館した。
入園料金
一 般 | 団 体 | 年間パスポート | |
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大人(15歳以上) | 400円 | 280円 | 4,000円 |
小人(小・中学生) | 80円 | 50円 | 800円 |
昭和の日をはじめとして、年に数日入園が無料となる。ただしその日は非常に混雑し、有料駐車場もすぐに満車になってしまう。特に西立川駅は改札が狭いこともあり、駅の改札を抜けるまで時間がかかることがある。
公園休園日は、毎年12月31日、1月1日、及び2月第4月曜日とその翌日。
また、昭和天皇記念館は、毎週月曜日休館。
交通
- 東日本旅客鉄道青梅線
- 東日本旅客鉄道中央本線・南武線
- 立川駅(あけぼの口まで徒歩10分程度。その先の立川口まで徒歩15分程度)
- 多摩都市モノレール多摩都市モノレール線
- 西武鉄道拝島線
- 武蔵砂川駅(砂川口まで徒歩25分程度)
名物
- 春 - ナノハナ、サクラ、チューリップ、ポピーと続く花の開花リレーは見ごたえがある。夜桜が有名で、以前は期間限定で夜間入園が可能だったが、現在は行われていない。
- 夏 - 花火大会が実施される。また、レインボープールもこの季節に開かれる。
- 秋 - 大規模なコスモス畑は有名である。イチョウが黄色に染まり、黄色のじゅうたんが広がる。
- 冬 - 毎年12月には、クリスマスイルミネーションとシャンパングラスツリーが幻想的な光を演出。なお、冬季のレインボープールは以前スケートリンクにも使われていた。
園内施設
みどりの文化ゾーン(無料エリア)
- ゆめひろば
- 花みどり文化センター
- カフェ
- 昭和天皇記念館(有料)
- 浮游の庭
- ミュージアムショップ
- 総合案内所
展示施設ゾーン(ここより下は入場料が必要)
- ドッグラン
- カナール(全長200m)
- ふれあい広場・レストラン
- サイクルセンター(立川口・西立川口・砂川口)
- サイクリング専用コース(全長14km)
水のゾーン
広場ゾーン
- みんなの原っぱ
- 園内最大のスペース(述べ11ha)。毎年、花火大会や野外コンサートなどのイベントも行われる。
- トンボの湿地
- バーベキューガーデン
- うんどう広場(100mトラック2面、トラック1面) - 主に球技用
- スポーツエリア
- 渓流広場・レストラン
- 桜の園
森のゾーン
年間イベント
- 通年
- 自然体験イベント
- サンデースポーツ教室(毎週日曜日)
- 野鳥観察会(月1回、日曜日)
- エンジョイ!ディスクゴルフ(月1回、日曜日)- ディスクゴルフ初心者対象の講習会や自由参加のコンテストがある。
- 山野草展(花木園展示棟、4 - 6月)
- 4月
- 桜まつり
- 5月
- スマイルマラソン国営昭和記念公園
- 7月
- 立川まつり国営昭和記念公園花火大会(最終土曜日19:20-20:30、みんなの原っぱ、ふれあい広場ほか)
東京で一番大きい1尺5寸玉が上がる三多摩一の花火大会として知られており、毎年70万人以上の観客を集めている。
- 8月
- サギソウまつり
- 9月〜10月
- コスモスまつり
- 12月
- Winter Vista Illumination(12月初旬 - 25日 17:00 - 21:00、立川口〜カナール・ふれあい広場周辺)
沿革
- 1975年(昭和50年)- 総理府、天皇陛下御在位五十周年事業を検討
- 1976年(昭和51年)11月5日 - 昭和記念公園(仮称)建設を閣議了承
- 1977年(昭和52年)11月30日 - 立川基地全面返還
- 1981年(昭和56年)11月27日 - 都市計画決定
- 1983年(昭和58年)10月26日 - 天皇陛下御臨席のもとに開園式典、70haを開園
- 1985年(昭和60年)6月28日 - 西立川口、レインボープール12ha開園
- 1986年(昭和61年)
- 1987年(昭和62年)5月11日 - バードサンクチュアリー等4ha開園
- 1988年(昭和63年)
- 1989年(平成元年)4月29日 - 「みどりの日」制定記念式典、天皇・皇后両陛下御臨席のもと開催
- 1997年(平成9年)4月 - 日本庭園オープン
その他
- 1993年7月31日 - 11月7日の100日間、多摩東京移管百周年記念事業「TAMAらいふ21」のメインイベント「多摩21くらしの祭典 VOICE93」が開催された。
- 1997年12月12日 - 12月25日の14日間、「ウインタープレゼント」が1万球のイルミネーションで始まった。翌年から、屋外スケートリンクの廃止に伴う代替イベントとして、イルミネーションも14万球になりほぼ現在の形で行なわれるようになった。
- 2000年以降、公園内のランニングコースを利用して、箱根駅伝の予選会が行われている。(2003年は箱根芦ノ湖湖畔コースで開催。コースが毎年微調整されている)
- 2004年8月28、29の両日、「みんなの原っぱ」にてavexのライブイベント「a-nation'04」を開催。浜崎あゆみ、大塚愛、TRF、EXILE、Every Little Thing、Do As Infinity、hitomi、BoA、dream、ロードオブメジャーらが出演した。
- 2012年5月26日〜6月3日に、ロッキング・オンが主催する食の祭典「まんパク」をゆめひろばで開催。
ゆかりの作品
関連項目
外部リンク
- 国営昭和記念公園公式ホームページ
- 【360°パノラマ】きらめくイルミネーション 東京・国営昭和記念公園 - MSN産経フォト、2011年12月25日閲覧