三菱重工相模原ダイナボアーズ

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三菱重工相模原ダイナボアーズ
クラブカラー  
愛称 ダイナボアーズ
創設年 1971年
本拠地 相模原市
グラウンド 相模原ギオンスタジアム
収容人数 15300
代表 古殿通義
監督 グレン・ディレーニーHC
所属リーグ JAPAN RUGBY LEAGUE ONE
ファースト
ジャージ
公式サイト
https://dynaboars.mhi.com/
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三菱重工相模原グラウンド(2021年2月21日撮影)
同上、サントリーサンゴリアス戦(2021年2月21日撮影)

三菱重工相模原ダイナボアーズ(みつびしじゅうこうさがみはらだいなぼあーず、: Mitsubishi Heavy Industries Sagamihara DYNABOARS)は、神奈川県相模原市に本拠地を置くラグビーユニオンチーム。外国人選手、プロ契約選手、三菱重工社員選手で構成されている。ホームグラウンドは、三菱重工相模原グラウンド[1]。他にも、定期的に相模原麻溝公園競技場で公式戦が行われていた。

概要

  • チーム愛称は「ダイナボアーズ」(「ダイナミック」+の英名「BOAR」からなる造語)。2007年にトップリーグ昇格を機に命名された。
  • チームキャラクターは「ダイボ君」。
  • 活動理念
    • 「ラグビーを通じて、すべての人々と、夢と感動をわかちあう」
  • チームミッション
    • 常に最高のプレーを追求し、より高い目標に向かって挑戦し続ける
    • チーム全員がラグビーを愛し、ラグビーの普及と振興に貢献する
    • 子供たちに夢と勇気を与えるラグビーチームを目指す
    • 「相模原」の名をラグビーを通じて全国に発信し、親しまれることにより地域に貢献する
    • ラグビーを通じて地域との交流を深め、人々から真に愛されるチームを目指す

歴史

前身の三菱日本重工ラグビー部は、1960年の第1回関東社会人リーグ(2部)から参加。その後、三菱重工東京製作所を経て、1971年の三菱重工相模原製作所の発足に伴いラグビー部も相模原に移転。同年を創部年としている。

1977年関東社会人リーグ3部ブロック初優勝、1986年に同2部ブロック初優勝。1989年関東社会人リーグ1部(当時の関東社会人リーグは東日本社会人リーグの下位リーグ)に昇格した。2000年の関東社会人リーグ1部・Aブロックで2位に入ると、続くチャレンジリーグ[2]秩父宮)で新日鉄釜石を1点差で破り、悲願の東日本社会人リーグ昇格を果たした。前身時代も含め初めてのトップカテゴリーでの戦いとなった2001年は7戦全敗に終わり、1年で関東社会人リーグ1部に降格した。

2003年トップリーグ開幕に伴い、トップイースト10に所属となる。2006年度のトップイースト11で優勝を果たし、トップチャレンジでは九州電力に敗れたものの、近鉄に32-31の僅差で勝利。神奈川県のチームとしては初となるトップリーグ昇格を果たした。しかし2007年度トップリーグにおいては「ディフェンス力、取れる状況でスコアに結び付けられない精度の低さ」(相良南海夫監督)などにより、東日本社会人リーグに続いてまたも全敗(勝ち点3)最下位となり、トップイースト11に自動降格となってしまった。その後はトップイーストで屈指の強豪として君臨し、2017-18シーズンからはトップチャレンジリーグに参戦し、2018-19のトップリーグ入替戦で豊田自動織機に31-7で勝利し、2019-20シーズンのトップリーグに12年ぶりに復帰した。2020年2月15日には、NECグリーンロケッツに勝利し、悲願のトップリーグ初勝利を果たした。(同シーズンは新型コロナウイルスの流行により途中打ち切りとなった)

チームミッションの通り、2012年に新設された相模原市ホームタウンチーム認定制度の第一号に選ばれるなど、地域での普及活動や社会貢献活動にも熱心である。

2021年7月16日、新リーグJAPAN RUGBY LEAGUE ONEの2部リーグに振り分けされることになった[3]

2022年5月21日・28日に行われたリーグワンの1部・2部入れ替え戦で、NTTコミュニケーションズシャイニングアークス東京ベイ浦安を2戦合計勝ち点8-0(第1戦33-25で勝利、第2戦33-19で勝利)で下し、次シーズンの1部昇格を決めた。

タイトル

最上位リーグ

なし

下位リーグ

7人制大会

成績

リーグ戦戦績

  • 1993-1994シーズン 関東社会人リーグ1部 優勝[注 1]
  • 1994-1995シーズン 関東社会人リーグ1部 優勝[注 2]
  • 1996-1997シーズン 関東社会人リーグ1部 2位(6勝1敗)
  • 1997-1998シーズン 関東社会人リーグ1部 6位(3勝4敗)
  • 1998-1999シーズン 関東社会人リーグ1部Aグループ 3位(5勝2敗)
  • 1999-2000シーズン 関東社会人リーグ1部Aグループ 4位(4勝3敗)
  • 2000-2001シーズン 関東社会人リーグ1部Aグループ 2位(6勝1敗)、東日本社会人リーグに昇格
  • 2001-2002シーズン 東日本社会人リーグ 8位(7敗)、関東社会人リーグ1部に降格
  • 2002-2003シーズン 関東社会人リーグ1部Aグループ 4位(5勝2敗)、トップイースト10に参入
  • 2003-2004シーズン トップイースト10 2位[注 3](7勝2敗)
  • 2004-2005シーズン トップイースト10 2位(8勝1敗)、トップチャレンジ2・3位、トップイースト10残留
  • 2005-2006シーズン トップイースト10 2位[注 4] (8勝1敗)
  • 2006-2007シーズン トップイースト11 優勝(10勝)、トップチャレンジ1・2位、トップリーグに自動昇格
  • 2007-2008シーズン トップリーグ 14位(13敗)、トップイースト11に自動降格
  • 2008-2009シーズン トップイースト11 3位(7勝3敗)
  • 2009-2010シーズン トップイーストリーグ 3位(8勝3敗)
  • 2010-2011シーズン トップイーストリーグ 3位(9勝2敗)
  • 2011-2012シーズン トップイーストリーグDiv.1 3位(7勝1敗1分)
  • 2012-2013シーズン トップイーストリーグDiv.1 2位(8勝1敗)、トップチャレンジ2・1位、トップチャレンジ1・4位、トップリーグ入替戦・敗戦、トップイーストリーグDiv.1残留
  • 2013-2014シーズン トップイーストリーグDiv.1 優勝(9勝)、トップチャレンジ1・3位、トップリーグ入替戦・敗戦、トップイーストリーグDiv.1残留
  • 2014-2015シーズン トップイーストリーグDiv.1 優勝(9勝)、トップチャレンジ1・2位、トップリーグ入替戦・敗戦、トップイーストリーグDiv.1残留
  • 2015-2016シーズン トップイーストリーグDiv.1 優勝(9勝)、トップチャレンジ1・2位、トップリーグ入替戦・敗戦、トップイーストリーグDiv.1残留
  • 2016-2017シーズン トップイーストリーグDiv.1 優勝(9勝)、トップチャレンジ1・2位、トップリーグ入替戦・敗戦、ジャパンラグビートップチャレンジリーグに参入
  • 2017-2018シーズン トップチャレンジリーグ 3位(1stステージ 5勝2敗・3位、2ndステージ 1勝2敗)、トップリーグ入替戦・引き分け、トップチャレンジリーグ残留
  • 2018-2019シーズン トップチャレンジリーグ 2位(1stステージ 5勝2敗・3位、2ndステージ 2勝1敗)、トップリーグ入替戦・勝利、トップリーグ昇格
  • 2019-2020シーズン (トップリーグカップ プール戦敗退(プール戦1勝4敗・5位)、リーグ戦中止(中止時点での成績:1勝5敗)

2022年度スコッド

2022年度のスコッドは次の通り[4]太字は今年度の新加入選手。

過去の所属選手

脚注

注釈

  1. ^ 東京ガスと共に同率優勝
  2. ^ 日本IBMと共に同率優勝
  3. ^ トップイーストプレーオフで3位の釜石シーウェイブスに敗れ、トップチャレンジ2への出場はならなかった。
  4. ^ トップイーストプレーオフで3位のNTT東日本に敗れ、トップチャレンジ2への出場はならなかった。

出典

三菱重工業のスポーツチーム

現在活動している三菱重工業のスポーツチーム
かつて活動していた三菱重工業のスポーツチーム

関連項目

外部リンク