ポーラ (企業)

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株式会社ポーラ
POLA Inc.
本社(2012年4月)
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 日本の旗 日本
141-8523
東京都品川区西五反田2-2-3
設立 1946年(昭和21年)7月11日
(創業1929年(昭和4年))
業種 化学
法人番号 4010701017916 ウィキデータを編集
事業内容 化粧品の製造・販売
代表者 鈴木郷史(会長
横手喜一(代表取締役社長
資本金 8億円
売上高 1,093億5千2百万円(2015年12月期)
従業員数 1,326名(2015年12月現在)
主要株主 ポーラ・オルビスホールディングス 100%
外部リンク 株式会社ポーラ
特記事項:2007年7月に、株式会社ポーラ化粧品本舗 から商号変更。
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株式会社ポーラPOLA Inc.)は、主に婦人用の化粧品の製造・販売を行う企業である。本社は東京都品川区西五反田2丁目2番3号にある。

概要

1929年に、静岡市で創業する。1940年にポーラ化成工業株式会社(ポーラかせいこうぎょう、POLA Chemical Industries, Inc.)として法人化した。

その後1946年に、ポーラ化成工業から化粧品販売事業を分離し、株式会社ポーラ化粧品本舗が設立。化粧品の訪問販売事業で飛躍的な躍進を遂げるとともに、女性のを追究したオーダーメード化粧品シリーズ「アペックス・アイ」でも知られる。

2006年9月に純粋持株会社である、株式会社ポーラ・オルビスホールディングスを設立。翌2007年1月より、同社グループは持株会社制に移行した。その後同年7月、株式会社ポーラ化粧品本舗は、株式会社ポーラに社名を変更した。

近年は訪問販売だけでなく、百貨店の化粧品売り場やファッションビルに「ポーラコーナー」を設けたり、エステティックサロンを併設した小型店舗「POLA THE BEAUTY(ポーラ・ザ・ビューティ)」を展開するなど、店頭販売にも力を入れている。

関連事業

文化・芸術の分野にも積極的な支援をしており、ポーラ文化研究所や関連財団法人の財団法人ポーラ美術振興財団によってポーラ美術館などを運営している。

1985年には、通販部門として「オルビス株式会社」を設立し、通販化粧品の分野でも大きく業績を伸ばしている。1993年には、コンビニエンスストアやスーパーで販売される基礎化粧品・トイレタリー商品部門を扱う子会社「ポーラデイリーコスメ」(2005年に、社名の頭文字をとった株式会社pdcに社名変更)を設立している。

また、かつては食品事業の子会社・ポーラフーズも存在したが、現在はアサヒビール子会社アサヒフードアンドヘルスケア吸収合併されている。

その他

2011年10月より、大型バスの車両を改造し、移動型ブティックとして全国各地を巡回する「ムービングサロン」の運用を開始した。2012年6月には2台目の車両も導入された。

五反田の本社にある社員食堂では、美肌・アンチエイジング効果のある食材・レシピを用いたランチが提供されており、「社員食堂巡りツアー」で取り上げられることがある。2012年4月には、実際に食堂で提供されたメニューを紹介するレシピ本「POLAの美肌食堂」が発売された。

沿革

  • 1929年昭和4年)9月:創業者の鈴木忍が、静岡市で個人事業として創業。
  • 1940年(昭和15年)12月:(初代)株式会社ポーラ化粧品本舗(現・ポーラ化成工業株式会社)を設立し、法人化。
  • 1943年(昭和18年)8月:(初代)株式会社ポーラ化粧品本舗が、ポーラ化成工業株式会社に商号(社名)変更。
  • 1946年(昭和21年)7月:ポーラ化成工業株式会社の販売部門を独立させ、ポーラ商事株式会社(現・ポーラ)を設立。
  • 1948年(昭和23年)7月:ポーラ商事株式会社が、(2代目)株式会社ポーラ化粧品本舗(現・ポーラ)に商号変更。
  • 1954年(昭和29年):静岡工場完成。
  • 1958年(昭和33年):香港へ進出。海外市場への初進出。
  • 1961年(昭和36年):横浜工場完成、量産体制確立。有限会社不二印刷(現株式会社ピーオーメディアサービス)を設立。印刷事業分野に進出。
  • 1964年(昭和39年):現代科学の粋を結集した横浜研究所完成。
  • 1966年(昭和41年):現地法人タイポーラ設立。
  • 1971年(昭和46年):ポーラ五反田ビル完成、本社事務所移転。株式会社ポーラ不動産を設立。不動産事業分野に進出。
  • 1976年(昭和51年):ポーラ文化研究所を開設。
  • 1977年(昭和52年):袋井工場完成。
  • 1979年(昭和54年):ポーラ創業50周年記念として、財団法人ポーラ伝統文化振興財団を設立。
  • 1982年(昭和57年):「サンビジュー」全国発売。健康食品事業分野に進出。
  • 1983年(昭和58年)5月:ポーラ化成工業株式会社が、株式会社科薬抗生物質研究所(現・株式会社科薬)へ資本参加。医薬品事業分野に進出。
  • 1984年(昭和59年)6月:オルビス株式会社を設立。通販事業分野に進出。
  • 1986年(昭和61年):株式会社ポーラジーティエス(現株式会社ピーオーテクノサービス)を設立。ビルメンテナンス事業分野に進出。
  • 1989年平成元年)4月:オーダーシステム化粧品「APEX-i(アペックス・アイ)」を全国発売。百貨店事業分野に進出。
  • 1992年(平成4年)
    • 横浜に中央研究所完成。
    • 11月:ポーラデイリーコスメ株式会社(現・株式会社pdc)を設立。ドラッグストア等事業分野に進出。
  • 1994年(平成6年):第18回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)学術大会ベニス大会にて最優秀賞受賞。
  • 1995年(平成7年):健康科学研究所設立。
  • 1996年(平成8年):財団法人ポーラ美術振興財団を設立。
  • 1997年(平成9年):静岡工場・袋井工場「ISO9002」認証取得。
  • 1998年(平成10年)
    • 新・美白用医薬部外品成分<ルシノール>を開発。
    • 第20回IFSCC学術大会カンヌ大会にて最優秀賞受賞。
    • 静岡工場・袋井工場「ISO9001」認証取得。
  • 2000年(平成12年)
    • 静岡・袋井工場「ISO14001」認証取得。
    • コーポレートメッセージ「カウンセリング1st.POLA」発表。
  • 2002年(平成14年):箱根・仙石原にポーラ美術館、銀座にポーラ ミュージアム アネックスがオープン。
  • 2003年(平成15年)
  • 2004年(平成16年):袋井工場が緑化優良工場として内閣総理大臣賞受賞。
  • 2005年(平成17年):人とお店の新たな融合「ポーラ ザ ビューティ」誕生。
  • 2006年(平成18年)
    • 9月:株式会社ポーラ・オルビスホールディングスを設立。翌2007年1月より正式に純粋持株会社体制へ移行。
    • 12月:株式会社ピーオーリアルエステートを設立。不動産事業を継承。
    • 12月:フューチャーラボグループ(株式会社フューチャーラボ)へ資本参入。テレビ通販事業分野へ進出。
  • 2007年(平成19年)
    • 1月:株式会社decencia(ディセンシア)を設立。新化粧品ブランド「decencia」スタート。
    • 1月:ポーラ化成工業の会社分割により医薬品事業会社の株式会社ポーラファルマを設立。4月、ポーラ化成工業株式会社が、会社分割により医薬品販売事業をポールファルマに移管するとともに、株式会社科薬をポーラファルマに譲渡する。科薬の営業部門と新薬承認機能をポーラファルマに統合、科薬はポーラファルマ製品の製造に特化。
    • 1月:ポーラ販売株式会社を吸収合併。
    • 3月:フランス オルラーヌ社と合弁で株式会社オルラーヌジャポンを設立。
    • 7月:株式会社ポーラ化粧品本舗が、株式会社ポーラに商号(社名)変更。
  • 2008年(平成20年)2月:株式会社ACRO(アクロ)を設立。海外化粧品メーカーとの提携や自社の新化粧品ブランドの開発・販売を推進。
  • 2009年(平成21年):ポーラ銀座ビル グランドオープン。
  • 2010年(平成22年):(株)ポーラ・オルビスホールディングス 東京証券取引所市場第一部に上場。
  • 2011年(平成23年):「AAA宣言」、コミュニケーションメッセージ「カウンセリングA POLA」発表。
  • 2012年(平成24年):年第27回国際化粧品技術者連盟(IFSCC)世界大会ヨハネスブルグ大会にて、ポスター発表部門最優秀賞受賞。
  • 2014年(平成26年):静岡工場と袋井工場を統合。第28回国際化粧品技術者会連盟(IFSCC)世界大会パリ大会にて、最優秀賞受賞。

提供番組(過去に提供されたのも含む)

イメージキャラクター

現在

ホワイティシモは小林をメインとして、小林と同じ事務所所属のタレント・大石恵(過去にも当社CM出演経験あり…下記参照)、杉崎美香高樹千佳子八田亜矢子松本あゆ美山岸舞彩の6人が「ニュース番組のキャスター・レポーター」という設定で共演している。
また、2011年春のキャンペーン「いっしょに、美白体験」では実姉(TBS退社後同事務所)の小林麻耶との「姉妹競演」が実現した。

過去

以下関連会社のCM出演者

ポーラグループ

企業

公益法人

関連人物

  • 桂歌丸 - 古今亭今児を名乗っていた当時、師匠・古今亭今輔一門からの事実上の破門状態だった時期に、アルバイトとしてポーラのセールスマンをしていた時期がある。後に、兄弟子・桂米丸(米丸も、入門から真打昇進までの間、今児を名乗っていた)の預かり弟子となったため、セールスマンを退職している。

脚注


関連項目

外部リンク