ビッグ・ジェネレイター
『ビッグ・ジェネレイター』 | ||||
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イエス の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 1980年代半ば | |||
ジャンル | ポップ・ロック | |||
時間 | ||||
レーベル | アトコ・レコード | |||
プロデュース | イエス、トレヴァー・ラビン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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イエス アルバム 年表 | ||||
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ミュージックビデオ | ||||
「Rhythm Of Love」 - YouTube 「Love Will Find A Way」 - YouTube |
『ビッグ・ジェネレイター』(Big Generator)は、イエスのアルバムである。 メンバーはジョン・アンダーソン、クリス・スクワイア、トニー・ケイ、トレヴァー・ラビン、アラン・ホワイトの5人。
経緯
前作の『ロンリー・ハート』(1983年)の2年後に企画と制作が開始された。途中でトレヴァー・ホーンがプロデューサーを降板し、代わってトレヴァー・ラビンが中心となって完成させた。この交代劇に代表される様に制作は難航し、この件についてクリス・スクワイアは「(1987年の)1年前に出せた。もっといいタイミングで」とコメントしている。
内容
『ロンリー・ハート』と同等、もしくはそれ以上にトレヴァー・ラビンのカラーが強く、歌詞も、旧来のイエスが持つ幻想感や抽象性が乏しい。特に1曲目の「リズム・オブ・ラブ」は、かなり直接的な内容であった。そしてこのアルバムを含めたバンドの在り様に失望したジョン・アンダーソンが脱退し、黄金期のイエスの復活を求めてアンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウを結成、『閃光』をリリースする事になる。 当時の音楽誌には作曲面でもラビンが主導権を握っていたと書かれている事が多かったが、それは間違いでクリスが採用したラビンの原曲は「ラヴ・ウィル~」1曲だけであり、ラビンとアンダーソンは歌詞や歌メロなど他の3人が書いた原曲を膨らます役目を担わされた。
収録曲
- Rhythm Of Love
- Big Generator
- Shoot High Aim Low
- Almost Like Love
- Love Will Find A Way
- Final Eyes
- I'm Running
- Holy Lamb (Song for Harmonic Convergence)
エピソード
イエス初のデジタル・レコーディング。当時のベース・マガジンのインタビューでクリスは「誰もデジタルを信用していないので、アナログでバックアップデータも録っていた」とコメントしている。(数年後にはアルバム『トーク』でハードディスク・レコーディングに挑んだ。)
参加メンバー
- ジョン・アンダーソン – ボーカル
- トレヴァー・ラビン – ボーカル、アコースティック・ギター、エレクトリック・ギター、キーボード、ストリングス・アレンジ
- トニー・ケイ – ハモンド・オルガン、ピアノ
- クリス・スクワイア – ベース、バッキング・ボーカル
- アラン・ホワイト – ドラムス、パーカッション、バッキング・ボーカル
脚注
- ^ 『オリコンチャート・ブックLP編(昭和45年‐平成1年)』(オリジナルコンフィデンス/1990年/ISBN 4-87131-025-6)p.73
- ^ Big Generator - Yes : Awards : AllMusic
- ^ ChartArchive - Yes