エレベータークラブ

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ドイツにおける代表的なエレベータークラブであるアルミニア・ビーレフェルトの成績。約30年間で15回の昇降格を繰り返した。とりわけ、90年代後半からは約10年間での昇降格は7回。

エレベータークラブ(独:Fahrstuhlmannschaft、英:Yo-yo club)とは、主にサッカーにおいて、上部リーグと下部リーグの昇降格を繰り返すクラブを指す表現。ドイツ語では、日本語と同様にFahrstuhl(エレベーター)という語が用いられ、英語ではおもちゃのヨーヨーに喩えられる。

概要

イングランドのサッカーリーグ(プレミアリーグ)では、クリスタル・パレスFCレスター・シティミドルスブラFCサンダーランドAFCウェスト・ブロムウィッチ・アルビオンFCなどがその代表格として挙げられる。また、ドイツのサッカーリーグ(ブンデスリーガ)では、アルミニア・ビーレフェルト1.FCニュルンベルク1.FCケルンMSVデュイスブルクVfLボーフムなどが、その例とされる。日本のプロサッカーリーグ(Jリーグ)は、まだ欧州と比べてその歴史が浅いため、10回以上の昇降格を繰り返すようなクラブはない。しかし、徐々に京都サンガF.C.などが、エレベータークラブとしての印象を定着させつつある。

Jリーグにおける各クラブの昇降格回数

昇格あるいは降格を経験済みのクラブのみ記載する。順番は降格数が多い順。

クラブ名 降格回数 昇格回数 J1からJ2への降格
(1998年以降)
J2からJ1への昇格
(1999年以降)
京都サンガF.C. 4 3 7 2000200320062010 200120052007
コンサドーレ札幌 3 3 6 199820022008 200020072011
アビスパ福岡 3 2 5 200120062011 20052010
ヴァンフォーレ甲府 2 2 4 20072011 20052010
柏レイソル 2 2 4 20052009 20062010
セレッソ大阪 2 2 4 20012006 20022009
サンフレッチェ広島 2 2 4 20022007 20032008
東京ヴェルディ 2 1 3 20052008 2007
湘南ベルマーレ 2 1 3 19992010 2009
ベガルタ仙台 1 2 3 2003 20012009
川崎フロンターレ 1 2 3 2000 19992004
FC東京 1 2 3 2010 19992011
浦和レッズ 1 1 2 1999 2000
横浜FC 1 1 2 2007 2006
ヴィッセル神戸 1 1 2 2005 2006
大分トリニータ 1 1 2 2009 2002
モンテディオ山形 1 1 2 2011 2008
ジェフ千葉 1 0 1 2009 なし
サガン鳥栖 0 1 1 なし 2011
大宮アルディージャ 0 1 1 なし 2004
アルビレックス新潟 0 1 1 なし 2003

外部リンク