詩人タリエシンの世界

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詩人タリエシンの世界
ディープ・パープルの華麗なる世界(旧題)
ディープ・パープルスタジオ・アルバム
リリース 1968年10月アメリカ合衆国の旗
1969年7月イギリスの旗
1969年6月日本の旗
1973年10月(再発売)
録音 1968年8月
デ・レイン・リー・スタジオ
ジャンル アート・ロック
ニュー・ロック
時間 43分57秒
レーベル イギリスの旗ハーヴェスト(オリジナル盤)
EMI(リイシュー盤)
アメリカ合衆国の旗テトラグラマトン(オリジナル盤)
ワーナー・ブラザーズ(リイシュー盤)
日本の旗日本グラモフォン(オリジナル盤)
ワーナーミュージック・ジャパン(リイシュー盤)
プロデュース デレク・ローレンス
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 54位(アメリカ[1]
ディープ・パープル 年表
ハッシュ
(1968)
詩人タリエシンの世界
(1968)
ディープ・パープル III
(1969)
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『詩人タリエシンの世界』 (The Book of Taliesyn) はディープ・パープル1968年に発表した2枚目のアルバム。
デビュー・アルバムハッシュ(原題: Shades of Deep purple) のサイケデリックプログレッシブ路線を引き継ぎながら、前作以上にシャープなエッジの効いたサウンド・プロダクションを行い、後のハードロック路線に通じるソリッドなナンバーを含む作品。
アメリカではテトラグラマトン・レコードイギリスではEMIハーベスト・レコードからリリースされた。
日本では1969年6月にテトラグラマトン原盤で日本グラモフォン(レーベルはポリドール)から『ディープ・パープルの華麗なる世界』という題名でリリースされた。その後テトラグラマトン・レコードの倒産で廃盤となったが、1973年10月に『詩人タリエシンの世界』と改題されてワーナーより再発売された。

概要[編集]

アメリカ・ツアー直前の1968年8月上旬からリハーサルとセッションを開始。
デビュー・アルバムの予想外のヒットを商機と見たアメリカのレーベルの強い要請により、非常に短期間でセカンド・アルバムの制作に着手した(本作のリハーサル・セッション開始時点では、まだデビュー・アルバムはイギリスでリリースされる前だった)。
レコーディングは10月初旬にスタートして10日に終了と非常に短期間で行われた。
バンドは元々10月いっぱいかけてのレコーディングを想定していたが、作業のテンションは非常に高く、特にリッチー・ブラックモアが完璧な演奏を繰り広げ、短期間のレコーディングを成功させた。
プロデュースは前作同様デレク・ローレンスが担当、モノラルステレオそれぞれのマスターテープが制作された(モノ・バージョンは使用されず後に廃棄される)。
10月のスケジュールがタイトであったためバンドはミキシング作業に参加できず、ローレンスが作業をすべて行った。

アルバム・タイトルThe Book of Taliesyn(「タリエシンの書」)は、6世紀ごろ活動したと言われるウェールズの吟遊詩人タリエシン(本来のつづりはTaliesin)の作品を10世紀頃に編纂したとされる写本の題名から取られた。
タイトル・トラックはないが、オープニング・ナンバーの「リッスン」(Listen, Learn, Read On) の中にTaliesinの名前が登場する。

時間的な制約から完成度の高いオリジナル曲が十分に揃わず、前作同様数曲のカバー曲を含む。「ケンタッキー・ウーマン」ニール・ダイアモンド、「恋を抱きしめよう」はビートルズのカバー。「リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ」はアイク&ティナ・ターナーのカバーで、リヒャルト・シュトラウスの交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」が導入部に用いられている。

 収録曲[編集]

LP・A面
  1. リッスン (Listen, Learn, Read On) – 4:05
  2. ハード・ロード (Hard Road) – 5:13
  3. ケンタッキー・ウーマン (Kentucky Woman)– 4:44
  4. エクスポジション (Exposition)恋を抱きしめよう (We Can Work It Out) – 7:06
LP・B面
  1. シールド (The Shield) – 6:06
  2. 聖なる歌 (Anthem) – 6:31
  3. リヴァー・ディープ・マウンテン・ハイ (River Deep, Mountain High) – 10:12

メンバー[編集]

脚注[編集]