ウーマン・フロム・トーキョー

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ウーマン・フロム・トーキョー
ディープ・パープルシングル
初出アルバム『紫の肖像
B面 イギリスの旗ブラック・ナイト(ライブ)
アメリカ合衆国の旗 日本の旗 スーパー・トゥルーパー
リリース
規格 7インチ・シングル
録音 1972年7月
イタリアの旗
ジャンル ハードロック
ブルースロック[2]
時間
レーベル イギリスの旗パープル
アメリカ合衆国の旗ワーナー
作詞・作曲 リッチー・ブラックモア
イアン・ギラン
ロジャー・グローヴァー
ジョン・ロード
イアン・ペイス
プロデュース ディープ・パープル
ディープ・パープル シングル 年表
スモーク・オン・ザ・ウォーター
(1972年)
ウーマン・フロム・トーキョー
(1973年)
スーパー・トゥルーパー
(1973年)
紫の肖像 収録曲
ウーマン・フロム・トーキョー
(1)
マリー・ロング
(2)
ミュージックビデオ
「Woman from Tokyo」 - YouTube
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ウーマン・フロム・トーキョー」(Woman from Tokyo) は、イングランドロックバンドであるディープ・パープルの楽曲。1973年1月に発表されたアルバム『紫の肖像[3]に収録された。

解説[編集]

ディープ・パープルは、1972年8月に初の日本公演を行なった[注釈 1]。この曲は、その一か月前の7月にローマで行なわれた新作アルバムの制作で、日本に捧げる曲として録音された[4]。翌1973年6月に脱退することになるイアン・ギランが歌った、ディープ・パープルの第2期最後の曲の一つである[5]

歌詞には日本を象徴する"the rising sun"(日の出)、"an Eastern dream"(東方の夢)といった言葉が盛り込まれ、彼等を虜にする魅力をもった日本人女性のことが歌われている。

中間部の夢見るような長めの緩やかなブリッジは、彼等ののプログレッシブ・ロックへの敬意を反映したもので[5]、シングルでは除去された[注釈 2]

評価[編集]

「ウーマン・フロム・トーキョー」は、ディープ・パープルの楽曲の中で最も人気の高いものの一つになり、ラジオで頻繁に放送されるようになった。

1973年2月にシングル発表され[1]オランダの公式音楽チャートであるメハカフツで第6位[2][6]ドイツで16位、ベルギーで23位[7]まで上昇した。アメリカ合衆国での最高位は60位だった[8]

オールミュージック (AllMusic) は、『紫の肖像』の曲で良いのは「ウーマン・フロム・トーキョー」と「ラット・バット・ブルー」だけだと述べている。「ウーマン・フロム・トーキョー」は「リッチー・ブラックモア独特のリフが過ぎ去った輝きを彷彿とさせる」(...hinted at glories past with its signature Ritchie Blackmore riff)とのこと[9]

Ultimate Classic Rock のサイトが選んだロジャー・グローヴァー作品のトップ10で、第3位となった[10]

コンサート[編集]

メンバーはこの曲を大して気に入ってはおらず、1984年に再結成するまでは演奏しなかった[8][注釈 3]

2011年、ギラン、イアン・ペイス、グローヴァー、スティーヴ・モーズドン・エイリーからなる第9期(Deep Purple Mk 9)のDVDDeep Purple with Orchestra - Live in Montreux』に、スティーヴン・ベントレー=クレイン (Stephen Bentley-Klein) 指揮の交響楽団との共演が収録された[11]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c Deep Purple – Woman From Tokyo - Discogs
  2. ^ a b Stay Tuned By Stan Cornyn: Loudest Purple - Rhino”. Rhino.com. 2019年9月12日閲覧。
  3. ^ Deep Purple – Who Do We Think We Are - Discogs (発売一覧)
  4. ^ Popoff (2016), p. 117.
  5. ^ a b Woman From Tokyo Song Review”. AllMusic. 2018年9月23日閲覧。
  6. ^ Hung, Steffen. “Deep Purple - Woman From Tokyo”. Hitparade.ch. 2018年8月16日閲覧。
  7. ^ Germancharts.de
  8. ^ a b Woman from Tokyo Songfacts”. Songfacts. 2018年9月23日閲覧。
  9. ^ Who Do We Think We Are - Deep Purple - Songs, Reviews, Credits - AllMusic”. AllMusic. 2018年9月23日閲覧。
  10. ^ Top 10 Roger Glover Songs”. Ultimate Classic Rock. 2019年9月12日閲覧。
  11. ^ Deep-purple.net

注釈[編集]

  1. ^ 彼等は、1970年代初めにいち早く日本で演奏をおこなったロック・バンドのひとつであった。
  2. ^ アルバム収録版は5分48秒、シングル収録版は2分43秒。
  3. ^ 1975年12月に第4期のメンバーによって行なわれた通算3度目の日本公演の東京公演の模様を収録したアルバム『ラスト・コンサート・イン・ジャパン』にインストゥルメンタル版が収録された。

参考文献[編集]

  • Popoff, Martin (2016), The Deep Purple Family Year By Year Volume One (to 1979), Wymer Publishing, ISBN 978-1-908724-42-7 

外部リンク[編集]