ライヴ・イン・ジャパン (ディープ・パープルのアルバム)
| ライヴ・イン・ジャパン | ||||
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| ディープ・パープル の ライブ・アルバム | ||||
| リリース | 1972年12月 | |||
| 録音 | 1972年8月15日 - 17日 | |||
| ジャンル | ハードロック | |||
| 時間 | 98分 02秒 | |||
| レーベル | EMI(リイシュー盤) |
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| プロデュース | ディープ・パープル | |||
| 専門評論家によるレビュー | ||||
| ディープ・パープル 年表 | ||||
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ライヴ・イン・ジャパン (Live in Japan、洋題Made In Japan) は、イギリスのハードロックバンド、ディープ・パープルが初来日した1972年8月の公演の模様を実況録音したライヴ・アルバムである。
目次 |
[編集] 概要
ロック史上に残るライヴ・アルバムの傑作として名高い。後に多くのバンドが同じような日本でのライヴ・アルバムを発売することとなるが、その先駆けとしても意義深い。 このライブが行われたことで、日本武道館も「音楽的聖地」の一つとして海外にまでその名を知らしめたと言われている。
この時期のディープ・パープルは第2期、いわゆる「黄金期」と言われるメンバーを擁し、バンドは十分な一体感を持っていた。それがこのライブ・アルバムの高い完成度、すなわちメンバーの高いテンション、個々の見事な演奏、そのアンサンブルなどを生み出したと考えられる。 また、当アルバムは録音の点でも評価が高く、40年近く前の音源にも関わらず、演奏やディテイルから観客の歓声までを鮮明に聞き取ることができる。しかしながら当時バンド側は日本製のレコーディング機材を過小評価していたらしく、実況録音には乗り気ではなかったといわれている。
後日、3日分の全コンサートをほぼノーカット収録した3枚組アルバム『ライヴ・イン・ジャパン'72完全版』が発売されている。
[編集] 収録曲
- ハイウェイ・スター - Highway Star (8/16大阪) 6:43
- チャイルド・イン・タイム - Child in Time (8/16大阪) 12:17
- スモーク・オン・ザ・ウォーター - Smoke on the Water (8/15大阪) 7:36
- ミュール - The Mule [Drum Solo] (8/17東京) 9:28
- ストレンジ・カインド・オヴ・ウーマン - Strange Kind of Woman (8/16大阪) 9:52
- レイジー - Lazy (8/17東京) 10:27
- スペース・トラッキン - Space Truckin' (8/16大阪) 19:54
1998年のリマスター版発売の折に、以下のトラックが追加された。
- ブラック・ナイト - Black Night 6:17
- スピード・キング - Speed King 7:25
- ルシール - Lucille 8:03
[編集] 制作の経緯
日本のレコード会社からの申し出により来日公演をレコーディングする事となったディープ・パープルだが、当初バンド側はライヴ・アルバムの制作には乗り気ではなく、その契約には以下のような特別な条項が盛り込まれていた。
- 日本のみでの発売に限る。演奏の状態が悪ければ発売しない。その権限はバンド側にある。
- バンド側がテープを持ち帰りミックス・ダウンをする。
- バンド側のスタッフが録音をする。
以上のような条件下で、日本製の録音機材を使ったレコーディングが開始された。
日本盤のジャケットには日本武道館ステージ上部後方からアリーナ席全体を捉えるショットになっているが、実際は収録された7曲のうち4曲が大阪フェスティバルホールにおける演奏を収録している。後の1993年に発売された3日間の完全盤を聴くと、ライヴ・イン・ジャパンにはもっとも演奏状態の良いものが使われていることがわかる。
ロジャー・グローヴァーが後にインタビューで「初日の大阪公演ではレコーディングを気にするあまりに堅い演奏になってしまい、3日目の東京公演では(いきなり会場が広くなったせいかも知れないが)かなり雑な演奏になってしまっている」と語っている。この事からも、多くのテイクが使用された2日目の大阪公演がもっとも良い演奏だったと思われる。なお、「スモーク・オン・ザ・ウォーター」は2日目と3日目の演奏でリフの部分をミスしているため、初日のテイクが使われた。
後日、持ち帰った録音テープを聴いたメンバーは、その出来の良さに驚愕したと伝えられている、また、輸入版として各国に出回り、次期のスタジオ録音盤の発売が控えているにも関わらずレコード会社を説得して世界発売にこぎつけたと言われている。なお、その際日本国外では Made in Japan に改題され、ジャケットも変更されて発売されている。
良好な音質についてはさまざまな好条件が重なり合った結果ともされている。現代のロック・コンサートと比較すると使用楽器がシンプルであり、それゆえ各楽器の音のバランスが良く分離がはっきりしているのが大きな特徴とされている。
[編集] 評価
アメリカで本作はビルボード・チャートで最高6位まで上昇しプラチナディスクを獲得した。本国イギリスやヨーロッパ及び日本でも好評を博した。さらに、このアルバムからシングルカットされた「スモーク・オン・ザ・ウォーター」も全米4位まで上昇しゴールドディスクを獲得、本作品の売り上げにも相乗効果をもたらした(特に第二期になってからセールス的に低迷していたアメリカにおいては知名度アップに大きく貢献している)。
また、多数出回っていた海賊盤対策としても効果を発揮し、さらに音楽性という面では、元々評価が高かったディープ・パープルのライブ・パフォーマンスを実体化した作品になった、とされている。
[編集] 全演奏曲 収録盤一覧
| 曲目 | a) Live In Japan | b) Remastered | c) 完全版 | d) Listen Learn Read On |
|---|---|---|---|---|
| 1. Highway Star | 8/16 | 8/16 | 8/15,16,17 | |
| 2. Child in Time | 8/16 | 8/16 | 8/15,16,17 | |
| 3. Smoke on the Water | 8/15 | 8/15 | 8/16,17 | |
| 4. The Mule | 8/17 | 8/17 | 8/15,16 | |
| 5. Strange Kind of Woman | 8/16 | 8/16 | 8/15,16,17 | |
| 6. Lazy | 8/17 | 8/17 | 8/15,16,17 | 8/17 |
| 7. Space Truckin | 8/16 | 8/16 | 8/15,16,17 | |
| (encore) | ||||
| 8. Black Night | 8/17 | 8/15 | 8/16 | |
| 9. Speed King | 8/17 | 8/15 | ||
| 10. Lucille | 8/16 |
- 8/15日(曲1-9)、16日(曲1-8、10) 大阪フェスティバルホール
- 8/17日(曲1-9) 日本武道館
[編集] メンバー
- リッチー・ブラックモア Ritchie Blackmore - ギター
- イアン・ギラン Ian Gillan - ボーカル
- ロジャー・グローヴァー Roger Glover - ベース
- ジョン・ロード Jon Lord - オルガン
- イアン・ペイス Ian Paice - ドラムス
[編集] 付記
- このアルバムはあまり費用を使わずに製作され、しかも2枚組であった為に彼らの作品としては印税収入の最も大きなものとなった。
- 曲順は実際の演奏順ではない。(日本公演は1. 3. 2. 4. 5. 6. 7. の順)
- 2008年5月22日、1989年にCD化された際にスペース・トラッキンの収録会場が日本武道館であると誤記されていた事が報道された[1]。
- a.「Live in Japan」、b.「Made In Japan-Remastered」、c.「Live in Japan-'72完全版」、d.「Listen Learn Read On(輸入盤のみ)」の4作品で'72年来日公演の全曲を聴くことが出来る。※その他編集盤でも一部を聴く事が出来る。
- c.「Live in Japan-'72完全版」は完全版と謳っているが、収録時間の都合で6曲がカットされている。また、CD-3に収録されているアンコール「Speed King」は8/15大阪の演奏であるのだが、8/17東京の演奏分の最後に収録されているので、紛らわしい編集となっている。
- c.「Live in Japan-完全版」は音の定位が変えられている。特にギター音は従来作品の逆のスピーカーの右チャンネルに固定された。これはリッチー・ブラックモアの立ち位置がステージ向かって右であり、実際に観客が聴いていたギター音と同様にする為の配慮と思われる。
- 「ブラック・ナイト」は追加されたときが初めての発表ではなく、それ以前に「ブラック・ナイト=24カラット」と題されたベスト盤的な編集アルバムでリーダー・トラックになっている。また、この音源のリマスタ-盤では各楽器の分離が良くなり、同じ演奏と思えないほどの違いがある。
[編集] 脚注
- ^ こちら(外部リンク)を参照。
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