虎に翼

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虎に翼
ジャンル テレビドラマ
吉田恵里香
演出 梛川善郎
安藤大佑
橋本万葉
出演者 伊藤沙莉
石田ゆり子
岡部たかし
仲野太賀
森田望智
上川周作
土居志央梨
桜井ユキ
平岩紙
ハ・ヨンス
岩田剛典
戸塚純貴
平埜生成
小林涼子
三山凌輝
安藤輪子
筒井真理子
中村育二
田中真弓
田中要次
高橋努
塚地武雅
岡田将生
沢村一樹
滝藤賢一
松山ケンイチ
小林薫
ナレーター 尾野真千子
音楽 森優太
オープニング 米津玄師
さよーならまたいつか!
国・地域 日本の旗 日本
言語 日本語
時代設定 1931年昭和6年) -
製作
制作統括 尾崎裕和
プロデューサー 石澤かおる
舟橋哲男
徳田祥子
製作 NHK
放送
放送チャンネルNHK総合
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間2024年4月1日 -
放送時間月曜 - 金曜 8:00 - 8:15
放送枠連続テレビ小説
放送分15分
公式サイト
番組年表
前作ブギウギ
次作おむすび

特記事項:
令和6年能登半島地震に伴い、BS103チャンネル(旧BSプレミアム)で『総合テレビ(石川県内)同時放送』としてサイマル放送[1][2][3]
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虎に翼』(とらにつばさ)は、2024年令和6年)度前期放送のNHK連続テレビ小説」第110作目である[4]。2024年4月1日から放送中。吉田恵里香作、伊藤沙莉主演[4]

「虎に翼」は、中国の法家・韓非子の言葉で[5]「鬼に金棒」と同じく「強い上にもさらに強さが加わる」の意味[6]であり、日本書紀の中でも引用されていることわざ

制作[編集]

主人公のモデル・三淵嘉子が在学した明治大学・3代目記念館

2023年2月22日、制作が発表された[6]。主人公の猪爪寅子は、日本で初めて女性として弁護士裁判官、裁判所長、それぞれを務めた三淵嘉子を題材に、原作は存在せずフィクションとして制作される[6][7]

ヒロイン選定に際してはオーディションは行われず、2022年末にNHK側から伊藤側へオファーされた[8]。伊藤は、2017年度前期の『ひよっこ』以来2回目の朝ドラ出演となる[8]

NHKは出演者として、2023年7月31日に主人公の寅子と一つ屋根の下で暮らす猪爪家の人々[9]、8月1日に寅子が通う明律大学の仲間たち[10][11]、8月2日に「法の世界」の先達たち[12][13]を、それぞれを発表する。

9月28日につくばみらい市のオープンセットでクランクイン[14]して、番組ロゴを発表する[14]。番組主題歌として米津玄師さよーならまたいつか!」を採用することを、2024年1月18日に発表する[15]

2011年(平成23年)度後期『カーネーション』でヒロインを務めた尾野真千子が、本作品で語りを担当することを1月19日に発表する[16]。この尾野のナレーションについては初週から、主人公の心の声となっていて心地よいなどと話題になった[17]

出演者として、1月25日に法を学ぶ寅子が出会う人々[18]、1月26日に寅子の運命を導く人々[19]を、それぞれ発表する。

2月29日には、森優太が音楽を担当することを発表して、メインビジュアルを公開し[20]、公式ウェブサイトを開設した。

衛星波のBSBSプレミアム4Kで土曜日に1週間分をまとめて再放送する『今週の連続テレビ小説』の放送時間が、BSは8時15分 - 9時30分に、BSプレミアム4Kは10時15分 - 11時30分に変更となるほか、地上波の週末ダイジェスト版(土曜8時初回)の放送のうち、日曜11時の回が廃止された[21]

あらすじ[編集]

昭和6年(1931年)の東京。女学生の猪爪寅子は母親のはるの勧めで気乗りしないお見合いを続けていた。下宿人の佐田優三の夜学に弁当を届けにいった寅子は、教鞭を取る桂場等一郎穂高重親に出会う。穂高から明律大学女子法科への進学を勧められた寅子は願書を提出するが、はるは猛反対する。後日、桂場が寅子に「時期尚早」と言うのを聞いたはるは激怒し、その足で書店に赴き寅子に六法全書を買い与える。こうして寅子は念願の進学を許されたのだった。

昭和7年(1932年)春、晴れて女子法科に入学した寅子は、華族の桜川涼子、弁護士夫人の大庭梅子、留学生の崔香淑と同じ二期生になる。しかし一期生は80人の入学者が7人しか残らなかったこと、男子学生に嘲笑されたり縁談を断られたりと困難な状況にあることを知る。さらに女子に弁護士資格を与える法改正が延期される。学校を飛び出した山田よねを追いかけた寅子は東京地方裁判所で離婚裁判を傍聴。離婚できない妻が夫から着物を取り返せないと聞いて立腹するが、法律上どうすることもできないとよねに言われる。翌日穂高にこのことを質問すると、穂高は生徒たちに弁護を考えさせる。穂高と女生徒たちは裁判を見学。「権利の濫用」を理由に妻が勝訴。寅子は「法律は人を守るもの」と理解する。

寅子が入学して一年、大量の退学者と入学者の減少で女子部は存続の危機にあった。寅子たちは「毒まんじゅう事件」をモデルにした法廷劇上演を計画。皆と距離を置くよねも加わり本番を迎えるが、男子学生たちが野次で進行を妨害し、食ってかかったよねが突き飛ばされる。劇は中止に追い込まれ、その上新聞に興味本位で掲載され、学長から注意される。寅子たちは怪我をしたよねから辛い生い立ちを聞く。寅子はよねと和解するため猪爪家でまんじゅうを作って事件を検証し、事件の不自然さに気づく。涼子は学長が客の興味をひくため脚本の改変をしていたことを告白する。話し合う寅子たちを見て、花江は誰にも褒めてもらえないと泣き出す。よねはいらだつが寅子は弱音に寄り添うことを呼び掛ける。昭和10年(1935年)春、寅子たちは女子部を卒業し、共学の本科に進む。

登場人物[編集]

主人公[編集]

猪爪寅子(いのつめ ともこ)
演 - 伊藤沙莉[4]
本作の主人公。五黄寅年に生まれる。あだ名は「トラコ」もしくは「トラちゃん」。口癖は「はて?」。趣味は歌うこと。
女学校に通う最中にはると直言から縁談を勧められたが、何度も失敗に終わってしまう。明律大学の夜間部に通う優三に弁当を届けた矢先で大学の講義を聞き、その矢先に穂高と運命的な出会いを果たす。穂高から法律の熱意を見抜かれて、明律大学女子部への入学を勧められる。
日本初の女性弁護士のちに裁判官となり、女性として初めての裁判所長も務めた三淵嘉子がモデル。

猪爪家の人々[編集]

猪爪はる(いのつめ はる)
演 - 石田ゆり子[9]
寅子の母。家事も家計も完璧にこなす現実主義者。直言とは対照的に、夢を語る寅子に厳しい態度を取り、お見合いを勧めている。だが、寅子が桂場に進学は時期尚早と言われている現場に遭遇すると激怒し、六法全書を寅子に買い与えて進学を許可する。
猪爪直言(いのつめ なおこと)
演 - 岡部たかし[9]
寅子の父。温和な性格で寅子の進路を応援する。共亜紡績の不当な利益で起きた共亜事件に巻き込まれ、贈賄罪で逮捕される。
猪爪直道(いのつめ なおみち)
演 - 上川周作[9]
寅子の兄。婚約中の花江と女学校卒業前に結婚。
猪爪直明(いのつめ なおあき)
演 - 三山凌輝[19](幼少期:永瀬矢紘正垣湊都[22]
寅子の弟。責任感が強く、家族のためなら自らを犠牲にすることも厭わない。
米谷花江(よねたに はなえ) → 猪爪花江(いのつめ はなえ)
演 - 森田望智[9]
寅子の女学校の同級生で義姉。寅子の兄・直道に好意を抱き、お見合いを経て卒業前に結婚。
佐田優三(さだ ゆうぞう)
演 - 仲野太賀[9]
猪爪家に下宿する書生。両親を早くに亡くし、昼は銀行で働きながら夜間は大学で勉学に励む。気弱で頼りないが優しく芯が通っている。弁護士だった父に憧れて高等試験(司法試験)には落ち続けている。法学の知識があるため寅子の相談相手となる。

明律大学の仲間たち[編集]

明律大学は三淵が在学していた明治大学を参考にしている[23]

女子部[編集]

山田よね(やまだ よね)
演 - 土居志央梨[10](少女時代:早瀬憩[24]
寅子と同じ二期生。男装の女性。同級生の誰とも群れたがらず、入学式も「時間の無駄」との考えから欠席する。「カフェー燈台」に住み込み、ボーイとして働いている。
貧しい農家の次女に生まれる。姉の夏が15歳で東京の女郎に売られ、自分も売られそうになったため家出し、夏の紹介でカフェのボーイとして男装で働きだす。その後、夏が置屋に稼いだ金を騙しとられていることが判明。客の弁護士の緒方が置屋を脅して金を取り返してくれたが、夏は置屋を追い出され男と出奔し、よねと絶縁状態になった。新聞で明律大学女子部設立の記事を見て「舐め腐った奴らを叩きのめす力が欲しい」と猛勉強して女子部に進学した。
桜川涼子(さくらがわ りょうこ)
演 - 桜井ユキ[10]
二期生。華族の桜川家の令嬢。華族令嬢として雑誌にたびたび取り上げられ、女子の憧れの的になっている。御付きの玉を伴って行動している。
大庭梅子(おおば うめこ)
演 - 平岩紙[10]
二期生で一番年上。夫は弁護士で3人の子がいる。おっとりした話し方をする。徹男との離婚、親権獲得のために弁護士を目指したいと寅子達の前で本音を明かした。
崔香淑(さい こうしゅく)
演 - ハ・ヨンス[10]
朝鮮半島からの留学生で、日本語が堪能。東京帝大で法律を学んだ兄の勧めで明律大学女子部に進学。
久保田聡子(くぼた さとこ)
演 - 小林涼子[18]
明律大学における寅子の先輩。女子部一期生のリーダー的存在。とっつきにくい話し方をするが、後輩に対する接し方は柔軟。
中山千春(なかやま ちはる)
演 - 安藤輪子[18]
聡子と同じ女子部一期生。人当たりが柔らかく涙もろい。
笠松まつ(かさまつ まつ)
演 - うらじぬの[25]
寅子の同級生。おじいさん講師の授業で白目を剥いて居眠りをしていた。
林美恩
演 - ミチ
寅子の同級生。
夏目京子(なつめ きょうこ)
演 - 光藤えり
寅子の同級生。
荒木りえ子(あらき りえこ)
演 - 太田いず帆
寅子の同級生。
大木(おおき)
演 - 佐々木史帆
聡子と同じ女子部一期生。
女子部一期生
演 - 綾乃彩
聡子と同じ女子部一期生。
小泉由紀子(こいずみ ゆきこ)
演 - 福室莉音
寅子の後輩。女子部三期生
山下(やました)
演 - おぎのさな
寅子達の法廷劇を母親と共に見ていた女学生。後に女子部に入学している。

本科[編集]

轟太一(とどろき たいち)
演 - 戸塚純貴[10]
男子学生。
花岡悟(はなおか さとる)
演 - 岩田剛典[10]
男子学生。
小橋浩之(こはし ひろゆき)
演 - 名村辰
男子学生。女子部の学生達に対して執拗に罵声を浴びせる。

明律大学の教員[編集]

穂高重親(ほだか しげちか)
演 - 小林薫[12]
法学者。女子教育に理解があり、明律大学に女子部を立ち上げる。
日本家族法の父」といわれる法学者、穂積重遠がモデル。
明律大学学長
演 - 久保酎吉
女子部で行われた法廷劇が騒動に発展したため、寅子を含め女子部の学生に「女性らしい振舞いをするように」と注意する。
総務部長
演 - 津村知与支
明律大学の教員。
おじいさん講師
演 - 五頭岳夫[26]
寅子達に法学を淡々と教えているが、眠気を誘ってしまう。

桜川家の人々[編集]

桜川寿子(さくらがわ ひさこ)
演 - 筒井真理子[18]
涼子の母。自分が婿の侑次郎を迎えて桜川家を守ったように、娘の涼子にもそうしてほしいと願っている。
桜川侑次郎(さくらがわ ゆうじろう)
演 - 中村育二[18]
涼子の父。入婿であり、妻の寿子に頭が上がらないが、基本的に子育ては放任主義。
玉(たま)
演 - 羽瀬川なぎ
涼子のお付き。いつも涼子の傍にいるため、寅子達と親しくなる。
岸田(きしだ)
演 - 奥田洋平
桜川家の執事。涼子の監視に猪爪家まで来た。

米谷家の人々[編集]

米谷信子(よねたに のぶこ)
演 - 赤間麻里子
花江の母。真一と共に花江達の結婚準備のために猪爪家を訪れた。
米谷真一(よねたに しんいち)
演 - 横堀悦夫
花江の父。信子と共に花江達の結婚準備のために猪爪家を訪れた。
稲(いね)
演 - 田中真弓[19]
花江の実家である米谷家で働く女中。猪爪家に結婚準備で訪れた時、花江と寅子を温かく見守った。

大庭家の人々[編集]

大庭徹男(おおば てつお)
演 - 飯田基祐
梅子の夫で弁護士。明律大学に入学した梅子を見下す。穂高から明律大学の特別講師として招かれ、寅子達の前に現れた。
大庭徹太(おおば てった)
演 - 見津賢
梅子の長男で帝国大学在学中。明律大学に入学した母を見下す。
大庭光三郎(おおば こうさぶろう)
演 - 石塚陸翔
梅子の三男。

法を学ぶ寅子が出会う人々[編集]

桂場等一郎(かつらば とういちろう)
演 - 松山ケンイチ[12]
裁判官。穂高に代わって教鞭を取っていたとき寅子と知り合う。
笹山(ささやま)
演 - 田中要次[18]
「笹寿司」の主人であり寿司職人。生粋の「傍聴マニア」。
竹中次郎(たけなか じろう)
演 - 高橋努[18]
新聞記者。ゴシップのネタになることを常に探しており、寅子に忠告することもある。
雲野六郎(うんの ろくろう)
演 - 塚地武雅[18]
雲野法律事務所の代表。様々な依頼をタダ同然で引き受けてしまうので正直経営は苦しい。

寅子の運命を導く人々[編集]

星航一(ほし こういち)
演 - 岡田将生[19]
裁判官。父親が法曹界の重鎮である。
汐見圭(しおみ けい)
演 - 平埜生成[19]
多岐川とともに家庭裁判所設立に奔走する。優しい性格ではあるが、破天荒な多岐川をしっかりとフォローしている。
久藤頼安(くどう よりやす)
演 - 沢村一樹[19]
裁判官を目指す寅子への採用に力を貸す人物。性格は至ってフレンドリー。
多岐川幸四郎(たきがわ こうしろう)
演 - 滝藤賢一[19]
寅子の上司。寅子や汐見とともに家庭裁判所設立に奔走するが、相当な変わり者でもある。

その他の人々[編集]

横山太一郎(よこやま たいいちろう)
演 - 藤森慎吾[27]
寅子の3人目の縁談相手。帝国大学出身で貿易会社のニューヨーク支店に3年間勤務している。寅子と最初は話が弾むが、寅子の態度に腹を立てる。後日、電話で寅子との縁談を断った。
高井(たかい)
演 - 小須田康人
帝国銀行理事で直言の上司。花江と直道の仲人。
三河屋
演 - きづき[28]
猪爪家の近所で営む酒屋。
伊藤一二三
演 - 志賀圭二郎
猪爪家の近所に住む老人。
山根初代
演 - 水木薫
猪爪家の近所に住む老婆。
露店の女性
演 - 中原三千代[29]
下町の露店でふかし芋を販売していた女性。
寅子の女学校の担任教師
演 - 伊勢佳世[30]
寅子の内申書の用意を直言から依頼されたが、はるに話を通してないことを心配した。
法学専門書店店主
演 - 佐野啓[31]
はるが寅子のために「六法全書」を購入した書店の店主。
田中(たなか)裁判長
演 - 栗原英雄[32]
東京地方裁判所の裁判長。寅子が傍聴した着物の物品返還訴訟で、甚太に「峰子の着物を引き渡すように」と判決を下した。
峰子側の弁護士
演 - じろう[33]
着物の物品返還訴訟で峰子側につく弁護士。
甚太側の弁護士
演 - 長谷川忍[33]
着物の物品返還訴訟で甚太側につく弁護士。
東田峰子(ひがしだ みねこ)
演 - 安川まり[34]
寅子達が傍聴した着物の物品返還訴訟の原告側の女性。夫の甚太からの家庭内暴力に耐えかね、離婚調停を起こしている。母親の形見であった着物を甚太に返却してもらえず、物品返還訴訟を起こして勝訴。判決後、訴訟を傍聴していた寅子たちに「離婚裁判は続くが、最後まで戦う」と語った。
東田甚太(ひがしだ じんた)
演 - 遠藤雄弥[35]
峰子の夫。峰子に家庭内暴力を加え、離婚調停で敗訴したものの離婚に応じていない。民法を盾に峰子の母親の形見の着物を返却しておらず、峰子から物品返還訴訟を起こされ、「権利の濫用」を理由に敗訴。裁判後も峰子を脅しつけ、仲裁に入った寅子と乱闘寸前になった。
東京地方裁判所職員
演 - 湯浅崇や乃えいじ
よねの後を追って裁判所にやって来た寅子に怒鳴るように、裁判所の中へ誘導する。
増野(ますの)
演 - 平山祐介[36]
よねが住み込みで働くカフェー燈台のオーナー。男装のよねをボーイとして雇う。
緒方(おがた)
演 - 戸田昌宏[37]
カフェーの客の弁護士。姉がだまし取られた給料の返還に悩むよねにすりより、弁護を申し出る。訴えると脅して置屋から金を巻き上げ、一部を手数料として懐に入れた。
夏(なつ)
演 - 原愛音
よねの姉。父に殴られるよねを庇う優しい姉だったが、貧しさのために父から女郎屋に身売りされた。家出したよねがカフェーのボーイになれるよう口利きする。長らく置屋から稼いだ金を騙し取られていた。よねと緒方によって金は取り返したが、置屋を追い出され、転職も出来ず、男と出奔して音信不通になった。
よねの父
演 - 佐藤誠
口答えするよねに虐待を加え、貧しさのために娘達を女郎屋に身売りした。
日和田(ひわだ)
演 - 堀部圭亮
直言が巻き込まれた京亜事件を担当する検察官。
若島武吉(わかしま たけきち)
演 - 古谷敏
直言が巻き込まれた共亜事件で逮捕された大臣。劇中の新聞紙面で登場した。

スタッフ[編集]

オープニング[編集]

主題歌の「さよーならまたいつか!」の曲に合わせて、yurinasiaが振り付けをし、伊藤沙莉が複数のダンサーと共に実際に踊る映像を使用してシシヤマザキがタイトルバックを制作した[40]

エンディング[編集]

視聴者から「わたしの翼」と題した公募写真を紹介する。主人公の寅子のように、夢に向かって夢中になって取り組んでいることや視聴者を強くしてくれる存在など、視聴者にとっての「翼」、心が羽ばたく瞬間の写真を公募し、1篇ずつ紹介する[41][42]

放送日程[編集]

放送日 サブタイトル 演出 週平均視聴率
1 001 - 005 04月01日 - 04月05日 女賢しくて牛売り損なう? 梛川善郎 16.2%[43]
2 006 - 010 04月08日 - 04月12日 女三人寄ればかしましい? 16.4%[44]
3 011 - 015 04月15日 - 04月19日 女は三界に家なし? 橋本万葉 16.5%[45]
4 016 - 020 04月22日 - 04月26日 屈み女に反り男? 梛川善郎
5 21 - 025 4月29日 - 05月3日 朝雨は女の腕まくり?
ビデオリサーチ調べ、関東地区・世帯・リアルタイム)

キャッチアップ放送[編集]

関連番組[編集]

  • もうすぐ!虎に翼(2024年3月20日、総合 / 3月24日、BS[48][49]
  • 以下以外にも、猪爪寅子のモデル・三淵嘉子を紹介する番組が随時放送された。
    • 「虎に翼」三淵嘉子伝(2024年3月26日 - 、総合、リポーター:藤森慎吾)[50]
      1. 女性法律家の先駆者・三淵嘉子[51]
      2. 法曹界の扉を開いた女性たち
    • 虎に翼劇場[52]インターネット見逃し配信「NHKプラス」についての紹介寸劇
    • みみより!解説「虎に翼」解説(2024年4月2日 - 、総合、「虎に翼」の背景を解説するシリーズ[53]
      1. 三淵嘉子と“男女平等”[54]
      2. にぎやかな法廷と「権利の濫用[55]

脚注[編集]

  1. ^ 能登半島地震に伴う衛星放送活用の臨時対応の拡充について
  2. ^ “NHK BSの3チャンネル(BS103)で総合テレビ(石川向け)放送”. NHK NEWS WEB (NHK). (2024年1月11日). https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240109/k10014315041000.html 2024年4月1日閲覧。 
  3. ^ NHK、ニュース以外の総合テレビ番組も旧BS 103chで放送。12日午前4時から”. AV Watch (2024年1月11日). 2024年4月1日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g 伊藤沙莉主演の朝ドラ、タイトルは『虎に翼』 脚本は『チェリまほ』吉田恵里香”. Real Sound映画部. blueprint (2023年2月22日). 2023年2月23日閲覧。
  5. ^ 韓非子』「難勢篇」。
  6. ^ a b c 伊藤沙莉主演朝ドラのタイトルは『虎に翼』 日本初の女性弁護士を描く 脚本は吉田恵里香氏”. ORICON NEWS. oricon ME (2023年2月22日). 2023年2月22日閲覧。
  7. ^ NHKトップ 2024年度前期 連続テレビ小説「虎に翼」 主演・伊藤沙莉さん”. ドラマ情報 制作のお知らせ. NHK (2023年2月22日). 2023年2月24日時点のオリジナルよりアーカイブ。2024年4月1日閲覧。
  8. ^ a b 伊藤沙莉24年前期NHK朝ドラ主演 タイトル「虎に翼」に決定 日本初の女性弁護士役”. nikkansports.com. 日刊スポーツNEWS (2023年2月22日). 2023年2月22日閲覧。
  9. ^ a b c d e f “石田ゆり子、伊藤沙莉の母役で朝ドラ初出演「虎に翼」新たな出演者第1弾発表”. モデルプレス (ネットネイティブ). (2023年7月31日). https://mdpr.jp/drama/detail/3874384 2023年7月31日閲覧。 
  10. ^ a b c d e f g 2024年度前期 連続テレビ小説「虎に翼」新たな出演者発表 第2弾”. NHK (2023年8月1日). 2023年8月1日閲覧。
  11. ^ 岩田剛典、朝ドラ「虎に翼」でヒロインの気になる存在に!新キャスト6名発表”. シネマトゥデイ (2023年8月1日). 2023年8月1日閲覧。
  12. ^ a b c 2024年度前期 連続テレビ小説「虎に翼」新たな出演者発表 第3弾”. ドラマ情報. NHK (2023年8月2日). 2023年8月2日閲覧。
  13. ^ “松山ケンイチが朝ドラ初出演「15年前から出演を目標に」24年前期「虎に翼」出演者発表”. 日刊スポーツ (日刊スポーツNEWS). (2023年8月2日). https://www.nikkansports.com/entertainment/news/202308020000223.html 2023年8月2日閲覧。 
  14. ^ a b “24年度前期・連続テレビ小説『虎に翼』撮影開始 伊藤沙莉「元気と素敵な時間をお届けできれば」”. ORICON NEWS (oricon ME). (2023年9月28日). https://www.oricon.co.jp/news/2296592/full/ 2023年9月28日閲覧。 
  15. ^ a b "米津玄師、次期朝ドラ『虎に翼』主題歌に新曲「まさか夜中でばかり生きている自分が」". ORICON NEWS. oricon ME. 2024年1月18日. 2024年1月18日閲覧
  16. ^ a b 尾野真千子、次期朝ドラ『虎に翼』語りに決定「マイクの前に立った瞬間、緊張して文字が歪ゆがみました」”. ORICON NEWS. oricon ME (2024年1月19日). 2024年1月19日閲覧。
  17. ^ 虎に翼:「何でなんだ!?」寅子“怒涛の心の声” 尾野真千子の雄弁な“語り”に視聴者「どっぷり感情移入”. MANTANWEB. MANTAN (2024年4月4日). 2024年4月8日閲覧。
  18. ^ a b c d e f g h "虎に翼:次期朝ドラ 新キャスト7人発表 筒井真理子、田中要次、小林涼子、塚地武雅らが出演". MANTANWEB. MANTAN. 2024年1月25日. 2024年1月25日閲覧
  19. ^ a b c d e f g "次期朝ドラ『虎に翼』第5弾キャスト6人発表 岡田将生、田中真弓、沢村一樹ら【6人の役柄紹介あり】". ORICON NEWS. oricon ME. 2024年1月26日. 2024年1月26日閲覧
  20. ^ "伊藤沙莉主演の朝ドラ「虎に翼」ビジュアル公開、音楽を手がけるのは森優太". 映画ナタリー. ナターシャ. 2024年2月29日. 2024年2月29日閲覧
  21. ^ 2024年度(令和6年度)前半期 放送番組時刻表”. NHK. 2024年2月15日閲覧。
  22. ^ 『虎に翼』猪爪直明役に三山凌輝【キャラクター紹介】”. ORICON NEWS (2024年4月1日). 2024年4月1日閲覧。
  23. ^ 木俣冬 (2024年4月1日). “朝ドラ「虎に翼」は日本初の女性弁護士・三淵嘉子がモデル。史実とのバランスをどうなるとCPに聞いた”. Yahoo!ニュース. LINEヤフー. 2024年4月1日閲覧。
  24. ^ 「虎に翼」よね(土居志央梨)の少女時代演じた早瀬憩に視聴者釘付け「本日のMVP」「数年後の朝ドラ主演やりそう」”. iza. 2024年4月20日閲覧。
  25. ^ 虎に翼:講義中に白目! 一度見たら忘れられない風貌の女子学生 笠松まつ役はうらじぬの「気になって調べちゃった」”. MANTANWEB. MANTAN (2024年4月9日). 2024年4月15日閲覧。
  26. ^ #虎に翼【五頭岳夫】淡々とした語り口の講義で 学生たちの眠気を誘ってしまった おじいさん講師。演じるのは 五頭岳夫(ごずたけお)さん。”. X(旧twitter). 2024年4月13日閲覧。
  27. ^ 「虎に翼」初回 オリラジ藤森慎吾が歓喜「念願」の朝ドラ初出演!主人公モデルと同じ明大出身 ネット反響”. スポニチ. 2024年4月13日閲覧。
  28. ^ NHK連続テレビ小説『虎に翼』三河屋役で出演させていただいております!寅子の住む街の住人として、ちょこちょこ出演させていただいてます🚲ぜひご覧ください!”. きづき公式X. 2024年4月13日閲覧。
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  51. ^ 女性法律家の先駆者・三淵嘉子”. TVでた蔵. ワイヤーアクション. 2024年4月11日閲覧。
  52. ^ 虎に翼劇場
  53. ^ みみより!解説”. NHK. 2024年4月23日閲覧。
  54. ^ 「虎に翼」解説(1) 三淵嘉子と“男女平等”
  55. ^ 「虎に翼」解説(2) にぎやかな法廷と「権利の濫用」

外部リンク[編集]

NHK 連続テレビ小説
前番組 番組名 次番組
ブギウギ
(2023年度下半期)
虎に翼
(2024年度上半期)
おむすび
(2024年度下半期)
NHK総合 土曜日 8:00 - 8:15枠
ブギウギ「第○週」
虎に翼「第○週」
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