甲斐生海

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生海(甲斐 生海)
福岡ソフトバンクホークス #37
基本情報
国籍 日本の旗 日本
出身地 福岡県北九州市小倉北区
生年月日 (2000-07-11) 2000年7月11日(23歳)
身長
体重
184 cm
95 kg
選手情報
投球・打席 右投左打
ポジション 外野手一塁手
プロ入り 2022年 ドラフト3位
初出場 2023年7月22日
年俸 1050万円(2024年)[1]
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

生海(いくみ、本名:甲斐 生海〈かい いくみ〉、2000年7月11日 - )は、福岡県北九州市小倉北区出身のプロ野球選手外野手内野手)。右投左打。福岡ソフトバンクホークス所属。

経歴[編集]

プロ入り前[編集]

北九州市立足原小学校で3年生のときに野球を始める[2]。当初は右打者だったが、元野球選手である父が左打者だったこともあり、自身も左打者に転向した[2]北九州市立霧丘中学校では軟式野球部に所属した[3]

九州国際大学付属高等学校に進学後、1年夏にチームは第98回全国高等学校野球選手権大会に出場したが、自身はベンチ外だった。2年春から4番を務めたが、1年夏以降甲子園大会への出場はなく、3年夏は北福岡大会2回戦で若松に敗れた[4]。高校通算36本塁打[2]

高校卒業後、東北福祉大学へ進学。1年時からベンチ入りしていたが、入学直後の2019年6月に祖父、翌2020年3月に父、曽祖母を相次いで亡くす[2]。ショックを受けてふさぎ込んでしまい、2年時からは練習を休むことが増え、マネージャーには毎日のように退部届が欲しいと頼み込んでいた[2]。その後2021年のドラフト会議を見て、あと1年間だけ野球へ取り組むことを決意[2]。約20kgの増量に成功し、4年秋のリーグ戦では3本塁打、16打点を記録して本塁打と打点の二冠王、一塁手のベストナインを受賞した[2]

「ドラフト会議で指名がなければ現役を引退する」という決意のもと、プロ志望届を提出[5][6]。迎えた2022年のドラフト会議にて、福岡ソフトバンクホークスから3位指名を受けた[7]。11月24日に契約金6000万円、年俸1000万円で仮契約し[8]、12月5日、BOSS E・ZO FUKUOKAで入団発表会見が行われた[9]背番号37。ソフトバンクには同姓の甲斐拓也に加えて甲斐野央も在籍している[10]ことから、自身の登録名は下の名前の「生海」とした[8]

ソフトバンク時代[編集]

2023年春季キャンプはA組スタートとなったが[11]、2月13日にシートノックをしていた際に右肩を負傷し、右肩関節炎の診断を受け離脱[12]。その後は二軍での調整を続け、6月13日のウエスタン・リーグ阪神タイガース戦では9回にサヨナラ本塁打を放つ[13]。7月22日に一軍初昇格を果たすと、同日の千葉ロッテマリーンズ戦(ZOZOマリンスタジアム)で7番・右翼でスタメン起用され、プロ初出場[14]。2打席目の5回に西野勇士から右前打を放ち、プロ初安打を記録した[15]。しかし、その2日後の7月24日に発熱症状があり、感染拡大防止特例2023で登録抹消された[16]

人物[編集]

幼少期から大のソフトバンクファンで、何度も球場に足を運んでおり、帽子や応援グッズも持っているという[17]

詳細情報[編集]

年度別打撃成績[編集]

















































O
P
S
2023 ソフトバンク 13 21 20 2 4 0 0 0 4 0 0 0 0 0 1 0 0 5 0 .200 .238 .200 .438
通算:1年 13 21 20 2 4 0 0 0 4 0 0 0 0 0 1 0 0 5 0 .200 .238 .200 .438
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績[編集]



外野












2023 ソフトバンク 4 1 0 0 0 1.000
通算 4 1 0 0 0 1.000
  • 2023年度シーズン終了時

記録[編集]

初記録

背番号[編集]

  • 37(2023年 - )

登録名[編集]

  • 生海(いくみ、2023年 - )

登場曲[編集]

[19]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ ソフトバンク - 契約更改 - プロ野球”. 日刊スポーツ. 2023年11月29日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g 「ホームラン貯金」でグラブ買ってくれた祖父、憧れの父らの相次ぐ死…絶望で野球離れた甲斐生海は鷹のドラ3指名を受けた”. 西日本スポーツ. 西日本新聞社 (2022年12月17日). 2023年2月5日閲覧。
  3. ^ ソフトバンク3位東北福祉大・甲斐生海、魅力はパンチ力「ポスト柳田」つかみ取る”. 日刊スポーツ (nikkansports.com). 日刊スポーツ新聞社 (2022年11月4日). 2023年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  4. ^ 北福岡でまた波乱 東筑に続き九州国際大付も…9回に4点差逆転され2回戦敗退”. Full-Count(フルカウント) ― 野球ニュース・速報・コラム ― (2018年7月12日). 2023年2月5日閲覧。
  5. ^ 【大学野球】東北福祉大・甲斐生海、プロ入りへラストチャンス「指名なければ野球は続けません」・・・仙台六大学野球秋季リーグ3日開幕”. スポーツ報知 (2022年9月2日). 2023年2月5日閲覧。
  6. ^ プロ志望届締め切り 高校生154名、大学生187名、計341名が提出/プロ野球志望届提出者一覧 | 野球コラム”. 週刊ベースボールONLINE. 2023年2月5日閲覧。
  7. ^ 【ドラフト】東北福祉大・甲斐生海がソフトバンク3位指名 挫折乗り越え地元球団へ”. nikkansports.com. 2023年2月5日閲覧。
  8. ^ a b 【ソフトバンク】ドラフト3位の東北福祉大・甲斐生海、登録名は「生海」目標はホームラン王”. スポーツ報知 (2022年11月25日). 2023年2月5日閲覧。
  9. ^ 2022/12/06 (火) 選手 新入団会見レポート。1位イヒネ選手は「背番号36」”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト (2022年12月6日). 2023年12月22日閲覧。
  10. ^ 【ソフトバンク】ドラ3甲斐「カイ」が3人“カブる”から登録名は「生海」にします”. 日刊スポーツ (nikkansports.com). 日刊スポーツ新聞社 (2022年11月25日). 2023年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  11. ^ 「すごい先輩たちを研究したい」ソフトバンクのドラ3生海がキャンプA組発進”. 【西日本スポーツ】 (nishinippon.co.jp). 西日本新聞社 (2023年1月24日). 2023年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2023年2月6日閲覧。
  12. ^ ソフトB・ドラ3生海、右肩関節炎でリハビリ組へ 13日のシートノックで負傷”. スポニチアネックス (2023年2月15日). 2023年8月14日閲覧。
  13. ^ ソフトバンク生海がサヨナラ弾 阪神との2軍戦で今季2号、劇的アーチで終止符”. Full-Count (2023年6月13日). 2023年8月14日閲覧。
  14. ^ ドラ3ルーキー・生海がプロ初出場で初安打! 「7番・右翼」でスタメン抜てき”. パリーグ.com (2023年7月22日). 2023年8月14日閲覧。
  15. ^ ソフトBドラ3・生海 初出場初スタメン初安打 「凄いうれしかった」記念球は「お母さんにあげます」”. スポニチアネックス (2023年7月23日). 2023年8月14日閲覧。
  16. ^ ソフトバンク藤本監督「何から何までツイてないね」 ルーキーの生海が体調不良で特例抹消 代替候補はリチャード、野村大樹、増田珠”. 西スポWEB OTTO! (2023年7月24日). 2023年8月14日閲覧。
  17. ^ 【ソフトバンク】ドラフト3位の東北福祉大・甲斐生海、目指すはギータ2世”. スポーツ報知 (2022年11月2日). 2023年3月2日閲覧。
  18. ^ a b c “【ソフトバンク】プロ初先発初出場のドラ3生海が初安打 5回に右前打 左の大砲候補が第一歩”. スポーツ報知. (2023年7月22日). https://hochi.news/articles/20230722-OHT1T51260.html 2023年7月23日閲覧。 
  19. ^ チーム情報 球場使用曲一覧”. 福岡ソフトバンクホークスオフィシャルサイト. 2023年12月22日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]