山田昌弘

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内, 検索

山田 昌弘(やまだ まさひろ、1957年11月30日 - )は、日本社会学者中央大学文学部教授

東京都北区出身。専門領域は家族社会学・感情社会学ならびにジェンダー論。

目次

[編集] 略歴

[編集] 活動歴

[編集] 公職

現在
過去

[編集] 学会

[編集] 人物

東京学芸大学助教授だった1999年平成11年)、成人後や学卒後も親と同居し続ける未婚者を「パラサイト・シングル」と命名し話題に。一躍その名を知られるようになる。

2006年(平成18年)、いわゆる格差社会問題の先鞭をつけた事が評価され[1]新語・流行語大賞を受賞したが、この語は山田が使用する以前からマスメディアでは頻繁に使用されている。

2007年(平成19年)には、『新平等社会 「希望格差」を越えて』で日経BP・BizTech図書賞を受賞し、評価を高めた[2]。近年では、新書『「婚活」時代』の中で、白河桃子と共に「婚活」という造語を考案・提唱し、流行させた。

現在は、テレビ朝日系列の『報道ステーション』の金曜日コメンテーターとして不定期出演している。

[編集] 思想・発言

[編集] 女性・結婚関連

  • 晩婚化ならびに少子化の原因は、女性側にあるとのスタンスをとっている。山田は2006年(平成18年)7月1日付の『週刊東洋経済』に「女性が結婚しないのは高収入の男性を求めるため」と題した記事を寄稿したが、その中で、「未婚女性が結婚相手に求める年収は、現実の平均年収に比べれば相当高い。このことを10年以上私は言い続けているが、大きく取り上げられることはなかった。『こんなこと言ったらクビが飛ぶ』と、ある官僚に言われたこともある。多くの人は薄々知っているが、公に言ってはならないタブーなのだろう」と、この主題に触れること自体が政治やマスメディアにおいてタブー視されている旨を指摘し、続けて「根本的な原因にはメスが入れられず、根本的でない要因のみが強調される。『出会いがない』とか『キャリアが中断される』から少子化か起きると言っていれば、誰からも文句を言われることはない。どうも、日本社会は、本気で少子化対策を進めたいとは思っていないようだ」と述べた。
  • また、いわゆる「下流」と呼ばれる社会階層が低い男女同士が安易に結婚(主にできちゃった結婚)し子をもうける事により、新たな下流が生み出されている、と三浦展と共に主張している[3]

[編集] 著書

[編集] 単著

  • 『近代家族のゆくえ 家族と愛情のパラドックス』(新曜社、1994)
  • 『結婚の社会学 未婚化・晩婚化はつづくのか』(丸善ライブラリー、1996)
  • 『The Japanese Family in Transition』(FOREIGN PRESS CENTER JAPAN、1997)
  • 『家族のリストラクチュアリング』(新曜社、1999)
  • 『パラサイト・シングルの時代』(ちくま新書、1999)
  • 『家族というリスク』(勁草書房、2001)
  • 『家族ペット やすらぐ相手は、あなただけ』(サンマーク出版、2004)
    • 『家族ペット ダンナよりもペットが大切!?』(文藝春秋、2007)
  • 『パラサイト社会のゆくえ データで読み解く日本の家族』(筑摩書房、2004)
  • 『希望格差社会 「負け組」の絶望感が日本を引き裂く』(筑摩書房、2004)2007年に文庫化
  • 『迷走する家族 戦後家族モデルの形成と解体』(有斐閣、2005)
  • 『新平等社会 「希望格差」を越えて』(文藝春秋、2006)2009年に文庫化
  • 『少子社会日本 もうひとつの格差のゆくえ』(岩波書店、2007)
  • 『ワーキングプア時代 底抜けセーフティーネットを再構築せよ』(文藝春秋、2009)
  • 『なぜ若者は保守化するのか 反転する現実と願望』(東洋経済新報社、2009)

[編集] 共著

[編集] 編著

[編集] 翻訳

[編集] 脚注

  1. ^ ウィンウィン対談 山田昌弘さん”. イー・ウーマン. 2010年1月24日閲覧。
  2. ^ ニュースリリース”. 日経BP社 (2007年10月23日). 2010年1月24日閲覧。
  3. ^ 中央公論新社中央公論』2007年5月号「下流の家族崩壊『下流の性が下流を生む』」より

[編集] 外部リンク

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス
他の言語