ロマンシング サガ -ミンストレルソング-

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ロマンシング サガ -ミンストレルソング-
Romancing SaGa
ジャンル コンピュータRPG
対応機種 PlayStation 2
開発元 スクウェア・エニックス
発売元 スクウェア・エニックス
シリーズ サガシリーズ
人数 1人
メディア DVD-ROM 1枚
発売日 日本の旗2005年4月21日
アメリカ合衆国の旗2005年10月11日[1]
対象年齢 CERO:A(全年齢対象)
売上本数 日本の旗45万本[2]
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ロマンシング サガ -ミンストレルソング-』は、スクウェア・エニックスから発売されたPlayStation 2コンピュータRPG。日本国内では2005年4月21日に発売。シリーズ最後のPS2版である。

北米ではリメイク元の旧作は発売されておらず、本作の英語版が『Romancing SaGa』の題名で発売された。

概要[編集]

1992年に発売された『ロマンシング サ・ガ』のリメイク作品。プロデューサーの河津秋敏によれば、1999年発売の『サガ フロンティア2』の頃からリメイクを構想していた[3]といい、マルディアスという架空の世界を舞台にした旧作の世界観やフリーシナリオシステムによるストーリーは維持しつつも、キャラクターや背景などは一新する方向性で開発は進められ、ストーリー面ではキャラクターの設定・イベントの追加や変更、システムにおいては新しい技を戦闘中に覚えられる「閃き」(『ロマンシング サ・ガ2』)、複数のキャラクターが一斉攻撃する「連携」(『サガ フロンティア』)、戦闘能力の熟練度である「スキル」(旧作)、移動中に使える技能「マップアビリティ」(『アンリミテッド:サガ』)など、過去のシリーズからの要素が集約され、ストーリーのプロット以外はほぼ完全な新作となっており、サガシリーズ10作目とも言える。

グラフィックは3D表示になっているが、キャラクターは旧作と同じ3等身サイズとなっている。社内コンペを元に、鈴木康士を始めとしたスタッフによって[4]キャラクターデザインが大幅に変更。また、一部シーンではキャラクターに声優によってアテレコによる音声が加えられ、要所にムービーが挿入される。

スタッフ[編集]

  • 河津秋敏:プロデューサー
  • 伊藤賢治:音楽 - 旧作のアレンジ版と新規作曲の両方を担当
  • 高井浩:バトルディレクター
  • 小泉今日治:バトルデザイン
  • 小林智美:イメージイラスト
  • 直良有祐:アートディレクター(発表当初はキャラクターデザイナー表記だったが、後に修正)

テーマソングは山崎まさよし(歌/作詞/作曲)の「メヌエット」。サウンドトラックCDは、ユニバーサルミュージックが発売。

ゲームシステム[編集]

原作である『ロマンシング サ・ガ』同様にフリーシナリオシステムを採用している。最初に8人の主人公のうち1人を選んでゲームをスタートする。8人の主人公はそれぞれスタート地点が異なっているが、オープニングイベントの終了後は地図を持っている地域に自由に行くことができ、そこでイベントをこなしながらゲームを進めていく。仲間キャラクターも、最大5人まである程度自由に選択することができ、中盤までは名無しのキャラクターを仲間にすることもできる。物語全体の進行度(イベントランク)が戦闘回数によって決まるのも原作と同様である。

ゲーム進行におけるFAQとして各地の町で「ギユウ軍」の子どもたちがゲームシステムについて説明してくれる機能があるほか、戦闘中に「閃き」などの新たな現象が発生するとその都度説明が入る。なお、FAQのメッセージの公開度がシナリオの進行度に相関していることを利用して、イベントランク・シナリオ進展状況を間接的にうかがい知ることもできる。

クリアデータを引き継いで2周目以降をプレイできる。2周目以降でしか発生しないイベントや、周をまたいで状況が受け継がれるイベント・要素もあり、全てのイベントを発生・終了させるには3周以上の周回を要し、エンディング後に行われる全キャラクターのフリートークを見るためには、全キャラクターをクリア(最低でも8周)させる必要がある。

戦闘システム[編集]

敵とのエンカウントはシンボルエンカウントで、敵との接触方法によってフォーメーションなどに影響が出る。敵シンボルに触れた際に近くに他の敵シンボルが存在していた場合、敵シンボルと続けて戦闘するチェーンバトルが発生する。

ターンの初めに全キャラクターの使用する技や順番を決定すると戦闘が開始される。本作からは全員分のコマンドを入力しても、全てのコマンドを決定する「バトル開始」を選択しなければ最終入力を取り消せるという、入力ミスを防ぐフォローがなされている(このフォローは厳密には『サガ フロンティア2』の1対1で戦うデュエル形式の戦闘が初だが、全般的に取り入れられたのは本作が初めてである)。

パラメータ[編集]

  • HP - 耐久力。0になると気絶し、LPが1減る。連携攻撃で気絶した場合それ以上に減少する場合もある。
  • BP - 技と術の使用に必要な数値。戦闘開始時に、決まった量の割合(現在値/最大値)で残量が与えられ、戦闘中の行動で消費し、ターン経過で回復する。戦闘開始時の割合の量や、毎ターンの回復値はキャラクター毎に異なるが、最大値が成長すると回復量も連動して上昇する。
  • LP - 生命力。通常は HP0(気絶)・気絶中に攻撃を受けるとそれぞれ1減るが、LP自体にダメージを与える特殊な攻撃もある。0になると戦線離脱もしくは死亡してパーティから離脱(主人公だとゲームオーバー)。今作では戦闘からの退却の他、強力な術や限界以上にマップアビリティを使用する等、身体に大きな負担をかける行動でも消費する。
  • 腕力 - 武器(細剣・小型剣・弓以外)の威力に関わる。また、武器の重さの4倍以上の数値でないと命中率が下がる。
  • 体力 - 攻撃で受けるダメージ量の他、肉体的な状態異常に対する抵抗力に関わる。
  • 器用さ - 武器(細剣・小型剣・弓)の威力と命中率に関わる。肉体的状態異常や能力値ダウンの効果発動、カウンターの発生確率にも影響する。
  • 素早さ - 行動順、回避率、突撃・速攻技の威力の他、能力値ダウンへの抵抗力やカウンターの発生確率にも関わる。
  • 知力 - 術の威力に関わる。精神的な状態異常の効果が発動する確率にも影響する。
  • 精神 - 精神力を利用した攻撃や精神的な状態異常への抵抗力に関わる。
  • 愛 - 回復術の効果と敵の攻撃から味方を守る確率に関わる。
  • 魅力 - 幻術の威力に関わる。魅了への耐性と効果発動確率にも影響する。
  • EP - 武器の耐久力。武器に負担をかける技を使用することで減少し、0になると破損する。武器レベルを上げる事で軽減できる。術具は破損しない代わりに使用者のLPを消費していく。
  • 物理防御 - 武器攻撃への防御力。斬撃・打撃・射突の属性防御力に細分化される。
  • 術法防御 - 術攻撃への防御力。火炎・冷気・電気・エネルギーの属性防御力に細分化される。

防御力は以下の防具の装備によってのみ上昇する。1種類1つしか装備できない。

  • - 特定の攻撃を一定確率で回避する。
  • 身体 - 胴体用防具。総じて防御力が高い。
  • - 頭用防具。暗闇から身を守るものが多い。
  • - 腕用防具。斬るタイプの攻撃に強い。
  • - 足用防具。素早さを補強するものが多い。
  • ネックレス - 首用装備。防御力は殆どないが、耐性を持つ物がある。
  • リング - 指輪。これも防御力は殆どないが、耐性を持つ物がある。

フォーメーション[編集]

戦闘前には3列(前列・中列・後列)×5行(全員前列・全員後列といった配置も可能)から成るフォーメーションを設定することができる。前列では剣や斧などの短距離系武器に、中列では槍などの中距離系武器に、後列では弓などの長距離系武器に、それぞれ攻撃・速度補正が加算される。また位置によって敵からの攻撃のされやすさに違いが発生しやすく、また後述する「陣」の発生にも影響してくる。

閃き[編集]

武器による攻撃は、その種類ごとに「技」が用意されており、これは戦闘中に武器を使うことで「閃き」が発生して突然取得できるようになっている。技は、より強力な攻撃が可能なもの・攻撃範囲が広いものなど様々で、より多彩な攻撃を可能にさせる。一度閃いた技はストックされ、武器変更時にも失われることはないが、キャラクターごとに個別で覚える必要がある。相手が強力な敵であるほど強力なものを閃く可能性が高く、また使用する技によっても新たに閃きやすい技とそうでない技が存在する。

連携[編集]

今作では行動順によって、次の攻撃をするキャラクターと連携攻撃をする場合がある。連携攻撃が出た場合、攻撃時の計算式に補正がかかるため、概ね1人ずつで攻撃した場合よりもダメージが高くなる。連携は条件を満たせば1人でも出すことが可能で、敵も同様に連携攻撃を繰り出してくる場合がある。連携の条件には人数のほかに攻撃方法も関係しており、攻撃方法によっては絶対に連携できない攻撃の組み合わせもある。また、射撃や術と打撃攻撃を連携させることで「支援」効果が発生する。

武器の技を出している際に、時折「無足」「加撃」「無足・加撃(奥義)」の表示が発生する場合があり、この時には連携と同様に技の名前も変化して通常よりも高いダメージを与えたり通常とは異なる攻撃方法を行ったりといった効果が発生する。一人連携とも言えるようなものだが、この攻撃が出た場合は通常よりも連携攻撃が発生しやすくなる。

また、特定のフォーメーションで連携を発動させることによってという特殊効果が発生することもあり、敵により高いダメージを与えることができる。陣は「挟撃陣」「白馬陣」「魔陣」「三柱陣」「龍陣」「聖獣陣」「天輪陣」の7種類があり、フォーメーションの位置関係と行動順と使用する技の種類によって発動する。「龍陣」を除き序盤から発動することは可能。

スキル[編集]

今作では「スキル」「光術法スキル」「サーチスキル」のように、技能ごとにスキルレベルが設定されている。レベルが上がると戦闘中に少ないバトルポイントやライフポイントで技が使えたり、移動系の技能の性能が上がったり、場合によっては新しいクラス(後述)に就くことができるようになったりと、様々な恩恵が受けられる。なおゲーム開始直後は「刀スキルだけ取得」といった個別のスキル取得が出来ず、「海賊の修練」のようにクラスごとのスキルを「まとめ買い」する必要がある。

所持金システムは、通常の買い物に必要な「金」と、スキルを購入する時に必要な「ジュエル」に分かれている。「金」は主に敵との戦闘で得られるほか、手持ちのアイテムの売却・イベントクリアなどで手に入る。「ジュエル」は敵との戦闘・覚えたマップアビリティの使用で若干得られる以外は、イベントクリアでまとまった額を手に入れる方法が中心。したがって、旧作では金とジュエルが同じ通貨としての単位の違いに過ぎなかった点と比較すると、今回は用途そのものが異なる完全な別物になっている。

スキルはそれぞれレベル0からレベル5まであるが、高レベルのスキルになると通常戦闘の獲得ジュエルでは到底賄い切れないほど多額のジュエルが必要になる。

本作では戦闘時の行動によって能力の上昇がある程度決められており、例えば斧ばかり使っていると力は上がるが素早さは殆ど上がらず、術だけ使っていると知力や精神など術関連の能力は上がるが力関連が上がりにくい、といった設定がなされており、結果的には習得スキルによって能力に個性が付くシステムとなっている。

武器・術法スキル一覧[編集]

  • 細剣 - 近距離向き。器用さや素早さを活用した技が多い。
  • 小型剣 - 近距離向き。腕力を活用した技と、器用さなどを活用した技の両方が多い。
  • 長剣 - 近距離向き。強力な技が揃うが複数の敵相手の戦闘は苦手。
  • 両手大剣 - 近距離向き。剣の中でも大きいものが揃うため、破壊力は抜群。
  • 大型剣 - 近距離向き。命中率の低さと引き換えに高い威力を有する。
  • - 近距離向き。無足や加撃が付くと破壊力が大きく上がる。
  • 曲刀 - 近距離向き。剣系の技と斧系の技がそれなりに揃っている。
  • 特殊剣 - 切り替えたモードによって形を変える武器。例外的にスキルが存在しない武器系統。
  • 片手斧 - 近距離向き。敵のステータスを下げる攻撃が多い。
  • 両手斧 - 近距離向き。片手斧に比べて、命中率より破壊力を重視している。
  • 棍棒 - 近距離向き。敵を打ち据える武器。斧系の技と杖系の技が揃い、追加効果の豊富さでは群を抜く。
  • - 近・中距離向き。敵を叩く武器。棍棒に比べて多少距離があっても性能が落ちにくい。
  • 打槍 - 威力は近距離・行動速度は中距離向き。振り回すタイプの槍で、突く系統と打つ系統の技がある。
  • 衝槍 - 中距離向き。貫くタイプの槍で、突く技に特化している。
  • - 遠距離向き。全体攻撃や、特定の種族のモンスターに効き易い技が多い。
  • 体術 - 近距離向き。武器を使わない攻撃手段で、豊富な追加効果を持つ。
  • 火術法 - 炎と生命を司る術。水術法と相反する。特に攻撃力に優れるが、回復用の術も備えている。
  • 水術法 - 水と時間の流れを司る術。火術法と相反する。回復術が主体だが、時間を操る術の威力は驚異的。
  • 風術法 - 風と冷気を操る術。土術法と相反する。攻撃用の術を豊富に備えている。
  • 土術法 - 大地を操る術。風術法と相反する。防御に特化した術が中心。
  • 幻術法 - 幻を操る術。魔術法と相反する。知力値ではなく魅力値が威力に反映される独自の特徴を備える。
  • 魔術法 - 魔力を力に変える術。幻術法と相反する。攻撃用の術と対象の能力を強化する術が中心。
  • 気術法 - 人間の気を操る術。邪術法と相反する。自分の能力を一時的に引き上げる術が揃っている。
  • 邪術法 - 魔物が持つ歪んだ力を象徴する術。気術法と相反する。一部の例外を除きプレイヤーは使用できない。
  • 光術法 - 光を操る術。闇術法と相反する。強力な攻撃術と回復術双方を兼ね備えている。
  • 闇術法 - 闇を操る術。光術法と相反する。一部の例外を除きプレイヤーは使用できない。

マップアビリティ[編集]

今作では3Dになったことで、移動中のマップに様々な仕掛けが用意されている。これらの仕掛けに対応したマップアビリティが用意されており、これらの技能は修練所で金を支払うことで修得でき、対応したスキルレベルが上がるとマップアビリティの精度も向上する。マップアビリティには以下のようなものが用意されている。

  • サーチ - 隠された宝箱や薬草・鉱石などを発掘する
  • 発掘 - 見つけた薬草や鉱石などを採取する
  • マニピュレーション - 宝箱の鍵や罠を解除する
  • サバイバル - 通常では超えられない壁や大穴や仕掛けを越える
  • 隠密 - 敵から身を隠す、敵からの不意打ちに対応する、敵に不意打ちを仕掛ける
  • 交渉 - 敵とのアイテム交換の交渉ができる

クラス[編集]

今作では一定のスキルレベル条件を満たし、修練所で認定を受けることで「海賊」「ローザリア重装兵」「帝国術学士」といったクラス(専門職)に就くことができる。クラスに就く事でクラスごとの特殊能力に当たる「クラス特性」が得られ、例えば「海賊」の場合には素早く行動ができるようになる・「ローザリア重装兵」の場合は敵からの物理攻撃のダメージを軽減できる・「帝国術学士」の場合には術合成(覚えている術を組み合わせて使用し、より強力な術が使える)ができる、などの恩恵を受けることができる。また、そのクラスに必要なスキルと同じ攻撃技を使った場合に武器耐久力 (EP) やLPの消費が軽減される効果もある。

旧作ではゲーム開始時に父母の職業を決めることにより初期能力設定を行っていたが、今作では代わりに自身のクラスを決めることで初期能力設定を行うことになっている。なお今作には「伝説のクラス」と呼ばれる、多くのスキルをレベル3以上にした場合に就くことができる上級クラスが存在するが、それらのクラスは「シーフ」「聖戦士」など、すべて旧作の初期能力設定時に登場する選択肢となっており、旧作へのオマージュとなっている。

アイテム[編集]

ショップレベル
今作では全ての商店が、「水晶商会」「青竜堂」「大洋商店」の3社に分かれており、それぞれの系列ごとにレベルが設定されている(直営店以外でも、必ずこの3社と取引している設定があり、3社の比重は店により異なる)。ショップレベルを上げることでアイテムの売り切れが少なくなったり未発売のアイテムが店頭に並んだりといった効果が出るようになる。またアイテムを売るときも高値で買い取ってくれるようになる。なお系列ごとのレベルには限界があるため、一つの系列の店でのみ売り買いをしてもショップレベルはある程度のところで頭打ちになってしまうので、最終的には多くの系列でバランスよく取引する必要がある。
薬の調合
マップアビリティやショップでの購入によって手に入れた薬草は、薬局で薬の調合の素材に利用できる。薬局では調合レベルが設定されており、調合レベルが高くなるとより高度なアイテムを精製することができる。
武器の補強
マップアビリティやショップでの購入によって手に入れた「鉱石」を鍛冶屋に持っていくことで、武器や防具の補強ができる。補強に使う素材にはそれぞれ特徴があり、補強することで特徴に沿って武具の能力が変更される。また素材には「適材」があり、適材によって補強された武器を戦闘中に何度も使うことで新たな武器に変化する場合がある。補強された武器は攻撃性能が強くなる場合もあるが、逆に性能が劣化する場合もあり、また武器の耐久力が鍛冶屋でしか回復できなくなってしまうなど、使いどころはやや難しい。なお鍛冶屋にはあらかじめ補強素材がいくつか用意されており、それらを使って補強することもできる。
また素材がない場合でも、武具自体を「強化」することもでき、また武器の場合は戦い方に合わせた「モード調整」を行うこともできる。キャラクターによっては、「補強」システムに関連したイベントが用意されている。

登場人物[編集]

主人公[編集]

アルベルト / Albert(17歳)
声 - 浦田優
ローザリア王国の国境にある、イスマス城城主ルドルフ侯爵の息子。正義感溢れる実直な性格で真面目な少年。しかし温室育ちのため世間知らずな面もある。弟思いの姉ディアナをもつ。モンスターの襲撃に遭って両親・姉を失い、自分の生きる意味を探し始める。
解体真書によれば、他の主人公と比べるとイベントをクリアする度に次の目的が明記されているので、まだフリーシナリオに慣れていないプレイヤーにはお勧めのシナリオとされる(指定された目的を無視してプレイする事も可能)。あるイベントをクリアすると「武神の鎧」を纏った姿に変化する。
アイシャ / Aisha(15歳)
声 - 小林由美子
広大な草原ガレサステップに遊牧民として暮らす、タラール族の族長ニザムの孫娘。性格は明るく天真爛漫で、持ち前の抑えきれない好奇心から各地を旅する事になる。タラール族特有の赤毛と緑の瞳が印象的なおてんば娘。イベントではタラール語を話す場面がある。移動に馬を使用できる。旧作とはまた違った趣の民族衣装の姿をしている。
ジャミル / Jamil(22歳)
声 - 吉野裕行
マルディアス最大の都市・エスタミルを拠点に、相棒のダウドと共に盗賊業に励む盗賊。楽天的な性格だが、群れることを嫌う。幼なじみのファラが攫われた事件を機に、昔からの夢であったディステニィストーンを求める旅に出る。片目を覆う前髪、エルフのような耳など特徴的かつ旧作とは大幅に異なる容姿。会話の選択によっては、二度と出現しなくなってしまう。
クローディア / Claudia(22歳)
声 - 皆口裕子
斜陽の大国・バファル帝国の皇女。バファルでの政変から逃れるため、赤子の頃に迷いの森の魔女オウルに預けられ育てられる。本人は自分の出生の秘密を知らず、森の番人として生きていたが、バファル帝国親衛隊のジャンとの出会いによって再びバファルでの政治争いに巻き込まれていく。仲間に誘うと最初は断りの台詞を言うなど、人と関わることは苦手としている。
ホーク / Hawk(36歳)
声 - 石塚運昇
サンゴ海にある海賊たちの根城「パイレーツコースト」を拠点とする海賊。ゲッコ族のゲラ=ハを相棒に、海を通りがかる商船を襲っている。略奪行為はするものの、無益な殺生はしないことを信条とする。海賊のあり方を巡って同業のブッチャーと対立する。自身の名前を呼ぶときは、「キャプテン・ホーク」と名乗る。旧作から外見が一新している。他の主人公でプレイするときは、ウソの町に常駐しているので、仲間にしやすい。
シフ / Sif(33歳)
声 - 土井美加
一面を雪で覆われた地「バルハラント」の辺境にあるガトの村に暮らすバルハル族の女戦士。突然現れたモンスターの大群の発生原因を突き止めるために旅に出る。バルハラントを出る際、族長のガトから彼女の父親の形見である「竜の目」と呼ばれる宝玉を託される。船で遭難したアルベルトを救助し、一緒に行動することになる。旧作とは容姿が大幅に異なり、角を持つ動物の頭骨を頭部に装備している。
グレイ / Gray(26歳)
声 - 千葉一伸
マルディアスに眠る財宝を求め、各地を旅する冒険者。性格は無口で一見すると冷徹に見えるが、実は心の中に強い信念を持っており、自分の信じた道は絶対に揺らぐことはない。旧作では素性が不明だったが、今作では少しだけ素性が明らかになり、元帝国軍人だったという設定になった。クローディアの護衛をジャンから依頼される。ガラハドとミリアムと一緒に行動しリガウ島に向かっている。
解体真書によれば、全主人公の中で自由度が最も高く、フリーシナリオになれていない初心者が選ぶと最も苦労するシナリオとされている。ある専用イベントをクリアすると腰に下げている刀が変化する。
バーバラ / Barbara(30歳)
声 - 篠原恵美
大陸を繋ぐ道「ニューロード」をエルマンと旅する旅芸人の踊り子。ふとした出来事から「ディステニィストーン」を得、その運命に巻き込まれることになる。旧作から容姿が一変しショートヘアになった。また、踊りがタンゴからフラメンコに変化している。移動に馬車を使用することが出来る。出没するパブが最も多く、それゆえ8人の中では最も仲間にし難い。

※今作ではゲーム開始時の命名時に主人公たちはデフォルトで名前が設定されている。

主人公以外の仲間になる人物[編集]

詩人 / The Minstrel
声 - 仮屋昌伸
世界各地を旅している吟遊詩人。各地に伝わる伝説を語り継いでおり、今作のナレーションも担当している。世界中のパブに必ず立っていて、パブで仲間と別れるときには仲間への別れの通告役を担ってくれる。イベントにまつわる伝説の弾き語りやギユウ軍のまとめ役なども行っている。
アコースティックギターエレキギターダブルネック・ギターを常時持ち歩いており、オープニングや戦闘中などに演奏することもある。今作ではパブで一曲聞かせてもらった後に仲間になることもある。全キャラクター中で唯一最初から「伝説のクラス」に就いている。なお旧作で設定されていた「ハオラーン」という名前は、今作ではゲーム内にも関連資料にも出てこない。今作ではパーティーに加えられるようになったが、パブに入ると自動的にパーティーから離脱してしまう(ただし仲間に空きがある場合は何度でも仲間に出来る)。終盤になると加入できなくなることもある。
ナイトハルト / Neidhart
声 - 加藤雅也
ローザリア王国皇太子。病床の国王に代わってローザリア王国を司っている。漆黒のを纏い、「カヤキス・レビタ(黒い悪魔)」の別名を持つ。優しい面と権力者としての横暴な面を持っている。ディアナに求婚しており、エンディングでは一緒に暮らしている場面を見ることが出来る。今作ではイベントの進行によっては一時的ではないパーティメンバーとして仲間にできるようになった。
ちなみに仲間にしたまま最終決戦に向かうと、仲間にいるナイトハルトと宮殿でコンスタンツの話を聞いているナイトハルトの、2人に増殖する現象が起きる(特に不具合などはない)。また、冥府でデスに生贄としてささげた場合も何事もなかったかのように宮殿に登場する。
ディアナ / Diana
声 - 雪野五月
ローザリア王国イスマス城主ルドルフの娘で、アルベルトの姉。男勝りな性格で、剣術を好む。ナイトハルトと婚約するも、直後にイスマス城が襲撃され、行方不明になる。通常の方法では、アルベルトと一緒のパーティーは組めない(ある特殊な方法を用いれば可能。その場合でもナイトハルト同様、アルベルトのエンディングに登場する)。またアルベルトが主人公の場合は出現しないが、ブルエーレの城の中を歩く姿が見られる場合がある(城主であるフランコ(未登場)が貴族間の勢力争いに利用するために保護しているため[5])。
ダウド / Dowd
声 - 飯田利信
ジャミルの幼馴染であり、エスタミルを根城にする盗賊仲間。自身の力不足を気にしている。ジャミルが主人公の時のみ仲間にできる。
シルベン / Sylvan
迷いの森に住む。クローディアでゲームを始めた場合の初期メンバー。物語中盤でパーティーから外れる。戦闘の際は牙や雄叫びなどで攻撃する。おとなしく物静かな性格で、時に神秘的な雰囲気を発することもある。その正体はディスティニーストーンに関するイベントで判明する。
ブラウ / Brau
迷いの森に住む。クローディアでゲームを始めた場合の初期メンバー。シルベンと違って短気で乱暴な性格。シルベン同様、物語中盤でパーティーから外れる。戦闘では爪や腕力を生かした固有技で攻撃できる。
ジャン / Jean
声 - 佐々木健
バファル帝国親衛隊に所属する騎士。クローディアを調査するため迷いの森に赴いたり、ローバーン公コルネリオの身辺調査を行ったりと諜報活動を主にしているが、迂闊な性格もあって度々危機を招く。以前はグレイと同じ部隊にいた。
パトリック / Patrick
声 - 岡野浩介
バファル帝国財務大臣。バファル帝国皇帝に忠誠を誓っている。国庫の金塊を盗んだ疑いをかけられ、謹慎処分を受ける。今作では特定のイベントをクリアした後に、仲間にできるようになった。
ゲラ=ハ / Guella=Ha
声 - 岡野浩介
二足歩行できるようになったトカゲであるゲッコ族の戦士。ホークの参謀である。怪物そのものだる見た目とは異なり、理知的で礼儀正しい。ゲッコ族は元々サルーインが自身のしもべとするべく創り出したが非好戦的なため人間と戦わなかった種族で、一応サルーインを敬い人間と交流を避けるようにしているが、彼は人間と共生したいという考えの下で人間の仲間を探している。ゲッコ族は概して声が甲高く「か」音が「きゃ」音になる訛りがあるが(例:「海賊」→「きゃい賊」)、ゲラ=ハに関しては全く訛りが見られない。
ガラハド / Galahad
声 - 松本大
戦神ミルザに剣とその身を捧げた大柄な聖戦士。正義感が強く、さらに今回は敬虔でもあり、ミルザを信仰しているためクリスタルシティーのミルザ神殿にいる(パブには出現しない)。旧作とは容姿が全く異なり、頭が禿げあがっている。伝説の武器「アイスソード」を一目見た時から欲しがっており、イベントで入手した後はアイスソードを片手にアルツールの道端に立っている。
アイスソードを殺してでも奪い取るイベントは今作でも登場するが、旧作とは違って自慢する台詞が変更されているほか、奪おうとすると実際に戦闘に突入するようになっており、しかも強力な全体攻撃を使ってくるため、簡単には奪えないようになっている。
ミリアム / Myriam
声 - 後藤邑子
ガラハドと同様にグレイの冒険仲間である。思い込みが激しく自己中心的な性格の魔術師で、少々無鉄砲な行動をとるのが欠点。スタイルには自信があるらしい。北エスタミルに常駐している。デフォルトではクラスに就いていないが術を得意とし、最初から火の術法を会得している。
エルマン / Hermann
声 - 阪口大助
バーバラの旅芸人一座のマネージャーで、バーバラの初期メンバー。戦闘はあまり得意ではない。旧作では眼鏡を掛けていたが、今作では眼鏡が無くなり、代わりに特徴的な帽子を被っている。フロンティアに常駐している。
ダーク / Dark
声 - 藤原啓治
PS2版新キャラクター。記憶を失って世界各地をさまよっている怪しい身なりの男。条件を満たすことで2周目以降に仲間にすることができるようになる。記憶を取り戻すと性格が変わり、口数も多くなり、同時に性格に応じたスキルレベルも自動的に上がる。育て方によって2種類の人格に分かれ、最終的な人格によってそれぞれ固有のイベントが用意されており、展開によっては名前そのものが変更される。
ダーク
ダークの肉体本来の魂と人格。300年前に壊滅したとされたが、実際には水面下で細々と命脈を保っていたクジャラートの闇組織「アサシンギルド」の次期リーダーである暗殺者。正当後継者となって組織を正式に復活させるべく、アサシンの奥義とされる「仮死復活の技(毒を飲んで仮死状態になった後に蘇生する)」を敢行するものの失敗するが、ミニオンによって後述のアルドラの魂の入れ物にされることで記憶を失ったものの一命を取り留める(アルドラの記憶が戻った場合、ダークの魂は死亡して肉体のみが残った状態となる)。記憶を取り戻した後は、ミニオンが世界を混乱させるべく偽のアサシンギルドを作っていたことに怒り、サルーインは共通の敵だとして協力する。
アルドラ / Aldora
ダークが宿したもう1つの記憶の正体。1000年前ミルザの仲間であった女性魔術師。一人称は「オレ」で、口調も男性そのもののため、ダークの肉体であっても誰も女性と分からなかった。サルーイン討伐に赴くミルザの追っ手を防ぐ役割を担って戦死した伝承が伝わる。ミルザに恋心を寄せていたが、それを伝えないまま命を落とした。死後その魂は煉獄に堕ちるがミルザへの恋心を捨て去ることができぬまま1000年もの間煉獄の最下層に留まっていたところ、サルーインにエロールの妨害をするよう要請されたデスの策により彼女の魂は利用されることになる。記憶を取り戻した後は、復活するサルーインを倒せばミルザの元にいけるかれしれないと考え協力する。
こちらの記憶を取り戻した場合、エンディングにて本来の女性の姿になりミルザの元へと昇天するイベントが見られる。
テオドール / Theodore
声 - 山本満太
騎士団領ミルザブール城主であり、「騎士団の剣」とうたわれる老騎士。熱血漢で騎士団の誇りにこだわりが強い。騎士団領のほぼ全てのイベントに絡み、基本的には初期のイベント攻略中のみ仲間にできる。
ラファエル / Raphael
声 - 保志総一朗
騎士団領オイゲンシュタット城主ハインリヒの従者。騎士見習い。若い娘の憧れの存在だが、コンスタンツと恋に落ちている。
フリーレ / Frielei
声 - 幸田夏穂
今作で初登場。バイゼルハイムのフラーマの姉で、妹同様、エロールの誓いによってディステニィストーン「邪のオブシダン」の守護者をしている。一度パーティーから外すと、もう一度加えることはできない。
竜騎士 / Dragon Knight
今作で初登場。騎士団の祖と親交を結んだ伝説の竜。毎ターン自動的にリヴァイヴァ状態(倒されてもLPのある限り自動的に復活する状態)である・武具は装備できず代わりに「ジェミニスター」による攻撃を行う・生まれながらの属性防御が高い、など竜騎士独特の戦闘能力を持つ。
ファラ / Farah
声 - 雪野五月
ジャミルの幼馴染であり、彼の仕事の分け前を貰って母親と生活している。借金のカタに身売りされたり、母親が突如発狂したりとかなりの苦労人。今作では仲間にできるようになったが、ジャミル以外の主人公であることが条件となる。
海賊シルバー / Captain Silver
声 - 高橋美佳子
今作で初登場。かつてバファル皇帝から風のオパールを奪った伝説の海賊。旧作までは伝承の中の人物扱いだったが、今作では仲間にできるようになった。財宝を隠すときに仲間を皆殺しにしたという設定は旧作と同じであるが、その他の設定の大部分が変更され、その正体は人間になりたいと願っていたメスのシルバードラゴンで、ディステニーストーンを守護することを条件にエロールから人間にしてもらったが、勝手な行動を取ろうとしたためドラゴンの姿に戻されていた。イベントをこなすと守護者としての使命から解放されて人間の姿になり、仲間にできる。仲間にするためにクリアする要件が多く、仲間にするのが最も難しいキャラであるが、戦闘能力はかなり高い。
赤魔道士 /
声 - いずみ尚
凍りついた城で協力して秘宝を探そうと誘ってくる。

他の登場人物[編集]

フェル6世 / Fel.VI
バファル帝国の皇帝。皇位継承問題の渦中にいる人物。クローディアの父親である。
コルネリオ(ローバーン公) / Cornelio (Duke Loban)
声 - 加藤雅也
バファル帝国皇帝の義弟。ローバーン領主。バファル帝国皇位継承に絡んでよからぬ噂が絶えず、妻であるマチルダと共に様々な謀略を仕掛ける。
ネビル / Nevil
バファル帝国の近衛隊長。皇帝に固く忠誠を誓っている。ローバーン公を疑っていて、ジャンに調査を命令する。
モニカ / Monica
声 - 後藤邑子
バファル帝国の騎士。ジャンとは腐れ縁。不誠実をとても嫌う。
オウル / Owl
声 - 津田匠子
メルビルの南に広がる広大な森「迷いの森」に住むと言われている魔女。人々は、彼女が迷いの森に迷い込んだ人々を惑わせて二度と出られなくしていると考えている。クローディアの育ての親。
ハインリヒ / Heinrich
騎士団領オイゲンシュタット城主であり、「騎士団の盾」とうたわれる老騎士。テオドールのよき友であり、彼と比べると冷静であるが病弱のようである。騎士団会議で議長を務める。
コンスタンツ / Konsyanz
声 - 皆川純子
騎士団領ミルザブール城主テオドールの娘。ラファエルの恋人。
フラーマ / Flamma
声 - 幸田夏穂
騎士団領バイゼルハイムに住む女魔術師。100 年前エロールに姉妹で誓いを立て、ディステニィストーン「火のルビー」を守っている。騎士ではないが、騎士から一目を置かれている存在。今作では外見が若返り、のような衣装を身に纏っている。
ウハンジ / Wuhan
クジャラートの最高権力者。エスタミルを支配しており風見鶏と呼べるほど情勢を読み政策を調整することに長けているが、国内外の関係も評判もあまりよくない。女癖が悪く、そのことで度々主人公たちに足をすくわれる。娘がおり、他の人物への対応とは打って変って寵愛している。SFC版のアフマド、WSC版 / 携帯アプリ版のドマファに相当するキャラクター。
トゥマン / Tumann
声 - 黒田崇矢
クジャラート第二の都市タルミッタの太守。政敵ウハンジを陥れることと、クジャラートの国威発揚を狙って、水竜への生贄の儀式を復活させようとする。SFC版のハルーン、WSC版 / 携帯アプリ版のルーハンに相当するキャラクター。
ブッチャー / Butcher
声 - 吉野貴宏
サンゴ海を仕切る海賊の親玉。襲った船は必ず皆殺しにする主義で、サンゴ海海域を通過する船から恐れられている。ホークと何かにつけ対立し、険悪な関係にある。
ウェイ=クビン / Wei Queyin
声 - 内田文吾
不老不死の研究を続けて人体実験を繰り返す魔道士。研究を継続するため自身にも研究成果による改造を施しており、薬壺を背負って身体には継ぎ接ぎのある不気味な姿をしている。ディステニィストーン「魔のエメラルド」を所持している。魔の島に滞在しているが、パーティーが一定のレベルを超えると対戦を避けて逃走するので「魔のエメラルド」は入手できなくなってしまう。
ガト / Gato
声 - 篠原大作
バルハル族の村の長。シフに雪原に出現したモンスターの掃討を命じる。
ニザム / Nizam
声 - 篠原大作
ガレサステップの遊牧民タラール族の族長で、アイシャの祖父。ナイトハルトの圧力に負けローザリアの保護下に入ることを了承する。旅に出たアイシャの身を案じている。
マリーン / Marlynn
声 - 西原久美子
PS2版新キャラクター。海神ウコムのしもべ。ウコムがらみの事件で、主人公に助けを求める。イベントでは人を当てにするが、その割には無責任なようで戦闘等は全て主人公たちが行うことになる。
シェリル / Sheryl
声 - 皆川純子
世界各地の酒場をさまよっている美女。自分の関わった人間は不幸になるという思いから人を避けている。
その正体邪神シェラハの別の姿であり、右手にディスティニーストーンである「光のダイヤモンド」の指輪をはめたことで力と記憶を失った後に誕生した人間としての人格である。現在はシェラハの人格とは独立して存在しており、一種の多重人格となっている。
四天王
1000年前の神々と三邪神の戦いにおいて、サルーインが生み出した神にも匹敵する力を持つモンスター。だがモンスターを道具としか見ないサルーインの本質を見抜き、彼のしもべとして戦わずエロール側に寝返っており、現在もサルーインとは独立した存在。水竜(声 - 江川央生)・タイニィフェザー(声 - あおい洋一郎)・アディリス(声 - 津田匠子)・フレイムタイラント(声 - 黒田崇矢)の総称。
ミニオン / Minions
声 - 泉尚摯
サルーインが生み出した分身にて邪悪なしもべ。ワイル(策謀)、ヘイト(憎悪)、ストライフ(闘争)の3人。サルーイン復活のため世界各地で暗躍し、世の中を混乱させようと各地に破壊と混乱を招く悪の手先。3人とも容姿は同じだが、口調や声色が若干異なる。本作ではテーマ曲が新たに作られ、彼らとのイベント時・戦闘時にはフラメンコ調のアレンジが施された独特の専用 BGM「熱情の律動」が流れる。

マルディアスの神々[編集]

今作では神々ごとに信仰値がマスクデータとして設定されており、信仰値はイベント内容に影響を及ぼす場合がある。信仰値は対応した陣を発動させることで増加する。また、戦闘中に一定の条件を満たすことで神の恩寵が発生する場合がある。発生条件は発動する恩寵によって様々であるが、神の恩寵が起こるとプレイヤーに様々な恩恵が発生する。恩寵発生後は対応する神への信仰値が減少するため、神々への信仰値の数値調整に利用することもできる。

( ) 内は対応する術法・陣形・恩寵で、これらの術・陣形・恩寵を利用することで、その神への信仰心が変化する。なお前作で設定があったマルダーとサイヴァは、ミンストレルソングでは一切触れられていない。

エロール(光、天輪陣、光神の恩寵)
声 - 仮屋昌伸
光の神であり、同時に神々の父でもある古代神。詩人の正体であり、世界とそこに住まう命を心から愛しているが、神々同士が争うと世界を破滅させてしまうため、サルーインと立ち向かう心の強さがある者たちに対し、詩として情報を提供したり、志ある子供たちを集めてギユウ軍を作るなど援助をしていた。また、自分が本当の意味で全能でないことも理解している。恩寵では危機に陥った味方キャラクターのLPを回復させる。
ニーサ(土、白馬陣、地母神の慈愛)
声 - ふじたれいこ
大地の女神で、古代神。地底人からの唯一の信仰の対象。恩寵ではピンチになった味方全体のHPを大幅に回復させる。
ウコム(水・風、竜陣、海神の怒り)
海を生み出した神。恩寵では敵全体に雷でダメージを与える。なお、今作では各々の神の神殿が世界中に概ね1つずつ建てられているが、ウコム神殿だけは世界に2つ以上存在する。
シリル(気・水・風、魔陣、樹神の保護)
森の神。特定の神殿を持たず、迷いの森の奥深くで沈黙を保っている。恩寵では不利な状況下で味方全体のディフェンス能力を上昇させる。
エリス(幻・気・光、挟撃陣、獣神の黙示)
声 - 今井朋美
獣の女神であり銀の月の女神。普段はシリルと同様、迷いの森の奥深くに潜んでいる。恩寵は獣系の敵全体を退却させる。
アムト(幻・気・光、挟撃陣、月神の癒し)
愛と月の神。恩寵はピンチのときに味方全員の体力と状態異常を回復する。
ミルザ(気、聖獣陣、戦神の激励)
1000年前サルーインを封じた功績によりエロールに神々の列に加えられた戦士。騎士団領の創設者初代オイゲン公や女魔術師アルドラを仲間として戦っていた(しかし2人はサルーインとの最終決戦には加わらなかった)。騎士達の間で絶大な信仰を集める。恩寵はピンチの時に味方全員のBPを回復させる。
デス(邪、三柱陣、冥王の祝福)
声 - 酒井敬幸
三邪神の長兄。死を司る神であり、死者の国冥府の主。容姿は旧作から一変し、大鎌を手にして、半人半獣で上半身は骸骨になっている。邪神とされるが現在は中立に近い存在であり、どのような悪人であっても命などかけがえのないものを差し出せば取引に応じるが、死や魂を冒涜するものには何者にも容赦しない。前述のように命を代価とするのも覚悟を見極めるためというのが色濃く、プレイヤーたちを労うような言葉をかけたり、自分を打ち倒すと実力を賞賛するなど、人間を安易に見下していない。恩寵は敵を全て即死させるが、魔族・不死系・一部ボス系の敵には発生しない。ストーリー中必須ではないがプレイヤーと対戦できる。
シェラハ(闇、三柱陣、闇王の嘲笑)
声 - 皆川純子
三邪神の末娘。闇を司る女神で、魔力はエロールやサルーインも凌ぐ。シェラハの姿は2つ以上あり、本来の姿および戦闘時は禍々しい巨大妖魔の姿をしているが、移動時は黒衣を纏った人間の女性の姿(シェリルの服装違い)をしている。三邪神の戦いの末、戦いに疲れ飽きてしまったため、神の立場と戦いから離れられる処置を条件にエロールからの停戦を受け入れた。デスと同様に中立の立場にあり、世界が闇に呑み込まれるような事を望んでおらず、人間も見下していない。恩寵では魔族・不死系・一部ボス系を除く敵全ての能力を減少させる。特定のイベントをクリアした場合、闇の宮殿でプレイヤーと対戦することができるが、それには3周目以降でないと実現しない。
サルーイン(邪・闇、三柱陣、破壊神の憎悪)
声 - 堀川仁
三邪神の一柱でデスの弟、シェラハの兄である破壊と憎悪を司る神。力は三邪神で最強だが、1000年前人間の騎士ミルザに封じられたことを「神が人間に敗れることなどない」や「エロールの仕組んだ卑劣な罠」として怨んでいるなど、非常に幼稚かつプライドが高く、対峙した主人公たちからは神とは思えない発言と飽きられてしまっている。恩寵では敵全体に大ダメージを与えるが、魔族・不死系・一部ボス系の敵には発生しない。ミニオンを使って各地に騒乱を起こし、またディスティニーストーンを集めさせている。このゲームのラストボス。
復活初期は旧作を踏襲した剣を持つ魔神の姿だが、戦闘中に光り輝く球体となった下半身と、上半身から蛇のような触手や花弁のような翼が生じた完全状態へと変身を遂げる。1周目ではデスや自身の生み出したジュエルビーストより弱いが、ディステニィストーンを捧げると、その数に応じて戦闘力が上昇する。捧げる経緯は、ディステニィストーンの入手シナリオに失敗したり、パーティ加入メンバー以外のキャラクターに持たせているなどだが、2周目以降はラストダンジョンで自ら捧げることも可能。捧げたものに対応した耐性・攻撃手段がサルーインに与えられるほか、捧げた数に応じて能力値や行動回数も強化される。能力値や行動回数は、捧げた数が5個までの場合はほとんど強化されず、6 - 9 個の場合はやや強化され、そして10個全て捧げた場合は驚異的に強化される(ただし1周目の強化は5個分まで)[6]

ディステニィストーン[編集]

火のルビー・水のアクアマリン・風のオパール・土のトパーズ・魔のエメラルド・幻のアメジスト・気のムーンストーン・邪のオブシダン・光のダイアモンド・闇のブラックダイアをディステニィストーン[7]と呼ぶ。

かつてサルーインを封じるために使われた10種の宝石の総称であり、今作で登場する術の系統のそれぞれに存在する。反属性に対する耐性を持ったアクセサリ的防具であるものが多い。旧作で入手できなかったブラックダイアも一定の条件入手できる。なお、ダイヤモンドやエメラルドの入手経緯は旧作(WSC版・携帯アプリ版)と異なる。

脚注[編集]

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  1. ^ スクウェア・エニックス北米版サイト 2005年発売ラインナップより
  2. ^ 株式会社スクウェア・エニックス (2005年12月16日). “2006(平成18)年3月期中 半期報告書” (日本語). 2010年1月19日閲覧。
  3. ^ 『サガフロンティア2 アルティマニア』P199
  4. ^ 『ロマンシング サガ -ミンストレルソング- アルティマニア』P604-607
  5. ^ 『ロマンシングサガ -ミンストレルソング- アルティマニア』P590
  6. ^ 『ロマンシングサガ -ミンストレルソング- アルティマニア』P549
  7. ^ 旧作では容量による文字数の関係で「デステニィストーン」と表記していた。

外部リンク[編集]